こころがぴょんぴょんしそう……しそうじゃない?   作:ほったいもいづんな

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ごちうさが何故ホモネタとマッチしたのか? 何故AVのネタにもされたのか? 全てはホモの所為、はっきり分かんだね。

私の調査不足かも知れませんが淫夢ネタを使ったごちうさが無かったので作りました。 稚拙な文章ですがお付き合いください。


ほんへ
難民キャンプはこちらですよぉ〜(ゲス顏)


 ここは木組みの家と石畳の街。 初めて来る人はヨーロッパとかその辺の国と勘違いするらしいっすよ?(適当) ま、俺もタカヒロさんに連れてこられた時はびっくりしたし、多少はね?

 

 俺は数週間前に昔馴染みのタカヒロさんからホイホイ♂誘われてタカヒロさん親子が経営しているラビットハウスぅ……に住み込みで働いているゾ。 こ↑こ↓は喫茶店で、特にコーヒーが人気らしいゾ。 バリスタ顔負けの味が楽しめるから、じゃけんみんなで行きましょうねぇ〜

 

 あ、そうだ。(唐突) 俺の名前は氷 茶々(こおり ちゃちゃ)。 24歳(本当)、学生です。(大嘘)

 

「ちょっと……茶々さん?」

「ヌ? 何だ『チノ』?」

 

 この見た目幼女にしか見えない背丈をした、白だか薄い紫だか分からん色の髪にバッテン状にヘアピンを指している幼女は『香風 智乃(かふう ちの)』。 さっき言ったタカヒロさんの娘だゾ。 そのチノが何か俺の事を見ている。

 

「私……さっきアイスコーヒー渡しましたよね?」

「お、そうだな」(肯定)

「なのに……何でアイスティーに変わっているんですかぁ!」

 

 何かチノがおこみたいだ。 あぁん、何でぇ?

 

「アイスティーは美味しいだルルォ!?」

「確かに認めますがそれとこれは話が別です! ちゃんと仕事して下さい!」

「ちっ……反省してまぁす」

「何で見えるように舌打ちするんですか……」(困惑)

 

 ちぇ、女の子の相手は大変だぜ。 ……ん?

 

「ただいまー買い出ししてきたよぉ!」

「戻ったぞー」

 

 店の入り口から二人の女の子が入ってくる。 一人は薄い茶色の髪をし半分になった花の髪飾りがトレードマークの『保登 心愛(ほと ここあ)』。 もう一人は紫の髪をツインテールにしている『天々座 理世(てでざ りぜ)』。 ココアは俺と同じくこ↑こ↓に住んでいて、リゼは俺たちが来る前からラビットハウスぅ……でバイトをしていたらしいゾ。

 

「あ、おかえりなさいお二人共」

「お疲れナス! 荷物預かるゾ」

 

 俺は二人の荷物を預かろうと側に近寄る。 日用品ばっかだったけど「普通の女の子」には重いだろうしね。(ニッコリ)

 

「む、そうか? 結構軽いーー」

「ありがとう茶々さん! もう『女の子』には重くて重くて……」

「当たり前だよなぁ? もっと男に頼って、ほら! リゼも重かっただルルォ? 『普通の女の子』だもんなぁ?」(ネットリ)

「あ、ああ、当たり前だ! わ、わわわ、私だって女の子だ!」(震え声)

「それじゃあ向こうに置いてくっから、二人は休んでてホラ」

 

 俺はリゼを弄りつつ二人から預かった荷物を持って店の奥に行く。 チノが頼んでいたのは生活用品と店で使う小物何だが……。 ちょっと待って! 荷物の半分以上がお菓子とか飲み物やん! そりゃ重いわ!

 

「えぇ……これ経費で落ちるんすかねぇ……」

 

 あ、たけのことキノコ両方買ってる。 戦争は無事回避されたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 荷物をキチンと閉まって表に戻ると、何故かココアが爆睡していた。 そして何故かチノが激おこと化していた。

 

「茶々さん! あなたまた睡眠薬買ったんですか!」

「そうだよ」(肯定)

「あなたの睡眠薬入りアイスティーを飲んでココアさんが寝ちゃったじゃないですかぁ!」

 

 あ、本当だ。 俺の特製アイスティーが飲み干されている。 ココアめぇ〜後でタカヒロさんに飲ませようとしたのに……。 何て思っていたらリゼが呆れたように呟く。

 

