インフィニット・ストラトス~悪魔は乙女と踊る~   作:ラグ0109

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#15 アリスとウサギと悪魔の溜息

朝食の時間はとうに過ぎ、今は授業の二時間目…ISの基本機能の授業を行っている。

ISの授業なので、勿論俺は教室の後ろで生徒に混じって勉学に励んでいる。

一時間目、二時間目共に真耶が教壇に立ち、俺の隣には昨日と同じく千冬が立っている。

今朝のシガレット・キスが効いているのか、俺とは目を合わせようとしない。

鉄の女だのなんだのと言われてはいるが、千冬とて案外乙女な所があるもんだな。

ラッキースケベ朴念神の一夏は、授業に真面目に向かっているものの、時間が進むにつれて段々と顔を青褪めさせていき、気付けば話を聞いているのか聞いていないのか良く分からない状態に陥っている。

一方、姉と感動(?)の再会を果たした箒はと言うと…

 

「はぁ…」

「篠ノ之さん、具合が悪いんですか?」

「あっ!い、いえ…大丈夫です…」

「具合が悪かったらすぐに言ってくださいね!」

 

と、まぁこんな調子で窓の外を眺めては溜息を吐き、物思いに耽っている。

学校の準備があったとは言え、話すべきことは束に話すことが出来たはずだ。

束にしたってそれらを受け止める事はできただろう…明確な答えが口に出来なかったとしても。

今はそれでいい…俺も心の準備ってのをさせてやらなかったしな。

ただまぁ、これは…束のツケみたいなもんだ。

今まで箒を待たせ、放置してきたことに対するツケ…それを支払う事で、漸く姉妹は対等になる。

まだまだ支払いには時間がかかりそうだけどな。

 

「では、授業に戻りますね?先の授業でも説明した通り、ISは宇宙での作業を想定して作られているので、操縦者の全身を特殊なエネルギーバリアーで包んでいます。織斑くんに此処で質問ですが、このエネルギーバリア―を一般的に何と言いましたか?」

「えっと…シールドエネルギー…でしたよね?」

「はい、その通りです。このシールドエネルギーの出力を上げる事でより堅固になります。この時『絶対防御』と呼ばれる現象が発生し、例え核攻撃であっても操縦者を無傷で守りきることが出来ます」

 

何度聞いてもかなり出鱈目な性能であると思う。

確かに魔法であれば似たような現象を引き起こすことが出来るが、科学の…それも純粋なエネルギーでそれらの現象を引き起こすことが出来ると言うのは異常だ。

ましてや、引き換えにするものが無いともなればな…。

人の身で魔法でこれだけ強固なものを再現しようとした場合、何かしらの供物か協力者――悪魔だったり天使だったり――が必要になったりするもんなんだが…なんつーか俺の立場無いな。

 

「話を戻して、ISには生体補助機能が搭載されています。これは、操縦者の肉体を安定した状態で保つ為のもので、心拍数、脈拍、呼吸量、発汗量、脳内エンドルフィンなどがあげられ、その時その時の場面に合わせて生体機能を調整していきます」

「せんせー、それって大丈夫なんですか?何だか体を弄られてるみたいで恐いんですけど…」

 

生徒の一人が真耶の言葉に不安を覚えたのか、おずおずと手を挙げて質問をぶつけてくる。

ISを身に纏った時の一体感…恐らくその一端を担っているのが、この生体補助機能だろう。

人と繋がる事で一体感が劇的に跳ね上がる…着ている服が自分の体の一部になるようなものだ。

仮にISがダメージを受けたとしても操縦者にフィードバックされない辺り、神経系と直接繋がっているわけじゃないらしい。

仮にその類いだったとしたら、今みたいに普及する事は無いだろう。

それこそ、人体改造してるみたいだって言われてな。

 

「そんなに難しく考える事はありませんよ。そうですね、例えばみなさんはブラジャーをしていますよね。あれはサポートこそすれ、それで人体に悪影響が出ると言う事はないわけです。もちろん、自分にあったサイズのものを――」

