こころがぴょんぴょんしそう……しそうじゃない? 作:ほったいもいづんな
海行ったり山行ったりしてる場合じゃねぇ!
あ、本当は9月までサボる予定だったので初投稿です。(?)
夏休み、それは学生達が暑い夏を自由に過ごせる時間。 そして普段は出来ないことに挑戦したり出来る限られた時間だ。 リゼはこの夏休み、仲良くなった友達、そして絶賛攻略中の汚物にメールを送る。 内容は避暑地にてキャンプをしようと言うもの。 そのメールを見たものはそれを楽しみにし胸を躍らせながら準備をし始めた。 そしてその前日、誰もが明日のキャンプに心をぴょんぴょんさせる中、一人だけ何も知らないうさぎが一人いた。
「今日も暑いなぁ」
ココアだ。 ココアはおっちょこちょいである。 故に店の制服が入っているロッカーに携帯を忘れ、それに気付かないでいるのも珍しくはない。 故にココアはキャンプに行く事など知らない。
「チノちゃんはずっとボトルシップやってるし……今日はお外に出ようかな」
呑気なココアは今日の過ごし方を決める。 明日の事など露知らず。
「あ、茶々さんは大丈夫かな?」
チノに振られたため茶々を誘う事に。 茶々の部屋のドアをノックして茶々を呼ぶ。
「お、どうしたどうした?」
「茶々さん、一緒に外で遊びませんか!?」
「いいゾ。 ……つーか何故ティピ太郎が虫かごに入れられてんの? 今から出荷なの?」
茶々はココアの夏スタイルに困惑する。 頭に麦わら帽子を被り、左手には虫取り網、右手にはティッピー in the 虫かご、夏ピッタリの白いワンピースを着ている。 まさにTHE 夏。
「じゃあ行きましょー!」
「グエッ!!」
「申し訳ないが虫かごを振り回すのはNG。 ティピ太郎がカゴにガンガンぶつかってんだよなぁ……」
この時茶々は『明日の準備はいいかゾ?』と聞きたかったが、人を誘うくらいだから流石に準備は終わっているのだろうと思い口には出さなかった。
二人が初めに向かったのは甘兎庵。 リゼの所にも行こうとしたが、リゼは忙しいだろうと茶々がココアを諭したのでスルーすることに。(激ウマギャグ) 因みにココアはまだ気付かない。
「シャロちゃーん! あーそーぼ!!」
シャロの家の前で大きな声を上げるココア。 だが中にいるシャロは暑さにやられていた。
「(暑くて)死ぬ……」
「私と遊ぶと死ぬの!?」
「……あ、ふーん」(察し)
茶々は(勝手に)シャロの家に入り、暑さに参っているシャロを発見する。
「シャロ、息してる?」(KNN)
「勝手に入ってくんな変態!!」
「この家暑いねぇ〜」
「ココアもよ! 何勝手に上がってるわけ!?」
ザ・フリーダム、この二人に掛かればきっと某大泥棒三世よりもとんでも無いことが出来るに違いない。
「シャロ、遊びに行かない?」
「……そこのソレもいるんでしょ? やめとくわ」
「そう……」(´・ω・`)
「うっ……そんな顔するんじゃないわよ……」
文字通りしょぼんとしたココアを見てたじろぐも、やはりこの暑さだ。 シャロは明日のために体力を温存しておきたいのも分かる。 ので合法的に自分が行かなくてもいい理由をココアに伝える。
「ほ、ほらアレよ! このまま2きりなら茶々とデートってわけよ!」
「おおっ! 確かに!」
「そうよ、だから二人で……デートにでも……二人きりで……」
「よぉし! 茶々さん、行こ!」
「…………」
シャロは気が付いたら茶々を見ていた。 その視線に気付いた茶々だが、その視線の意味は茶々には分からない。
「何だ何だぁ、私に興味あんのかアァン!?」
「……早く行きなさいよ」
「じゃあまた明日、サラダバー!」
「……バカ」
茶々とココアはシャロの家を出て甘兎庵に入る。 シャロはさっきまで茶々がいた場所をずっと見ていた。 そして気付く。
「……何でティッピーは虫かごに入れられてたのかしら……?」
そんなものティッピーにだって分からない。
千夜も今日は忙しいと聞かされ、結局茶々とココアとティッピーだけとなった。 ので二人でデートに洒落込むことにしたらしい。
「プリクラを撮ろう!」
「あぁ^〜イイっすね」
「ティッピーは中央ね!」
「!?」
「お前を芸術品に仕立てや・・・仕立てあげてやんだよ! お前をげいじゅつし・・・品にしたんだよ!