「……と言うかココアは何時も勝手に昼寝を始めるからそれと大差ないだろ」

『……そうだな(ですね)』

「すやぁ……」

 

 俺たちは何とも言えない冷ややかな目をココアに送る。 ココアェ……あ、そうだ。(ひらめき) 携帯携帯……

 

「……おい、何でココアの寝顔を撮っているんだ?」

「ふんふんふふふーん」(無視)

 

 俺はある二人に今撮った写真をメールで送る。 中々のベストショットだ。

 

「送信……と」

「誰にメールを送ったんです?」

「『千夜』と『シャロ』の二人だゾ。 今日は暇って聞いていたから送ってあげたんだゾ」

 

 千夜こと『宇治松 千夜(うじまつ ちや)』は黒髪の長髪で姫カットなのに見た目にそぐわず性格は大和撫子……多分大和撫子。 和風喫茶甘兎庵(あまうさあん)の看板娘。 面倒見がいい点早とちりな性格が少々目立つ。 ネーミングセンスは……うん……

 

 シャロこと『桐間 紗路(きりま しゃろ)』はウェーブがかかった金髪のくせっ毛にカチューシャをよく付けている。 リゼと同じお嬢様学校に通っていてリゼを尊敬している。 時折目がハートになっている。 ウサギとお化けが嫌いらしい。 当初は真面目な優等生なお嬢さんかと思ったら質素な家に住んでいて、実際スゴイ貧乏。 ハーブティー専門の喫茶店、フルール・ド・ラパンを始めとした色んなバイトをしている。 あとカフェインで覚醒する。

 

「シャロはともかく千夜ならノリ良く来てくれるゾ」

「……いったいどんなメールを送ったんですか?」

「え? 普通に……『今なら寝ているココアにイタズラし放題! 今だけ30分で……5万!』ってココアの寝顔の写真と一緒に送っただけだゾ」

「何だそのツッコミどころ満載のメールは……」

「と言うかココアさんで商売を始めないでください」

「まま、気にすんれよ」

 

 何て話していたら店の入り口が勢い良く開く。 俺たちは揃ってそちらを見る。 そこにいたのは貧乏お嬢様のシャロ、シャロは走ってきたのか息を乱しながら扉に手をつき呼吸を落ち着かせようとしている。

 

「ようシャロ、そんなに息乱してどないした?」

「あんたねぇ……!」

 

 少し余裕が出たシャロは俺を睨みながら叫ぶ。 いや、ツッコム。

 

「30分で5万は高すぎるでしょ!!」

『直接ツッコミに来た!?』

 

 声を重ねて驚くチノとリゼ。 流石は貧乏性お嬢様、芸人レベルが高いぜ!

 

「芸人じゃないわよ!」

「いやぁ……メールでいいのにわざわざ直接言いにくるなんて……流石は芸人の鏡!」

「しまいにゃキレるわよ!?」

『もうキレてる……』

 

 ははっ!(ネズミ) やっぱりシャロは面白れぇなぁ?(マジキチスマイル)

 

「はぁ……疲れる……この男の相手は疲れるわ……」

「シャロ、座ったらどうだ? 何か飲み物を持ってきてやろう!」

「リゼ先輩が私に飲み物を……恐縮です!」(意味不明)

 

 

 リゼがシャロを空いている(そもそも客がいない)席に座らせる。 ……あの飲み物の代金シャロが払うのか、それともリゼの奢りなのか、これもうわかんねぇな?

 

「……そう言えば千夜さんは来ないんですかね?」

「千夜はボケ担当だし……多分もうそろ来るべ」

「あぁ……ココアさんと同じ雰囲気を出してますしね」

「類は友を呼ぶってそれ一番言われてるから。 ……お、来たみたいゾ」

 

 チノの熱いココアディスを聞いていたら千夜がやって来た。 ……何故か甲冑やら兜やらを持って。

 

「ココアちゃんにイタズラ出来るって聞いて来たんだけど!」

『すっごいやる気満々!?』

「ココア弄り、30分で……5万! 先払いだゾ」

「その……今手元に2万円しかなくて……10分でいいからやらせてくれないですか?」

「あ、いいっすよ」(商売上手)

「ウチで如何わしい商売始めないでください!!」

「あら、ダメなの?」

「むしろ何で大丈夫だと思ったのよ……」(困惑)

 

 ちぇ……ちょっとしたジョークだろうが。 これだからチノは身長が伸びないんだよ。

 

「身長関係ありませんよね!?」

「あ、千夜は座って、どうぞ。 飲み物持ってくるから」(紳士)

「無視っ!?」

 

 俺はチノをガンスルーし、千夜をシャロの隣に座らせる。 ……ん? ちょっと待って!

