魔法少女リリカルなのは Vivid Dream Fighters   作:ライジングスカイ

11 / 26
dream:11 スターティングマッチ

相手選手の攻撃が分身にあたり空振りに終わると上空でシャンテが待ち構えていた

「ベルガント・カノーネ!」

炎のような魔力の塊が相手選手に直撃する

煙が晴れるとダウンした相手選手の姿が

「決まったー!シャンテ選手見事一回戦を突破!」

実況の声とともにシャンテも勝ち名乗りするかのように腕を上げた

 

タオルで汗を拭きながら控室に戻ったシャンテ

「それじゃシャンテ、あたしはシスターシャッハと観客席のほう行くから」

「うん、あたしも着替えて栄養補給したらすぐ行くね」

セインにそう告げ控室を移動するシャンテ

すると緊張した様子のヴィヴィオの姿が目に入る

「陛下―!」

「あ、シャンテ!試合どうだった?」

「見事勝利!」

「すごーい!おめでとう!………あれ?」

話の最中ヴィヴィオが何かに気付く

「シャンテ、バリアジャケットのデザイン変えたんだね」

「え?ああこれ?」

以前のシャンテのバリアジャケットは腹部を大胆に露出した形だったがそれがなくなりすっきりした形になっていた

「ん~、今のあたしの身長だとあの恰好ちょっと問題あるんだよね………あんまり激しく動くとこう………まあ、都市本戦にも出られたし、あたしインターミドル今年が最後だからさ、ゲン担ぎってやつだよ」

直前のシャンテの挙動が気になったヴィヴィオだったが他はいつも通りのシャンテだったのでスルーすることにした

ちなみにシャンテは今年19歳、年齢制限で来年からインターミドルには出られなくなる

「って!あたしより陛下だよ、相手はリオでしょ、友達同士でやりづらくない?」

「平気だよ!むしろリオが相手だからこそ全力でやらなきゃ」

そんなヴィヴィオの様子にシャンテはため息をこぼすと

「じゃ、あたしもう行くね、この試合に勝ったら次はあたしとやることになるから」

そう言ってロッカーのほうへ向かうシャンテを見送るヴィヴィオ

クリスが彼女のそばに浮遊してくるとノーヴェとディエチも控室にやってきた

「ヴィヴィオ、そろそろ行くぞ」

「わかった、クリス」

クリスがうなずくと同時にヴィヴィオの体が光に包まれバリアジャケットが装着される

「よしっ」

 

「高町ヴィヴィオ選手対リオ・ウェズリー選手、なんとこの二人初戦からいきなりの同門対決です」

スタジアムでたがいに見合うヴィヴィオとリオ

すでに両者やる気十分といった感じだ

「負けないよ、ヴィヴィオ」

「こっちだって」

「試合開始です!」

実況の合図とともにリオが勢いよくヴィヴィオに向かっていく

飛びあがって繰り出された鋭い回し蹴りを伏せて回避するヴィヴィオ

するとリオは着地と同時に逆立ちの状態で体ごと回しもう一度、今度は足払いのように蹴りを繰り出す

バク宙でそれを回避するヴィヴィオだったがリオは体制を直すと同時に一気に距離を詰める

右手の掌底からの回し蹴り、さらに体ごと回しての右の手刀と続けざまの攻撃を繰り出すリオだったがヴィヴィオはそれらを難なくよけている

手刀をかわしたヴィヴィオがリオの顎めがけてこぶしを振り上げるが

「捕まえたっ」

リオの右手につかまれ防がれてしまう

しかも強く握られてしまい離れない

「そぉれっ!」

そのまま勢いよくヴィヴィオに頭突きするリオ

「うぁ」

予想外の攻撃でダメージを受けてしまいふらつくヴィヴィオ

額からは血が流れ足取りもおぼつかない

「うわっ、ガードの上から………」

「まずいな、今のでかなり衝撃が来てる、今後の展開に響くダメージだ」

ふらついた様子のヴィヴィオを見て思わず爪を噛むノーヴェ

一方リオのほうも額を抑えてはいるが

「かった~い!さすがにちょっと無茶だったかな」

ヴィヴィオのように血が出てるわけでもなく少し額が赤くなってる程度だった

「ヴィヴィオ!距離をとれ!今の状態で接近戦は無理だ」

ノーヴェの言葉にあわててリオから離れるヴィヴィオ

ふらつきながら何とか構えをとると

「ソニックシューター・アサルトシフト!」

魔力弾で何とか反撃する、だが………

「そうはいかないよ」

リオの足に電気が走り次の瞬間にはヴィヴィオの目の前に来ていた

「速っ!?」

さらにヴィヴィオの腹部に炎をまとった拳による一撃が決まる

それによってヴィヴィオのライフが一気に半分以上持っていかれてしまう

「ヴィヴィオ!」

スタジアムの壁にたたきつけられるヴィヴィオだったが何とか立ち上がるとスタジアムに戻った

「やっぱりすごいよ、リオ」

「まだまだ、ここからが本番だよ」

そう言ってリオが構えろとると炎と雷の龍が姿を現した

「双龍円舞」

それを見たヴィヴィオの表情が変わる

「リオ、本気モードだね」

「大丈夫だ、多少ふらつく程度なら」

雷をまとった拳を振り上げヴィヴィオに向かってくるリオ

だがその攻撃をヴィヴィオは難なく回避して見せた

さらに掌を構え打ち込むがこれも回避

さらに炎と雷を纏った強烈な蹴り

だがそれさえもヴィヴィオはかわして見せた

「よし!うまくかわせてる」

「けどやっぱり頭突きのダメージが響いてるな、回避が精いっぱいで反撃に出られない」

リオはため息をこぼしヴィヴィオを見据えた

「やっぱりそう簡単にヴィヴィオには当たらないか」

「常に死の淵に立つような強い覚悟、その覚悟が私の集中力を高めてくれる」

「おじいちゃんが教えた神眼、まだ完全じゃないけど、だいぶものにしているみたいだね」

そう言って両手を構えるリオ

その手に魔力が集まっているのをヴィヴィオは見逃さなかった

「大技で来る気だね、まだちょっとふらつくけど問題なくかわせるよ」

リオの技を知るヴィヴィオは次の技を予測した、だがすぐその表情は驚愕へと変わった

「だったらあたしは、あたしの資質、スピードとパワーで押し切るよ」

そこには炎と雷でできた剣を握るリオの姿があったのだから

「二刀流………」

はじめてみるリオの技に目を見開くヴィヴィオだった

「さあ、行くよヴィヴィオ!どっちの覚悟が強いか勝負だ!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。