ヴァルキリードライヴ 7人の戦乙女と小さき勇者   作:ダーク・リベリオン

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DRIVE1 第一島民発見!

ビクニに来てそうそうトラブルに巻き込まれたちひろたちはあてもなくただ島の中にある街の中をぶらぶらしていると

 

 

「お、第一島民発見!」

 

 

「ようやく他の人に会えたね。あの人に聞いてみましょ♪」

 

 

「うん。そうだね」

 

 

やっとビクニに来て初めて人に会うことができて安堵する3人は島民らしきその人物に声をかける

 

 

「あの~すみません。ちょっといいですか?」

 

 

すると茶髪で挑発な和風系の服を着た女性は倫花の声に反応して振り向く

 

 

「はい、なんでしょう?」

 

 

「わ~…綺麗な人だな」

 

 

ちひろが女性に見とれたことに倫花と乱花がムッとする

 

 

「わっ、私たち、さっきこの島に着いたばかりで」

 

 

「道もわからず困ってるんだよね。でさ。知ってたら教えてくんない?」

 

 

「まぁ、そうなんですか…でもごめんなさい。私もつい先ほどこの島に着いたばかりで…」

 

 

「ということは僕たちと同じってことですね」

 

 

状況を把握したちひろはうんうんとうなづく

 

 

すると女性はちひろに気づいた

 

 

「あなたは…男の子ですか?」

 

 

「えっ?あっはい。そうですよ」

 

 

「どうしてこの島に男の子が?…もしかしてあなたが噂の?」

 

 

女性がちひろがこの島にいることに疑問を感じたが以前聞いた話しを思い出す

 

 

「そうよ!その噂の男の子がこのちひろなんだから!どう?恐れ入った?」

 

 

「乱花お姉ちゃんおおげさだよ」アセアセ

 

 

乱花がまるで自分のようにちひろを自慢する

 

 

「なるほど。しかし話には聞いていましたがこんなまだ年端もいかない子がウィルスに…嘸かし不憫な思いをなさったんですね。おかわいそうに」

 

 

「あっ、いえ…そんな」

 

 

「ふふ、なんだか愛らしいですね」

 

 

女性の同情がちひろには嬉しかった

 

 

そして女性もまたちひろの仕草が愛らしいと感じた

 

 

「何してるのよあんた!!」

 

 

「「!?」」

 

 

「ちひろは私のなんだから!!」

 

 

その光景を見て、ちひろを取られた感じがして乱花は怒鳴りだし

 

 

女性からちひろを遠ざける

 

 

「おっ、お姉ちゃん…」アセアセ

 

「乱花ちゃんてば…」アセアセ

 

 

「あら、まぁ…」アセアセ

 

 

ちひろは乱花の行動に苦笑いする

 

 

さらにそれを見た女性も驚きの表情を浮かべる

 

 

「そういえばまだお名前聞いてなかったですね。もう知ってるとは思いますが改めまして鉋咲ちひろです。気軽にちひろと呼んでくれて構いません。これからよろしくお願いします。それとこちらは僕のお姉ちゃんで倫花お姉ちゃんと乱花お姉ちゃんです」

 

 

「こちらこそ。私は猪名川マナと申します。お見知りおきを」

 

 

互いに自己紹介をする

 

 

「でもさ。これからどうすんの?結局、猪名川…さんも私たちと同じみたいだし…入島手続きもまだだしお腹もすいちゃったしさ」

 

 

「お力になれなくて申し訳ございません」

 

 

「ううん。気にしなくていいよマナちゃん」

 

 

「そうですよ。マナさんが謝る必要はありませんよ」

 

 

役に立てないことにマナは罪悪感を感じ、倫花とちひろがマナを慰める

 

 

『やっと見つけたわ!』

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

その時、どこからともなく特者映像により一人の自分たちよりも年輩の女性が映し出される

 

 

それにちひろたちは驚く

 

 