 

「おいぃリゼ! 俺のアイスティーを勝手に出ぁすなぁって、イワナ……書かなかった!?」

「何で言い直したのよ……」

「言われてもいないし書いてもなかったぞ。 そもそもシャロにコーヒーを出せると思ってるのか?」

「アイスティーにだってカフェイン入っているよなぁ?」

「先輩に対する敬意とあんたに対する憎しみで何とかしてるわ」

「どういう事なの……」(困惑)

 

 ったく、カフェインカフェイン言いやがってよぉ? てめぇは妊婦かっつうの! 俺はカウンターに向かい千夜用のアイスティーを用意し、千夜の所に向かう。

 

「あ、いっけね。 隠し味忘れてた」

「隠し味なのに目の前で入れるのね……」(意味不明)

 

 イカンイカンと思いながら胸ポケットから白い粉末が入っている透明の袋を取り出す。 それを開けて中身の白い粉末をアイスティーの中にサーッ(迫真)と入れる。

 

「ほら、召し上がって、どうぞ」

「いただきまぁす」

『……いやいやいやいやいや!!』

 

 ヌ? 何だよ三人とも、女の子が急に叫ぶとか何かの電波でも受信したのか?

 

「今の! 今入れたやつ!」

「あれ! 絶対に睡眠薬だろ!」

「堂々と入れてんじゃないわよ!」

「(睡眠薬じゃ)ないです」(誠実)

「んなわけ……」

「茶々さんの言う通りよみんな。 茶々さん、隠し味って言うのは砂糖のことですよね?」

「当たり前だよなぁ? 流石の俺もお客さんに出す物に睡眠薬とか入れるわけないよなぁ?」

 

 睡眠薬を入れるのはタカヒロさんとリゼの親父さんだけだから。 妙に疑うのはやめてくれよなぁ。

 

「……それなら日頃の行いをもっと良くしてください」

「チノの身長がもう少し伸びたら考えてやるよ」(考えない)

「だから私の身長は関係ないですよねぇ!?」

 

 もうちょい成長して威厳が出てきたら考えてやるよ。 ……日頃の行いと言えば。

 

「そんなこと言ったらリゼやシャロだって俺に対する日頃の行いを†悔い改めて†、どうぞ」

 

 リゼはともかく、シャロは出会って数週間の相手に対する態度じゃないよなぁ?

 

「何で汚物の擬人化に敬意を示さないといけないのよ」

「俺の方が年上だってイワナ……言わなかった!?」

「うるさいわねぇ……っていうかそもそもあんた! 私に遊びでメール送るなって言わなかったかしら?」

「何のことですか?」

「あんたにアドレス教えたのはしょうがなく、リゼ先輩に言われたからしょうがなく何だからね!」

 

 何だこのツンデレ……俺に対するツンとリゼに対するデレの格差が酷すぎる。

 

「私は茶々が親父に呼ばれて家に来ていることが昔からあったからな。 今さら敬語など使えん」

「リゼは昔は可愛かったのに……今では凶暴になっちゃって……お兄さん悲しいゾイ」

「な、誰が凶暴怪力女だ!」

「リゼちゃん、そこまで言われてないわ」

「はぅ……」

 

 千夜によるナイスゥツッコミ。 ……でも怪力女を否定しないところを見るとやっぱ千夜もボケ担当なんすねぇ〜

 

「もう、二人とも? 茶々さんの事はもっと敬わないといけないわよ? こんな汚くて臭い茶々さんにだって素敵な所はたくさんあるんだから、ちゃんと見習わないと」

「……さり気無くディスられた?」

「え?」

「あ、何でもないっす」

 

 千夜め……あれは自覚無しだな。 あ、リゼ、シャロ! 何笑ってんだよぉ!

