男子高校生と妖狐   作:鳥唐揚げ

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第3話 東雲龍馬は静かに暮らしたい

「龍馬!!いつまで寝ているの!!学校遅刻するわよ」

 お袋こと東雲 恵子が俺の部屋の前でそう叫んだ。

 俺はその声に気がつき目を覚ました。あれ?俺いつの間に寝ていたんだ?たしか、式神召喚に成功したような…俺はそこまで思い出すとふとベッドの方を見た、すると稲荷が幸せそうに寝息をたてながら俺のベッドで寝ていた。

 思い出した、昨日こいつのせいで紅葉に思いっきり踏まれて気を失ったんだ。紅葉には誤解を解かなくてはいけないな…俺はしぶしぶそう思いながら時計を見た。針は8時をもう過ぎていた。

 幸せそうに人様のベッドで寝るなんて…全く呑気なものだな。

 

「はいはいわかったわかった、いま用意するから」

 

 俺は部屋の前にいる母親にそう返事し、ベッドで寝ている稲荷を横目に見ながら学校にいく用意をした。

 

「あんた起きるの遅すぎるのよ、ほらこれ昼ごはん」

 

「あぁ、いいよ別にもう時間ないし、昼は購買で買うからその飯は俺の部屋にいる馬鹿にでも食わしといて」

 

「あ、こら!!待ちなさい」

 

 俺はお袋のことを無視して家を出るのでた。そういえば、お袋に稲荷のことについて詳しく話していなかったな

 まぁいいか、帰ってから話すか

 俺はそう思いながら学校めがけて全力で走るのであった。

 

 

 俺の通っている高校は花ノ木高校という、いたって平凡な学校である。校舎などを簡単に説明すると1年が1階で2年が3階、3年が2階、ちなみに俺のクラスは一番上の端っこつまり2年6組である。

 俺が6組の教室にはいると同時にHRが始まるチャイムが鳴り出した

 なんとか間に合った…

 

「龍馬がHRぎりぎりに来るなて珍しいな」

 

 こいつの名は上野 大輔

 小学校からの友人でまぁ一種の腐れ縁ってやつかな

 性格は一言で表すと爽やか系男子だ

 その性格のせいなのか学年で1、2位を争うほどのイケメンである。おまけにスポーツ万能のうえに成績優秀まさに絵に描いたような天才である。

 

「ちょっと昨日夜遅くまで起きていたからな」

 

「お前もしかして!!いやらしい番組やアニメを観ていたんじゃないだろな!?」

 

 こいつの名は柊 和馬

 俺の友人でありどうしようもない二次元オタクで変態である

 性格は一言で表しきれない(悪い意味で)

 ちなみに女子からはばかずまとか言われて煽られていたりする。

 

「お前と一緒にすんじゃねぇよ!!」

 

「こらこら、東雲に柊いまはHR中だぞ、あんまり喋るな」

 

 担任の芦田 誠先生(38 独身)に注意されながら俺は後ろの端っこにある自分の席に座るのであった

 

 

 1限目の授業が始まって数分がたった俺はいつものように授業の教科書だけをだして机に頬杖をついてはやく授業終わらないかなっと考えながら時計ばかりを見ていた。

 ふと運動場の方を見ると、体育の小林が校門前でなにかをしているのがみえた。

 あぁ、遅れてきた生徒が運悪く小林に見つかり叱られているのか…

 俺はそう思いながらその叱られている生徒の顔が気になり運動場の方に目を凝らした。

 すると、どこかで見たことあるような服を着た狐耳の女の子が見えた。

 うん、間違いなくあれは稲荷だな、俺はそう認識すると机に思いっきり頭をぶつけた、なんであいつがここにいるの!!なんであいつ俺の学校の場所知ってんの!!俺は心の中でそう叫んだ

 

「あのー…東雲君、いきなり頭をぶつけてどうかしたのかしら?」

 

「あ、いえ!?ちょっとめまいがして…朝からちょっと熱っぽいので保健室に行ってきます」

 

 俺はそう嘘をつき教室をでた

 もちろん、小林と稲荷がいる運動場に向かうためだ

 

 

 

 

「だーかーら!!東雲に渡しとくからお前は自分の通っている学校に早く帰れって言ってるだろ!!」

 

「嘘じゃ!!どーせ、お主龍馬に渡すとか言い訳をついて弁当を食べるじゃろ!!」

 

 俺が運動場に着くと小林と稲荷が小競り合いになっていることがすぐわかった、全くこいつは…俺のことを考えて行動してくれよ…

 俺は小林に近づくと稲荷が俺の方に気づいて手を振った

 それに気づいてか小林も俺の方を振り向いた

 

「あぁ、東雲か…頼むからこいつどうにかしてくれよ…お前の弁当俺が渡すから帰れって言っているのに一言もいうことを聞いてくれないんだ…」

 

 なるほど…お袋にいいようにそそのかされてここまでの場所を教えてもらい弁当をもって稲荷がここまで来たんだな。

 

「いまからあいつを言い聞かせるので小林先生はちょっと下がっていてくれませんか?」

 

「あぁ、わかった」

 

 そういうと小林は学校の中に入っていった

 

「どーせお前お袋に「龍馬に会いたいならこの弁当を持ってこの場所にいけ」って言われたんだろ?」

 

「な、なぜそれを…!?」

 

 案の定だよ…まったくお袋も性格悪いな…

 俺は稲荷が持っている弁当を渡すようにいうと稲荷は弁当を渡してくれた

 

「んじゃあ、俺教室に戻るからお前は早く家に帰れ、その姿で出歩くと変な奴らに襲われるぞ」

 

「えっ?なんで帰らないといけないのじゃ?式神は主人の傍を離れないと聞いたぞ」

 

 たしかに式神は主人の傍(正確には主人が持っている式神を呼び出すための紙の中)にいる。ましてや、守るはずの主人のベッドで幸せそうに寝ていたなんて論外である。

 

「とりあえずだ、いまこの状況から考えてお前が俺の教室に来てみろ?そしてその服装といい外見だ、俺は絶対今日か明後日には噂は広がり変なイメージをみんなから持たれるだから今日はもう家に帰れ、詳しいことは今日の夜だ、いいな?」

 

 俺がそういうとわかったのか稲荷はこくんと頷いて帰っていった

 さて、俺も教室に戻るか

 俺は稲荷が帰っていくのを見送り学校に入っていくのであった

 




な、なんとか修学旅行前に3話をだせた……
あと行とかちょくちょく変えていましたが、一旦この行のあけ方で行きたいと思います。
登場人物が増えていくごとにテンションがだんだんと上がっていっている作者です
さて、今日は前回と今回出てきたキャラについて軽く説明します

稲荷・・・龍馬が呼び出した妖狐もとい、龍馬の式神で龍馬に非常に懐いており、性格はいたって能天気のアホの子

東雲 恵子・・・龍馬の母、父親いわく陰陽師としての能力は非常に強かったとのこと、いまは引退して龍馬や紅葉の成長を見守っている

さて、4話ですが修学旅行あけにだすと思います
それまでに続きのネタとか考えておくか…
では4話でまた会いましょう
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