ヴァルキリードライヴ 7人の戦乙女と小さき勇者   作:ダーク・リベリオン

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DRIVE8 四神が1人。その名は『コンゴウ』

ちひろに嫌われたと思い発狂した乱花を落ち着かせること数分

 

 

「乱花お姉ちゃん落ち着いた?」

 

 

「うん。ちひろが私のこと嫌いにならないってわかったからもう大丈夫」

 

 

「僕にとって乱花お姉ちゃんは大事な人だもん。嫌いになんてならないよ」アタフタ

 

 

「ちひろ~♪ちひろはなんていい子なの~、お姉ちゃんますますちひろが好きになっちゃったよ~♪」スリスリ

 

 

乱花は嬉しさでちひろを抱きあげ、頬ずりをする

 

 

ちひろも姉が元気になったことが嬉しいようで笑みを浮かべる

 

 

『もう、ちひろくん絡みだと世話が焼けるわね…さてと、ではそろそろあなたたちに授業を教える先生を紹介しなきゃね』

 

 

「えっ、先生?…理事長先生。私たちに授業を教えてくれるっていっても、ここには私たちしかいないんですけど?」

 

 

倫花の言うとおり、今この場にはモニター越しの理事長を除く

 

 

ちひろ、倫花、乱花、マナ、桃の五人しか居ない

 

 

周りを見渡しても先生らしき人影はどこにもなかった

 

 

『見えないかしら?もう先生はこの場に来てるのよ……あなたたちの目の前に~』

 

 

「へっ?目の前にって…」

 

 

「そんな人、どこにも…?」

 

 

理事長がもう先生は自分たちの前にいるというのでもう一度よく探してみるも

 

 

やはりそれらしい人物は影も形もない、ちひろたちがキョトンとしていると

 

 

『おまえたち…』

 

 

「えっ?乱花ちゃん。何か言った?」

 

 

「ううん。私は何も…でも確かに聞こえた」

 

 

「僕も聞こえたよ」

 

 

「でも、誰もいないよね?」

 

 

ではいったい誰がっと不思議そうな顔をしていると

 

 

『どこを見ておるのだ!』

 

 

「わわわわ!岩山が動いた!?」

 

 

さらに今度は聞き間違いではなくはっきりと聞こえる

 

 

機械音のように高々しい声が聞こえるとともにちひろたちの目の前にあった岩山らしきものが動き出した

 

 

否、それは岩山にあらず、その正体は

 

 

「いや違う、こいつはヴァルキr「ロボットだぁぁぁ~!」…?」キョトン

 

 

姿を表したそれを見た桃はそれがなんなのか理解し、それを述べようとするも

 

 

男心を燻るような存在が目の前に現れたことに堪らない者はいない

 

 

興奮せずにいられるはずもない

 

 

巨大ロボは男の憧れだから!

 

 

『随分と元気の良さそうなわらべだな。…お前たちが新しい候補者か?』

 

 

「でっか!超でかい!なんなのこれ!?」

 

 

「乱花お姉ちゃんわからないの?ロボットだよ!巨大ロボットだよ!」キラキラ

 

 

「いや、こいつはヴァルキr「ロボットさ~ん!」……もういい」アキレ

 

 

「ちひろちゃん。落ち着いて」

 

 

もはやおもちゃをプレゼントされてはしゃぐ子のようにストッパーが壊れるくらい盛り上がるちひろを倫花が必死になだめていた

 

 

「あなたが私たちの先生…なんですか?」

 

 

『いかにも!』

 

 

『紹介するわ。コンゴウ先生よ。彼女はこのビクニを守護する四神の一人であり、あなたたちを指導してくれる先生なのよ』

 

 

理事長がちひろたちに自分たちの前に現れたモノの正体を教えた

 

 

彼女が自分たちの先生であることを

 

 

『我がコンゴウだ。間違っても帰国子女やら霧の船団などと一緒くたにするなよ』

 

 

コンゴウが名乗りとともに妙なことを言っていたような気がした

 

 

「四神…すごい、まるで力の結晶みたい」

 

 

倫花はコンゴウから感じられる気迫などからそうつぶやく

 

 

無論それはこの場にいる全員が想っていたことでもあった

 

 