「あれだ、一夏…ヒー○テックとかそう言うの身に付けてると思え、俺らにゃ分からん世界だ」

 

真耶の言葉を遮る様にして、俺は慌てて口を開く。

いや、俺は分かるんだが…。

人形を初めて作るにあたって、人体構造の隅の隅まで調べつくしたからな…()()()()事情は理解しているものの、同意してやれないし、しちゃいけない。

そんなことをしたら吊し上げも良い所だ。

一夏も同じことを考えていたのか、俺の言葉に顏を赤くしながら必死に頷いて同意を示す。

ここに来て真耶も自分が言った言葉の意味を理解したのか、顏を真っ赤にして誤魔化し笑いをしてお茶を濁そうとする。

チラ、と千冬の方を見ると、何故か腕組をして俺の方をチラチラと見ている。

…束や真耶程でないにしろ千冬も大層立派な果実をお持ちだ。

興味が無いわけでは無いが、そんなに意識されるとなんだ…困る。

と、言うか此奴のISスーツ姿も拝んでいるわけだし、今更な気もするんだよなぁ…。

ラッキースケベ的なハプニングには気を付けねば…。

教室中に変に気まずい雰囲気が充満し始めた頃になって、千冬は咳ばらいをして気を取り直す。

 

「んんっ!!山田先生、授業の続きを」

「は、はひっ!…ふぅ…授業を続けますよ」

 

真耶は千冬の言葉に体をビクつかせ、手に持っていた教科書を取り落としそうになりながら我に返る。

少しだけ深呼吸をして、表情を改めると再び講義を始める。

…あの狼の保護欲を刺激しそうな女だな…。

 

「ISの取り扱いについて大事な所があります。ISにも意識に似たようなものがあり、操縦時間…つまり共に過ごした時間に比例してIS側も操縦者の特性を理解しようとします。それによって相互的に理解し、より性能を引き出せるようになります。この時、IS側の理解や経験が一心同体と言える程にまで高まった時に、より操縦者が有利に動けるように進化…形態移行(シフト)現象が起こります」

 

付け加えて言うならば、ISには自己修復機能が搭載されている。

重大な欠損が無い限りは、時間を掛ければ元通りに修復するなんともチート臭い能力を備えている。

勿論短期間で修復するのであればパーツを交換する事も重要だし、定期的なメンテナンスでISの手が届かない――この場合気付かない部分と言った方が適切か――細かい損耗をチェックする必要がある。

自己修復するとは言え、日々のケアがISを最適な状態にする。

何にせよ、ISが究極の兵器と呼ばれる理由が良く分かる。

自己修復、自己学習、自己進化…これ以上ない程手間が掛からない物もないだろう。

普段は…いや、常時イかれているが、ISを開発した篠ノ之 束と言う人物の異常さが良く分かる。

…その異常さを理解した上で姿をくらませる辺り、理性ある獣のようにも思えるか…。

 

「と、言う訳でISは道具としてではなく…そうですねぇ…仕事の相棒とか、お友達の様に接してあげると良いかもしれませんね」

 

確かに、此処まで来ると無機物で出来た一種の生命体の様な所があるだろう。

真耶の言葉にも一理あるので俺は素直に感心して頷くと、真耶と目があって顏を赤くされる。

…男に免疫がないのか?

まぁ、こんな環境だしそれも仕方がないかもしれないな。

真耶が綺麗にまとめると同時に、授業終了を知らせるチャイムの音が響く。

 

「それでは、次の授業ではISの空中制御における基本制動についての授業になります。重要な部分ですのでしっかりと授業に向き合ってくださいね」

「「「はい!」」」

 

日直の号令と共に授業は終わりを告げ、15分の休憩時間が始まる。

千冬と真耶は次の準備の為に教室を出ていくが、千冬は出ていく前にチラっと俺の方に視線を向け、俺は俺で軽く手を挙げてその視線に応える。

 

『しっかりフォローしておけよ』

 

