こころがぴょんぴょんしそう……しそうじゃない?   作:ほったいもいづんな

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なんか年末年始のお笑い番組のパクリをしただけになった……

あけましたねおめでとう。 野獣先輩はいつも肛門が開けてますけどね。


鬼は豆(意味深)によって退治された。 つまり鬼はノンケだってハッキリわかんだね

 節分の日である。

 

 節分とは豆をまき厄払い的な行事である。 そして恵方巻きを食べる日でもある。 この恵方巻きだが基本的には恵方(ありがたい方向)を向いて無言で食べなければならない。 この風習は元々大阪やその近隣の京都、滋賀で行われていた。 だがいつの間にか日本全土にて行われる慣習となった。 恐らく原因は恵方巻き協会かセブン○レブンだと思われる。

 

 そんなわけで……

 

「第114514回! 恵方巻きで笑ってはいけない! みんな踊れー!」

『うせやろ……』

 

 謎の大会が始まった。 参加者は茶々、ココア、リゼ、チノ、シャロ、千夜である。 つまりい つ も の である。

 

「一人が恵方巻きを食べる、その間は無言黙々と食べる。 そんでもう一人が恵方巻きを食べている奴を笑かして、笑ってしまったらアウト! って感じで」

「……大晦日はもう終わったぞ?」

「どっかの国は旧正月だし、多少はね?」

「……食べてる時に遊んではいけません。 誰が掃除すると思っているんですか」

「リゼんちのぉ……SP」

「やめてさしあげろ……」

 

 あまりの意味不明さにリゼとチノは困惑する。 だがボケ組のココアと千夜、そしていつもツッコミ役に回るシャロはそうではなかった。

 

「笑わせる……つまり私の本領が発揮できるってわけね!」

「あーたの本領は甘兎庵で出しなさいよ」

「お姉ちゃん直伝のモノマネが発揮できる時……!!」

「上手くなさそうねそれ」

「むふふん? そう言ってられるのも今のうちだよ? シャロちゃんの腹筋を崩壊させてみせるからね!」

「は、何言ってるの?」

「普通に鼻で笑われた!?」

 

 シャロはとびっきりのお嬢様スマイルを皆に向ける。

 

「表情筋最強の私を笑わせられるとでも……?」(強者の貫禄)

「ぐわー!?」

「落ち着いてココアちゃん、まだ始まってないわよ!?」

「……珍しくシャロがノリノリだ」

 

 ここで茶々がキッチンから大きめの皿を持ってくる。 その皿には10本程度の恵方巻きが積んであった。

 

「とりあえず一回ずつやって、笑わなかった人は仕掛け人を変えてもう一回って感じで」

「それ誰が作ったのよ、まさかあんた?」

「そうだよ」(早起き)

「……ふ、ふーん。 手作りってわけ? 中々やるじゃない」

「茶々さんの手作り……これは吹き出す訳にはいかないわね!」

「……まぁ恵方巻きを食べれるのなら」

「茶々の料理か……久しぶりだな」

「……もしかして笑わなければ全部食べれる……? よーし! お姉ちゃん頑張っちゃうぞー!」

 

 とりあえず全員のやる気が上がった所でトップバッターを発表する。

 

「まずはさ、俺が笑かせるから。 ココアには見本になってもらうゾ」

「分かった! もう食べていい?」

「あ、おい待てい。 仕掛け人は物を使ってもいいから、今からちょっと用意するから待ってろよ待ってろよぉ」

 

 そう言って茶々が取り出すのは一台のCDプレイヤー。 どうやら音楽と合わせるネタのようだ。

 

「んじゃ、恵方巻きを食べ始めてからスタートだから。 食べて、どうぞ」

「それじゃあいただきまーす!」

 

 ココアが勢いよく恵方巻きにかぶりつく。 それを見てから茶々はネタを披露する。

 

「『ノーナの例のライブでゲストとして呼ばれたのにも関わらず、薬中みたいに騒ぎまくるYTR☆』」

「……ん?」

 

 それは既視感。 どこかで見たことのあるネタの振り方。 頭をひねる全員をよそに茶々はCDプレイヤーのスイッチを入れて音楽を再生する。 その一連の流れはまさに『細かすぎて伝わらないネタ』そのものであった。

 

「イクゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」(魂の妨害)

『!?』

「ダイナモ感覚! ダイナモ感覚! YO!YO!YO!YEAH!」(狂人)

「ん……ふふ……!!」

 

 流れているのは例のライブのYTR☆の台詞だけを抜いた音声。 本来の台詞の部分を茶々が目の前でアフレコするその光景にココアは少しずつ震えだす。 そして……

 

「スウィートメモリー(半ギレ)」(顔芸)

「ブファ!? あはははは! もうだめ〜!!」

「やったぜ」(正義執行)

 

 迫真のアフレコと目の前で狂乱する茶々の動きに耐えきれずココアは笑ってしまう。 ココア、ここで脱落である。

 

「ま、こんな感じでやってけばいいんじゃないんすかね?」

「なるほど……」

「これ普通恵方巻き食べる方キツくないか?」

「最終的には食べきらないといけないので止まった時点でお終いですね……」

「はい! 次私行きます!」

 

 やる気十分な千夜が次の芸人枠。 そして指定する恵方巻き役は茶々だった。

 

「オレェ?(定助)」

「はい! あ、ちょっとお着替えしてきますね。 あとお台所も借ります」

「あ、いいっすよ」

「何で茶々さんが許可してるんですか。 ……あ、キッチンはそちらの奥です」

 

 そうして待つこと数分、戻ってきた千夜はOLに似た格好をしていた。 それも局部が強調されたセクシー衣装で。 それとコンビニのおにぎりとお湯を入れてあるカップ麺。

 

