カネが全ての転生者   作:yudaya89

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第06話「大きな対価を得られる可能性があるなら、惜しみなくカネを使う」

 

 

俺アースラでのんびり読書をしていると、クロノが手伝えと言ってきた。理由を問うと、金髪と高町が勝負し、結果高町が勝利した。その後プレシアの居場所が分かり、数分後に相手先に転移するとの事。

 

 しかし今行く必要はない。プレシアがフェイトに対し「あなたなんていらない」?的な発言するまでは。

 

 

 そして局員がプレシアの元へ転移し取り囲むが、全員相手の攻撃で気絶した。やはり雑種風情は使えない。俺は転移装置を使い、プレシアの元に転移した。そしてプレシアの演説をプレシアが座っていた椅子に座り聞くことにした。

 

 

 

「作り物の命は所詮作り物。

 

 

 アリシアはもっとやさしく笑ってくれたわ

 

 

 わがままも言ったけど

 

 

 私の言う事をとてもよく聞いてくれた

 

 

 アリシアはいつでも私に優しかった

 

 

 

 

 

 

 

 フェイト

 

 

 

 あなたは私の娘じゃない

 

 

 ただの失敗作

 

 

 だから

 

 

 あなたはもう要らないわ

 

 

 何処えなりとも消えなさい

 

 

 

 いい事を教えてあげるわ、フェイト

 

 

 あなたを作り出してからずっとね

 

 

 私はあなたが

 

 

 

 

 

 

 大嫌いだったのよ」

 

 

 

 

 

 

 

「私達は旅立つの

 

 

 永遠の都

 

 アルハザードヘ」

 

 

 そして

 

 

「おいプレシア・テスタロッサ、そんな夢物語にすがるより、俺の話にすがらないか?アルハザードよりも娘を蘇生出来る確立は高いぞ?」

 

 

 今まさにアルハザードへ旅立つ準備をしているプレシアに俺はそう言い放った。気分ぶち壊し?知るか。

 

「あなた・・・何者?」

「自己紹介が遅れたな。俺はミスト・フォン・アルパイン、アルパイン家の長男だ」

「あのアルパインの・・・それであなたの話というのは」

「何簡単なことだ。「願いの再検討」だ」

「どういう事?何が目的?」

「俺の目的はプレシア・テスタロッサお前だ。お前の科学者としての知識が欲しい。アルパイン家が進めている魔力炉の小型化にお前が必要だ。娘を蘇生させる代わりに、俺に協力しろ。あと過去の魔力炉の事件だが・・・有罪となっているが、こちらで調べた資料から無罪を勝ち取れる事が分かった。これに関してアルパイン家が全面協力してやる。どうだ?お前にとっては、娘、名誉回復・・・どうだ?」

「そんな美味しい話、乗ると思う?」

「思わない。しかし先の話は全て事実だ。ここにアルパイン家の家紋の入った書類一式がある。それでも信じないか?この家紋はアルパイン家の限られた人間しか使えない。見てみろ」

 俺は書類一式の入った封筒をプレシアの手元に転送した。彼女は封筒の中を確認し

「・・・これは・・・本物!」

「当たり前だ。「アルパイン家に全面協力」を条件に「娘の蘇生」「名誉の回復」、それらにかかる費用は全てアルパイン家負担。

 

 

 

 

 

 さぁ?どうする?」

 

 

「本当に・・・本当に、アリシアは生き返るの?」

「心臓さえ動けば・・・な」

「どういう事?」

「まぁ言葉で説明するよりも実際に見たほうが早いな。そこのクローン!!ここに来い!!」

 俺は先ほどのプレシアの演説で傷心状態のクローンを呼ぶが、反応がない。

「まったく使えない!!」

 身動き一つしないクローンに苛立ちを感じつつ、

「あそこに転移できるか?」

 プレシアに尋ねた。

「ええ、出来るわよ」

「頼む」

 

 

 

 

「見えているか?」

「ええ」

 

 アースラに転移された俺はクローンと共にプレシアが写るモニターの前に立つ。そして

「心臓が動いているという事は、生きているという事だ。俺のスキルは死んだ人間は蘇生できないが、生きていれば、どんな状態でも完全回復可能だ。例えば」

 

 俺はゲートオブバビロンから聖剣を取り出し傷心しているクローンの手足を切断した。流石に傷心している状態とはいえ、クローンから悲鳴が上がった。勿論俺の周りに居た局員からも悲鳴が上がる。クロノや艦長からは罵声が発せられるが気にしない。「ここに四肢を切断された人間がいる。彼女は4分もしないうちに、出血死するだろう。しかし俺のスキル「大天使の息吹」を発動する事で」

 

 俺は大天使の息吹を発動し、

 

「この人間を元の状態に戻してくれ」

 

 スキルが発動し、クローンは元の状態に戻った。

 

「元の健康な状態に戻る。どうだ?」

 

 場が沈黙で支配される。沈黙を破ったのはプレシアだった。

 

「分かったわ。その話信じるわ」

「話の分かる人でよかった。稀に居るんだよ。分からず屋が」

 

 

 

 俺は再度プレシアの元に転移し契約を交わした。プレシアが使うジュエルシードはロストロギアであり、使用については厳禁である。しかしそれを止めるのは管理局の仕事であり、俺は 「娘の蘇生」「名誉の回復」について契約しただけであり、「ロストロギアの使用」を許したのは、管理局の不手際だ。使用するのを助長した?いや、俺が提示したのは願い事の再検討であり、願い事を指定などはしていない。それに俺が交渉中に局員による捕縛を実施する事で、ジュエルシードの使用を防止可能だ。しかしそれを実施せず、ポカンと佇んでいる時点で不手際と言える。

 

 クローンへの傷害?あ~証拠の映像があっても、本人に傷が無ければ実証できない。

実証できなければ告訴も出来ない。

 

  

 バレても証拠がなければ犯罪じゃない!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「尚、アルパイン家に貢献出来ない、もしくは出来なかった場合、子供にその責任を課す」という旨の文章が契約書の最後に小さい文字で書かれている事は、もう少し黙っておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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