魔法少女リリカルなのは Vivid Dream Fighters   作:ライジングスカイ

9 / 26
進化していく仲間たち
限界という壁に立ち向かいながら都市本戦に向けて努力を続けるヴィヴィオ
様々な思いが交差する模擬戦は終盤を迎えていた
そしてヴィヴィオにとって試練の時が訪れようとしていた


dream:9 決着の先に

「抜剣・飛燕!」

「うわぁ」

ミウラの蹴りがエリオに決まりそのライフをゼロにした

「よっしゃミウラちゃんよくやった、今のうちに」

それを見たノーヴェはエアライナーで別のエリアに移動していく

ギンガと対峙していたスバルにノーヴェがとび蹴りを決めた

一方のミウラはリオに向かっていく

 

「青組が押してきた!」

「ミウラちゃんが止まらないわね」

快進撃を続けるミウラに思わずなのはとメガーヌも息をのんだ

「でも、開始15分………なのはさんならどうするかしら?」

「そうですね………シャマル先生の妨害で魔力散布は不十分ですが………人数が多い、そろそろ勝負に出てもいいかと」

そう言ってなのはが見たのは互いのチームのセンターガード、はやてとティアナの画像だった

 

青組の後衛付近ではアギトとリインの追撃戦が繰り広げられていた

逃げるアギトをリインが追いかける形だ

「待つですアギトー!」

水色の短剣が次々アギトに襲いかかるが容易くかわされる

「へっへーんだ、当たらないよーだ」

アギトのわかりやすい挑発に乗ってしまいリインの顔が真っ赤に染まる

「アギト覚悟するですー!」

勢いよく飛んで行ったリインだったが次の瞬間自分の周囲に緑色の光が蒔かれていることに気付いた

「って!これはシャマルの………」

気付いた時には彼女はクラールヴィントの作りだした戒めの鎖で拘束されてしまう

 

「一閃必中!ディバインバスター!」

ヴィヴィオの放った高速砲をザフィーラが回避していると

「アルケミックチェーン!」

地面から現れた無数の鎖がザフィーラをとらえた

ザフィーラが何とか背後をみるとそこには歓喜の表情を浮かべるキャロの姿

 

「はい、リインとザフィーラ捕縛、中央の混戦も優勢になったことやし」

後方に下がっていたはやてがそれを見て夜天の書を構える

白く巨大な三角形の魔方陣が展開され魔力が集まっていく

「そろそろ勝負決めさせてもらうわ」

 

「八神司令が勝負に出た!食い止めるだけじゃダメ!この一撃で逆にこっちの優位に持っていく!」

その光を確認したティアナがクロスミラージュを構えるとオレンジの光が集まっていく

 

「響け!終焉の笛!」

「シフト!ファントムストライク!」

「ラグナロク!」

「スターライトブレイカー!」

白とオレンジの巨大な魔力が訓練場の中央付近で激突し大爆発を引き起こす

あまりの衝撃になのはとメガーヌのもとまで爆風が届き、木に掴まったガリューが飛ばされそうになっていたフリードのしっぽを持っていた

「えっと………私いつも模擬戦やっててこんな感じでした?」

呆気にとられたまま立ち尽くすなのははその状態のままとなりのメガーヌに尋ねると

「あら、大体いつもこんな感じよ」

「そっかー、いつもこんな感じかぁ」

どこか遠い目で爆風の収まった訓練場をみるなのは

「さてみんなはっと」

そんな彼女を無視してメガーヌが画面を開くと

「あかん、やられた、やっぱり真っ向からのぶつかり合いは柄やないね」

はやて=残り0 SLB-PSを相殺しきれず戦闘不能

ザフィーラ= 残り90 ラグナロク被弾 行動不能

リインフォースⅡ=残り0 ラグナロク被弾 戦闘不能

ティアナ=残り350 ラグナロクを相殺

「えっ!?」

そこに映ったのは爆発から逃れたフェイトが煙の中から現れたゴライアスに殴り飛ばされ戦闘不能になる姿だった

コロナ=残り1150 SLB-PS防御成功(詳細不明)

