魔法少女リリカルなのは Vivid Dream Fighters 作:ライジングスカイ
そして行われる模擬戦
はたしてどのような戦いが待っているのだろうか
その日の夕方
トレーニングに疲れた一同が仲良く話しながらリビングに戻ってくると
「皆様、おかえりなさい」
エプロンをつけたロングヘアーの修道女、ディードが出迎えた
「ディード!来てたんだ!」
彼女にトレーナーをしてもらっているリオは嬉しそうに声を上げた
「ええ、教会からの差し入れを持ってきたんです、今はメガーヌさんやなのはさんと一緒にご夕食の支度をしていたところで」
「オットーは一緒じゃないのか?」
ノーヴェの言う通り、いつも彼女と行動しているオットーの姿が見えないが
「コロナお嬢様のところに行くと言っていましたが、お会いしていませんか?」
「あ、本当だコロナがいない」
「そう言えば最近あの二人、こっそり何か練習してるみたいだけど」
ディードの指摘でコロナの姿が見えないことに気付いた一同はあたりを見回す
「まーた無茶な技考え付かなきゃいいけど」
以前コロナが負荷の大きい身体操作魔法、ネフィリムフィストを用いた経緯からノーヴェが肩を落とすが
「私からオットーに言っておきましょうか?」
「心配はいりませんよ」
思念通話を行おうとしたディードの声を遮りコロナとオットーがリビングにやってきた
「少なくとも肉体を酷使するようなものではありませんから」
「コロナなんの練習してたの?」
「えへへ、内緒」
ヴィヴィオの質問に悪戯っぽく返すコロナ
「皆さんお風呂に入ってきてはどうでしょう?出る頃にはちょうど支度ができると思うので」
「ディード、僕も手伝うよ」
「お前も来い、汗かいてるじゃねえか」
料理の支度をするディードを手伝おうとするオットーだったがノーヴェに引っ張られてしまう
その後オットーとディードも交えて夕食を堪能したヴィヴィオ達
食事も終わり翌日の模擬戦の組み合わせが発表されると楽しそうに話し始めた
そして模擬戦の朝
訓練場に集まった一同
「じゃあ今回もノーヴェ師匠にルール説明をお願いしようかな」
「えー!?指導者の先輩なんだしここは旦那が「断る!」即答かよ」
なのはの無茶ぶりに戸惑うノーヴェ
肩を落としながらもタグを取り出した
「じゃ、いつものようにDSAA公式試合用のタグを使ってダメージを管理、大人チームの魔力も、例によってAAランクの出力制限をかけます」
「じゃあ赤組!元気に行くよ」
フェイトが後ろに控える赤組メンバーに声をかける
「青組も行くで」
それを見たはやてもまた、青組の仲間に声をかけた
「「「「「「「「セーット」」」」」」」」
「「「「「「「「「アーップ!」」」」」」」」」
全員がデバイス、もしくは腕を掲げ光に包まれる
光が消えると全員がバリアジャケットに身を包み立っていた
赤組
ティアナ
リインフォースⅡ
ザフィーラ
スバル
フェイト
エリオ
ルーテシア
リオ
アインハルト
「今回は参加人数が多いから、入り乱れて混戦になる可能性が高いよ」
「広域戦になったら八神司令の思うつぼ、なるべく散らばらないようにしないと」
作戦の確認のためフェイトが全員を見渡す
青組
はやて
アギト
シャマル
ギンガ
ノーヴェ
キャロ
ミウラ
コロナ
ヴィヴィオ
「向こうはフェイトちゃんを筆頭にスピード自慢が揃ってる、スピードもパワーも向こうが上や、せやけど防御力なら負けん、何とか耐えてチャンスを待とう」
はやての言葉に全員が賛同するかのように声を上げた
両方のチームに通信が届く
「はーいみんな」
「準備できたー?」
そう聞くメガーヌとなのはの後方で待機するガリュー
「それじゃ、試合開始!」
なのはの声とともにガリューが銅鑼を鳴らし、傍にいたフリードが驚いてバタつく
「ウイング………」
「ロード!」
開始と共にスバルとギンガが魔力で構成された道を張り巡らせる
「あたしも」
それを見たノーヴェはまず自分のいたビルの屋上から飛び降りる
「エアライナー!」
スバル達とよく似た魔力の道がビルの間に張り巡らされる
「キャロ、サポート頑張りましょう」
「はい!」
シャマルとキャロがいくつもの画面を開き戦場を見据える
「フルバック二人、何人かはパワーもあるしちょっと厳しいかな」
赤組のフルバック、ルーテシアが戦場を見据えながら呟く
ザフィーラとリインが勢いよく後衛2人に向かっていく
「だからまずは後衛攻め」
「どちらでもいい、素早く叩く」
だがそんな二人にむかって大きな火の玉が
「む!」
ザフィーラが地面から出現させた鋼の軛が火の玉を貫いて爆発する
「お生憎さま」
「ルールーの考えることなんざお見通しだよ」
アギトとヴィヴィオが煙の中から姿を現した
「ヴィヴィオ!?」
「意外だな、防衛ラインに回ったか、という事は………」
スバルの出現させたウイングロードを伝っていたアインハルト
すると前方から近づいてくる気配に気づき防御の姿勢を取る
ノーヴェのエアライナーから飛び込んできたミウラが彼女に向かって勢いよく蹴り込んだ
「クロスファイアシュート!」
「クラウソラス!」
オレンジと白の魔力弾が空中でぶつかり合う
「(フルバック二人だと、どこかで2on1の形が出来てるはず、そこを狙って………)」
彼女がそう考えていると
「クラールヴィント」
シャマルが出現させた風の護盾がティアナの攻撃を食い止める
「ザフィーラほどじゃなくても、私だって防御には自信はあるんだから」
「ナイスや、シャマル」
「ティアナのマッチアップはシャマル先生か………」
「盾で魔力弾を食い止めて、味方の被害を出さないつもりね、となると後は」
その様子を見ていたなのはとメガーヌが分析する
空中を移動しながら後衛攻めに向かっていたフェイトだったが白い魔力弾の飛来に動きを止める
近くに張られたウイングロードを移動中のエリオとリオも同様で三人が一か所に集まる事となった
「
石で出来た巨人が現れ三人に向かって拳を振り下ろす
回避したエリオに向かってノーヴェが蹴りを仕掛けるとストラーダでその攻撃は防がれる
石の巨人………ゴライアスの肩の上にはコロナの姿も
「3on3!?」
「普通ならここから分断を狙うけど………」
「ほな、一気に決めるで」
はやての合図と共に三人に向かって攻撃が開始される
ゴライアスの拳が襲いかかり回避したと思えばノーヴェが奇襲をかけてくる
さらに後方からははやてが射砲支援でこちらの動きを抑制してくる
「エリオ、リオ、そっちの二人をお願い」
「haken form」
それを見たフェイトがバルディッシュを鎌に変形させはやてに向かっていく
はやてはフェイトの攻撃をシュベルトクロイツで受け止める
「ヴァリアブルシュート!」
それを見たティアナがはやてに向かって射撃するがやはり風の護盾に阻まれる
「中央の乱戦、ここの勝敗が今後に大きく影響するかな」
「あともう一つ………」
そう呟くメガーヌが見ていた画面に映っていたのはザフィーラと対峙するヴィヴィオの姿