今回は解説編パート2です。
当時の世界情勢やこの作品に登場した人物などを紹介しています。
よろしくお願いします。
小山「それで、次は何をやればいいんですか?」
角谷「作者が次回作以降に向けてストック作りたいから、今回は前言った今作に出てくる人たちの紹介をするよ。タイトル紹介は次に回すよ。」
冷泉「あと少しこの時期の世界情勢をさらっていくぞ。」
五十鈴「だから前作と少しタイトルがちがうのですね。」
角谷「それじゃ早速始めていこー!」
五十鈴「とそのまえに注意です。」
作者からこの変な設定だらけの駄文を読んでくださる心の広い読者様への注意
・WIKI参考にしてます。
・キャラ崩壊。
・独自見解が混じります。(思想的な寄りはできるだけ抑えるつもりです。)
・解説にネタを混ぜますが、実際の歴史とは一寸たりとも関係はございません。
・これで歴史を勉強した気にならないように、特に受験生!こんなの読むなら資料集や教科書見ろよ!受験に関係ない話も載せるから!
・これも歴史上のいかなる人物、出来事、思想を評価、賞賛、非難するものではありません。
・変なところあったらコメよろし。てか絶対あると思う。
・物語本編の流れとは関係しません。
登場人物
解説 小山柚子(メイン)
補足 冷泉麻子、角谷杏(ツッコミ)
疑問提示 五十鈴華(?の提示とか)
その他多くの歴史上の人物のみなさん
小山「では早速今作に出てくる歴史上の人物について紹介をしていきます。」
呉鉄城(字 不明)
国民党派の政治家。孫文派、後に蔣介石派となり、北伐終了後に軍閥が起こした中原大戦において張学良を蔣介石側に引き込んだことなどで蔣介石から信任を得た。
一九三二年に上海市長兼淞滬警備司令に任命され、第一次上海事変の阻止に奔走するが失敗した。その後も上海市長を務めている。
汪精衛(字 季新)
多分今作の中国人では蔣介石の次に有名な人。汪兆銘とも呼ばれる。蔣介石を三度裏切って二度合流した人。
まずは北伐中に蔣介石から離れて左派寄りの武漢国民政府を樹立。これは後に共産党系への清党工作を進めることで合流。
二度目は反蔣介石派が作った広東国民政府に参加したが、これは満州事変による大同団結により合流。
そして最後は日中戦争時に日本の傀儡政権である南京国民政府を樹立し、その首班となった。一九三五年の十一月に狙撃され、その傷がもとで日中戦争終結前に死去。
宋美齢
蔣介石の妻。父は浙江財閥の創始者。幼い頃にアメリカに留学し英語が話せた為、英語の話せなかった夫の蔣介石の通訳としてカイロ会談などに同行している。
また政治家としてもアメリカからフライングタイガース(アメリカの航空部隊)の参戦を取り付けたりなど、ファーストレディーとして活躍した。
周至柔(字 不明)
中華民国の空軍軍人。北伐、国共内戦の最中に空軍の必要性を感じ、海外に留学。帰国後、中央航空学校校長に任ぜられる。日中戦争時にはほぼ全期にわたり中国空軍の総指揮をとった。
岡田啓介
日本の軍人、政治家。第31代内閣総理大臣。軍人としての最終階級は海軍大将。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦に従軍したのち、1934年に組閣の大命を受けて内閣総理大臣に就任する。岡田自身は対英米戦には反対だったが軍部を抑えきれずロンドン、ワシントン海軍軍縮条約から離脱するなど苦況に立たされる。
二、二六事件で襲撃され、秘書官の松井伝蔵が反乱軍に射殺されたものの、岡田自身は逃げ延びる。その責任を取り内閣総理大臣を辞職し、長老として東条内閣打倒の動きを起こしたりもするが、表舞台からは遠ざかった。
狸とあだ名されるほどのおとぼけでそれで議会での天皇機関説に関する追求を逃れたりもしている。
清貧であり常識人であったが、無類の酒好きでもあった。
廣田弘毅
日本の政治家。第32代内閣総理大臣で、1935年時は岡田内閣の外務大臣。外務省に勤めた後、岡田内閣の後を継いで首相になる。外務大臣の時期には対中融和政策をとったが、軍部との折り合いが上手く付かず、戦争を防ぐことは出来なかった。