 

「大体、チノだって俺には最低限敬語使っているんだゾ! お前らも見習って、どうぞ」

『断る』(キッパリ)

「ぐぬぬ……」

 

 何故だ……何故こうも周りからディスられる……

 

「日頃の行い……ですね」(普通)

「敬われる行いをしろ」(正論)

「汚い」(悪口)

「ちょっと待って! 最初のチノとリゼはともかく……おいシャロぉ! 何でおめぇだけTDN悪口なんだYO!!」

「知らな〜い」(OKU)

 

 こんの八咫烏が……おめぇの家にうさぎをばら撒くぞ!?

 

「もう、駄目よシャロちゃん」

「言ってやれ言ってやれ!」

「茶々さんは罵られて興奮する人じゃないのよ?」

「千夜が俺をどう思ってんのか……これもう分かんねえな?」

 

 もしかしたら千夜が一番俺と相性が悪いのかも分からんね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしても、ココアさん起きませんね」

 

 みんなで机に突っ伏して寝ているココアを囲んで見る。 幸せそうなかおして寝てんねぇ〜どうりでねぇ〜

 

「あれだけ騒いでいたのにピクリともしないな……」

「寝る子は育つって言うからねぇ〜」

「いや、関係ないでしょ」

 

 ココアがぐっすり寝ているのもしょうがない。 何故ならタカヒロさんようの特殊な睡眠薬が入っていたからね。 しょうがないね。

 

「そんなの父に飲ませてどうするつもりだったんですか……」(呆れ)

「そんなのガキ共に言えるわけないじゃんアゼルバイジャン?」

「……今ここで茶々さんを通報したほうがいいのでは……?」

 

 チノ、やめろ。 携帯に手をかけるのはやめろ、それは俺に効く。(ナルトス)

 

「……あ、そうだ」(閃き)

「……こいつの閃きに嫌な予感がするのは私だけですかね」

「安心しろシャロ。 私も嫌な予感がする……」

 

 相変わらず失礼な二人は放っておいて。 いい暇つぶしを思いついたゾ!

 

「第1回! ココア目覚まし大会ぃ〜!」

『は?』

「ほれ、みんな踊れぇぇぇぇ!」(意味不明)

「わ〜」(パチパチ)

 

 俺のノリについて来れるのは千夜だけ。 やはり千夜 is god 。 あ、goddessだった。 他は付いていけずに俺を見てくる。

 

「まま、取り敢えずルール説明するから。 一先ず聞いてくれよなぁ」

「ああ、聞いてやる。 そしてよく分からん事に参加はしないと言わせてくれ」

「まずぅ、ココアをご覧ください。(無視) ココアは特殊な睡眠薬のせいで普通に起こされても起きません!」

「あ、こいつ無視したな」(諦め)

 

 俺の事を養豚場の豚を見るような冷たい目で見てくるが俺は別にマゾでもないからスルーする。(激ウマギャグ)

 

「この睡眠薬を飲まされた人は、その人と強い繋がりがあるワードを使って起こさないと起きません!」

「何よその恐ろしい睡眠薬は……」

「例えるなら……シャロなら『特売』とか『リゼ』とか。 リゼなら……『ぬいぐるみ』とか『可愛い洋服』とかっすね」

「ちょっと待て!!」

 

 ヌ? 何だよリゼ、今の例に何か不備でもあったかゾ?

 

「何で私の例がそんな可愛らしい物なんだよ! もっとあるだろ!? 銃火器とかその辺のが!」

「無いです。(即答) っつーかそんなに顔真っ赤にしてどうしたぁ?」(暗黒微笑)

 

 今のリゼはかなり顔真っ赤だ。 どれくらいかって言うと壁ハメされた格ゲーマー並。

 

「大体よぉ〜一昨日Amaz◯nで可愛らしいぬいぐるみポチったことお兄さん知ってるんだからねぇ〜」(母親の貫禄)

「何で知って……はっ!」

 

 リゼは今の失言に気づき皆に否定しようとするが、時すでにお寿司。

 

「可愛い趣味ですね」

「素敵だと思うわ」

「どんなのが好きなのか……私、気になります!」

「あああ、ああああぁぁ、ち、ちちち……違うんだ! これは……その……!」

 

 三人からの悪意無しの言葉を受けるリゼ。 リゼは否定しようと必死にワチャワチャと両手を振るが、三人ともニッコリしているため効果はないだろう。 ……ちょっと可愛いな。

 

「ああああぁぁぁ! 違うっ! 違うんだああああああぁぁぁぁぁ!!!」(魂の叫び)

