ヴァルキリードライヴ 7人の戦乙女と小さき勇者   作:ダーク・リベリオン

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DRIVE7 嫌わないで!

波乱の連続で始まったビクニでの生活、その初日を終えたちひろたちは2日目の朝を迎えていた

 

 

今日もまた理事長たちが組んだウィルスの治療を目的とした治療プログラムのための授業のため

 

 

ちひろ、倫花、乱花の3人は朝食などを済ませ

 

 

VR-クラスに向かうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目の授業としてちひろたちは授業を行っていた

 

 

今、治療プログラムの一環として乱花とマナが戦っていた

 

 

乱花は倫花をエクスターとし、マナは桃をエクスターとしていた

 

 

「でいやぁぁ!!」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

試合の流れは乱花が掴んでおり、接近戦特化の乱花に遠距離特化のマナは一方的に追い込まれていた

 

 

「とりゃぁぁぁ!!!」

 

 

「きゃあぁぁぁぁ!!!」

 

 

そして勝負は決し、やはり乱花の勝利で幕は閉じた

 

 

「私たちの勝ちみたいだね!」

 

 

「ぐっ、こんなはずじゃ…」グヌヌ

 

 

乱花は勝利者として鼻高らかな態度をとり

 

 

負けたほうの桃は悔しそうな表情を浮かべていた

 

 

「桃さん、マナさん。大丈夫ですか?おけがとかはしませんでした?」

 

 

すると今回は傍観者として遠くからみんなの戦いを見ていたちひろが近づいてきた

 

 

「ありがとう。私たちなら大丈夫ですよ」ニッコリ

 

 

「それは良かった。あっ、これタオルです」

 

 

そう言うとちひろは戦いで汗をかいたマナたちに持っていたタオルを差し出した

 

 

「あら、これはご丁寧に。ちひろくんは気配りができて偉いですね」ナデナデ

 

 

「えへへ~♪」テレ

 

 

タオルを差し出したちひろの優しさに感銘を受けたマナはちひろの頭を優しく撫でた

 

 

それにはちひろも満足気な顔を浮かべていた

 

 

するとちひろは今度はマナの隣にいる桃に近づいてきた

 

 

「…なんだ?」

 

 

「桃さんもお疲れ様です。これどうぞ使ってください」

 

 

そう言うとマナ同様に桃にもタオルを差し出した

 

 

「…ふん。とりあえずはもらっておいてやる」

 

 

桃は軽く礼を述べる程度でタオルをもらったあとはあまり口をきかなかった

 

 

そんな時

 

 

「ちひろ!」

 

 

「ん?なに乱花お姉ちゃん?」

 

 

「なにじゃないよ~。勝ったのはお姉ちゃんたちのほうなのにちひろってば猪名川たちのほうに行くなんて~」プンスカ

 

 

どうやらちひろが先に自分たちのほうではなく、マナたちのほうに行ったことが気に入らなかった様子であった

 

 

「せっかく勝ってちひろが褒めてくれると思ってたのに、私、ちょっとショックだな~」ショボーン

 

 

「あっ、ごっ、ごめんなさい…乱花お姉ちゃん。どうしたら機嫌直してくれる?僕、なんでもするよ?」ウルウル

 

 

「ん?…今、なんでもするって言った?」キュピーン♪

 

 

姉を落ち込ませてしまったと言う自責の念から涙目になりながら

 

 

機嫌を直してほしいがためにちひろは乱花に尋ねると

 

 

ちひろの言葉を聞いた乱花は目を光らせ、侫な笑みを浮かべながらちひろに近づくとちひろの目線まで顔を合わせる

 

 

「本当になんでもしてくれるの~?」ニコ

 

 

「うん。僕、お姉ちゃんのためになんでもするよ?」ウルウル

 

 

「じゃあ今夜、お姉ちゃんと大人の階段のb『はいはい、そこまでよ乱花さん』なっ!?」

 

 

