月曜日の晩。由比ヶ浜宅で行われた撮影シーンでの一コマ。
※お知らせ※
今回のお話では、八幡が登場しないため「地の文」は存在しません。
ここでは、由比ヶ浜さん(結衣)と塚原さん(映子)の会話のみをお楽しみ下さい。
【テイク1】
映子 「それじゃあ、結衣ちゃん。準備はイイ?」
結衣 「OKだよ、えーりん。」
映子 「このシーンは音声は使わないから、自由に喋っていいからね。」
結衣 「うん、わかった。」
映子 「それじゃあ・・・ヨーイ、アクション!」
結衣 「~♪~♪。それじゃあ・・・」
映子 「・・・?!カット!結衣ちゃん、ストップ!」
結衣 「どうしたの?えーりん。これからチョコを溶かす所なのに。」
映子 「いや、チョコをお鍋に入れてどうするつもりだったの?」
結衣 「どうするって、チョコ溶かすに決まってるじゃん。」
映子 「いやいや、チョコはお湯を使って溶かすんだよ?」
結衣 「え?あ、ああ。ダヨネー。うん、知ってたよ。うん。」
映子 「・・・それじゃあ、テイク2行くよ。」
× × ×
【テイク2】
結衣 「~♪~♪」
映子 「カット!ストップ!ストップ!」
結衣 「えーりん。またNG?」
映子 「結衣ちゃん!チョコをお湯の中に入れたらダメでしょ!」
結衣 「でも、さっきチョコはお湯で溶かすって言ったじゃん。」
映子 「・・・。結衣ちゃん、チョコを溶かすのは・・・(略)」
結衣 「ふんふん。わかった、ぐわーってやるんだね。ぐわぁーって。」
映子 「じゃあ、テイク3・・・。」
× × ×
【テイク3】
結衣 「~♪~♪」
映子 「・・・。」
結衣 「~♪~♪」
映子 「・・・?あれ?」
結衣 「~♪~♪」
映子 「カット!結衣ちゃん!ストップ!」
結衣 「えーりん、今度はなに?」
映子 「結衣ちゃん!コンロの火が点いたまま!お鍋のお湯が沸騰してる!チョコ固まってる!」
結衣 「ええっ!うわぁぁ!」
映子 「・・・片付けしたらテイク4行くよ。」
結衣 「うん・・・ごめん。」
× × ×
【テイク11】
映子 「いいよ!結衣ちゃん。その調子!」
結衣 「ふふーん♪あたしだって、やれば出来るんだから!」
映子 「もっと早い時点で出来て欲しかったんだけどね・・・。」
結衣 「うぐっ!」
映子 「良い感じで湯煎も出来ているし、そろそろ・・・」
結衣 「じゃじゃーん!ここで、隠し味の登場!」
映子 「えっ!ちょっ!なにそれ!?」
結衣 「なに?って、桃だよ。」
映子 「いや、桃はわかるよ!それをどうするの!?」
結衣 「どうするって・・・チョコに入れるに決まってるじゃん♪」
映子 「待って!それはやめて!」
結衣 「えーい♪」
映子 「ぎゃぁぁぁぁ!」
結衣 「・・・あれ?」
映子 「結衣ちゃん?」
結衣 「あ、あはは・・・えーりん、顔が怖いよ。」
映子 「結衣ちゃん!せっかく上手くいっていたのになんで桃なんか入れたの!?」
結衣 「だって・・・」
映子 「とにかく、やり直し!さぁ、片付けるよ!」
結衣 「はぁい・・・。」
× × ×
【テイク12】
映子 「・・・はい、カット」
結衣 「うう・・・何回やっても、上手くいかない・・・。」
映子 「用意した材料のチョコレートも無くなったし、これ以上は無理だよね。」
結衣 「うん・・・どうしよっか。」
映子 「このシーンは後回しにして、次のシーンを撮ろっか!」
結衣 「うん!じゃあ、着替えてくるね。」
映子 「私は台所の片付けをしてから、結衣ちゃんの部屋に向かうよ。」
結衣 「ありがと。それじゃあ、準備してくるね。」
映子 「・・・。明日、雪ノ下さんか比企谷君に相談してみよう。」
【撮影中断】