『ようこそビクニへ。あなたたちを歓迎するわ』

 

 

「あっあの…あなたは?」

 

 

ちひろが恐る恐る尋ねると

 

 

『私はこの島の管理運営を任されてる…言うなればここの理事長先生よ』

 

 

「理事長先生!?」

 

 

「やっとそれらしい人に会えた!」

 

 

ようやくここのことに詳しい人に会えたことにここにいる全員が安堵する

 

 

『神楽坂倫花さん、妹の乱花さん。それと猪名川マナさんね』

 

 

「はいそうです」

 

 

『そして君が鉋咲ちひろくんね』

 

 

「はっ、はい」

 

 

理事長が全員存在を確認すると今度はゆっくりとちひろを観察し始める

 

 

『…うん。やっぱりそっくりね』ボソッ

 

 

「はい?」

 

 

『あっ、ううん。こっちの話よ…しかし驚きね。まさか本当に男の子の感染者が出現して、しかも私の担当するこのビクニに来るなんて、人生何があるかわからないものね』

 

 

「はっ、はぁ~」

 

 

何やら理事長が言っていたような気がしたが話しをはぐらかされてしまった

 

 

『いえね。失礼を言うようだけどぶっちゃけ私、君と直に会うまで半信半疑だったのよ。男の子が感染したなんて例、今までには存在しなかったから』

 

 

「まっ、まぁそうですよね」

 

 

半信半疑だったという理事長にちひろは苦笑いをする

 

 

『にしても……うんやっぱり足りない』

 

 

「何がです?」

 

 

『いえね。あなたたちの他にもう1人同じ船できた子がいるんだけど、どこ行っちゃったのかしら?』

 

 

「もう1人?そんな人見かけなかったけど?」

 

 

乱花が記憶をたどるもそんな人と会った覚えがなかった

 

 

もちろん乱花だけに限らず倫花もマナもちひろも同様だった

 

 

「う~ん?迷子になってるのかな?」

 

 

「大丈夫かなその人」

 

 

心優しいちひろはもう1人の子のことを心配していると

 

 

「ひゃあぁぁ!?」

 

 

「倫花お姉ちゃん!?」

 

 

「お姉ちゃんどうしたの!?」

 

 

「だっ、誰かにいきなり胸を揉まれて!…ふにゃあぁぁぁ!?」

 

 

突然何者かに胸を揉まれて倫花が困惑する

 

 

「ふん…鈍い奴らだな。隙だらけだぞ?」

 

 

「あんたなにもの!?勝手にお姉ちゃんの胸を揉むなんて!」

 

 

倫花の胸を揉みまくった謎の女性に乱花が敵意を向けて突っかかる

 

 

「そう怒るな、ただ胸をもんだくらいたいしたことないだろ」

 

 

「たいしたことあるよ。お姉ちゃんは93cもあるんだから!」

 

 

「ちょっと乱花ちゃん!?」ハズ

 

 

「まぁ、私よりも大きいんですね」

 

 

乱花が思わず口走った言葉に倫花がアタフタし、マナは自分よりも倫花の胸が大きいと聞かされ驚く

 

 

「みんな。少し落ち着こう、ね?」

 

 

すると女性はちひろの存在に気づき、その目線をちひろにむけた

 

 

「お前、なにものだ?」

 

 

「あっ、僕は鉋咲ちひろです。お姉さんと同じ理由でこの島にきた生徒です」

 

 

「ふん。つまらん冗談だな」

 

「えっ!?」

 

 

自己紹介したちひろに帰ってきたのは女性からの冷たい一声だった

 

 

「お前、どう見たって男だろ?男が生徒としてこの島に来たなんて話し、冗談以外どう理解しろと言うんだ?」

 

 

「でも、現にちひろさんはここにいるんですよ?」

 

 

マナが女性の言ったことに意義をとなえる

 

 

「きっと密航者だろ?チェックやセキュリティが甘いんじゃないのか?」

 

 

