崩れ始める日常
ここは、マフィアの掟を破ったものが囚われる場所。
そこには何百人、何千人もの人が囚われている。
「やぁマルルーモ、彼らのことだね?」
黒いローブをきた、白いおしゃぶりをつけた赤ん坊。ヴィンディチェ(復讐者)と呼ばれるもの達。
「ああ、そのことで来たんだ。この8人を捕らえてもらいたい。」
白いローブを着たマルルーモと呼ばれるもの。ストラーダチョイス(道選び)と呼ばれている組織。マフィアの掟に背いた者の、罰を決めたり、ヴィンディチェに 捕獲の依頼を頼む仕事をおもにしている。
「わかったよ。必ず捕まえておくよ。、、、今日は1人なんだね。まだなのかい?、、、」
まだ、とはきっとあの事だろう、、、そう2人しかいないストラーダチョイスの仲間ルーモ。光と闇と呼ばれるこのふたりに、勝てるものなど世界に3人といない、、、
「、、、ああ、あいつはまだ思い出していないようだ。まぁ、、、これをアイツが見れば思い出すだろう、、」
手に握られていたのは、小さな白い石がはめ込まれたネックレス。このネックレスはストラーダチョイスの証であって、約束の石。
「それを見れば思い出すかもしれないね。いつ見せるんだい?」
「記憶を取り戻してもらいたいが、頭の中に一気に記憶が流れ込んできたら暴走してしまう可能性がある。だから少しずつヒントを与えながら思い出させることにした。だからまだこれは見せない。」
ポケットに大切にしまいながらいった
「そう、、、で、今回ルーモはどうするの?」
「前に六道骸と、ルーモはあった事がある。ここであいつに合わせるのはまずいからな。だからイタリアに行かせる。」
「分かったよ。」
「じゃあ、俺はこれで帰る」
といって、奥の扉から出ていってしまった。
「彼女に何があったのか、、、記憶ねぇ、、」
今日はすごく嬉しい。だってお兄ちゃんがイタリアに連れてってくれるんだもの!いちどいってみたかったんだぁ~!
「彩光、行くぞ」
「ちょっと待ってー!」
私はウキウキしながらドアを閉めた。これから5日間ずっとお兄ちゃんといれる!
あまりのテンションの高さに心配されたが、それだけ私は気分がいいのだ
飛行機に乗ったら流石にテンションを上げすぎて疲れた。
そしていつの間にか寝てしまった。
起きた時にはもう、イタリアだった。
「わぁ!きれーい!」
「ほら、俺の家に行くぞ」
家に行く途中沢山綺麗なものを沢山見た。青く静かな湖や、太陽の光に照らされて元気に育っている木。
でも、歩いている途中ちょっと変なものを見た。多分私の見間違いだと思うけど、私と同い年ぐらいの男の子がすごいスピードで屋根の上を移動していた。
「目、、疲れてるのかな」
「長旅のせいだろ?ほらあそこだ」
「ん?どれどれ」
指を指した方向を見たら、綺麗というか豪華なホテルについた。
「ええーー!?」
ビックリしすぎて大きな声を出してしまった。
中に入ったらもっと凄かった。途中すれ違う人たちもとても綺麗な格好をした人達だった。
「すご、、、」
「まぁ、適当にくつろいでてくれ。ちょっとフロント行ってくるから。」
ふかふかの布団にゴロゴロしながら「分かった!!」といったら、まるで子供だなと、笑われた。
「、、、まだ子供だし」
ちょっと、プクッとしながら外を見てみたら裏道りを走っている男の子がいた。
「何やってるんだろ」
少し見ていたら、男の子のあとを追う10人ほどの見るからに強そうな人達が通っていった。
「どういうこと?、、、」
なぜ追いかけられてるんだろう。鬼ごっこ、、いやあれは流石にズルイから違うな、、では、何だったのだろうか。
私は、あの男の子を探しに行くことにした。気になったのもあるけど、何故かすごくあの子に何かがありそうで、心配なのだ。
コソっとバレないように外に出てあの男の子を探した。
「えっと、、たしかここら辺なんだけどなぁ」
色んなところを、探したけどあの男の子を見つけることは出来なかった。
「もう、そろそろ戻ろうかなぁ」
と、帰ろうとしたら声が聞こえた。
「お待ちください!」
「止まってください!」
「絶対やだね!俺王子だもん!!」
川の向こう側の、裏道を走るあの男の子。
追ってみよう!
「はぁはぁ、、、」
「誰だ!!」
「お前は誰だ!!!!」
私が近づいたら、強そうな人たちが向かってきた。その手には剣が握られていた。
「嫌がってるみたいだし、それ以上追うのは止めてあげたらどうですか?」
「なに?!」
「黙っていろ!!」
1人の男が私を飛ばそうと手を伸ばしてきた。
「えっ?!」
逃げて!私の勘がそう叫んでいた。でも、足が動かない。
その時、あの男の子が手を引っ張ってくれたから、ギリギリセーフだった。
「ひとまず!うちに逃げよう!」
「、、、、、、」
男の子は何も言わなかったけど、うちに向かって走ってくれた。
バタン!
「たっただいまぁ、、」
ふーと、息をつきながら部屋に戻ってきた。
「彩光!勝手にいなくなるなよ!心配するだろ?」
「ごっごめんなさい!」
「たくっもう、、ところでそいつ誰だ?」
えっと、、、誰だろう、、
「さっき、変な人たちに追いかけられてたから、それで助けに入ろうと思ったら助けられたんだぁ、、、はははっ、、」
ポリポリと、ほうをかきながらいった。
「はぁ?!お前何やってんだよ?!」
めったに怒らない兄の堪忍袋が切れたようだ。
「ひぃ?!ごめんなさーい!!」
ギャーー!と心の中でさけんでいた。
「お前名前は?」
「、、、、、、、」
「、、、どこから来たんだ?」
「、、、、、、、」
「何か、言ってくれ」
下を向いているので、よく分からないけどちょっとほっぺが腫れているように見えた。
「ちょっと、上向いて?」
と、顔を上に向かれたら、ほっぺがパンパンだった。
「えっ?!その顔どうしたの?まさかさっきの人に?」
「はやくてあてしねーと!!」
すると男の子は、首をブンブン横に振っていた。
「えっなんで?、、、、、ちょっと失礼します」
チョンとほっぺを触ったら飛び跳ねた
男の子が目は前髪で見えないけど、睨んでいるのがわかった。
「ごっごめん!、、、でも、まさか虫歯?」
男の子はプイっとよこをむいてしまった。
「、、、、ねぇ名前は?」
今度は紙を渡しながら、聞いた
「、、、、、」
紙には名前が書いてあった。
「、、ベルくんか、私は彩光よろしくね。」
少し隠し弾の方から、書きました。
次の話に続きます。お楽しみに!