と言うその視線は、もちろん箒に対しての物だ。

あそこまで授業に支障をきたす様では問題っちゃ問題だからな。

女子達に群がられている一夏を無視して、俺は箒の近くまで歩み寄れば、脳天に優しくチョップを叩き落とす。

 

「っ!!??」

「応、ちぃっと顏貸せや」

「えっ、あ、はい…」

 

一斉にクラス中の視線が俺と箒に降り注ぐが、努めてそれらを無視する。

充分ゴシップな内容を妄想しているだろうし、気にしたところで彼女たちの妄想を止める手段なんて俺には無い。

暴走する子供は事故るまで止められないものだからな。

俺はさっさと教室を出て、屋上に続く階段を上って踊り場で立ち止まれば壁に背を預ける様にして寄りかかり、腕を組んでついてきた箒を見つめる。

 

「あの…なにか…?」

「姉ちゃんとは話せたか…?」

「…それは…」

 

箒は片腕を掴む様にして胸の下で腕を組み、視線を俺から逃げる様にして逸らし、顏を俯ける。

そこには負い目、ふがいなさが含まれている様に思える。

少しの沈黙の後箒は漸く口を開くが、どこかその声は弱々しい。

 

「あれを…会話と呼べるなら、会話は…できたと思います」

「腹の底に溜まってるヘドロは出せたなら良いじゃねぇか」

「わ、私は!…いえ、きっと…ぶつけることしか…」

 

反応から見るに、束にありったけの暴言を吐きだしたんだろう。

箒は…まぁ、なんだ…ある意味時代錯誤的な実直な性格をした少女なのか、冷静に言葉を紡ぎたかったようだ。

しかし、溜まりに溜まったヘドロはそれを許さず、噴火した火山の様に思いの丈を吐き出させたみたいだな。

それを間違っているとも、正しいとも俺は言わんが。

 

「姉さんに、あんな顔をさせたかったわけじゃない。私はただ…!」

「束に今までのツケが回ってきたってだけだろ…ガキがな、言いたい事も言えないなんて辛いだけだろ?次に会った時にキチンと握手して仲直りして、ハイお終い。それで良いじゃねぇか」

 

どうあれ割り切る、と言う事も必要な事だろう。

それが子供から大人になると言う事の一つだし、そうしなければ潰れてしまうことだって充分に考えられる。

それでも真面目なこの少女は、納得できないでいるようだ。

 

「ったく、生真面目も程が過ぎるとあっという間に老けっちまうぞ?」

「茶化さないでください。私は真剣に――」

「茶化してねぇよ…正しい事も悪い事も楽しめなきゃ生きるのが辛いだけだ。頑張れよ若人、あのバカはまた簡単にお前を置いていっちまうからな」

「~~っ!もう、いいです!」

 

箒は馬鹿にされたのかと思ったのか、顏を真っ赤にして階段を駆け下りて教室へと戻っていく。

俺は箒が教室に戻ったのを見計らって、屋上に続く階段へと目を向ける。

 

「ったく、お前の妹も大概融通きかねぇな」

「箒ちゃんは真面目な娘だからね」

 

階段の一角に靄がかかったような景色が広がったかと思えば、居なかった筈の人物が其処に現れる。

メカニカルなウサ耳をつけたエプロンドレスの女性…言うまでも無く篠ノ之 束だ。

一体どういう技術使ったら光学迷彩みたいな真似ができるのやらな…流石は天才と言った所か?

 

「まったく、あっくんも人が悪いよ!準備も無しに箒ちゃん連れてくるんだもん!」

「お前が逃げ足だけは一級品の3月兎だからだろうが…んで、お話した感想をどうぞ」

 

軽く頭を抱えつつ束の方をニヤリとした笑みで見つめると、束も負い目はあったようでトロンとしている垂れ目を伏せさせる。

…この姉妹、本質的にはソックリさんかもな。

 

「ん~、あそこまで言われちゃうとね…反省はしなきゃなって」

「今更だろ…っつーか、マッチポンプ仕掛けてる時点で反省すべきだろ」

「え~~、なんのことか~~、束さんわっからないな~~♪」

 