文官で唯一のA級戦犯として絞首刑となった為同情的な目で見られることもあるが、実際は決断力に欠けていたようだ。
孔祥煕(字 庸之)
中華民国の政治家。蔣介石政権において財政部長、行政院長などを務める。宋美齢の姉の夫にあたる。財政部長前期にはそれまでの銀本位制を改めることなどの財政改革によって戦争に向けた財政を整えたが、後期には私腹を肥やしているとされてその役を罷免された。
王世傑(字 雪艇)
中華民国の政治家、法学者。蔣介石政権において外交部長、教育部長などを務める。また日中戦争時には抗日宣伝を指揮している。
朱家驊(字 騮先)
中華民国のの政治家、地質学者、教育者。中山大学校長や交通部長などを務める。また両広地質調査所を作るなど地質学者としても活躍した。
小山「こんなところでしょうか?」
五十鈴「岡田さんだけ長いですね。」
冷泉「まぁ、そんなもんだろう。」
角谷「おっけー。分かんなかったら全員日本語のWikiあるから調べてみてね。」
小山「それで次は何を?」
角谷「簡単でいいから世界情勢を解説しよう。」
小山「それはまた範囲が広そうな……」
角谷「世界恐慌からでいいってさ。」
冷泉「それで1935年までだ。」
小山「そしたら、アメリカ史からですかね?」
角谷「まぁ、満遍なくやってくれりゃいいから、任せるよ。」
小山「では、まずは世界恐慌の背景から話していきましょう。第一次世界大戦後、自国が戦場になったヨーロッパ諸国と比べ、アメリカは戦場にならなかっただけではなく、ヨーロッパ諸国の戦債を多く保有していました。
それらに伴い軍需産業で発展した重工業と豊富な資金により、アメリカは空前の好景気に突入します。社会が大量生産、大量消費時代に移行し、また豊富な資金は株に過剰に注ぎ込まれ、株価は大きく上昇しました。
しかしこの繁栄の1920年代と呼ばれた空前の好景気もある日をもって終わりを迎えます。それが『暗黒の木曜日』、1929年10月24日に株価が下がったことを受け株の売却が加速しました。これをきっかけにすでに過剰生産、過剰投機が起こっていたのが表面化し、そこに農業生産物価格の下落と金融機関の相次ぐ倒産が相まってアメリカは不況に襲われます。
また株主はその損失の補填のため他の分野に投資していた資金を引き揚げ始めたことにより、それに含まれていたヨーロッパなども同様の不況にさらされることになります。」
五十鈴「このときアメリカ政府はどうしたのですか?」
冷泉「何もしなかった。」
五十鈴「えっ?」
角谷「流石に何もしなかったは言い過ぎだけど、当時のフーヴァー政権が自由主義経済を信奉していたために対応が非常に遅れたのは事実だね。」
小山「この後、1933年にフーヴァーが落選するまでアメリカは不況に対して大規模な対策は講じませんでした。ですがそれは次に大統領となったフランクリン=ルーズヴェルトによって大きく転換されます。
彼は様々な改革を行って経済に介入することで不況を乗り越えようとしました。この政策をニューディール政策と呼びます。主だったものとしては全国産業復興法でカルテルの設立を認め、テネシー川流域開発公社を設立して公共工事を行ったりしています。」
冷泉「この全国産業復興法は違憲判決食らってるけどな。」
小山「これらの政策によりアメリカ経済は復調の兆しを見せますが、傷跡は深く急激な改善まではいきませんでした。
そしてこのことが世界情勢に大きな影響を与えます。まずはそれまでの国際協調体制が破綻し、一国主義が台頭します。まずはイギリス、フランスやアメリカなと国外に植民地などの市場をもつ国々は植民地などとの経済的関係を強化し、高関税で外国商品を排除するブロック経済をとります。
しかし市場を持たないドイツ、日本、イタリアなどではブロック経済に反発し軍事力による植民地や市場の獲得に乗り出します。これらによりそれまでのヴェルサイユ、ワシントン両条約による体制は崩壊していきます。」
角谷「ブロック経済の例としてはイギリスのオタワ連邦会議によるスターリングブロックが有名だね。」
小山「これに対し、国内の経済の混乱により共産党とナチスが台頭したドイツでは1933年にヒトラー内閣が成立します。これはヴェルサイユ体制への不満と共産党の台頭に対する軍部、経済界、中間層の不安を取り込めたことが一因です。
