ヴァルキリードライヴ 7人の戦乙女と小さき勇者 作:ダーク・リベリオン
コンゴウとの戦いから数日の月日が経ったある日
散歩に出かけていたちひろたちは道を謝ってしまい
ビクニでも優秀な成績を修めた者たちが住むエリート区画に迷い込んだ
そんな時、そのエリート区画の住人であるヴァイオラとであった
自分たちをザコ呼ばわりするヴァイオラの発言にイラついた乱花が突っかかり
それをなんとかちひろと倫花がなだめている感じであった
ちひろたちはヴァイオラに自分たちがエリート区画に迷い込んだことや帰り道を教えて欲しいことを伝えた
するとヴァイオラは道を教える代わりにある条件をつきつけた
その条件とはちひろを一日自分に貸すという内容だった
しかしその時、それを聞いた乱花が怒りの表情を浮かべながらヴァイオラに攻撃を仕掛けるのだった
「ぐぅぅぅぅぅぅ!!!」グヌヌ
「…はぁぁぁぁ!!」
「くっ!?」
乱花が不意打ちをしかけたにも関わらず、それを諸共せず逆にヴァイオラが乱花を押し返した
この事態に乱花はたまらず距離をとる
「ふん。威勢はいいけど。その程度で私はやれないわよ」
「くそぉぉ!」
自分の攻撃を跳ね返すにとどまらず自分を小馬鹿にするようなヴァイオラの態度に乱花は拳を握り締める
「ちょ、ちょっとまって乱花ちゃん落ち着いて!?」アセアセ
「そうだよ乱花お姉ちゃん、喧嘩はダメだってさっき言われたばかりでしょ!?」アセアセ
ヴァイオラに突っかかる乱花をちひろと倫花が止めようとする
「これが落ち着いていられるもんですか!?あんな人を見下してるようなやつとちひろを一日一緒にさせるなんて出来るわけない!うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「「乱花(お姉ちゃん)(ちゃん)!?」」
しかし、ちひろが一日たりとも連れて行かれるのが我慢ならない乱花はいうことを聞いてくれなかった
再びヴァイオラに向かって拳を振るう
「あんまり調子ずかないとこね!」
それにヴァイオラも受けてたった
拳と剣の激しいぶつかり合いが加熱していく
「ど、どうしようちひろちゃん?」アタフタ
「…っ」アセアセ
そんな二人の戦いの光景をちひろと倫花は見守ることしかできなかった
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「どうしたの?随分と息が荒くなってきたわね」
最初は五角に見えた戦いも、長引くに連れて徐々に乱花の息が上がっていった
それにともない段々と押していた乱花がヴァイオラの攻撃を防ぐ側に徹していた
「はぁぁぁぁ!!」
「ぐあぁぁぁぁ!」
ヴァイオラが勢いよく振った剣に吹き飛ばされ、地面を引きずりながら後ろに後退させられてしまった
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ザコにしてはよく頑張った。そこだけは褒めてあげる。でも勝敗は決まったも同然よ。おとなしく負けを認めなさい」
「だっ、誰が……誰が認めるかあぁぁぁ!!!」
負けを認めるようヴァイオラが言うも、乱花はそれを聞き入れず再び挑もうとする
「懲りないわね……なら、少し痛い目を合わせなきゃわかんないようね」キリッ
鋭い目つきとともにヴァイオラが武器を構え、今まさに二人がぶつかり合おうとした
その時だった
「爆壊連舞!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「「っ!?」」
突然自分たちの前にたくさんの岩が飛んできた
それにより、乱花とヴァイオラは動きを止めて、岩が飛んできたほうに目を向けた
二人の目線の先には倫花とドライヴし、倫花が変化した戦斧を地面に叩きつけているちひろの姿があった
「っ?」
「ち、ちひろ?」
「……」
ちひろはしばらく沈黙していたが、やがてゆっくりと地面に突き刺さった戦斧を持ち上げるとともに
戦斧を倫花の姿に戻した
「…ちひろちゃん」アタフタ