マッチポンプ…全世界の軍事基地が一斉にハッキングされ、日本に向けてミサイルが一斉に発射されると言う事件があった。

これを解決したのが1機の純白のIS…後に白騎士と呼ばれるISだ。

俗に言う『白騎士事件』は、篠ノ之 束がISのお披露目をするために引き起こされたと言われている。

軍事施設の一斉ハッキングができるかできないかは別にして、だけどな。

 

「まぁ、良いけどな…これに懲りたら堂々と連絡してやれよ?どうせ、お上は俺とお前が親密になってるからって箒の方には見向きもしてねぇだろうしな」

「…箒ちゃんがね、利用されなければ良いかなって思ってるんだよね」

 

束は階段から立ち上がれば1段1段ゆっくりと降りてきて俺の元まで歩み寄り、しがみ付く様にして抱き付いてくる。

兎ってのは、人間でも寂しがり屋なのかね…?

 

「ほら、人質って嫌じゃん」

「まぁ、お前が立場を多少は弁えてるのは分かってるけどな…姉妹くらいはもうちょい構ってやれよ。千冬だってやってる事だろうが」

「ちーちゃんはちーちゃん、うちはうちデス!」

「そりゃ、ごもっともで…」

 

束は抱き付いたままプクーッと頬を膨らませて、俺の事を恨みがましそうに睨み付けてくる。

とても不満そうなその顔は、ご褒美を強請る子供の様だ。

 

「あっくんは、束さんに対してよしよしと慰めるべきです!」

「はぁ?」

「無理矢理束さんにあんなことをした責任を取るべきです!」

「応、人聞きの悪い事言うのはよせや…」

 

少しばかりカチンと来た俺は、束の顔面を思い切り掴んで持ち上げてブラブラと揺らす。

勿論徐々に徐々に顏を掴む手の力を込めていき、ミシミシと言う音が踊り場に広がっていく。

 

「いだだだだだ!!!」

「テメェのツケを(強制的に)徴収しただけだろうが!ご褒美もクソもあるかい!」

「あっあっ、脳みそ出ちゃう!束さんのスペシャルでオーバースペックな脳みそ出ちゃ…あっ、段々気持ちよく…んっ…!」

「うわぁ…」

 

痛めつけてやってると思ったら、何故か悦ばれている事に気付いて思わず手を離してしまう。

…変なスイッチが入ったのか、床にどさりと落とされて座り込んでいる束は、俺の事をトロンとした目で見上げている。

 

「んも~、あっくんたら、だ・い・た・ん…なんだからぁ」

「応、服脱ごうとすんのやめ~や」

「誘ったのはあっくんからじゃ~ん」

「処女の台詞じゃねぇっつってんだろうが!」

 

箒の時とは違って容赦の無い空手チョップを束の脳天に叩き込んで、脱ごうとする束を制止する。

…こんなのを毎日相手してたのか…千冬は。

日々の苦労を思って眉間を軽く揉んで千冬に同情していると、授業開始の予鈴が校舎に鳴り響く。

 

「あっ、やべ…千冬に殺される!」

「え~、束さんとデート行こうぜ~!」

「そりゃ、今度な!」

「えっ…ほんと!?」

 

俺は適当に相槌を打って、踊り場から跳躍して階段を一気に降り切る。

まだ教室には来てない筈なので、まだ間に合う筈…!

束の心の底から嬉しそうな声が聞こえた気がするが無視だ無視!

風の様に教室へと走り、勢いよく扉を開くと顔面に強烈な右ストレートが叩き込まれて廊下の壁に衝突する。

 

「ガァッ!?」

「教師が廊下を走るんじゃない!!」

「全力で殴るこたぁねぇだろうが!?」

 

あまりの激痛の鼻を抑えながら蹲り、下から千冬の事を見上げて睨み付ける。

凄まじい物音だったのか、各教室から教師たちが顏を覗かせて此方の様子を伺っている。

…結果的に凄い恥ずかしいんだが…。

 