ナチスは国会議事堂放火事件によって共産党を追い落とし、その後の議会で全権委任法を可決して政府に立法権を与えることでヴァイマル共和政は崩壊、ナチスの独裁政権が成立します。」
角谷「どうして政府に立法権を与えることが独裁政権に繋がるかというと、」
こんなせいさくやりたいな。
そうだ、ほうりつをつくってしまおう。
角谷「て感じで法律を作れちゃうからなんだよね。」
小山「ヒトラー政権は四カ年計画で戦争経済を確立すると共に大規模な公共事業によって失業者を取り込み支持を拡大しました。同時にニュルンベルク法を制定しユダヤ人の定義をすることでユダヤ人への迫害を行っていきます。また1933年に国際連盟を脱退、さらに1935年に再軍備を宣言します。これに対して」
英仏伊「ストレーザー戦線を結成してドイツを抑えるぞ!」
英(でもなぁ……戦争したくないし国民の支持も得られないよなぁ……)
2ヶ月後……
英「ドイツくん、我がイギリスの35%までなら海軍作っていいよ。」
独「わーい。」
英独海軍協定締結
仏伊「は?何考えてんのイギリス!」
伊(でもフランスも政権ゴタゴタでまともに抵抗できないし、チャンスかもな。)
伊「よし、アドワの恨みを晴らす時だ!エチオピアに攻めこめ!」
第二次エチオピア侵攻の勃発
英仏「ちょ待てぃ!侵略は許さんぞ!国際連盟で制裁してやる!」
伊「でもさ、未開人を文明の力で明るく照らすのがヨーロッパ人の役目でしょ?ちゃんと今のイギリスとフランスの植民地には入らないからさ。」
英仏「どうぞどうぞ。スエズ通っていいよ。石油の禁輸はなしだ。」
エチオピア「誰を売ってる!ふざけるなぁ!」
小山「という感じで英仏は独伊の拡大をとめることは出来ませんでした。またこのほかにもポルトガルでサラザールによるファシスト政権の成立を許すなど反ファシズムの動きは失敗します。
しかしソ連率いる共産国家は他の国の共産党と共に1935年のコミンテルン大会で人民戦線戦略を採用することを決議します。」
冷泉「ソ連は共産国家だったから世界恐慌の被害をあまり受けなかったんだよな。」
小山「ソ連は2度にわたる五カ年計画によって農業の集団化と重工業化、そしてネップと呼ばれる部分的な市場経済の導入により認められた富農のクラークと都市資本家であるネップマンの撲滅を行います。これにより農民に多くの餓死者が出ましたが、急速に重工業化が進められました。
あと日本では1931年に柳条湖事件をきっかけに満州事変を起こして満州を占領し、清の最後の皇帝の溥儀を担ぎ上げて傀儡国家満州国を建国します。しかしリットン調査団の派遣により日本による侵略と判断されたため、国際社会からの非難の元国際連盟から脱退します。」
角谷「冀東防共自治政府とかは前回やったからパスるね。」
小山「あとはインドでガンジー、ネルーら国民会議派による反英運動の成果として限定的な自治を認めさせた新インド統治法が決められたり、シャムが立憲君主制になってそのあと国号がタイになったりとか、サウジアラビアが成立したくらいでしょうか?」
冷泉「あとはスペインのブルボン朝による王政から共和制になったくらいだろうな。」
小山「じゃあこんなところですね。」
五十鈴「今回もこの『広西大洗奮闘記』読んでくださり誠にありがとうございます。」
角谷「作者も第何話まで行くかわかってないけど、気楽に見ていってねー。」
冷泉「次回はタイトル紹介だな。」
小山「フラグは立ててますから、分かる人もいると思いますが。」
五十鈴「次の解説編は30話の後の予定です。よろしくお願いします。」
小山「今回短めですよね。」
五十鈴「何ででしょう?」
角谷「実はね、作者がもう一作の『不死の感情』の方と並行して書いてたのさ。」
冷泉「これが終わってないのになぜ今なんだ?」
角谷「『不死の感情』は3次創作なんだけど、2次元さんがその総集編を出したから、それを記念してね、てわけで。」
冷泉「便乗乙。」
角谷「そっちも更新するんで注意書きをよく読んで、1話の冒頭読んで読めるか判断してから楽しんでね。」