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、説明を続けろ!」(茹でタコ)

「ってことは参加するってことで……ファイナルアンサー?」

「するか! いいから話を続けろ(?)」

「しょうがねぇ〜なぁ〜」(悟空)

 

 リゼは未だに顔真っ赤だが、まぁリゼ弄りはこの辺にしとくか。 あんまり弄りすぎるとリゼの親父さんになんか言われるかも分からんね。

 

「ま、この通りリゼがどれどけ騒いでもココアが起きなかっただルルォ? それだけ特殊かつ強力だってはっきりわかんだね」

「はぁ……それで、私達に何をさせる気ですか?」

「一人につき、一言。 寝ているココアに何か喋って、その一言で起きた人の勝ち……ってことよ。 単純かつ明快だルルォ?」

「……それに勝ったら何か良いことでもあるのかしら?」

「勝った人は……ココアに一回だけ何でもやらせる権利をえる……でどうよ?」

「それココアさんに拒否権ないですよね……」(呆れ)

 

 そら、(いつも仕事中に居眠りするんだから)そうよ。 ココアへのお仕置きも兼ねているからみんな頑張ってくれよなぉ〜

 

「一言……って事は短い単語じゃないといけないんですか?」

「(そんなことは)ないです。 一言で言い切ってくれるならどれだけ長くてもへーきへーき」

「じゃあ……私から行きます!」

 

 お、一番手は千夜か。 なら特別にヒントをくれてやるよ!

 

「ココアに強い結びつきがあるのは『うさぎ』とか『チノ』とか……あとは楽しそうな事だから、その辺考えて、どうぞ」

「よぉし、ココアちゃんを頑張って起こすわ!」

「千夜で終わってくれればいいのだけど……」

「……と言うか良い加減起こさないと夜眠れなくなるんじゃ……」

 

 ココアだから。 いつも勝手に寝てるからへーきへーき。 それより俺は千夜がどんなワードで起こすのか、すっげぇ気になるゾ。

 

「スピー……」

「ココアちゃ〜ん……」

 

 お、さっそく千夜が行きますよぉ〜イクイク!

 

「起きてくれたら好きなだけ羊羹食べさせてあげるわよぉ〜」

「スピー……ようかん……?」

 

 お、中々いいんじゃない? まさかの羊羹攻めとはお兄さんビックリだゾ。 そう言えばココアは千夜の羊羹が大好きだった、これは起きそう……起きそうじゃない?

 

「ようかん…………スピー……」

 

 駄目みたいですね。(ジャッジ)

 

「あぁ、寝ちゃったわ。 行けると思ったのに……」

「まま、大健闘じゃん? 中々惜しかったゾ」

 

 千夜脱落、次の挑戦者……出てこいや!!

 

「私が行くわ」

「お、シャロぉ中々勇ましいじゃねぇか?」

「私がこんなのパパパッてやって終わらせてみせるわ」

「シャロちゃん頑張ってー」

「無理はするなよシャロ」

「先輩からの声援……! 私、頑張ります!」

 

 シャロのやつすっげぇ〜やる気だゾ。 これは期待出来そう……出来そうじゃない?

 

「スピー……」

「大体寝ている相手に甘い言葉で起こそうってのが間違いなのよ。 こういうのは驚かせたり怖がらせるのが一番よ!」

「あらそうなの? なら今度シャロちゃんが寝坊したらそうやって起こした方がいいかしら?」

「ヤメテ!」

 

 自分がやられて嫌な事を人にやるとか……やっぱお嬢様学校の生徒は陰湿っすね。(偏見)

 

「……なぁんか茶々の奴に変なこと言われた気がするけど……まぁいいわ」

 

 あいつ地獄耳かよぉ。 恐ろしスギィ!

 

「ココア〜……」

「スピー……」

「早く起きないと……千夜にチノちゃん取られるわよ!」

「スピー……チノちゃんが取られる……!」

 

 お、中々やるじゃない!(KNN) 妹が取られるなんてココアにとっちゃ死活問題だもんなぁ〜

 

「チノちゃんが取られる……チノちゃんが……スピー……」

「あぁん、もう! 結構いい線行ってたと思ったのに」

「惜しかったゾ、でもココアを起こすのにはもう一押し足らなかったゾ」

「あんたに慰められると腹が立つわね……」

「あぁん、何でぇ?」

「惜しかったぞシャロ。 ナイスファイト!」

「そんな先輩……私には勿体無い言葉です!」

「この差……酷くない?」

「何の問題ですか?」(嘲笑)

 

 何の問題もあるわチノ! ……まぁ気を取り直して次の挑戦者はリゼだな。

 

「はぁ? だから私はやらないって……」

「後輩が真面目に取り組んだのに(?)、先輩であるお前がやらないのかぁ? オォン?」

「む……」

 

 ふふ、嫌でもてめぇの口から「やる」って言わせてやるからなぁ!

