次の試合はシカマルとテマリのはずだった。
私はサクラや先生の方に言って観戦しようとしたが、審判な両者を招集しようとしたところで会場に羽根が、つまり幻術がかけられたのだ。
まったく、タイミングのいいことっ!
「サクラ!幻術よ!」
戸惑っていたサクラに一声かけると、すぐさまサクラは幻術返しをする。
けど、 真後ろに敵がいるっ!
『ミコ。頭を下げろ。』
突然聞こえた聞き慣れた声に、頭をすぐ下げると、木の棒状のものが振られ、敵の頭を潰した。
あぁ、あれは。
あの道具は、
「赫映様っ!」
「ミコ?どうしたの?赫映様って、え?」
赫映様は今、常人に見えなはず。
なら、サクラからしたらいきなり頭が弾け飛んだように見えるのかな?よ
「サクラ。よく聞いて。音の忍押し寄せて、ここを潰そうとしるの。」
おそらく蜥蜴丸の狙いは私。
きっと火影を人質にとって脅してくるだろう。
屋根の方では、風影にふんした蜥蜴丸が、大蛇丸と一定の距離を取ってにらみあってる。
蜥蜴丸は火影を人質にするかのように首に腕をまわしている。
サスケは我愛羅と一緒に大名様を守っていてくれてる。
『蜥蜴丸……か。生きていたか。なにか、やつにされたことはあるのか?』
金髪ながらナルトと見たいにうるさい金髪などではなく品がある金髪で、鮮血のように鮮やかな赤い目。
神性たる赫映様はいかなる場所でも清く正しい。
「はい。サスケが噛まれました。」
『……噛まれた?いつ?』
「一ヶ月前に。」
『聞かされてないのはお前が祓ったってとこか。異常がないなら問題はないが、異変があればすぐに俺のところへ連れてこい。』
「はい。わかりました。」
『火影のもとにいってやれ。こっちは俺がやる。』
「ぇ、わかりました。いってまいります。」
私が火影達の方に跳ぶと、蜥蜴丸は待っていたと言わんばかりに声をあげて笑う。
「ずいぶんとおそかったな。見捨てたかと思った。」
「はっ、火影様は火影よ?一般市民を守る方が大事だわ。蜥蜴丸さん。」
「はっ、早いな。風影と言わないとはな。」
「えぇ。優秀な部下があなたに襲撃された四代目風影を保護しましたから。」
「なにっ⁉」
おぉ、驚いているわね。
「えぇ、残念でしたねぇ。えぇ。世界はあのお方を、我が友の父様を見捨てなかった。この勝負、あなたの敗けですよ。」
「それはどうかな?」
蜥蜴丸が火影殿を刺した。
火影殿は火影だから手で受け止めて戦闘体制にはいる。
「猿飛先生。すみません。私の元弟子が。」
大蛇丸が蜥蜴丸と火影の真ん中に入り、三体一になる。
そこに結界を張る人たちが跳んきて結界を張った。
しかも蜥蜴丸と火影のみをなかにいれて!唆
屋根をおおうように結界が張られ、内側にも結界が張られてしまう。
何てことだ!
「穢土転生っ!」
蜥蜴丸が、穢土転生を発動させて二つの棺桶が出てくる。
一つは初とかかれた紙のある棺。もう一つは初弟とかかれている紙のある棺だ。
二とかかれた棺がでかかったが、真っ黒な手のようなものが棺が出るのを阻止し、戻っていった。
なにあれ!なにあれ!
い、一旦落ち着こう。
棺が二つ出てきて、そこ扉がゆっくりと開さかれる。
千手柱間と扉間だ。
そう。卑劣さま。二代目がうちはなので、木の葉に卑の意思は受け継がれはしないものの、千手には堂々受け継がれているようだ。
大体この人のせい。
「この結界さえ、この結界さえやぶれれば!」
嘘です。全然破れるけど、三体目にはとりあえず死んでもらいますから。
「ふふ、神主長。自分の不甲斐なさ、見せつけてあげよう。」
「んなっ!」
……計画通り!あぁ、計画通りだよ!蜥蜴丸。
私が演技で結界に飛び込もうとする。
そうすると、よってきていた暗部に止められた。
「神主長殿。なりません。」
「だけどっ!」
仮面越して表情はわからないけど、暗部のひとは火影殿をちらっと見て、私を抱える。
「ミコ殿!どうか避難をお願いします!」
いや、ちょ、まっ、え?
私来た意味は?
意味がないじゃない!
見させなさいよー!
って、私の手下を配置すればいいんじゃない!