お前を芸術品にしてやるよ(妥協)」
「おじさんやめちくり〜」
プリクラで芸術品に仕立て上げられるティッピー
「こんなリボンもいいんじゃないかな〜」
「ワシを可愛くするのか……」(困惑)
「やっぱり首輪とか必要だよなぁ?」(自らの過去を顧みない勇気)
「それだと可愛くないから……リボンで縛ろうよ!」
「ヒェ……」
アクセサリー屋でデコレーションされるティッピー。 ……ってティッピーで遊んでばっかじゃねえかお前ら。 こんなのはデートって言わないんだよなぁ〜……
「ふぅ……ちょっと休憩〜」
(現役女子高生の体力スゴすぎぃ……)
「お、大丈夫か大丈夫か?」
色んな場所でティッピーをいじり回した結果、もう夕方の時刻。 茶々達は街が一望出来る高台で一息付く。
「あ! あそこでアイスクリーム売ってる! ちょっと行ってきます!」
「おう……ティッピーも行くのか、たまげたなぁ……」
ティッピーに休憩はなかった。 ココアはティッピーを抱えて屋台に走る。 今日丸々1日ハイテンションで過ごしたのに走る元気がまだある事に茶々は驚くも、これが若さだと気付き思考をそこで止める。
「……若えなぁ」
茶々はコンクリートの椅子に腰を下ろす。 そして背もたれ兼塀から見える夕日を眺める。 ここ最近似たような光景を見た、リゼに告白された時も今と同じような美しい夕日が街を照らしていた。
『今日も綺麗な夕日なのだー』
また現れたミルクという名の亡霊。 ミルクは茶々の隣で、電車の窓から外の景色を覗く子どものように夕日を眺めている。
「……またか」
『……むぅ〜死んだ恋人が出てきたのに淡白なのだー』
「……あ?」
ここで茶々、違和感を感じる。 隣を見るとミルクも茶々を見ている、まるですぐそこにいるかのように。 茶々は困惑する、いやそれ以外にどうしようもない。 妄想だと思っていた亡霊は、いよいよ自分と話をするまでになってしまったのか? それほどまでに茶々の心は弱りきっているのか? 現れたミルクはそんなことはお構いなしに茶々に語りかける。
『もしかして……ようやく浮気相手を見つけたの!? いや〜長かったねぇ〜キミって結構奥手だよね、大胆だけど』
「…………」
何だか無性に腹が立つ。 この、久しぶりにあったらテンション高すぎてウザい現象に出くわしてしまったのか。 だが元恋人、かつては世界で一番可愛いと思っていたせいかウザさが2倍。 茶々はこのウザ可愛いと化したミルクに腹パンをしたくて堪らなかった。 だが相手は幽霊か妄想か分からない、どうせカスリもしないと思い手を上げるのは止めた。
『それでそれで? どう? 現役女子高生とのデートは?』
「……どこから見てたんだよ」
『楽しかったでしょ〜? あんなに可愛い女子高生とプリクラ撮ったり色々したんだからぁ』
「……楽しかったよ、当たり前だよなぁ?」
『そっかそっか……よしよし』
茶々の言葉に嬉しそうに頷くミルク。 浮気されているというのにその顔は、恋人というよりは母親のそれに近い、愛情を感じる。
『じゃあ……茶々君?』
「あん?」
『どう? 『今』、楽しい?』
「…………そりゃ楽しいさ」
茶々は夕日に視線を移す。 美しくも情熱的に燃える夕日は、その見た目よりも暖かな光を街に降らす。 茶々はその暖かい光と同じ温もりを感じる彼女らのことをミルクに話す。
「ココアはいつも笑顔で周りに笑顔を配ってる。 チノはいつも静かだが誰よりも子どもみたいに無邪気だ。 リゼはよく周りが見えるようになった、大人に成長してる。 千夜は一番大人びていて……誰よりも寂しがり屋だ、だのにあいつは優しさを常に持っている。 シャロは友達思いの良い奴だ、迷ったら行動に出れる決断力もある。 ……どいつもこいつもミルクティーみたいに甘い」