 

「訓練された軍人はこれ位の事は朝飯前だって、それ古事記にも書いてあるから。(大嘘) この程度の事で手こずるようじゃおめぇもまだまだヒヨッコだな?(煽り全開)」

「……! ……ふ、ふふ……。 良いだろう、この私の巧みな話術でココアを起こしてやろうじゃないか!」

「やっぱリゼってチョロいっすね」(小声)

『ゲスい……』

 

 チノとシャロからゲス認定されたけど、俺は真ゲスレベルの顔芸は出来ないから。

 

「ココア、聞け!」

「スピー……」

 

 リゼは一体どんな言葉で起こすのかな……?

 

「早く起きないと……学校に遅刻するぞ!!」

 

……遠くでカラスが「カァーカァー」鳴いた。

 

『……』(無の境地)

「スピー……スヌーピー……」

「ほら、リゼがクッソつまんないこと言うからココアの寝言がスピーからスヌーピーに退化しちまったじゃねえか。 どうしてくれるん?」

「なっ! 私の起こし方が悪かったって言うのか!?」

「当たり前だよぁ〜? お前は昔からどうしてそうポンコツなんだよ、お兄さん分からんよぉ」

「ポンコツだとぉ? 貴様言わせておけば……!」

 

 リゼはポンコツってリゼん家の人間全員知ってると思うんですけど。(名推理)

 

「ささ、お前らぁ〜目を覚ませ。 何時までも無の境地に至ってんじゃねぇぞぉ」

「……はっ!」

「先輩……」

「……あらあら?」

「やめろぉ! 私をそんな目で見るなぁ!! 可哀想な子どもを見る目で見るなぁ!!!」

 

 ほら、ポンコツロイドは脱落脱落。 さっさと引っ込みましょうねぇ〜

 

「くそぅ……私だってキチンと訓練をすれば……」(イジケ)

「せ、先輩元気出してください! 失敗は誰でもあります!」

「やっぱり失敗だったのか……うぅ……」

「あぁ! 先輩がのの字を書き始めた!?」

「あらあら、よしよし」

 

 イジケ出したリゼをシャロと千夜が慰める。 ま、リゼは叩いて成長するタイプだし。 ほっときましょ。

 

「そんな事より、チノの番だゾ。 ほら、ほら」

「私もやるんですか……しょうがないですね……」(予定調和)

 

 あーだこーだ言って参加してくれるチノが、お兄さんは好きだゾ。(ナチュラル)

 

「はぁ……ココアさん」

「スヌーピー……スヌーピー……」

 

 ため息を一つ付いてからチノはココアの耳元に顔を近づける。 そして左手を添えて小声で喋る。

 

「お姉ちゃん……起きて……」

「スヌーピー……スピー……ス……?」

 

 お、とみんなが口にする。 リゼの所為でスヌーピーにまでランクダウンした寝言が一気にスまで引き上がったぞ……?

 

「起きたぁぁぁー! お姉ちゃん起きたよぉぉぉー!!!」(三回転ジャンプ)

『飛び上がった!?』

「ヴァェ!?」(顔面)

『着地には失敗するのか……』

 

 ま、とりあえずココアが起きたから……

 

「勝者は……チノ!!」

「勝者? 何のことですか?」

「嬉しくないです……」

「実はねココアちゃん……」

 

 千夜が事情を話す。 寝起きなのによく頭が働くなぁ。(小並感)

 

「……で、今チノちゃんがココアちゃんを起こしたの」

「なるほど! 半分理解したよ!」

「半分かい……」

「さぁチノちゃん! お姉ちゃんに何でも命令しなさい!!」

「起きたてなのにテンション高いっすね」

「さぁ! さぁ!」

 

 ココアがグイグイチノに迫る。 ……台詞だけ聞くと激しく求めるドMみたいだな。 さぁて、チノは何て言うのかな……?