『失礼しちゃうわね。ちひろくんは立派なあなたと同じ5期生の生徒なのよ』

 

 

「なに?…じゃあ本当にお前が生徒だというのか?」

 

 

「さっきからそう言ってんじゃん。ちひろの話しを聞いてたの?」

 

 

女性の態度に乱花は呆れた

 

 

「しかし。ではどういうことなんだ?男が私と同じ5期生だなどと」

 

 

「もしかして知らないの?ちひろちゃんは男の子だけどウィルスに感染した子なんだよ」

 

 

「なに?こいつもV-ウィルスに?」

 

 

倫花が説明すると女性はちひろを見つめる

 

 

それに思わずちひろは困惑する

 

 

「…ひとつ聞く。お前、強いのか?」

 

 

「えっ?」

 

 

「どっちなんだ?強いのか?強くないのか?」

 

 

「えっと~どうって言われましても~」

 

 

答えに困ってメガネがズレ落ちそうになるのをかけ直す

 

 

「はっきりしないやつめ…よし、わかった」

 

 

「?」

 

 

「お前、私と勝負しろ」

 

 

「「「「えっ!?」」」」

 

 

女性のいきなりの発言にちひろたちが驚く

 

 

「ちょ、ちょっと待ちなよ!」

 

 

「なんだ?」

 

 

「なんでいきなりあんたとちひろが戦うってことになんのよ!?ほら、理事長先生からもなんとか言ってやってくださいよ!」

 

 

『あら、別に構わないわよ?』

 

 

同意を求めた理事長からのまさかの発言に乱花は思わず驚く

 

 

『もともと、V-ウィルスの治療にはあなたたちに戦ってもらう必要があるから彼女の言ってることは理に叶ってるわ。それになによりという訳で戦闘を許可します』

 

 

「そう言うことだ。これで文句は言わせんぞ?」

 

 

「ぐっ…」

 

女性は乱花に向けて勝ち誇ったかのような顔で申した

 

 

それを見た乱花は悔しさがこみ上げてくる

 

 

「さぁ、私と戦え男」

 

 

「僕にはちゃんと鉋咲ちひろって言う名前があるんです!」

 

 

「そうかそれはすまなかったな…ならば私も名乗ろう。九頭竜 桃。勝負だ鉋咲ちひろ」

 

 

「はい。わかりました勝負しましょう桃さん」

 

 

倫花たちをよそに二人が話しを進めていく

 

 

『ところで桃さんはエクスターはどうするつもりなの?』

 

 

理事長が尋ねると桃は倫花たちを見る

 

 

「…よし、お前」

 

 

「えっ?私ですか?」

 

 

「そうだ。お前、私のエクスターになれ」

 

 

桃が選んだのはマナだった

 

 

『マナさん協力してあげて』

 

「はぁ~…理事長先生がおっしゃられるのなら」

 

 

理事長からの頼みということとでマナが桃のエクスターとなることを承諾する

 

 

「ちひろちゃん。今回は私をエクスターにするよね?」

 

 

「いいや。今日は私がちひろのエクスターだよ!」

 

 

「お姉ちゃんたち喧嘩はやめて~」

 

 

「おい、早くしろ」

 

 

言い争いをする二人だったが最終的にじゃんけんで決めることになり二人がポンで同時に手をだすと

 

「やった~勝った~」

 

 

「ぐぅ~悔しい~」

 

 

倫花がパーをだし、乱花がグーを出したことにより

 

 

今回は倫花がちひろのエクスターとなることになった

 

 

「いくよちひろちゃん!」

 

 

「うん。頼むねお姉ちゃん!」

 

 

「ちひろ~。お姉ちゃ~ん。頑張れ~!」

 

 

張り切るちひろと倫花を乱花が応援し

 

 

「いくぞ」

 

 

「よろしくお願いします」

 

 

桃とマナも準備が完了し

 

 

ここにちひろVS桃の戦いが始まるのだった

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