それは茶々が彼女らと接して感じた噓偽りのない言葉。 その言葉に若干……いやかなり頰を膨らませ不機嫌そうにするミルク。
『うわー……惚気なのだー……いい年の24歳が女子高生にお熱なのだー……』
「そういうわけじゃないじゃんアゼルバイジャン?」(震え声)
『……まぁ茶々君が楽しいならそれでいいのだー』
ミルクは塀に腕を伸ばし、そこに頭を乗せ茶々の顔を下から覗き込む形になる。 上体を前に倒し、塀に突っ伏し茶々に笑いながら言う。
『だって茶々君言ってたのだー「今のド真ん中にいる」って。 それってつまり『
「……!」
茶々は何も言葉が出なかった。 ミルクの言葉が、今の自分にとって足りなかった部分で、分からなかった点で、求めていた答えだったからだ。
『……ね?』
ミルクはただ優しく笑っている。 だがその笑顔はすぐに消えてしまう。
「おぉーい! 茶々さーん!」
ココアの声が茶々に届くとミルクは消えてしまったのだ。 さっきまでそこにいた愛しき恋人、その跡を茶々は見ていた。 だが近くまで来たココアによって茶々は宙ぶらりんだった意識を覚醒させる。
「……クォクォア」
「はい、これ茶々さんのアイス!」
「ありがとナ……何故にババヘラアイス?」
「でも売っていたのはおじいさんだったからシジヘラ? なのかな?」
ババヘラは、主に秋田県で露天販売されている氷菓の一種、およびその販売形態である。「ババヘラアイス」とも呼ばれ、また一部地域では「ババベラ」とも発音される。 売っているのが中年以上の女性で、金属のヘラを使って盛り付けするのが名前の元である。 ココアが言ったように男性だった場合はシジヘラと呼ばれることもある。 以上偉大なるウィキペディアより引用。
「木組みの街は秋田だった……?」
「茶々さん、隣座って……ん?」
ココアは何かに気付く。 茶々の隣には何もないが、先程までミルクの亡霊がいた場所。 そこから何かを感じ取る。
「……茶々さん、誰かいたの?」
「……いや、誰もいないゾ」
「そっかぁ……『甘い匂い』がしたような気がしたんだけど……気のせいかな」
「そうかぁ?」
「それより早く食べよ! 茶々さんも溶けちゃうよ?」
言われて匂いを嗅いでみるも何も匂わない。 不思議に思い首を傾げるも、受け取ったアイスに意識を移す。
「隣失礼しま〜す」
ココアは先程までミルクの亡霊がいた所に座る。 そしてアイスを一口。
「うん、美味しい!」(岡村)
「アァ〜イィっスね!」(激寒ギャグ)
「あ、ティッピーも食べる?」
「やめなされやめなされ……無益な殺生はやめなされ……」(日本昔話)
うさぎにアイスなどの大量の砂糖を摂取させると、消化不良になり下痢となって糞がドバーッと出るので変態糞土方ごっこをさせるのは止めよう。(豆知識先輩)
「おいひー!」
「…………」
茶々はふと気になることを思い出す。
「……そう言えばココアさぁ」
「はい?」
「何だっておめえ俺の浮気相手に立候補したんよ? 別にココアとフラグを立てたつもりはないんだよなぁ……」
「うーん……よく分かりません!」
「は?」
ココアはアイスが溶ける前に一気に完食し、茶々の方に向き直る。
「でも、茶々さんと一緒にいるのはすごく楽しいです!」
「……そうなのか」
「はい! いつもチノちゃんやリゼちゃん、千夜ちゃんにシャロちゃん! それにブルーマウンテンさんやマヤちゃんやメグちゃん……みんなといるのも楽しいですけど、茶々さんが来てからもっと楽しくなりました!!」
