転生したら猫かぶりのあの子になっていた   作:秀吉組

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第13話

「やれやれ、全くあれほど言ったのに忘れて行くんだから。秀吉のやつ~」

 

 

今私は秀吉の分のお弁当を持ってFクラスに向かっていた

 

 

何故こんな事になっているかと言うと朝練があるからと言って秀吉が朝早く家を出るのを見送りふとテーブルの上を見るとそこに秀吉のお弁当があった

 

 

今頃困っているだろうなと思って今こうして届けにやって来ているという訳だ

 

 

Fクラスの前に到着したのだが、なんだこの教室(?)は

 

 

クラスのプレートは落ちかけ、窓は割れている所があったり外から見ても分かるくらい傷んでいるのが分かる畳が敷かれていたりとこれはもう教室ではなく廃屋と読んだほうが正しいかもしれない

 

 

原作でどれだけ酷いかは知っていたけどまさかこれほどとは思っても見なかった

 

 

ちょっとFクラスの施設に驚いたがこうしていたら休み時間が終わってしまうので意を決して教室内に踏み込んだ

 

 

教室に入ると教室には女子が二人しかおらずその他は誰もいなかった

 

 

あ、Fクラスの殆どは男子だからさっきの時間体育でもあっていないのだろうか?

 

 

とにかく秀吉の机、もとい卓袱台を探していると

 

 

「どうしたのよ?木下。というか何で女子の制服着てるのよ?あ!まさかその姿でアキを誘惑しようとしてるんじゃないでしょうね!?」

 

 

「ええ!?そうなんですか!?木下君!!ダメですよ!」

 

 

…はあ、いきなり色々と突っ込みどころ満載でどこを突っ込めばいいのか分からないわ

 

 

「あのね、なんか勘違いしているみたいだから言うけど私は木下秀吉の姉の木下優子。あと弟に同性愛の趣味は持っていないわよ?」

 

 

「木下のお姉さん?あ、もしかしてAクラスの?」

 

 

「それにしても木下君そっくりです」

 

 

「まあ双子の姉弟だしね。ところで貴方達は?」

 

 

「あ、私は姫路瑞希と言います」

 

 

「ウチは島田美波よろしくね」

 

 

この二人がFクラスの中心的メンバーの中の二人か、うん?何やら二人から視線が…

 

 

(じーーーー、ううう、ウチよりも胸がぁぁぁ)

 

 

(じーーーー、ウェスト細いな~羨ましい)

 

 

「え、えっと何?」

 

 

「あ、いいえ!何でもないです!?と、ところでFクラスに何かご用で?」

 

 

「ええ、弟にお弁当を届けにね。アイツったら折角作ったのに忘れて行っちゃってね」

 

 

そう言ってお弁当が入った袋を出した

 

 

「ああ、なるほど。それでしたらさっき旧校舎の倉庫から木下君が出てくるのを見たのでもうすぐ戻って来ると思いますよ?」

 

 

「旧校舎の倉庫?なんでそんな所から?」

 

 

「木下が男子と一緒に着替えるのは教育上良くないって学園側から苦情が来てね。それでその対策案として使われていない旧校舎の倉庫を木下専用の更衣室にしたのよ」

 

 

そんな苦情が出ていたとは…、秀吉アンタも色々と苦労してるのね

 

 

そう思っていると秀吉が教室に戻ってきた

 

 

「おや?姉上何故Fクラスにおるー」

 

 

「木下!!この裏切り者!!」

 

 

「そうです!ひどいです!木下君!!」

 

 

「な、ど、どうしたと言うのじゃ!?島田に姫路よ!?」

 

 

「木下のお姉さんあんなにスタイルいいじゃない!!妹であるアンタもいずれああなるんでしょ!」

 

 

「手痛い裏切りです!!木下君!!」

 

 

「お、落ち着くのじゃ!二人とも!!それと島田よ、ワシは弟じゃ!!」

 

 

ホント苦労してるわね秀吉。お姉ちゃん見てたら目から水が・・・

 

 

今だにお弁当は渡せずにいた

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