魔法少女リリカルなのは Vivid Dream Fighters   作:ライジングスカイ

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今週も更新していきたいと思います
前回突如として訪れたなのはとのつらい別れ
その果てにヴィヴィオは何を思うか
今回一気に時間が飛びます


dream:2 笑顔の裏に

目覚まし時計のアラームが鳴り響く

眼を覚ましたヴィヴィオが枕元を探っていると小さなウサギのぬいぐるみが目覚まし時計をヴィヴィオの手が届きやすい位置へ動かす

「ありがとうクリス」

ヴィヴィオが瞳をこすりながら起き上がると小さなウサギのぬいぐるみ………インテリジェントデバイスの【セイクリッドハート】通称クリスが手を上げて答えた

 

制服に着替えたヴィヴィオがリビングにやってくるとすでにアルフが朝ごはんの支度をしていた

「あ、ヴィヴィオ起きたんだね、おはよう」

「おはようアルフ」

ヴィヴィオが席に着くとアルフが彼女の前に目玉焼きの乗った皿を置いた

「今日学院祭だろ?あたしもフェイトと一緒に見に行くから」

「うん、そう言えばそのフェイトママは?」

「さっき連絡があってもう本局にはついたって、午前中引き継ぎやって、終わったらあたしと合流するって」

「了解、試合のほうも見に来れるんだよね」

「うん、シャーリーがいろいろ調整してくれてるってさ」

そう言いながらアルフは自分の分の目玉焼きを置いて席についた

「さ、食べよう、早くしないと冷めちゃうから」

 

そして始まったStヒルデ魔法学院の学院祭

「いらっしゃいませ~!あ、八神司令、それにミウラさんもいらっしゃい」

「どうも、久しぶりやねぇ~ヴィヴィオ」

「失礼します」

ヴィヴィオのクラスのアニマル喫茶にミウラ・リナルディを引き連れてはやてがやってきた

ちなみにヴィヴィオはウサギを模した衣装を着ている

「よぉヴィヴィオ」

「あたしらもいるよ」

アギトとヴィータを筆頭に八神家が次々やってくる

ただ一人、シャマルの姿だけがそこにはなかった

それを見たヴィヴィオが悲しげな表情でうつむく

「気にしたらあかんよ、ヴィヴィオもさみしいんやし、それに時々メールとか貰ってるから、な」

そんなヴィヴィオの様子に気付いたはやてが周りに気付かれぬようそっと耳打ちした

「うん、ごめんなさい八神司令」

「そう言えばヴィヴィオさん、クリスは今日は一緒じゃないんですか?」

ミウラのその言葉にヴィヴィオは気持ちを切り替える

「あ、クリスならあっちです」

 

「なんだこれ?」

「かわいいですぅ」

アギトとリインが覗き込んでいるのは横一列に並んだウサギのぬいぐるみ達

その中にクリスは混ざっていた

「うさぎさん当てゲームです、その中から決められた一体、まあクリスなんですけど、を当てるゲームです」

「へぇ、面白そうじゃん」

「ミウラやってみるか?」

はやての問いかけにミウラが瞳を輝かせる

「はい、僕精いっぱい頑張ります」

「正解すると景品が出ますよ~」

 

あわただしく位置を入れ替えるウサギ達

真剣な表情でそれを見つめるミウラ

「ところでヴィヴィオ、クリス以外の4体ってただのぬいぐるみやろ?ひょっとしてコロナが動かしてるんか?」

「はい、あとクラスの有志が交代でやってます」

「今はコロナが裏で動かしてます」

ヴィヴィオの言葉をつないだのは猫を模した格好のリオ・ウェズリーだった

「お、リオは猫さんか、可愛ええよ」

「えへへ、ありがとうございます八神司令、ちなみにコロナは熊さんです」

「それはまた、意外なセレクトやね」

 

