「え〜と、旅を続けているものです崩月誠実といいます、貴方は?」
「はっ、唯の人間がこんな所にいるわけないだろ妖怪…お前から妖力が感じられるよ旅人さん、あんたに名乗る名前は無いよ」
前なら圧倒的に感じられたであろう圧力も
一万と千年ありとあらゆる、妖力達と戦って来た誠実からすると、【中々だな】位にしか感じられなかった
其れより、自分から妖力が出ている事の方が驚きだった
「あ、あの…
「まあ、お前はここで死ぬからな…教えてやってもいい
私の名前は洩矢諏訪湖…ここの祟り神さ…さあ行くよミシャクジ様!」いや…ちょっ」
誠実が構えると地面から白い蛇が何匹も出て来ると
赤い目の蛇は、誠実に食いかかってくるように襲ってきた
「人の話を聞けぇぇぇぇ」
霊力を全開にすると、ミシャクジ様も諏訪子も固まってしまった…それもその筈単なる妖怪が自分より数百倍の力を出したのだ…しかも霊力尚更驚きだ
「あんた…人間…妖怪?それとも化け物?」
「こっちが聞きたいよ…少なくとも人間のつもりだよ…なんで自分から妖力が出てるのか分からん、兎に角敵対するつもりは無いんだ」
よし、説明できた
「分かったよ…いきなり済まなかったね…」
と、帰ろうとする諏訪子だったが
「あのさ…悪いんだけど…この辺に宿ってない?…」
という、質問に唖然とした後
「…この辺に宿はないよ…ついてきな」
どうやら、止めてくれるようだった
「すまん、助かる」
諏訪子についていくと、大きな神社があった
「花苗帰ったよー」
そう言うと中から、緑色の髪が印象的な少女がでてきた
「はい、真苗です…そちらの方は?」
「崩月誠実と言うよろしく」
「東風谷花苗といいます、此方こそよろしくお願いします」
なんとなしに自己紹介を終えると諏訪子が説明してくれた
「すまないね花苗今日から居候ができるよ」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
花苗さんは‥どうやらおっとりした感じの人らしい‥
「さて、お夕飯の用意をしますか」
それからというものも、たわいない雑談をしながら夕飯を食べた‥うん‥久しぶりにも人と食べるのは良いな‥
それから数ヶ月、居候として暮らす日々が続いていた
ある日だった‥
「これは‥不味いな‥っ」
何やら、険しい表情をしている諏訪子がいた
「どうした?」
「‥西の方に大和大国っていう、国があるんだ‥その国は‥多分最強と言って良いほど強い‥っ、その軍神八坂が
降伏するか、戦争するか選べっていう手紙を‥っ」
成る程‥いいだろう
「‥ふぅ‥俺が交渉へ行って来よう‥」
諏訪子は信じられないといったように口をパクパクさせていた
「あんたバカ?、向こうには天照大御神や須佐男なんかも居るんだよ?殺されるに決まってる!」
いや‥多分死ぬことは無いかな‥うん‥
「まあまあ、見てなってじゃあ、ちょっと行ってくるわ」
面倒いから、引力で飛んでくか‥
「あん‥」
ふむ、やはり大国だけあって文明も進化しているな
「!!貴様何奴だ」
取り敢えず、面倒ごとはだるいので5%位の霊力で威圧しながら‥
「諏訪からの使者だ、神々との交渉をしに来た、案内して貰おう」
本音を言えば、有名な神に会いたくてワクワクなんだが‥
さて、いざ対面だ!
かなえ、花苗です