魔法少女リリカルなのは Vivid Dream Fighters 作:ライジングスカイ
そして、3年後、あのころの仲間達はみんな、それぞれの道へと進んでいた
「はい、じゃあ今日の訓練はここまで」
「ありがとうございました!」
教導を終えたなのはの下に駆け寄るのは教導隊の白い制服を着たコロナだった
「コロナもお疲れ様、だいぶ慣れてきたね」
「ありがとうございます、なのはさん」
高町なのは一等空尉
長かったリハビリ期間を経て航空戦技教導隊に現場復帰
後進を守り、育てるため再びその翼を広げる
コロナ・ティミル三等陸士
高町なのは教導官指導の下航空教導隊で研修中
夢をかなえるため努力を続ける
「シスターリオ、これを、嘱託魔導師認定のお祝いです」
そう言ってディードが差し出したのは以前から愛用していたヘアバンド
修道服姿のリオがそれを受け取るとそのまま自分の頭につけてみる
「ありがとうディード、似合うかな?」
「とてもお似合いですよ」
リオ・ウェズリー
聖王教会に勤めながら管理局の嘱託魔導師として採用
学校に通いながら教会の仲間たちとともに充実した毎日を過ごす
「じゃあ、ディードにはこれあげる」
そう言ってリオは子供のころから愛用していたリボンをディードに差し出した
「ありがとうございます、では」
ディードはリボンを受け取るとヘアバンドをつけていた位置に通しながら後ろで結んだ
シスターシャッハがトロフィーを棚に飾る、棚の中には同じようなトロフィーや盾がたくさん飾られていた
それを眺めたシスターシャッハは窓から中庭を覗く
中にはたくさんの小さな修道騎士見習いたちに剣術を教えるシャンテの姿が
シャンテ・アピニオン
教会の仕事をしながら魔法戦競技選手として活躍
シスター希望者達の指導で忙しい日々
子供たちと共に楽しそうに海岸線を走っていくミウラ
一人の女の子が転んでしまうと全員がその子を心配そうに駆け寄る
ミウラが傷口についた砂を落としばんそうこうを張って女の子を励ます
「もう大丈夫だよ、一緒に頑張ろう」
ミウラ・リナルディ
実家のレストランを手伝いながら八神家道場で指導者を務める
忙しい八神家メンバーに代わって子供たちに魔法や格闘技を指導
無人世界カロナージではルーテシアがロッジ前の掃除をしているところだった
「おーい!ルールー!」
誰かの呼ぶ声が聞こえそちらを見るとアギトを筆頭に八神家の面々が
「アギト、皆さんもいらっしゃい」
「はあいルー子、今日からお世話になるで」
「よろしくお願いね、ルーテシアちゃん」
ルーテシアが出迎えるとはやてやシャマルがあいさつを交わす
するとルーテシアはロッジを指差し自慢げに胸を張る
「ホテルアルピーノ支配人として!全力でおもてなししますよ!」
ルーテシア・アルピーノ
嘱託魔導師を退任、カロナージでホテル経営者として再出発
人気ホテル経営者として頭角を現しつつある
とある異世界にある廃ビル
扉の前で武装局員たちが真剣な面持ちで待機している
扉の向こうでは一人の男が武器を持ちながら局員たちに叫んでいた
だがふと背中に何かぶつかり振り返る
そこにいたファビアの魔法で男の視界が暗闇に包まれる
更に次の瞬間にはファビアが発生させた重力に耐え切れずその場に倒れた
ファビアの指示で局員たちが一斉に男に飛びかかりその身柄を確保する
「ファビア捜査官、お疲れ様です」
「うん、みんなもお疲れさま」
一人の局員が彼女を労い敬礼するとファビアも笑顔で敬礼を返す
ただし慣れていない感じが抜けておらずとても不自然な笑顔だった
そんな彼女を見て思わず笑ってしまう局員たちにむくれてしまうファビアだった
ファビア・クロゼルグ二等陸士
正統派魔女の能力を生かし捜査官の道へ
充実した毎日を過ごしている模様?
「そんなんじゃ強くなんかなれないぞ、もっと気合入れろ」
「はいっ!」
ノーヴェの渇を受け子供たちが声を出しながら素振りを繰り返す
ノーヴェ・ナカジマ
フリーのストライクアーツ指導者として活動
子供たちに魔法や格闘技を教え続ける日々
「ノーヴェさん」
そんな彼女の下に私服姿のアインハルトが小さな女の子を連れてやってきた
「おうアインハルト、今日は休みか?」
「はい、それでお願いがあって、この子も練習に混ぜてあげてくれないでしょうか?」
そう言って一緒に来ていた女の子の肩に手を置くアインハルト
ノーヴェも女の子の様子から事情を察した
「わかった、それにしてもお前もよく拾ってくるな、これで何人目だ?」
「師匠に似たのかもしれませんね」
ノーヴェの問いかけに皮肉を交えながら笑うアインハルト
アインハルト・ストラトス二等陸士
陸戦魔導師としていくつもの現場で活躍しながら子供たちを支援
「アインハルトさん、組み手やりましょう!」
「私の新しい魔法見てください!」
ノーヴェとアインハルトが話していると子供たちが一斉にアインハルトに駆け寄った
揉みくちゃにされ困った様子のアインハルト
そんなアインハルトを見て彼女が連れてきた女の子は目を見開くが
「あー、気にすんな、割といつもの光景だから」
今や子供たちの人気者である
本局執務室
「これで手持ちの案件は一段落だね」
「お疲れ様です、フェイト執務官」
そう言ってフェイトに敬礼するのは本局の制服に身を包んだヴィヴィオだった
「お疲れ、ヴィヴィオも資料集めとかいろいろ手伝ってくれてありがとう」
「それが私の仕事ですから」
フェイトの言葉に自慢げに胸を張るヴィヴィオ
高町ヴィヴィオ執務官補
執務官試験に向けフェイト・T・ハラオウン執務官の下で研修中
周囲の期待にこたえるため精進の日々
手持ちの案件を終えフェイトと共に帰宅するヴィヴィオ
「「ただいまー」」
「はい、お帰りなさい」
「お帰り、ヴィヴィオ」
エプロンをほどきながら出迎えるなのはに続いてコロナが姿を現す
「あれ?コロナも来てたんだ」
「うん、ヴィヴィオのメールが届いた時ちょうど一緒で、リオも嘱託の試験受かったって、ちょっと遅くなるけど来れるって言ってた」
「本当!?じゃアインハルトさんにも声かけちゃおっか」
ヴィヴィオの言葉にクリスが元気よく返事をする
こうしてアインハルトやリオ、ノーヴェもやってきて全員で晩御飯を食べることに
「あれ?リオ、それって」
「えへへ、ディードと交換したんだ、あ、教会のみんなと撮った写真あるよ」
コロナがリオのヘアバンドに気付き二人で楽しく話していた
「ヴィヴィオさんも事件解決お疲れ様です」
「えへへ、正確にはフェイトママやシャーリーさんと一緒にですけど」
「でもヴィヴィオも頑張ってるよ、今度私の代わりに現場指揮してみる?」
「あー、いいね、試験も近いんだろ?」
「でも無茶だけはしないでね」
「なのはママには言われたくありません」
ヴィヴィオのその言葉になのはがむくれ食卓は笑いに包まれた
チームナカジマ、それぞれ道は違っても、みんな仲良しです