ちひろに機嫌を直す方法を教えようとした瞬間、前方からモニタ画面が現れ、そこには理事長が写っていた

 

 

「あっ、理事長先生、おはようございます」ペコリ

 

 

「「おはようございます」」

 

 

『はい。おはようございます』

 

 

ちひろが先んじて挨拶をかわし、それに続いて倫花たちも挨拶をする

 

 

『まったく、乱花さん。ちひろくんはまだ小さいのよ?小さい子に対してそう言ったことを言うのは、いえ、するのは教育的にも許可できないわよ?』

 

 

乱花の先ほどの話しを聞いていた理事長が乱花を注意する

 

 

「で、でも!私にとってはそれはとっても重要なんです!私の望みはまさにそれなんだから!」

 

 

「らっ、乱花さん。あなた本気で言ってらっしゃるんですか!?」アセアセ

 

 

「当たり前よ。私にとってちひろはこの世でただ1人、この身を捧げたって構わない、そんな存在なんだから!お姉ちゃんだってそうだよね!?」

 

 

「えっ?」

 

 

急に乱花が話題を倫花にふる

 

 

「お姉ちゃんだってちひろ一筋だよね!?」

 

 

「そりゃ、私もちひろちゃんのこと大好きだけど、でも乱花ちゃん。ちひろちゃん困ってるよ?いくらなんでもちひろちゃんを困らせるのはよくないよ?」

 

 

「えっ?」

 

 

倫花の指摘に乱花がちひろの方に目を向けると

 

 

「らっ、乱花お姉ちゃん?どうしたの?こっ、怖いよ…」ガクガクブルブル

 

 

急に怒鳴り声をあげた乱花に驚いていたちひろは倫花の背後に隠れ、怯える小動物のように震えていた

 

 

『乱花さん。あなたがちひろくんのことが大好きなのはわかってるけど、それでちひろくんに嫌われたら元も子もないわよ?』

 

 

「ッ!?」ビクッ

 

 

理事長の指摘に乱花は体をびくつかせる

 

 

「ちひろに、嫌われる…?」

 

 

そして理事長の『嫌われる』という単語を聞いた乱花は脳内でその単語がしめす最悪な事態を想像する

 

 

『乱花お姉ちゃん怖い……もう、一緒に居たくない!近寄らないで!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふみゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「『!?』」」」」」」ビクッ

 

 

最悪な想像をした結果、ちひろに嫌われる=生甲斐を失うというとてつもない絶望感に思わず発狂する

 

 

それにはちひろたち全員も驚く

 

 

「ちひろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~!!!」

 

 

「にゃふ!?」ムギュ

 

 

乱花がいきなり抱きつき、顔が胸に押し当てられていかにも苦しそうだった

 

 

「ごめんねちひろぉぉ~!!怖がせたお姉ちゃんが悪かったよ~!謝るからお姉ちゃんのこと嫌いにならないで~!!!」

 

 

「にゃむ~!?」ジタバタ

 

 

豊満な乱花の胸のせいで息ができなくて顔が真っ青になり始める

 

 

「らららららら、乱花ちゃん!落ち着いて、ていうか離れて!このままじゃちひろちゃんが死んじゃう!死んじゃうから!!」

アタフタ

 

 

「ふぇ……?」

 

 

「」デロ~ン

 

 

「きゃあぁぁぁぁ!!!ちひろぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~!!!!!????」ガビーン

 

 

倫花の呼びかけでようやく我に帰った乱花だったが、気づいた時にはちひろはすでに顔が青くなっており気絶しているのだった

 

 

「ちひろさん大丈夫でしょうか?」

 

 

「……あんな姉に振り回されてあいつも苦労しているんだな」

 

 

『はぁ…先が思いやられそうよ』ヤレヤレ

 

 

その様子にマナは心配そうに、桃はちひろの苦労にねぎらうかのように

 

 

そして理事長はこの先のことを考えると不安でしょうがないと言いたげな顔をしているのだった

 

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