「つまりお前を倒せば治療プログラムとやらは完了するということか?」

 

 

『ガッハッハッハッハ~!!今年の新入生は威勢のいいやつが多いようだ……それに』

 

 

コンゴウはふとちひろのほうに目をむける

 

 

『存じてるぞ、この目で会える日を楽しみにしておったぞ、鉋咲ちひろよ!』

 

 

そしてちひろを指さしながらそう告げる

 

 

「僕と会うのをですが?」

 

 

『そうだ、しかしそれは我だけにあらず。他の四神もまたお主と会うのを心待ちにしておるわ』

 

 

「四神のみなさんが僕に会うことをそんなにも……でもどうしてですか?」

 

 

『それはお主の『コンゴウ、少し口が過ぎるわよ』ガッハッハ~、これはすまぬ。われとしたことがつい』

 

 

何かを言おうとしたコンゴウだったがなぜか理事長が止めに入った

 

 

それにちひろはキョトンとしていた

 

 

『気にするなこちらの話し。…にしても…ふぅ~む』ジロジロ

 

 

するとコンゴウは今度はまじまじとちひろを見た

 

 

「なっ、なんでしょう?」

 

 

『理事長よ。すまぬが我はこやつと1戦交えることにしたぞ!』

 

 

「「「「「ファ!?」」」」」ビックリポン

 

 

『なんですって?』

 

 

コンゴウの突然の申し出に場の空気が張り詰めた

 

 

『なに。少しこやつの力を見てみたくてな。それくらいならよかろう?』

 

 

『……はぁ、まぁ確かにあなたの言うことも一理あるわね。いいわ。許可します』

 

 

理事長はコンゴウの提案を承諾した

 

 

「ちょ、ちょっと待ってください!なんで授業ってわけでもないのにちひろが先生と戦わなきゃならないのよ!?」

 

 

それに乱花が意義を唱えた

 

 

『乱花さん。確かにコンゴウ先生がいきなりこんな事を言って驚いたのも無理はないわ。でもわかってますよね?あなたたちがビクニに来た目的を?』

 

 

「うっ…」

 

 

しかしそれは理事長に論破されてしまった

 

 

『あなたたちはウィルスを治療して元の生活を取り戻したいんでしょ?ならばコンゴウ先生と戦うことはそれに一歩近づくということなのよ』

 

 

「私は……別に」ボソッ

 

 

「…乱花ちゃん?」キョトン

 

 

倫花は乱花が一瞬、暗い顔をしてぼそっとなにか呟いたのに気が付くも、気のせいと思って再びコンゴウへと目を向けた

 

 

『さぁ、鉋咲ちひろよ。我と勝負じゃ。お主の力を我に見せてみよ』

 

 

「……先生と僕が」ゴックン

 

 

ちひろはコンゴウから放たれる凄まじいプレッシャーを身体で感じ取っていた

 

 

「…わかりました。僕、先生と戦います!」

 

 

「ちひろ!?」

 

 

「ちひろちゃん」

 

 

コンゴウの申し出に応じたちひろに倫花と乱花は驚いていた

 

 

『ふむ。良い目をしておる。ならば始めようぞ!』

 

 

そう言うとコンゴウは戦闘態勢に移行する

 

 

「…乱花お姉ちゃん、僕とドライヴして」

 

 

「ちっちひろ」

 

 

「大丈夫、お姉ちゃんを不安にさせたりするようなことはしないから」

 

 

「ちひろ……うん。わかった。ちひろの言う通りにするよ」

 

 

乱花が承諾してくれたことにちひろは笑顔でお礼を述べた

 

 

「行こう、乱花お姉ちゃん!」

 

 

「私とちひろが組めばどんな奴だって敵じゃない!」

 

 

「「ドライヴ!」」

 

 

2人の心がリンクし、乱花は光となり、ちひろの前にふわふわと浮かんできた

 

 

そしてちひろがそれを掴んだ瞬間、輝きとともに武器と化した乱花がちひろに装備された

 

 

ちひろは乱花とドライヴを完了させ、戦斧を構える

 

 

「よろしくお願いしますコンゴウ先生!」

 

 

『うむ。かかってこい!』

 

 

こうしてちひろと四神の一角との戦いが始まるのだった

 

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