 

「何でもって言いましたよね?」

「もっちろん!!」

 

 改めて言質を取ったのか、チノは満足そうに頷いてココアに告げる。

 

「なら真面目に働いてください」(真顔)

「居眠りしてすいませんでしたぁぁぁぁー!!」(全力土下座)

 

 諸行無常、もっと真面目に精進しろよココア。

 

「……でも居眠りした原因は茶々さんでしたよね……?」(ニッコリ)

「お、そうだな」(震え声)

「茶々さんも反省してください!!」

「すんませんでしたぁぁぁー!!」(スライディング土下座)

 

 俺はスライディングしながらココアの隣に行き土下座する。 24歳、中学生に土下座するクッソ情けない図。(大人の屑)

 

「猛省しろ」

「日頃の行いをわきまえなさい」

「あらあら……♪」

 

 リゼとシャロはここぞとばかりに俺に攻撃する。 ……何で千夜が楽しそうなのか、これもう分かんねえな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラビットハウスは夜になるとBARと化す。 BARと化したラビットハウスのカウンターに立っているのはタカヒロさん。 タカヒロさんは何でも出来る天才肌だ、何でも経営難になったラビットハウスを得意のジャズで何とか乗り切ったらしい。 これは惚れる。

 

 俺は今日リゼの親父さんが来ると聞いてカウンターに座ってアイスティーを飲みながら待っていた。

 

「あぁ〜うんめぇなぁ〜」

「お主はワインは飲まんのか?」

「俺は下戸なんすよ。 一口飲んだだけでべろんべろんですよ」

「息子の友人なのに珍しいのぉ」

 

 俺と話している相手は、いつもチノの頭に乗っかっているアンゴラウサギのティッピー。 ……何で喋っているかだって? 何かチノのおじいちゃんが乗り移ったらしいっすよ? 知ってんの少ないけど。

 

「茶々は昔に仲間に無理やり飲まされた経験がいっぱいあるからな。 もう酒は飲めん体だろう」

「アルハラはいかんぞ」

「あの時の話はやめてくださいよ! 吐きますよ!?」

「はっはっは! 悪かったって」

 

 くそぅ……タカヒロさんめ……思い出しただけで吐きそう……うぷっ。

 

「……ん? いらっしゃいませ……ってお前か」

「客に対してお前はないだろ。 ……ん? 何だ茶々いんのか」

「居て悪いっすか?」

「おめぇ……ウチの娘が愚痴ってたぞ。 何したんだ今日?」

「(別に何もして)ないです。 一緒に遊んだだけっすよ?」

「お前なぁ……」

 

 リゼの親父さんは俺の隣に座る。 タカヒロさんがリゼの親父さんにワインが入ったグラスを出す。

 

「まぁまぁ、今日は話そうじゃないか」

「……まぁそうだな」

「お、そうっすね」

「飲み過ぎには気を付けろよ……」(小声)

「ん? 今このウサギ喋らなかったか?」

「あ、それタカヒロさんの腹話術っす」(無茶振り)

「まじかよ!」

「マジだ」(ノリノリ)

 

 俺はその後、2時間くらい話してから、リゼの親父さんに飲まされそうになった辺りで抜け出した。 あの人達酒が進むと俺に飲ませてくるんだよなぉ……。 ま、今日は寝よ寝よ!

 

 

 

 

「……お? どうしたココア? 便所かぁ?」

「違うよぉ、寝れないからちょっと体を動かしにランニングでもしようかなって」

 

 二階の廊下でまさかのココアと遭遇する。 寝れないとのこと、当たり前だよぁ?

 

「でもランニングは止めといた方がいいゾ。 こんな時間に女の子が外出るとか危ないに決まってるよなぁ?」

「うーん、そうかなぁ」

「寝すぎて頭がおかしくなったか?」

「居眠りしたのって茶々さんの所為だよね!?」

「そうだよ」(正直)

「認めちゃった!」

 

 んだよ、寝れねぇってか? 子どもは布団の中で目ぇ瞑ったら勝手に寝れんだよ。 当たり前だよなぁ?