黙り込むちひろを倫花が恐る恐る眺める
「乱花お姉ちゃん。ヴァイオラさん。いきなりごめんなさい、でも、こうでもしないと止められないと思ったから」
「ちひろ…?」
「ありがとう乱花お姉ちゃん。でも、もういいよ。これ以上、意味のないことで争わないで」
「で、でもちひろ!?」
乱花が何か言いたそうだったが、ちひろはそれを無視してヴァイオラの方に歩み寄っていった
「ヴァイオラさん。いきなり姉が攻撃してしまってごめんなさい」
申し訳なさそうな顔をするちひろはぺこりと頭を下げて謝った
「別に、気にしてないわ。…それで?私との約束は?」
「はい、もちろんいいですよ」
「ちひろ!?」
「…っ!?」
ヴァイオラの問いにちひろは約束をちゃんと守るとそう告げた
そのちひろの発言に倫花と乱花は驚く
「大丈夫だよお姉ちゃん。明日にはちゃんと帰ってくるから」
「で、でも!?」
「ヴァイオラさん。お姉ちゃんたちに道を教えてあげてください」
「…まぁ、いいわ。弟くんが約束を守ったから、私も約束通り道を教えてあげる」
そう言うとヴァイオラは話の通じない状態の乱花を無視して倫花に道を教えるとちひろを連れて去って行ってしまった
「ぐぅぅ〜、ヴァイオラめ〜!この恨み、腹さておくべきか!!」
「乱花ちゃん、落ち着いて……ちひろちゃん」
ヴァイオラに連れてかれるちひろの後ろ姿を眺めながら悔しそうな顔を浮かべる乱花と
乱花を宥めながら、乱花のように表立ってはいないが、1日とは言えちひろを連れてかれて悲しげな顔を浮かべるのだった
その頃、ヴァイオラと一緒について行ったちひろは
「うわぁ〜、広いですね」
「当然でしょ、私が住む場所なんだから」
ちひろがヴァイオラの住居が自分たちのものより広いことに驚く
『pipi…おかえりなさいませmaster』
「今戻ったわ」
「はうわ!これがさっき言っていたメイド型ロボットですか~」キラキラ
「えらくごきげんねあんた」ボソッ
メイド型ロボットを目にしてロボットに反応するちひろにヴァイオラは意味不明だと言わんばかりの顔をする
「…遠慮せず適当なとこに座っていいわよ」
「あっはい」
ヴァイオラに勧められるがまま、近くにあったソファーに腰掛け、ヴァイオラも隣に腰掛けるのだった
改めてじっくり見て、ちひろはヴァイオラが本当に綺麗な人なんだなと思った
プルン♪
「っ///!?」
「っ、なに?どうかしたの?」
「あっ、いっいえ…と、ところでどうして僕を連れてきたんですか?」アセアセ
ヴァイオラの胸元を見て顔を赤くしたちひろに気づいたヴァイオラが問うと
あわてふためきながらどうして彼女が自分をここに連れてきたのかを尋ねる
「…ちょっと興味があったのよ。あんたに」
「僕に?」キョトン
自分に興味があるというヴァイオラの言うことがわからなかった
「そうよ、小春が一目置くあんたにちょっとした興味が湧いただけの話よ」
「小春さんが僕に?」
この島のクラスにで筆頭である小春が自分に一目置いていることが少し信じられなかった
「だから、あんたと一緒にいればそれがわかるかも知れないから、それ以外に理由なんてないわ」
「そう…なんですか」
それが理由だと聞いてはみたが、自分がどうしてそう思われるのかもわからないちひろには戸惑う事しかできなかった
「ふぅ、それにしてもあんたの姉のせいで汗かいちゃったわね」フー
「ご、ごめんなさい」ショボーン
先ほどの戦闘で汗をかいたヴァイオラは胸元の服を引っ張り、手で仰いでいた
ちひろはそのことを謝罪する
「べつにいいわ。あっ、それと、ついでだからあんたも入んなさい。今の時間帯じゃ大浴場も混みこみ状態だろうしね」
「あっはい……えっ?今なんて?」キョトン
「聞いてなかったの?あんたも一緒に入んなさいって言ってんのよ」
「……えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????Σ(◎□◎;)」
ヴァイオラのまさかの一言に驚きの顔を浮かべる
「なんて顔してんのよ?ほら、さっさと行くわよ」