「お前は、もう少し教師としての自覚を持て」

「お、おう。あ~、くそ…鼻の骨がイかれたかと思ったぜ…」

 

俺はよろよろと立ち上がって、服についた埃を払いながら教室へと入る。

何とも言えない微妙な気分にさせられていると、教室中から視線が集まっている事に気付く。

 

「やっぱり、千冬様はあの男に気があるのかしら…?」

「え~、でもあの殴り方って…」

「でも…無傷だよ…?」

 

一部の千冬シンパはヒソヒソとした声で話し合い、俺に対して訝しがる様な視線を送ってくる。

寮長室での共同生活、そこに箒を連れ込んだりなんだりなんて話は既に出回っているだろうし、俺と言う存在が本気で信用ならないのだろう。

そんな嫌な空気を千冬が両手を叩き、一変させる。

 

「静まれ、授業を始めるぞ!」

「「「は、はい!」」」

 

あふれ出る圧倒的なカリスマ性故なのか一瞬で教室内は静まり返り、授業に対する姿勢ができあがる。

俺も大人しく座って手帳を開いて、教壇へと目を向ける。

どうやら次の授業は千冬が行う様だ。

 

「さて、授業の前に…織斑、お前に回す予備機が無いので、ISを使用した訓練ができない。専用機が用意されるが、納入も決闘の当日となる…待てるな?」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!流石に馴らし無しなんて聞いてない!」

「こればかりは仕方がない…それとも、オルコットに頭を下げて決闘を延期するか?」

 

千冬は腕を組んで声を上げる一夏を見下ろし、ぴしゃりと黙らせる。

一夏にも男としてのプライドがある…ここに来て、モノがないので延期してくださいなんて言えるわけがないだろう。

 

「千冬、一次移行(ファースト・シフト)はどうする気だ?」

「ぶっつけ本番でやるしかないだろう」

「応、それはフェアじゃねぇだろ…なぁ、オルコット?」

 

千冬のあんまりな物言いに問題があると感じた俺は、セシリアへと話題を振る。

話を振られたセシリアは、憮然とした顔を俺に向けた後に立ち上がり、優雅に胸元に手を添えながら千冬に意見を申し立てる。

 

「わたくしに振らないでくださいませんか?…まぁ、専用機を持っているわたくしと対等の舞台で戦うのであれば、ファースト・シフトくらいは必要かと思いますが?」

 

ファースト・シフト…初期化(フィッティング)最適化(パーソナライズ)を行う事で、専用機は真の意味で操縦者専用の機体として機能し始める。

このファースト・シフトを行わない場合、機体の想定スペックを満たしているとは言えず、本来の力が発揮できているとは口が裂けても言えない。

 

「仮にも代表者を決める決闘だ…同世代の機体であっても強制ハンデを喰らった状態で実力もクソもないだろうが」

「…一理あるがな。アリーナの使用時間も限られているんだぞ?」

「そんなもん、男性操縦者のデータ取りにご協力ください、で黙らせちまえよ。喉から手が出る程欲しいんだろ?俺たちのデータがよ」

 

そう、男性操縦者としてのデータ取りも兼ねている今回の決闘は、学園としても絶対に外せないイベントとなっている。

で、あれば…自らを餌に時間稼ぎをする事が出来る。

 

「…この件に関しては理事長と管理者を交えて協議する、いいな?」

「まぁ、妥当な所だろうな…万人がお前の様に上手く使える訳じゃねぇんだ、ぶっつけ本番だけは止めろ、いいな?」

「まったく、お前に言われると形無しだな…。授業を始めるぞ」

 

千冬は、俺に困ったような笑みを向けた後に肩を竦め、表情を改めれば授業を開始する。

ISの訓練ができない…っていうのは問題だが、ハンデ自体はこれで潰せた。

上手くやれるかは一夏次第だな…。

俺はそんな事を思いながら手帳を開き、必要な事の書き込みを始めるのだった。




ダークソウル3が楽しくてですね…FGOもPSO2も疎かになりはじめたんじゃよ…
だ、大丈夫、SSは今のペース守って投稿しますからね!!
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