フェイト=残り0戦闘不能

リオ=残り0被弾直前ミウラの攻撃により戦闘不能

ミウラ=残り0SLB-PS直撃 戦闘不能

「コロナはブレイカーに耐えたの!?一体どうやって」

スバル=残り0 SLB-PS着弾直前ギンガにより撃墜

ギンガ、ノーヴェ両名の足止めに成功

「コロナ………」

ノーヴェ=残り20 SLB-PS被弾 行動不能

ギンガ=残り40 SLB-PS被弾 行動不能

「いったい何をやったんだ………コロナ」

ノーヴェの見つめる先ではコロナのゴライアスがティアナを撃墜したところだった

「よし!このまま………」

だが次の瞬間コロナに紫色の光弾が直撃、地面にたたきつけられたコロナはそのまま気絶してしまいライフもゼロになった

「ふぅ、あぶなかった」

攻撃を放ったルーテシアはそのまま彼女に歩み寄り、握られたブランゼルを見つめた

「不意を突かなきゃこっちがやられてたかも、本当にすごいよ、コロナは………」

彼女にブランゼルを渡した張本人であり思うところがあるのかそのままブランゼルを手に取った

「ブランゼル、あんた、本当いいマスターに会えてよかったね」

「Thank you Maister」

ブランゼルの答えに満足したルーテシアは立ち上がり画面を開く

「さて、あと残ってるのは………え!?」

画面を見て驚愕するルーテシア、それと同時にこちらに勢いよく向かってくるのは

「ルールー覚悟!」

ほとんど傷を負ってないヴィヴィオとアギトの姿だった

「うっそー!?二人も残ってるの!?しかも何であんな元気なわけ!?」

 

「ザフィーラほどじゃないけど、私だって防御には自信あるんだから」

「私も頑張りました」

シャマル=残り40 SLB-PSよりアギトを守り行動不能

キャロ=残り0 SLB-PSよりヴィヴィオを守り戦闘不能

 

「ソニックシューター」

「ブレネン・クリューガー!」

ルーテシアを狙い撃ちにするヴィヴィオとアギトだったが

「覇王空破断」

突如乱入したアインハルトに吹っ飛ばされてしまう

「大丈夫ですか?ルーテシアさん?」

そう言って振り返るアインハルトだったが

「遅いわよ………ケホッ」

「あ、すいません………」

すでにルーテシアに攻撃が命中した後であり黒焦げの彼女のライフは既に0になっていた

「よしっ!これで二対一!一気に行くよアギト」

なんとか立ち上がり構えるヴィヴィオだったが

「………アギト?」

返事がないのを不審に思い振り返ると

「すまんヴィヴィオ、あたしもさっきのでもう戦闘不能」

「ええっ!?」

申し訳なさそうに手を合わせるアギトのライフは先ほどの一撃で尽きていたのだった

 

青組と赤組、たがいに最後の一人となったヴィヴィオとアインハルトが向き合う

「こうしてみると思い出しますね」

「そうですね、ここでやった、最初の模擬戦………」

かつての出来事を振り返りながら互いに相手に向かっていくのだった

 

こうして陸戦試合は一戦目を終え二戦目、三戦目と続き………

「はぁ~疲れたぁ~」

ベッドに背中からダイブして倒れこむヴィヴィオ

アインハルトは隣のベッドに腰掛け膝の上のティオを撫でていた

「やはりいい経験になりますね」

アインハルトの言葉に賛同するかのようにティオも小さく鳴いた

ふと、枕元で座っていたクリスが何かを伝えようとしている

「え?メール!?都市本戦の組み合わせ決まったの!?」

すると扉がノックする音が

「あ、どうぞー」

「失礼しまーす」

部屋に入ってきたのはタッパーを持ったリオとコロナだった

「どうされたんですか?」

「どうせなら一緒に見ようと思って、あ、これなのはさんから栄養補給用の果物です」

コロナから差し出されたタッパーの蓋をアインハルトが開けるとシロップ漬けの果物が入っていた

「じゃ、食べながら見ようか、クリス、お願い」

ヴィヴィオの指示でクリスが画面を開くと一同に驚愕が走った

顔写真付きで表示された本戦一回戦の対戦カードは………ヴィヴィオ対リオ

「リオ………」

対戦が決まったヴィヴィオとリオはお互い複雑な表情で見合っていた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。