茶々がココアにもたらしたのは変化だった。 今までのココアは流れのない水溜り、だが茶々という新しい風が来たことで流れが生まれた。 茶々のもたらす常に新しい変化が、ココアの心を常に激しく揺らしていた。 それは淫夢という汚い存在が生み出した『カテゴリー』。 某2525動画にて投稿されてから今日まで、淫夢は常に新しい変化をもたらした。 海のように荒々しく、時に優しく流れる波は人々の心を鷲掴みにし、常に新たな淫夢民を増やしている。
ココアも同じように、茶々という汚い汚物が常に新しい汚さを求めるが故に、ココアに新たな風を吹かす。 その変化にココアは身を委ね、常にそれを楽しむ。 これが可能になっているのは茶々が淫夢民だからなせる技なのだ。
「いっつもドキドキして、いっつもワクワクして、もうこれ以上に欲しいものがないくらいだよ!」
ココアは立ち上がる茶々の前に立つ。 その両手を大きく広げ、自らの今の感情を大きく表す。
「茶々さんの浮気相手とかはまだ分からないけど、茶々さんの側にいるだけですっごく楽しいんだ! だから私はずぅーと茶々さんと一緒にいたいんだよ!!」
「…………」
ココアは目を輝かせ茶々に熱弁する。 まるで好きなものを親に話す子どものように、ありったけの感情で話す。
「……つまり浮気相手になるってこと?」
「……違うよ?」
「…………うぅん?」
「ほら、リゼちゃんとか千夜ちゃんはそうかもだけど……私は一緒にいるだけでいいんだ」
「……………………おう?」(ぜかまし)
茶々には分からない、ココアの言葉の真意が。 そりゃこんな汚物に女心など分かるはずもないが。
「あ、茶々さんのアイス溶けてるよ!」
「お! いっけね」
茶々は溶けかけのアイスを一気に食べるが、持っていた右手には溶けたアイスが少々付いてしまった。
「やっちまったなぁ!」(クールポコ)
「……あ、茶々さん手出して?」
「あ、ネタがスルーされた……悲しいねバナージ」
茶々はココアが何か拭くものがあるのだと思い右手をココアに差し出す。 するとココアはその手に顔を近づけ……
「あむ……」
「ファッ!?」
右手を口の中に含む。 そして口の中でついたアイスを舐めとる。
「ん……あっ……チュ……レロ……ん……」
その姿は普段のココアからは感じ取ることが困難な、大人の妖艶さがあった。 茶々が呆気に取られているのをいいことに茶々の右手を口内で蹂躙する。 指の関節部まで舐め、時には吸い、時に甘噛みをし、おおよそ一分半程度たったところで右手は解放される。
「プハッ……ハァハァ……これで綺麗になったでしょ?」
「…………」
解放された右手にはココアの唾液が驚くほどついていた。 そしてそれを見て茶々は率直な感想をココアに告げる。
「あのさぁ……右手が唾液でヌメヌメなんだよなぁ! 結局意味ないどころか悪化してるんだよなぁ!」(クレーマー)
「あ゛確かに!」(天然)
「どうしてくれるん? 俺帰るまでずっとこの状態なん?」
「うあぁぁぁこの間のお礼に千夜ちゃんに教えてもらったんですけど……ダメでした?」
「当たり前だよなぁ? どうしてくれるん?」
結局ハンカチを持っておらず、ベトベトの手のまま帰路に着いた。 ココアにはまだ早かった世界だったようだ。
次の日、早朝にて事件が起こる。
「あれ? どうしてみんなここに集まってるの?」
「え、今日はみんなでキャンプだろ。 まだ寝ぼけているのか?」
「……私知らないよ?」
「ファッ!?」
「うわーん! みんなが私を除け者にするー!!」(脱兎)
『コ、ココアー!!』
この日はリゼ企画のキャンプの予定だった。 もちろんリゼは参加者にメールを送ったし、細かな詳細も伝えたはずだった。 そう、一人を除いて……