ミウラが5体のウサギを前に真剣な表情で唸っていた

「よし決めた!君だぁ!」

そう言って真ん中のウサギを指さすミウラ

「果たして正解は~!」

ヴィヴィオの声と共に左から2番目のウサギが手を上げた

「うあ~!間違えた~!」

頭を抱えてうなだれるミウラ

そのままその場で落ち込んでしまう

「まあまあミウラさん、そんなに落ち込まなくても」

「ミウラには少し難しかったかもな」

「せや、シグナムちょおお手本見せてやり」

「え!?私ですか!?」

いきなりの主の無茶ぶりに戸惑うシグナム

「その………あまり柄ではありませんし………」

困った表情で断ろうとしたシグナムだったが

「がんばるですシグナム」

「な~に、シグナムなら軽い軽い」

リインとアギトのその言葉に冷や汗を流す、さらに

「お願いします!僕の仇を取ってください!」

と、ミウラに手を握られ引くに引けなくなってしまった

「あ、いや、だから私は………」

 

「なぜ私がこのような………」

結局やるはめになりウサギ達の前に座りこむシグナム

「だがこうなってしまった以上仕方ない………行くぞ!」

真剣なまなざしでウサギ達を見つめるシグナム

「ちょシグナム顔怖いて、ウサギさん達ビビッとるやないか」

 

移動を終え整列するウサギをシグナムが見つめ

「一つ一つを眼で追うから混乱する、目標を落ち着いて見るのがコツだ」

そう言って何の迷いもなくシグナムは右から二番目のウサギを指さした

「お前だな」

シグナムのその言葉と共にクリスは手を叩いて正解を告げる

周りからも歓声が上がった

「嫌々だった割に結構楽しんでるじゃねえかあいつ、つかあのドヤ顔腹立つな」

ヴィータが苦笑いを浮かべると熊を模した格好のコロナ・ティミルが裏手から何か持ってきた

「はい、こちらが景品になります」

 

少し大きめのウサギのぬいぐるみを抱えて立ち尽くすシグナム

その表情はとても複雑そうだ

ミウラはウサギのぬいぐるみが気に入ったのかきらきらした目でそれを見つめ

ザフィーラは同情のまなざしでシグナムを見ており

シュールな光景が面白かったのかヴィータは笑いをこらえていた

「あのぬいぐるみかわいいです」

「あれってまだあるのか?」

「はい、クラスの皆で協力してたくさん作りましたので」

アギトの問いかけに笑顔で応えるヴィヴィオ

「こらこらヴィータ、そろそろ笑うのやめてあげなシグナムかわいそうやで」

「はやてもちょっと笑ってんじゃん」

はやてとヴィータがそんな会話をしている背後でシグナムがぬいぐるみをミウラに差し出していた

「無理してへんよな………」

そう呟くはやての視線の先には次のインターミドルの試合について楽しそうに話すヴィヴィオとミウラの姿が

「大丈夫だよはやて」

突然割り込んだ声に驚くはやて、見るとそこにはフェイトとアルフの姿が

「なんや、フェイトちゃん来とったんか」

「今来たんだよ」

「あ!フェイトママ!アルフ!」

「さて、あたしもウサギさん当てゲームやってみるか」

そう言ってウサギさん当てゲームに向かうアルフ

それについていくフェイトとはやてだったが

「フェイトちゃん、さっきのあれ、どういう意味なん?」

「私も一度心配になって聞いてみたんだけど………」

そう言ってウサギさん当てゲームのルール説明をするヴィヴィオを笑顔で見るフェイト

「ヴィヴィオは私達が思ってる以上に成長してるんだってこと」

フェイトの言ってる意味がわからず首をかしげるはやて

 

インターミドル地区予選準決勝

年齢を重ね体が成長してきたヴィヴィオはかつて使っていた大人モードを使わなくなっていた

強烈な拳を叩きこみ相手選手を一気に場外に吹っ飛ばす

「ヴィヴィオ選手!見事な勝利です!」

「よし!決勝進出決定!」

ガッツポーズをとりながらスタジアムを降りるヴィヴィオ

 

「ファビア選手、圧倒的な強さを見せつけての勝利です」

対戦相手に無表情なまま手を伸ばすファビア・クロゼルグの姿

対戦相手との握手を終えると決勝の相手となるヴィヴィオを見据えた

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