男子高校生と妖狐   作:鳥唐揚げ

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第2話 式神との契約は計画的に

 俺は自分の部屋に着くとすぐにベッドに向かって倒れ込んだ

 ここに来る途中紅葉が心配したのか声をかけてきてくれたが「大丈夫」しか言ってなかったなっと思いながら親父から貰った紙を見つめた。

 

「式神ね…」

 

 たしかに式神がいたらこいつを使っていろいろと面倒なことしなくても楽に過ごせることが出来るな…

 幸い俺は式神との契約の儀式の仕方を親父から小さい時に教えて貰っている。1回もしたことがないけどな!!

 

「でもこれって失敗したらどうなるんだ?」

 

 親父からはもし儀式に失敗したらどうなるかは聞かされたことがない

 もしかして死ぬってことはないだろな、そんなんだったら親父に化けて出てやるからな。

 でも親父陰陽師だから俺はすぐに祓われるか

 

「ものは試しだやってみるか」

 

 俺はそういいベッドから起き上がり儀式をするための準備をした。

 準備といっても用意するのはこの親父からもらった紙だけで、その紙を口にくわえ手を合わせて目を閉じるといった簡単な事だ

 

 こんなんで本当に契約できるのか…俺は半信半疑の気持ちで儀式を始めた。

 儀式を始めてまだ数秒しか経たないうちに俺は突然ある違和感に襲われた。それはじめじめした部屋に1人誰もいない空間に俺はいて誰かに見られているよう感覚である。

 どうやらこの儀式の方法本当だったらしいな…親父もお袋や紅葉もこの感覚を体験したことがあるのかな?ふと俺がそう思った瞬間

 誰かから見られているような感覚が消えた、よし!!成功したか!?

 俺は目を開けようとしたその時何か硬いものが俺の頭にあたった

 ゴツンという鈍い音が部屋に響き渡ったと同時に「ふぎゃあ!?」という高い声が聞こえたがおれはその声を聞くことなく大きな物音をたてて体勢を崩し仰向けに倒れた

 一瞬儀式は成功したか失敗したかわからなかったが、こんな派手な倒れ方をしたんだ失敗に違いないっという考えが脳裏によぎった。

 はは、式神との契約も満足にできないのか俺は…まぁもともと絶対成功するという保証はなかったしな、今日はもう寝よう、親父には明日式神との契約はできなかったといえばいい話だ。

 俺はそう心に決め目をつぶって夢の中に入りかけようとしたその時

 

「おい!!聞いているのか!!お主」

 

 女の子の声がした。何でこんなところにこの部屋には俺1人しかいないはず、もしかして式神召喚は成功したのか!?

 俺はその場で恐る恐る目をあけてみるとそこには歳は俺よりも下で金髪ロングで巫女服を着た女の子が俺の方を仰向けの体勢でじっと見ていた。

 俺はその女の子をみて一瞬で他の女の子とは違うことに気づいた

 それは、狐の耳と尻尾が生えているところである。

 

「お主に問う!!わらわを呼んだのはお主か!?」

 

 普通にこの状況から考えて俺しかいないだろ…

 

「そうだけど」

「名はなんというんじゃ?」

「龍馬だよ、東雲龍馬」

「龍馬か…」

 

 女の子は俺の名前を聞くとすぐに立ち上がり仰向けになっている俺の上に乗り出した。

 

「ちょっとまって!?おまえなんで俺の上に乗る必要がある!?」

「別にいいじゃろ、スキンシップじゃよスキンシップ」

 

 こんな大胆で誰かに見られたら勘違いするスキンシップがあるか…

 

「さて、龍馬よ!!わらわは妖狐で今日からお主の式神じゃ!!名は稲荷(いなり)と申す」

 

 妖狐ってたしか狐が歳をとってなる化物だったけな?まぁ別にいいや…っていうか妖狐とかにも名前ってあるだな。

 

「えーと、とりあえずこれで式神契約は成功でいいのかな?」

「そうじゃ」

 

 ならよかった、契約した式神は(いろんな意味で)ハズレ臭がするがこれで親父には文句を言われまい

 俺が安堵のため息をついたと同時にドアがいきなり開いた。

 

「さっきこの部屋ですごい音したんだけどお兄ちゃん大丈夫!?」

 

 我が妹の紅葉が入ってきたのである

 いまの俺の状況を説明すると、仰向けになっている俺の上に稲荷が乗っていてその現場に居合わせている紅葉さん

 うん、クソ気まずいです

「あのな…紅葉、これには海よりも深い事情があってだな…」

 

 俺の言葉を聞いてなのか紅葉はだんだんと俺の方に近づいてくる

 えっ?何めっちゃ怖いんだけど、紅葉さん頼むから近づいてくるのやめてくれませんか?

 紅葉が俺の近くに来ると大きく息を吸い込み

 

「お兄ちゃんの変態!!」

 

 大声とともに俺の顔面めがけて思いっきり踏みつけた

 あぁ、家に帰る時嫌な予感はこれだったのか、すべて夢だったらどんなに助かるか。

 俺はそう思いながら意識が途切れたのであった




2話ができた…前の作品をみて読みにくいと僕自身が感じたので行などを開けてみたがどうかな?
もしこれがいいなど前の方がいいっという指摘があればお願いします。
さて、今回はヒロイン?である稲荷の登場がメインでしたね
稲荷の紹介はまた後ほどに
前回言っていたとおりこの物語の世界線についてお話をしていきたいと思いますっといっても現実世界とあまり変わりはありません
唯一あるとすれば霊や悪霊が存在するということが科学的に証明されているってところですかね
その霊を成仏させるのが陰陽師達です

次は式神についてお話をしていきたいと思います
式神とは主人(陰陽師)に仕え命令を聞く霊のことである
この物語の式神の立ち位置は主人が式神を召喚させて悪霊と戦わせるといったものです(簡単にいうとポケ○ン)

今後こういった設定などについてはちょっとずつ増やしていきたいなっと思っています
では3話でまたお会いしましょう

追記 作者は修学旅行とかいう行事のため
3話が遅れるかもしれません、本当に申し訳ありません
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