解放のため鶴は舞う   作:kishiya

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どうも、お久しぶりです。
出来上がりましたので投稿します。

3年間、何があったのかを言おうとする瑞鶴。
しかし、世界は待ってくれない。

※『艦娘護送艦かしの』を『艦娘母艦かしの』へ変更します。


カオス

 

 

 

瑞鶴は3人のポカンとした表情を気に気にもとめず続ける

 

「まぁ、イヴァリースって所なんだけどね。レ級に3発ぶち込まれたと思ったらそこにいた。あの時は一体何が起きたかと……」

「瑞鶴」

「ん?なんですか?赤城さん?」

「今からでも遅くないから医務室行って精密検査受けてきなさい、頭の」

「ちょっと!赤城さん!?」

「そうね、私が付き添うわ。心配だもの」

「加賀さんも!?」

「加賀さんお願いします」

「翔鶴姉も!?なんで!?」

「任せなさい、行くわよ」

「ちょ、ちょっと!話を聞いて……」

 

その先の瑞鶴の言葉は爆発音と衝撃によって遮られた。

その衝撃と爆発音に一瞬遅れてサイレンが鳴り響く。

 

「な、何!?」

「翔鶴姉、どう考えても敵襲でしょうが」

「それくらいわかるわ!」

「翔鶴、静かになさい。そろそろ指示があるわよ」

 

その言葉の通りすぐに放送があった。

 

『本艦は現在、深海棲艦とunknownからの攻撃を受けている。出撃可能な駆逐、軽巡、雷巡、重巡の艦娘は出撃、敵を撃退せよ。それ以外の艦娘と非戦闘員は万一に備え退艦の準備をせよ、以上だ』

 

瑞鶴はその放送を聞き思わずため息をつく。

 

「何でため息なんかついてるの……」

「いやだって、赤城さん。なんでか私が帰ってきてから事態がどんどん悪くなってる気がしてならないし……それに最近、『 私は疫病神か!』ってほど運が悪くて……」

「幸運艦のあなたが何言ってるのよ……」

「だって加賀さん、もう向こうに骨を埋める覚悟が決まって、もうすぐ平和になるって所でやばくなって仲間を守る為に残って脱出しようとしたら死んだって思ったら帰ってきたんだよ……。私の覚悟返して……」

「瑞鶴落ち着いて、何を言いたいのかわからないわよ……ねぇ?加賀さん?」

「そうね、とりあえずこれが落ち着いたら医務室ね」

「だからなんで!」

「当然の結果です」

「あなた達、漫才してないで退艦準備をなさい。全く……」

「あー!もう!とっとと退艦準備するわよ!」

 

その直後再び艦内放送が流れる。

 

『航空母艦瑞鶴!至急、CDC横の会議室に来るように』

 

「え?なんで!?」

「目的地が変わったわね、案内するわ」

「私はやることあるから、加賀さんお願いね」

「瑞鶴、加賀さんに迷惑かけないようにね」

 

それぞれ言葉を残し赤城と翔鶴は部屋を出ていく。

 

「私たちも行くわよ」

「……」

「瑞鶴?」

「……あっ、ごめん加賀さん。案内お願いします」

 

そして、瑞鶴と加賀は部屋を出て、CDCへ向けて走り出した。

 

(さっきのミストの波動は……。いやまさかね……)

 

瑞鶴のこのような思考を置いて……

 

 

 

·········会議室·········

 

 

 

「航空母艦加賀、瑞鶴を連れてまいりました」

「航空母艦瑞鶴、到着致しました」

 

加賀、瑞鶴の2人は敬礼をしながら言う。

その2人の向かいには男が立っている。

 

「加賀、ご苦労。二人とも楽にしてくれ」

 

男に言われ2人は腕を下ろした。

 

「さて瑞鶴、初めまして。今回、ミッドウェー方面での作戦の指揮官をしている岩櫃(いわびつ)雄介(ゆうすけ)だ。早速なんだがこれを見て欲しい」

 

向かいに立っていた男……岩櫃がそう言うと会議室のスクリーンに写真が映し出された。

 

「嘘!?何でここに……、じゃあさっきのミストの波動は……」

 

瑞鶴はスクリーンに映し出されていたあるものを見てそう言った。その反応を見た岩櫃は納得したような表情を見せる。

 

「その様子だと、奴らが何かを知っているようだな」

「ええ、答える前に一つの聞きたいのですがコイツに攻撃、もしくは敵対行動を取りましたか?」

「?あぁ、向こうから仕掛けられたのでな。今、応戦しているが……?瑞鶴どうした?」

 

この時、瑞鶴の顔は蒼白となっていてそこからは焦りを感じ取れた。

 

「今も応戦しているのよね……」

「あぁ、している。だが攻撃が通らなくてな…「当たり前よ…」…何?」

「岩櫃さん直ぐにみんなを撤退させて!あれは、あいつはヤバイ!」

「どういうこ「そんな事言ってる暇ない!」瑞鶴!何処へ……!!?」

 

