ーーーー!!ーーーーーー!!ーーーークーー!!ーーーールーさー!!
何だ、誰だ私を呼ぶのは.....
ーーーールーーーさま!!ーー―ルークーーま!!
五月蝿いな、まだ眠い。寝かせてくれ
ーーーーーーールーク様!!
私を呼ぶ声で目が覚めた。窓から見たところ時間は朝だ、それも早朝6時程か?早い、早すぎるだろう。私は仕事帰りで疲れているというのを知らんのか。はい、分かったら帰って帰って
「ルーク様!!起きてください!ヒスイですよ!
貴方の愛するヒスイが来ましたよ。起きてくださいよぅ!」
誰が愛するだ、誰が。目を開けると案の定フィオーレ王国において王女であることのヒスイ・E・フィオーレだった。翡翠色の髪を靡かせプンプンと怒っているようだがまだまだ可愛らしい。体を起こすとヒスイは顔を緩ませ此方にタックル...もとい抱きついてきた。胸に顔を埋めたまま此方を上目遣いで見てくる...が私はロリコンではないので 10歳児に欲情したりはしないのだ。
「何度も言うがな、王女様。私の様な男の所に一人で来るなと大臣が口煩く言っている通り、貴方の様な方が男の部屋に一人で訪れているなどと噂が知れれば不味いことは分かるだろう?」
「分かってますよぅ。でもでも、久しぶりに帰って来られたんですから今日くらいは良いじゃないですか。それに大臣も大臣です、ルーク様のことを得体の知れないだのなんだのと。....お父様にあれやこれやチクってやろうかな」
「そういうのはここぞというタイミングまで待て、...はぁ、全く。何故こんなに黒くなってしまったのかな、私には検討もつかん。」
「そんなことよりルーク様ルーク様!またお話聞かせてくださいよぅ。お城の中は陰謀や駆け引きばっかりでもう飽き飽きです。今度はアエルゴまで行ってこられたんでしょう?」
そう言って目をキラキラさせながら此方の裾を掴み私が話すのを今か今かと待っている。が私は疲れているのだ。それに朝から王女様とイチャイチャしているとあの陰謀大好き爺に思われるのも不味い。此処は潔く断るのが正解か
「すまんな、王女様、しばらくはこの国に居るだろうが仕事がある。また後でな」
ヒスイの額にコツンと中指を当てる。ヒスイは私不満ですと言わんばかりにむぅと口を曲げた。
「ルーク様、それより王女様なんて他人行儀な呼び方止めてくださいよ。ヒ・ス・イ、ヒスイですよ?二人きりなんですから良いじゃないですか」
二人きりであるから問題なのではないだろうか、この王女、なにかとスキンシップを図ってくるのであの見た目渋いイケメンのロリコン騎士の殺意の眼差しが止まらない。私に対する嫉妬の感情が押さえきれていない。それを戦場で発散している辺り奴らしくはあるのだが
「分かった、次からな。それじゃあまたな」
足早に去ろうとするとすかさずヒスイは此方の腕を取りいわゆる恋人繋ぎと呼ばれる、をした。振りほどこうとするとたちまち泣く一歩手前までいく。実際無理やり振りほどいた時には泣いた。盛大に泣いた。なかなか泣き止まず城が一時騒然となった。後日ルークに無理矢理休暇を取らせ自分とのデートに当てさせることで事態は収まった。それでもこの王女様は公私はこの年でわきまえている。まだボロは出すのだが...まぁ、この年でわきまえざるをえないことに哀愁の念が湧かないわけではない
研究室までたわいもない話をした。仕事先で行った色んな国の話、ギルドの話、食べ物の話、風景の話.....ヒスイはルークの語る話が好きだった。自分は未だにこの国から、この街からも出たことは無いけれど...だがだからこそルークの語る様々な国の話が好きだった。ほんの少しの間であったがヒスイにとっては何物よりも勝る価値のある時間であった。国内の貴族たちする何でするかも分からないパーティーなんかよりもずっと楽しい時間だった。
「それじゃあルーク様!またお昼になったらお呼びしますから!それまで我慢しますから!あの...その...いつもの...あれを...」
自分から恋人繋ぎをするくせに変な所で恥ずかしがるヒスイである。もじもじと服の裾を掴み此方を見つめるヒスイにルークはやれやれと首をふった。それを拒絶と取ったのかシュンと俯くヒスイにルークは膝を折り彼女と肩を合わせると彼女の翡翠色の長髪をゆっくり手櫛でなで始めた。最初はビクっとしていたヒスイだったが次第に顔は緩み出した。暫くして手を離すと残念そうな顔をしたがすぐに笑顔に戻った。
「えへへへ、これ以上するともっとしてもらいたくなっちゃうからもう大丈夫です。これでお昼まで私、お勉強頑張れます。ルーク様もお仕事、頑張ってくださいね」
その場で一回転し此方に綺麗なお辞儀をした後ヒスイは去っていった。
「あら?またなの?このロリコン錬金術士」
漸く研究室に入ろうかとしたその時にその女は現れた。長い金髪で顔立ちは少し大人びているけれどまだ若い精霊魔導士、《 》
ルークはそれに反論すべく振り向こうとした......がどんどん周りの景色は遠ざかっていく。床や壁は黒に染まる...何故だ、ここまで見れた。後少し、後少しだけ...
ルークの願いとは裏腹にルークの意識は闇に落ちた。
ーーーーーーー!!ーーーーーー!!ーーーーー!!
ーーーーーーー先生!!
ガバッと勢い良く体を起こすと視界に写ったのは自らの弟子であるところのルーシィ・ハートフィリアだった。何やら心配そうな目で此方を見てくる。何だ?と問うとひどく悲しそうな顔で凄い汗ですよ?と答えた。あぁ、確かに凄い汗だ。だが心配ないと告げるとやせ我慢だと思ったのかそれでも心配そうにタオルで額や体の汗を拭き始めた。
「...ホントに凄い汗ですよ、先生。何か怖い夢でも見てたんですか?」
「馬鹿者、そんなことはない。それより久しぶりにギルドに顔を出すぞ、準備しろ。そろそろ次の仕事をやらんと金が足りん」
「...今日はお休みになった方が良いんじゃ....」
滅多にギルドに行きたがらない先生がギルドに自分から向かうだなんて...この時ルーシィは本気でそう思った
「くどい、大丈夫だ。行くぞ」
掛けてあった白衣と黒のズボンを纏って錬金術士はギルドに向けて出発した。ルーシィも慌てて用意をすますと戸締まりをきちんとした後ルークを追いかけるのであった。
物語が進まない(深刻)
テスト勉強にいたってはする気すら起きない(/(^o^)\)
ヤバいよヤバイよ