「え、何その格好は……」(コンフュ)

「茶々さんは食べ始めてどうぞ」

「あ、ハイ」

 

 流石の格好に頭の処理が追いつかないが、恵方巻きを食べなければ何も始まらないためとりあえず食べ始める。

 

「『セクシーOL風にセクシーなお昼の食べ方を教える時に、最終的には野獣のようにかぶりついてしまう渡辺直○』」

「あ、みんなそれ系でいくのね……」

「今からぁ〜私が日本のOLの為にぃ〜お昼に使える……セクシーな食べ方を教えて、あ・げ・る♡」(高音域)

「声高っ」

「まずはぁ〜……コンビニのおにぎり!」

 

 千夜はコンビニの一般的なおにぎりをセクシーにむき始める。 確かにセクシー、やってる事はTDNのおにぎりの開封だが。 だがおにぎりを開封し終えた所でこのネタの本領が発揮される。

 

「あむ! ハフハフ! もぐもぐ!」(体育会系)

「!?」

「あはははは! かぶりついてる! さっきまでのセクシーが台無し!」

「た、確かにこれは……! 威力が高いな……くくく!」

 

 茶々以外が笑う中、恵方巻きを頑張って食べている茶々はギリギリの所で笑いを堪えている。 流石に言い出しっぺがそう簡単に笑うわけにはいかない。 だが次のカップ麺を食べる所で……

 

「ふー♡ ふー♡……あちち」

「……! ……!」

「ふー♡……ズルルルルル!! ズルゥ!!」(一気吸い)

「ブー!!?」

 

 耐えきれなかった。 セクシーに息を吹きかけるまではまだ耐えられた。 時折挟まる素の演技がボディブローのようにじわじわと蓄積され、トドメの一気食いが茶々の腹筋を崩壊させた。 千夜、見事に渡辺直○を演じ切った。

 

「やったわ!」(SSR姉貴)

「ぐふぅ……」

「よくやった千夜」

「よぅし! 次は私がやるー!」

 

 こうして全員が「細かすぎて伝わらない」ネタを披露していく。 もちろん無駄に洗礼された無駄のない無駄なモノマネに皆が吹き出す中、一人だけ……そう一人だけ表情を崩す事なく恵方巻きを食べきる猛者がいた。

 

「ふ……私の表情筋はこの程度では揺らがないわ!」

「ま、参りました〜」

「シャロちゃん凄スギィ……」

「流石ミスター作り出されたお嬢様(パーカーフェイス)……やりますねぇ!」

「いやミスターじゃないから」

「ツッコミも忘れません……!」

 

 茶々、ココア、千夜、リゼの四人が轟沈。 残す所恵方巻きはあと一本。 もはや望みはチノに託された。

 

「チノちゃん、みんなの仇をお願い!」

「ふぇえ!? 私じゃ無理ですよ」

「そんな事ないわ! 強烈なインパクトで行けばシャロちゃんも笑うはず!」

「やはりここはギャップで攻めた方がいい。 何か普段のチノでは考えられない強烈な奴は……」

「……あ、そうだ」(池沼的閃き)

 

 ここで光る悪魔的……いや淫夢的発想。 これを聞いたチノはみすちーのこどく「無理無理無理! 出来ない! というか貴方がやればいいじゃないですか!」と激しくのたまった。 だが現実問題すでに四人はシャロに挑戦済み。 どう足掻いてもチノしかやる人間がいない。 およそ3分の格闘の末にチノが折れた。

 

 そして披露されるとっておき。

 

「ふっ……例えどんなネタをチノちゃんがしても私は手心は加えないわ!」(ラスボスの風格)

「それじゃあ、はい、よーいスタート」

「もう晩御飯いらないレベルだけど……はむ。 ーーーーっ!?」

「…………」

 

 それは、普段テレビを見ないシャロでさえ一度はどこかで見た事がある、聞いたことがある服装。ノースリーブにハチマキ、服の真ん中にはデカデカとチノと書かれているそれはまさに『サンシャイン池○』のモノマネだった。 そしてここから始める怒涛の快進撃。

 

「く、空前絶後のぉ……超絶どとーのセクシーバリスタ! 浅煎り、中煎り、深煎り! 全ての焙煎の生みの親。 そう、我こそは〜〜! サンシャイーン! 香風! ボコっ! チ!ノ!」

「……ブフッ!」

「ィィイエエエエエエエイ! ジャスティスゥ!!」(ヤケクソ)

「あはははははははははは!! あはは、ははははは!! チノちゃ……何で……! 何で途中で笑ったのに最後まで……あはははは!!」

「…………プルプル」(熟れた林檎)

『あははははははははは!!!』

 

 第114514回恵方巻きで笑ってはいけないはこうしてサンシャインチノというレジェンドを生み出して終わった。 ちなみにこの後……

 

「節分ですから豆もまかないといけませんね……!」(憤怒)

「というわけで茶々、お前が鬼だ」

「ファッ!?」

「行きますよー」

「やだやめて豆ぶつけないでぶつけないでよ!」(鬼ひで)

『鬼はー外ー!!』(一部全力投球)

「ンアーッ!」(FATAL K.O.)

 

 こうして鬼は無事豆によって退治されたとさ。 めでたしめでたし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、サンシャインチノ、おはようナス」

「やめてください!」

 

 しばらくサンシャイン池○ネタを引きずったそうな……めでたし!(強制終了)




サンシャイン池○をやりたかっただけ。 チノにやらせたかっただけ。

すまんなチノ。 でも個人的には渡辺直○のネタがすこ。

今回も誤字脱字等のミスがありましたら、コメントにてお教えください。
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