【羽虫共!しっかり観察してなさい!】
私が指示を出すと、無数の羽虫が結界の周りに集まる。
はぁ、全く。
「大蛇丸。蜥蜴丸に関してなんだけど、サスケはなんで狙われたの?」
私を担ぐ暗部と並走する大蛇丸は少しだけ考えてから、私をまっすぐとみて口を開いた。
なに?どうしたの?
「あぁ、そうね。蜥蜴丸は木ノ葉と祭事本家に復讐したいと思ってるんじゃないのかしら?」
「復讐って、人体実験のこと?そんなの!見つかったからよ!大蛇丸が先代にうちあけて、それで!」
「ミコ……。」
あれ?大蛇丸って、私が真実を知ってるってこと、知ってるの?まぁ、別にいいけど。
それにしてもサスケをなんで狙ったんだろ?
器……にしてはな、なんの人体実験?やっぱり不老不死?
こうなってくると、お兄ちゃんもやばいだろうけど、うん。お兄ちゃんはお兄ちゃんだからね。
「そういえば、あのとき――いや。」
え?ちょっ、え?途中でやめないで!
「なんの話?」
「いや、アカデミーの時猪事件があったでしょ?」
猪事件。
ナルトが猪を怒らせた。暴れた猪がくの一の一人に突進していったのをサスケが庇って谷底に落ちちゃったってやつ。
たしか、神様。赫映様が助けてくれたんだよね。
谷底に落ちた。うん。アカデミー生だとしても、うちはだとしても幼児が猪に突かれたら気を失う。そのまま受け身をとれずにサスケは落ちて、たまたま近くの洞窟で赫映様と大蛇丸と一緒に鉱石探しを――って、あれ?
ならサスケはなんで生きてるんだ?
普通死ぬよね?
「あのとき、神様が姿を私にも見えるようにしてくださって、そして神様はサスケくんを治したわよね?」
「え?うん。」
「思い出すわ。サスケくんの惨状。あれほどの重体で生きてられるのは、やっぱりうちはだ。と再確認したわ。」
そうだ。
サスケは、人間じゃ手の施しようがないくらいの重症をおったんだ。
忍びと言えど気絶したら常人と変わらない。
生きていたのが奇跡だった。
なら……なぜ……
サスケは生きているのか。
そんなの簡単だ。赫映様が治療を、ぐちゃぐちゃになった手足と下半身を、きれいさっぱり眷属にすげ替えたんだ。
「あ、ああ。いってた。『馴染んで、人の体になるのは早いだろうが、神気は抜けるのが遅い。成人するときには抜けているだろうが、な。うちはなら大丈夫だろう。』まさか、サスケの体内に残留してる神気を意図的に暴発させて?」
いや、でもNARUTOの世界だよ?思いっきり外法の神気何て、フニャッとしたものが?
「さすが、神主長ね。恐らくそうよ。」
「いや、待ってよ!忍はチャクラしか本来は知らないはずよ!そんな、いきなり神気がどうてらこうてらっておかしいわ!」
なら、なぜ。サスケに関しては、知らないはずよね。なら、蜥蜴丸は転生者かつ生前神主、本当に神や見えない類いのものが見える体質だったってこと?
「それを私に言わないでちょうだい。そういうのはあなたたちの分野でしょ?」
「……あぁ!なんてこと!だからあのときなにかせれてないかなんてっ!暗部さん!サスケの下に連れていって!」
暗部さんに抱え直され下に降りる。
そこでは、サスケや我愛羅などのルーキーとうちは警務部隊が避難誘導をしていた。
「ミコ!と大蛇丸。」
「怪我人は居ないかしら?」
「あぁ。居ない。
ミコはてっきり大名様のところに行ってたと思ったんだけど、こっちでいいのか?」
「問題なんてないわ。お兄ちゃんがいってるからね。
私は大名様の臣下として避難誘導の手伝いよ。避難先に敵意を持ったものを排除する結界を張るわ。」
避難所につくと20人程の人がすでにいて、私の姿をみて、笑顔を見せる。
「ミコさま!」
「大丈夫?」
「あぁ、ミコさま。」
「みんな!赫映様、神様も戦ってくださってるから安心して!ここはだいぶ居心地は悪いかもしれないけど、少しの辛抱よ!」
神様が?と、ざわめきがあるものの、雰囲気は明るいものとなりつつある。
うん。大丈夫ね。
問題はサスケにあるわ。ここに残してしまおうか?
「サスケ、ここは任せるわ。結界維持よろしくね。
さ、暗部さん!我愛羅大蛇丸!次の避難所よ!」
まずは、避難場所の安全を確保しなければ。
それから、なんとしてでも音を何とかしなければならない!