岩櫃は何処へ行くといいたかったのだろう。事実、瑞鶴は会議室のドアノブに手をかけていた。岩櫃はそれを止めようと言葉を発していたが瑞鶴の威圧感によって言葉が続かなかった。

 

「何処へ行く……か……愚問ね、決まってるでしょうが、足止めよ。そもそも今いる子達が逃げ出せるとも限らない、最悪倒すしかない。……時間がおしいから説明は移動しながらする。私の通信機の周波数は妖精さんから聞いて、お願いね加賀さん」

「え、えぇ」

「じゃあ、ちょっと行ってくるね」

 

瑞鶴は威圧感を引っ込めると笑ってそう言って部屋から出ていった。

加賀はそんな瑞鶴が出ていった会議室の扉を見ていることしか出来なかった。

 

 

 

………海上………

 

 

 

瑞鶴は会議室を飛び出ていった後大急ぎで甲板に行き、船から飛び降りるのと同時に艦装を展開、グロセアエンジンにも火を入れ全速力で駆けていた。

そして、真っ直ぐある地点へと向かっている。

 

『こちら、艦娘母艦かしの、瑞鶴応答願います』

「こちら、瑞鶴。ひとつ聞きたいのだけど何故加賀さんが?」

『そんな事はどうだっていいでしょう、そんな事より通信の周波数を指定します。今戦ってる子達にも情報渡した方がいいでしょう?』

「そうね、それで周波数は?」

『三年前と同じよ』

「わかった、妖精さんお願い」

 

そうすると、妖精が周波数を変える。

 

「こちら、航空母艦瑞鶴。艦娘母艦かしの応答願います」

『こちら、艦娘母艦かしの。繋がったな、作戦司令官の岩櫃だ。この通信はunknownに応戦中の艦娘全てに繋いでいる。瑞鶴からunknownについての情報がある心して聞け』

「こちら、瑞鶴。まず、unknownの名称は輪廻王カオス。以降はカオスと呼称するけど、まずカオスを中心として500メートル以内は純ミストの攻撃しか作用しない。だからみんなとりあえず逃げて」

『こちら、川内!ミストって何!?』

「説明すると長いから省くけど今のあなた達では純ミストの攻撃は行えないって考えていい。ところで逃げれる?障壁とか貼られて逃げられないなんてことになってたりしない?」

『こちら、初月。瑞鶴の言う通り見えない壁がある』

 

最悪の事態に思わず瑞鶴は舌打ちする。

 

「……見つけた!カオスを中心に25メートル内にいる子は離れなさい!今から18秒後いたら痛い目見るわよ!」

『総員、カオスから離れろ!』

『『『了解!』』』

 

瑞鶴の言葉に反応し、すぐさま指示を出す岩櫃、その指示に従い艦娘達はカオスから離れていく。しかし、瑞鶴はそんな事お構い無しに敵へ飛び込む準備を始めた。

 

 

 

………side:川内………

 

 

 

「皆!離れた!?」

「分かってるわよ!でもどっから突っ込んでくるのよ!」

「そんなのわかんないって!でも、とりあえず限界まで離れるよ!」

 

指定された範囲から更に離れようとした時に突然通信が入った。

 

『艦装をモード飛行航空母艦からジャッチへ移行』

 

飛行航空母艦?ジャッジ?

意味の分からない単語が羅列される。だけど、これだけは分かる。やっぱり、三年前の私たちの知っている瑞鶴とは何かか違うと。

次の瞬間、通信機から「ザーッ」っという雑音が流れ始めた。

 

「飛行航空母艦?……まさか!?」

 

瑞鶴の言っていた言葉の意味を考えカオスの直上を見上げると暗くてハッキリとは見えないが何かが落ちてきているのが見えた。それは、どんどんカオスに向かって落ちている。そして、それから三つの水色に近い光が勢いよく海面に向かって降り注ぐ。

 

『ブリザガ!』

 

そんな通信機からの言葉と共に光は海面に落ちた。

そして、空気が揺れたと感じた次の瞬間カオスを中心に氷の島が出来上がっていた。

その島ではカオスと鎧を着た何者かが対峙している。

あまりにも現実離れした光景に部隊の皆は、唖然としている。

そして、夜7時も関わらずカオスを中心に周りが明るくなる。

 

『元、アルケイディア帝国軍第5機動艦隊指揮官、ジャッジ・ズイカク。いくわよ!』

 

誰も言葉を発せない中、通信機からこのようなセリフが流れる。

 

「なに、これ……どうなってるのよ。どういうことよ……」

 

思わず呟いた私の言葉に答えられる人はいなかった。




前回、説明会と言いましたがそれは基地に辿り着いてからとします。
唐突の予定変更だい


次回、カオスとの戦いです。

戦闘描写頑張ります。
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