「ちょ、ちょちょちょ!待ってくださ~~い!」
願いも虚しくちひろはヴァイオラに引っ張られながらお風呂に連れて行かれてしまったのであった
ポチャン♪…ジャァァ~
湧き出る湯が醸し出す風流な音
見渡す限りの美しい夜景が広がるヴァイオラの自宅の風呂場にて
「っ///」アタフタ
ちひろは顔を赤らめ、縮こまっていた
というのも
「…はぁ~」プルン チャポン
先ほどは服を着ていたが、今は二人とも生まれたままの姿で隣同士なのだから
「…ふぁ〜」
そんなちひろを他所にヴァイオラは風呂に入るとともに持ってきたお盆に乗せたマティーニグラスに注がれた爽やかな味わいの果汁飲料を飲んでいた
もちろん、これは酒ではない。たとえビクニが隔離されているとてヴァイオラもまだまだピチピチの18歳で未成年
最低限のルールはある。まして年端もいかない男の子が隣にいるのだから
「ぅ~…うぅ~…」アタフタ
「(……こんなことですぐ焦るような子を小春はどうして気に入ったのかしら?)」
「あっ、あのヴァイオラさん。僕もうでまs「ちょっと待ちなさい」っ///!?」ガシッ
ちひろが恥ずかしさでたまらずその場から逃げ出そうとするも
そんなちひろをヴァイオラが手を掴んで止めた
「ヴァ、ヴァイオラさん…///!?」
「…あんた少し臭うわよ?出て行くのは勝手だけど、ちゃんと身体洗ってからにしなさいよ」
「そ、それはそうですが///!?」
「全くしょうがない子ね。感謝しなさい、私が直々に洗ってあげるんだから」
ヴァイオラが自分の体を洗ってあげると言い出してボディーソープのボトルをちらつかせる
「い、いいですよそんな悪いですよ///」アセアセ
「問答無用よ!」バッ
「HIEEEEEEEE///!!!」
抵抗虚しく、ちひろはヴァイオラに捕まってしまったのだった
捕まってしまったちひろは抵抗も虚しくヴァイオラに髪を洗われていた
「ほら、暴れるんじゃない!」ワシワシ
「はっ、はい~」
「それにしても、シャンプーハットがないと無理だなんてとんだおこちゃまね」プ~クスクス
「うっ、はうぅぅ~///」アタフタ
いつもは姉達とだから恥ずかしくなかったが、今は勝手が違う。今自分の髪を洗っているのはヴァイオラである
他の人にそれがバレてしまいちひろはとても恥ずかしかった
「よし。いいわ…流すわよ」
ザザァァ~
「っ!」プルプル
桶を傾け、上からお湯を流し、泡を落とした
流し終わったちひろは首を横に激しく振って水を切った
「あ、ありがとうございましたヴァイオラさんおかげで綺麗になりました。ありがとうございます。じゃあ僕はそろそろ」ソ~
「待ちなさい」ガシッ
「ひいっ!」ビクッ!
髪を洗ってくれたことにお礼を言いながら風呂場を後にしようとしたが、直前にヴァイオラが肩を掴んでそれを阻止する
「えっ、えっと~」アセアセ
「まだ身体を洗ってないうちに出ようだなんて…私が見過ごすとでも?」ギロッ
「あ、あや~」アセアセ
「さぁ、いらっしゃい」フフフフ
そのヴァイオラの満遍の笑にちひろはもはや何をしても無駄だと悟ったのであった
「こら!暴れるな!」
「ご、ごめんにゃさい///!でも…でも~///!」アタフタ
今度はスポンジでちひろの体をごしごしと洗う
ちひろはそれがあまりにも擽ったく、おまけに背中にヴァイオラが身に付けている豊満なそれが当たっているため
激しくアタフタしていた
「終わったわよ」
「ふ~」
そう聞いた瞬間、ちひろは安堵した
「じゃ、次は前やるからこっち向きなさい」
「………ダニィ!!」(; ゚ ロ゚)
しかし、その期待はヴァイオラのその一言で脆く崩れた
「いいいいいいいい、いいですよ!前はやらなくていいですよ!ほんと!」アセアセ
「…答えは聞いてない」ポキポキ
片手の骨が鈍い音を鳴らす。ヴァイオラは本気なのだということが見て取れた
「……っ!」バッ
「逃がすか!!」
「きゃいっ///!」
最後の手段、強行突破もヴァイオラの腕に捉えられ失敗に終わる
「いい加減に大人しく…あら?」フニフニ
「っ///!?」ビビクン
