ぼっちで何が悪い。   作:PARETZ君

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理由

1,回想

 

 

中学の時に、起こった事件。それは。

 

 

────中学2年生の冬。仲が良かった3人組は、いつものように一緒にいた。その3人というのは、俺・未弛(みたる)・そしてもう1人が、光斬(こうき)という人。この人は、色々あるんだ────。

 

 

その3人は、いつも仲良しだった。

ある日、“クリスマス”という日が、やって来た。

学校のある日にやって来たので、学活の授業2時間が、クラスのレクに。当然、クリスマスとやらを楽しむために設けたらしい行事だ。

子供ながらの遊びを、時間いっぱいを費やした。最後の余った時間は自由になり、事は起こった。

その余った時間を図ったかのように、“ホワイトクリスマス”がやって来たのだ。

クラスのみんなが、いい雰囲気になり、そしてリア充どもはイチャラブしていた光景は、今でも脳裏に焼き付いている。爆ぜろ。

そして、俺も一人の男子として好きな子、がいたんだ。

 

 

『おい、お前、あいつに告(こく)れよ。今、いいムードだろ?』

 

 

この日は、3人組の1人──光斬は、欠席だった。持病がなんちゃらで、体調がたまに悪くなるらしい。

 

俺に話しかけてきた未弛は、このムードを上手く使うよう促してきたのだ。

こいつとは、長い付き合い。

色々あるが、こいつは一番の親友だ。

 

だから、信じて、俺は勇気を振り絞ってその子にアタックしたのだ。

 

 

『り、梨花、ちょっと今いいかな?』

 

 

不自然な喋り方。そして、勝手に流れる汗。

ついに、梨花を振り向かせた。

そして、言ってしまった。あの言葉を。

 

 

『梨花!俺、ずっと、ず────』

 

『おい、みんなーー!!こっち見ろよ、公開告白してるぞ!?後悔告白にならないようにな、秀太!!』

 

 

あの言葉を……。

そして未弛は、笑表情を顔に浮かべ、そしてみんな、こっちに注目し茶化してくる。

そして、“やつ”が焦らしてくる。

 

 

『おい、早くしろよ、みんな待ってるぞ~…』

 

 

俺は、もう頭が真っ白になった。

だけど、言ってしまおうとしたのだから。

言おう。うん。と、決めた時。

 

 

『ご、ごめん、私、無理。そういうの、無理!!!────』

 

 

断りの呪文を唱え、廊下に飛び出して行った。俺は、いたたまれなくなって後を追うように飛び出した。

 

トイレ。俺は、ここで涙を流した。何の涙かは、色々だ───。

そして、“やつ”は来た。

 

 

『おい~、もう、みんな白けちゃったじゃん~。幼馴染みならもっと上手くみんなを楽しませてくれると思ったのにぃ~』

 

 

中二。当時は、中二だ。

大人?いや、子供だ。

なら、何でもあり。但(ただ)し、例外のみ。

 

 

『…………』

 

 

思うように上手く喋れない。

投げかけたい言葉は、いくらでもあるさ。

だけど。込み上げて来るものが、強力すぎるんだよ。

 

 

『あ、もう俺お前と関わんねぇわ。多分みんなも同じ気持ちじゃねぇの?ははっ。まぁ、せいぜいトイレ生活楽しめよ~じゃあな~』

 

 

幼き頃から、一緒。喧嘩は、いくらだってしたさ。喧嘩には、三種類あると俺は思う。

 

1つめは、言い合い。意見の食い違いにより、発展する喧嘩。子供の喧嘩や、夫婦喧嘩に見られる光景だ。

 

2つめは、死に至る喧嘩。想像してくれ。

 

3つめは、人を侮辱したのちに発展する喧嘩。

 

侮辱にも、階級があるさ。

よくあるのが「お前のかぁちゃんでーべそー」まぁ、昔の人にとっては重い階級だったかも知れないが、現代人の階級は低いだろう。

 

まぁ、今回のが例外だ。

あいつが、俺を茶化した。だけど、相手にとっては侮辱にしか受け取れない。一連の流れを通して、の事だ。

 

 

───俺は、部活が終わりみんなが帰った後を計って、帰った。

 

その次の日の、学校。俺が俺というものを塞ぎ込む原因となった、日だ。

俺は、嫌々ながら学校へ行った。

 

普通に話そう、みんなと。

普通に接すれば大丈夫だろう、と。

 

だが、クラスのみんなの対応が、想像を絶句するものだった────。

 

俺が行くなり、みんなが笑い。

俺が座るなり、周囲から人がいなくなり。

俺が咳払いするなり、みんなは手で口を抑えた。

俺は、流石に腹が立つので、言った。この時の心境は複雑だったが。

 

 

『おい、何なんだよ、みんな……』

 

『それって、お前が悪いんじゃないの?』『お前が昨日、あんな事すふかはっははは!!』

 

 

言いかけた途中で笑うやつもいた。

俺は、その日無断早退した────。

 

 

 

それからの事、今に至るんだ。

だが、俺が行った高校はみんなと違う区域だ。ちょうど、どちらの区域も近い、という立地に住んでるので、楽に決められた。

そんな事言ったって、何人かはいるが。

 

今の学校で俺が友達を作らない理由。

それは、分かるだろう。

1番の恐れは、“恐怖”。

あと諸々あるのだが、出していたらキリがない。

結論、ぼっちでいると何も起きなくていい、という事になる。最高だ、この生活………。

 

 

まぁ、俺は“やつ”が転校して来たからって、別にぼっちのままでいいと思っている。

そして、何より関わりたくないのだから────。

 

 

 

想像を、超える。ぼっちは、続けられ……。

そして、終止符を打った物語は再開する────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも。
三話以降、更新が遅れると思いますが御了承下さい。すいません。

お読み頂き、ありがとうございます。
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