男子高校生と妖狐   作:鳥唐揚げ

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第7話 東雲龍馬と生徒会長

「とりあえず6人ちょうど揃えることは出来たな」

 

「おぉそれでこそ我が主東雲龍馬じゃ」

 

俺と稲荷はいま放課後にあまり使われていない空き教室に部室の準備のために2人っきりで作業をしている真っ最中である。

 

「俺や紅葉の前ではいいが、あまり俺のことを主とは言わず龍馬と呼べよ、この学校にいる間はお前は妖狐じゃなくて俺の親戚という設定なんだから…」

 

そう、俺は周りの奴らに自分が陰陽師の家系でその血が流れているってことは黙っている(当たり前だが和馬や大輔にもこの事は黙っている)理由?んなもんいきなり「おれ…陰陽師の家系なんだ、しかもその血がこの体の中に流れているんだ?」とかクラスメイトの前で言ってみろ?周りから痛いやつだと認識されて俺の高校生活は棒に振るう結果になるのが目に見えているからだ

 

「それより他の3人はどこに行ったのじゃ?」

 

「あぁ、あいつらなら顧問になる予定のうちの担任を説得しに行っているところだ」

 

俺がそう言い終わると突然部屋のドアが大きな音をたててひらいた

 

「芦屋をなんとか説得することが出来たぞ!!」

 

和馬が大声でそう叫んだ

 

「おぉ、まさか説得に成功するとはな」

 

「部活動にはめんどくさいから参加はしないが名前を貸すだけならいいっていう許可が出たんだ」

 

あの人本当に適当だな…

 

「ってか紅葉と大輔はどうしたんだよ?」

 

「あぁ、あいつらなら部活動の成立を祝うために近くのコンビニに行ったぞ。あ、そうそう龍馬はいこれ」

 

俺は和馬からクリアファイルを手渡された、中を除くと部長の名前(稲荷)や顧問の名前がかいた紙が入っていた。

 

「なんで俺にこんなもの渡したんだ?」

 

「そりゃ、おまえがいまから生徒会室にいってこれを提出しに行くんだよ」

 

「おいおい冗談だろ…なんで俺がそんなことしなきゃいけないんだよ

そもそも、こういうのは普通部長が提出しに行くものだろうが」

 

「稲荷ちゃんは転校してきたばっかだから生徒会室とかわかるわけねぇだろ…」

 

「ならお前が行け、おまえこういう仕事好きそうな顔してるだろ」

 

「お前から見て俺は一体どんな顔してるんだよ…ってかおまえさっきからこの教室から動いてねぇだろ!!それぐらい提出しに行くだけなんだからまだ楽だろうが」

 

「わかったわかった、俺が行けばいいんだろ…」

 

「最初からそう言えばいいんだよ、まったく素直じゃないやつめ」

 

俺は和馬の嫌味を聞こえてないふりをしながら生徒会室に向かうのであった。

 

 

 

 

俺は今生徒会室のドアの前にいる。

一言でいうとこのままバックレてめっちゃ帰りたい気分だ。

そもそもなんで俺がこんなにも生徒会室を毛嫌いするのは二つの理由がある。

まず一つ目の理由はただ単にめんどくさいだけといった単純な理由、そしてもう一つの理由は現在の生徒会長である須藤勇気が少々変わり者だからだ。なんでもほかの生徒のことよりも自分が楽しいことを優先して行動するため一部の先生らや生徒の間では問題視されている(それ以外の先生や生徒には人望のせいなのか評判がすごくいい)

俺は生徒会室の中に生徒会長がいない事を祈りながらドアを開いた。

 

「みろ!!明香、ガリ○リ君のアイスの棒が当たる確率を求めることが出来たぞ!!」

 

「まぁ、さすが生徒会長ですわ。つまらない事にそうやって真剣に取り組む努力…尊敬に値します。もっと別のことにその努力を使って欲しいですけど」

 

「ははは、早速実験とするか、帰りガリガ○君を買うためにコンビニによるぞ」

 

うん、はいって早々帰りたくなってきた。

 

 

「あら?生徒会長、お客様が来ておりますよ」

 

俺が入ってきたのに気づいたのか部屋にいた2人が俺の方に視線を向けた。

 

「えーと…君はたしか2年生の子だよね…?名前は……」

 

「東雲龍馬です」

 

「そうそう思い出した。っで君は何をしにここに来たんだ?もしかして僕の美しい姿を見にここまできたのかな?」

 

すんげぇ今あのバカ生徒会長張り倒したい気分だ

 

「あはは、生徒会長の美しい姿なんて誰も見たくありませんよ」

 

この人は副生徒会長の七草(さえくさ)明香

3年であり須藤勇気の良き理解者?であり、文武両道まさに大和撫子のような女性である(少々毒舌だが)

 

「いえ、部活の申請をして欲しくてここにきました」

 

俺はそういい生徒会長にファイルの中から部長や顧問の名前が書かれている神を取り出して渡した。

 

「部活の申請ね…えーとなになに?オカルト研究部って文化部の一種?」

 

「まぁそんな感じです」

 

詳しくは稲荷からなにも聞いてねぇけどな

 

「んー…まぁいいか部として設立を認めるよ、だって君たしか陰陽師の父親いるんでしょ?」

 

「よかったよかった…では俺はこれで…」

 

って待てや俺!?いまあのバカ生徒会長俺のこと陰陽師がうんぬんかんぬんって言わなかったか!?

 

「イヤーナンノコトデスカネオンミョウジノチチオヤ?ナニソレオイシイノ?」

 

「どうやら図星のようですね…わかりやすい人だこと」

 

「あはは、やっぱり?いやーこの前僕の父さんが東雲英吉っていうここいらじゃ名のある陰陽師を家に招いたんだよ。そして僕は東雲という名字がたしかこの学校にいたような気がして調べていたら君に行き着いたわけ…まさか僕から近づくはずが君から近づいてくるとはねびっくりしたよ」

 

たしかこのバカ生徒会長の親(正確には父親の方)この学校の経営者だったな…

 

「そこまで知られちゃ隠す必要もねぇな…っでどうするんですか?ほかの人にも言い触らすのですか?」

 

「言い触らすだなてとんでもないw」

 

あれ?意外だな…この人なら面白がって言い触らすと思ったんだけど

 

「僕はどっちかというとこういう人が秘密にしてることは他の人に言い触らすより、その人と秘密を共有した方が楽しいと思うんだよ…だから」

 

そういうと会長は俺の目の前にきて、笑いながら

 

「この事は他の人には秘密にするよ、あぁ明香には僕から言い聞かせておくよ代わりに君の身の回りで起きたこと教えてくれる?あぁもちろん陰陽師関係ね」

 

っと俺に言った

もちろん俺はその条件に同意することしか出来なかった。そして、俺は同意した後すぐに生徒会室をでた

 

「なんだかなぁ…」

 

俺は生徒会室前で1人そう呟き頭を掻きながら部室に戻るのであった。

 




7話を書き終えてふと思ってしまった事がありました。
それは、特に目立った陰陽師要素なくね?っといったことです。
うん、たしかにここまで目立った陰陽師要素がないですね…
どこかで陰陽師要素をいれたいと思っています。
では今回出てきた新キャラについて説明していきたいと思います。

須藤勇気・・・龍馬達が通う高校の生徒会長、変わり者で面白いもの好き
当初は真面目キャラにしようとしてましたがどうしてこうなった?
七草明香・・・副生徒会長であり毒舌、3年生の男子の間では密かに人気がある。
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