押さえつけようとするヴァイオラの手がちひろの下半身のある部分を掴んだ
「あら…これってもしかして?」
「や、やめ~///!」アセアセ
「…ふ~ん。あんた、見かけはこんなんななのに随分と立派なものがあるのね~?…ちょっと触っただけなのにどんどんと太く、硬くなって言ってるわよ~」フフフフ
嫌味にも聞こえる風にヴァイオラが囁く
「あんっ///」
「随分と可愛らしい声出すじゃない……なんならこのまま楽にして・あ・げ・よ・う・か?」
「~~~///や、…やめてください~~///!!!」
ちひろの虚しい叫び声があたりに響くのだった
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…///」
「ふん。いちいち大げさな反応ね」
「あっ、すみません。それから…体を洗ってくれてありがとうございます」
「…き、気まぐれよ、気まぐれ…まぁともかく、なんだかんだで面白いものも見れたからよしとしておくわよ…ねぇ?」ワキワキ
ちひろの体を洗い終えたヴァイオラはちひろにお礼を言われて少し照れくさそうにしていたが、すぐにまたちひろをからかい、そのあわてふためく姿を見てくすりと笑うのであった
風呂から上がり、髪などをとかし終えたちひろたちは寝巻きに着替えた
「な、何も同じベットじゃなくても僕はソファーで寝ますのに」アタフタ
「私がいいって言ってるのよ?それともなに?私と一緒にいるのがそんなに嫌なのかしら?」
「いっ、いえ…そんなことないです」アセアセ
ちひろは最初、ソファーで寝るつもりだったが、ヴァイオラがそれを許さず、結局同じベットで寝ることに
「さぁ、とりあえず寝ましょ。明日も早いんだから」
「はっ、はい…」
電気が消え
ちひろは布団に身を包んだ
隣を見るとヴァイオラが寝てるようで、ちひろも早く眠ろうと目をつぶった時だった
「……弟くん」
「ヴァイオラさん!起きてたんですか!?」
寝てたと思っていたヴァイオラが起きてたことにちひろはびっくりする
「騒がしいわよ弟くん」
「あっ、あの〜弟くんっていうのやめてくれませんか?僕にはちひろって名前があるですが?」
「私に指図するなんていい度胸じゃない?…私は弱い人の名前なんて覚えれないのよ。どうしても名前で呼ばせたいならそれ相応の力を示してみせることね」
「えっ?」
ヴァイオラは自分の名前で呼んでもらうには強さを示さないといけないと告げる
「それってどういうことですか?」
「そうね…ならまずはこうしましょう。近々定期戦が行われることをは知ってる?」
「定期戦?」
「まぁ、知らなくてもいずれ知ることになるからいいけど、その定期戦をクリアしてみなさい、そして私にあなたの力を示す。それができたらあんたを認めてのぞみ通り名で読んであげるわ」
定期戦で戦う、彼女に名を呼んでもらうのはもちろんのこと、今の自分を変えたいと思うちひろにとってはこれはチャンスでもあった
「わかりました。僕、その定期戦やり遂げてみせますよヴァイオラさん!」
「…そう、その言葉忘れないわよ。じゃあそろそろ私は寝るわよ」
「あっはい。おやすみなさい」
そうしてちひろとヴァイオラは眠りについた
コケコッコ〜♪と鶏鳴きゃぁ、朝がくる〜♪
「うぅ~ん…うん?」
翌朝ちひろは目を覚ました
そんな中、ちひろが最初に見たのは
「う~ん…」プルン
「ふぇ?」アセアセ
寝ぼけて自分を抱き寄せ。自分の顔を豊満なそれに押し当てるヴァイオラの姿が
しかもちひろは抜け出そうとしようとした時気づいた。
自分がヴァイオラに俗に言うだいしゅきホールドで全身を固められ、身動き取れない状態にされていることを
「(な、なんでぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ////!!!???)」
このあと、ヴァイオラは寝ぼけていたため、この出来事を覚えておらず
その後、ちひろは無事倫花たちのもとに帰ったが
今回のことは終始ちひろにとって忘れられない出来事として刻まれるのだった