インフィニット・ストラトス~紡いだ想い、再び~ 作:サウス零
漆黒の闇に包まれた亜空間に二つの人影が対峙していた。
一つは白を軸に蒼いラインと黄色と赤色のポイントされた鮮やかなデザインの鎧戦士。
もう一つは対と成すような黒と紫の鎧戦士だった。だが一つだけ共通点がある。
それは二つの鎧戦士の背中には虹色に輝く蝶のような羽根を持っていた。
「今こそ我らは本来の存在に戻るべき時だ。それを貴様は何故拒絶の姿勢を見せる!?」
漆黒の鎧戦士が声を荒げて対峙する白き鎧戦士に問いただす。
「答えろ!『ファルシオン=エデンシス』!!」
白き鎧戦士はうつむいた顔を起こし答える。
「決まっているだろ…そんな必要が無いからだ……。『ヴェイド=アポカリス』!」
白き鎧戦士…ファルシオンが漆黒の鎧戦士…ヴェイドの問いかけに答える。
「貴様とて、我と同じ調律者!何を成すべきか判らないほど愚かではないはずだ!」
「あぁ、判ってるさ、でもな…最も最初にするべき事があるんだぜ。」
そう言いながらファルシオンの手に自分の身長並みの長さを持つ片手剣を右手に構え、空いた左手にも同じ大きさの剣を持つ
そして、二つの剣を重ねあわせると新たな剣が両手で握られていた。
「そうか…、やはりその道を選ぶか?」
「そうだ。俺とお前はもう交わることはない…進み行く道の先にもな…」
ヴェイドもまた大型の剣を両手で持ち構える。
そして、二人の背中に生える光の羽根が輝きを増し、粒子が舞う…。
「うおぉぉぉっー!!」
「はぁぁぁぁっ!!」
両者全くの同じタイミングで加速する。手に持つ剣で渾身の想いを込めて、己の敵に叩き込む。
「その魂…我が正す!!!」
「その運命……俺が斬る!!!!」
互いの一撃は漆黒の亜空間に閃光が走るのだった……。
そして…決着
互いに背中合わせとなりゆっくりと膝を付く
「これが、貴様の選んだ道か…?」
「そうさ、これが、俺の……」
……守りたい『約束』だ!!
そのままゆっくりと倒れ、ファルシオンとヴェイドは意識を失った
その刹那、広大な光の渦が起こり、二人の体が粒子に変え、取り込んでいった……
これがあらゆる世界への渡り歩く戦士の物語の壮大なプレリュードである。
Next…
目覚めた場所は現在の日本…
しかし、それは俺の知る日本ではなかった。
ISと呼ばれるその鎧でこの世界は何を見出しているのだろうか?
そして、そこで出会うのは一体の「ロボット」だった
次回「EP1 接触・赤き鋼鉄」
「いいだろう、そのミッション…この『ファルシオン・エデンシス』が引き受けた」