「ココアさん着替えのロッカーに携帯放置してたみたいです……」
「(女子高生が一体)どういうことなの……」
そう、昨日の茶々とティッピーと出かけた際もココアは携帯のことなど頭の何処かに消えており、リゼからのメールなど知る余地もなかった。 そのせいで自分がハブられたと思いイジケて部屋に閉じこもってしまったのだ。 現在は今日参加するチノ、リゼ、シャロ、千夜、マヤ、メグが説得に向かっている。 茶々は今日運転する天々座家の使用人と外で待っていた。
「大将、本当大丈夫っすかね」
「オォン? 大丈夫だって安心しろよ〜」
「ま、お嬢と友人様達が何とかしてくれることを祈ってますか……」
茶々と親しげに話す使用人は当然茶々の事を知っているし、茶々も天々座家の使用人についてはほとんど親交がある。 今日の運転手は茶々より少し年下の男だ。
「あれ、そもそも大将は今日運転しないんすか? 大将確か運転お上手でしたよね?」
「俺? 俺は向こうで色々頑張るから今は休憩中よ(ごちうさ神社)」
「えぇ……今日大将が運転してくれれば俺来なくてよかったんですけど」
「JKとかJCと同じ車に乗るんだから嬉しいだルルォ?」
「いやいや……」
などと時間を潰していると車に戻ってきた女子達。
「茶々〜ダメだった〜」
「ココアちゃん出てこないの〜」
マヤとメグのマメコンビが茶々に助けを求めに来た。 後ろからチノ達も戻ってくる。 どうやら結果はダメだった様子。
「……大丈夫だって、心配すんなよ。 ココアだぞ? あのココアが来ないはずはないゾ」(知将)
池沼気味にそう諭していると登場ラビットハウスの2階の窓が開く。
「みんなぁー! 私が行かないわけないじゃん!?」
「アゼルバイジャン?」
「ココアさん……出てきてくれたんですね!」
開け放たれた2階から顔を出し、何時もの元気な笑顔を全員に向ける。
「と、言うわけで……」
『?』
「リゼちゃんパース!」
「はぁ?」
ココアは自分の荷物をまとめたバックを下に落とす。 そして起動は何故かリゼではなく千夜のほうに……
「へぶっ!?」
「千夜ー!?」
千夜は受け止めることに成功したものの勢いには負けてしまい地に伏す。
「そして……茶々さーん!!」
「ヌッ!?」
今度はココア自身が飛び出す。 今度は宣言通り茶々の方に落ちていき、茶々は難なく受け止める。 衝撃を上手く殺しココアに衝撃が行かないように注意しながら。
「茶々さん、お待たせ!」
「……んにゃぴ、忘れ物は大丈夫ですかね」
「バッチシだよ!!」
ココアは茶々に抱かれながら無邪気な笑顔を茶々に向ける。 その様子を羨ましく思うのは3人。 マメコンビはココアが来てくれたことに素直に喜んでいる。 これで全員が揃ったので使用人が出発の声をかける。
「じゃあ出発してもよろしいですかね? どんどん乗っちゃってくだせぇ」
「茶々さん、行こ! 楽しみだね!」
ココアは茶々に手を差し出す。 茶々はその手を見てココアの手を取る。
「『楽しみ』じゃねぇよ、今から『楽しい』んだよ」
「うん!!」
こうして茶々達は天々座家の持つ避暑地のコテージを目指す。 茶々にとってはこれほどの大人数での旅行は初めて、何が起こるか胸を密かに踊らせている。
「イクゾー!!」(デッデッデデデデ! カーン!)
『おー!!』
茶々達を乗せた車は走り出す。 夏のど真ん中を目指して。
次回わちゃわちゃして最終回(予定)です。 徐々に少なくなっていく語録はEXステージのタイトル通りホモを卒業するためです。 ……卒業出来ますかね?(自問自答)
これが終わったらどうしよう……どうしましょうね?
今回も誤字脱字等がありましたら、コメントにてお教えください。