 

「布団じゃなくてベットだけど……」

「あ、そら寝れんわ」(諦め)

「諦めるのが早い!?」

「なら……俺の部屋来るか? どうせ寝れないなら誰かと話してた方がいいだろうし」

「わぁーい、行く行く!」

 

 ま、俺の責任だし、多少はね? あと夜中だからもっと静かにして、どうぞ。

 

 

 

 

 

「入って、どうぞ」

「お邪魔しま〜す」

「適当にベットに腰掛けていいっすよ」

「わぁい」

 

 俺はココアをベットに座らせてその隣に座る。 ……何か無駄に元気っすね。

 

「だって茶々さんとお話出来るんだよ? 嬉しいに決まってるよ!」

「嬉しい事言っちゃったよぉ〜お兄さんニヤけちまうぜ」(犯罪臭)

 

 そこから他愛のない話を始める。 学校がどうだ、友達がどうだ……そんな話をする。

 

「今日チノちゃんの為に晩御飯の中にチノちゃんの嫌いな食べ物をバレないように入れたんだけど……バレちゃって残しちゃったんだよねぇ」

「だからココアを睨んでたんすねぇ」

 

 今日の晩飯の時、チノは御飯を少し残した。 そしてめっちゃココアの事を見てた。 うさみちゃんバリに見ていたのにはそんな訳があったんすね。

 

「ちゃんとお姉ちゃんしないといけないのに……」

 

 そう言って俯くココア。 ……珍しいっすね、あのココアがここまで落ち込むとは……

 

「うぅ……こんなんじゃ……ごにょごにょ……」

「ヌ? どうしたんだゾ?」

「何でもないーー」

「ちゃんと話して、どうぞ」(曖昧3センチ)

「わぁー! 話すから離れて下さいぃー!」(怯え)

 

 そんなに怯えられるとお兄さん悲しいわよゾ。 で、何があったんですか?

 

「実は……近いうちに私のお姉ちゃんが遊びに来るって手紙に書いてあったんだ」

「めでたいっすね。 それなのにどうしたんすか?」

「うん、私ね……お姉ちゃんに送っている手紙には何時も『立派にお姉ちゃんしてます!』って書いてて……それでお姉ちゃんの前でそれが出来るか不安なんだ……」

 

 えぇ……立派(大嘘)じゃないっすか。 いや、そうでもないかもだけど……。 ま、ここは年上としてココアを元気付けてあげますか。(先輩の鏡)

 

「ココアはしっかりお姉ちゃんしてると俺は思うゾ」

「……本当ですか?」

「そうだよ。(肯定) ……俺が初めてチノにあった時はまだチノがペドの領域に居た時だったんだけどぉ、その時めっちゃ怖がられたんだよなぁ……」

「それってまだチノちゃんのお母さんがいた頃ですか?」

「そうだよ。(肯定) ……それからお袋さんが亡くなったって聞いたから、チノが根暗になってないか心配していたんだけどぉ……。 今のチノってそうじゃないじゃんアゼルバイジャン?」

 

 こくり、とココアは頷く。 少なくとも一緒に暮らしているココアにとって暗いチノは想像出来ないだろう。

 

「全部ココアのおかげだって、それ一番言われてるから。 これって……勲章ものですよ……(敬礼)」

「私のおかげ……?」

「たがらもっと自分に自信持って、どうぞ」(菩薩スマイル)

 

 タカヒロさんもココアの事を信用してるし。 立派なお姉ちゃんなんだよぁ。

 

「茶々さん……ありがとう!!」

「お、何時ものココアに戻って何よりだゾ」

 

 ココアはベットから立ち上がり気合いを入れる。

 

「よぉーし! 明日から頑張るぞぉー!」

「もう日付変わってるんだよなぁ……」

「ヴェ!? 早く寝なきゃ!」

 

 ココアが部屋を出て行く。 去り際に俺に話してくる。

 

「ありがとう茶々さん。 おかげで元気が出たよ! お休みなさぁい」

「お休み! 閉廷!」

 

 扉が閉まり俺の部屋が静かになる。 寝る前にココアを元気付けるとか……まるでギャルゲのイベントだな? ま、俺も早く寝っぺ。

 

「明日……今日もいい事あるといいね。 ティピ太郎!」(ロコちゃん)

「それをわしに言う為に降りてきたのか……」(困惑)

 

 今回はここまで! 終わり! 閉廷! キミもう帰っていいよ!!




(次回の予定は)ないです。 真面目な話未定なので、ご要望があれば続きを書きます。

誤字脱字等がありましたら、コメントにてお教え下さい。
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