ガンダムビルドファイターズ〜fighter To LINK〜   作:勘張 明倫

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摩「今回は僕があらすじを紹介するよ。

前回、金松の姑息で卑怯な罠をかいくぐり準決勝を制した僕達チームトリニティレイヴン。
けれど決勝で立ちはだかったのは地区予選優勝最有力候補を破った強敵。

果たして僕達は全国大会へと進むことができるのか。
・・・意外と慣れないな、これ。」


第9章 開幕!ガンプラバトル大会 地区予選編FINAL

俺たちが躍進を見せたガンプラバトル大会地区予選もいよいよ終盤。

 

俺達はチームの控え室に全員集まってミーティングをしていた。

 

皇「・・・みんな、顧問として私はあまりしてやれる事はなかったけどみんなが決勝進出してとても嬉しいわ。

 

けれどみんなの目標は全国大会への出場・・・その前に現れたダークホースについて私なりの予測を立ててきたわ。

・・・私にできるのはこのくらい、けれどみんなの勝利と、全国進出を誰よりも応援してるから。」

 

フ「・・・私も、試合には出ないけど・・・応援・・・ガンバ、ナス。」

 

茄「ありがとうフウカ。

先生も、助かります。」

 

皇「・・・さて!

対戦相手の情報と、作戦会議を始めます。

 

まず相手のことだけど・・・端的に言えば、

相手のチームはとてもバランスに優れてるわ。

 

互いが互いを支え合ってそのことで真価を発揮してるって感じかしら。

順を追って相手のガンプラの説明をするわ。

 

まずこのチームのエースと思われるのが、

古谷有間(ふるやあるま)が使うガンプラ・・・《リボーンズ・ヤルダバオト》かしら。

 

この機体は全身に搭載された凄まじい数の武装が目を引くけれど、これらを惜しげも無く使えるあたりから粒子量の消費が激しいとされる。

つまりこの機体は粒子を作るGNドライヴを破壊することができればかなり優位に立てるけれど・・・

 

このヤルダバオトが発生させるGNフィールドにはおそらく全ての攻撃を遮断するように調整されてるようにバトルの時に見えたわ。

フィールドを貼ったら警戒ね。

 

次に、

土屋庄助が使う《ガンダムアモン》。

この機体は格闘に強化割合が振り当てられてるみたい。

さっきの試合でも巨大な豪腕とかなり大きいマニュピレーターから繰り出される攻撃はまさしく鬼。

さらに体に配置された格闘武装も多いから豪腕が解除されても高い戦闘力を誇ると思われるわ。

基本的にはこの機体が前に出てる。

 

しかも、腕には耐ビーム装甲であるラミネートアーマーが塗装で再現されてるから。

摩耶花ちゃんは今回ユニコーンで行くのは厳しいかも。

 

そして最後は、

間巫(はざまかんなぎ)が使う《ガンダムアンドロマリウス)。

 

この機体に特出した戦闘力はなさそうに見えたけど、

おそらくこの子はヤルダバオトをサポートする索敵機だと思う。

 

このアンドロマリウスがレーダーとなり仲間に敵の位置を教えて、

ヤルダバオトとアモンがそれを迎撃するって感じの戦い方をしてた。

 

また、かなりこの機体は素早いから倒すのには一苦労するかも。

武装とかも一応あるみたいだし・・・案外この機体を先に倒したほうがいいのかもと私は思うわ。」

 

茄「す、すごい・・・私たちも一緒に彼らの試合を見たけどそんな密度の情報を目で見て手に入れるなんて・・・

 

さすが皇先生です!

本物のスメラギ・李・ノリエガみたいです!」

 

皇「そ、そんなことないわよ・・・///

みんなと見た後でもう一回通しで見てわかった情報なんだし。」

 

フ「・・・相手の情報も出たところで・・・ナス。

機体は・・・どうするの?」

 

茄「んー、

私は・・・ゼイドラ・ギアのままかなぁ。

高谷君も多分ゴッドガンダム・スカイハイのまま行くだろうし。

その方がバランスがいいと思うし。

 

問題は摩耶花ちゃんだけど・・・どうする?」

 

高「たしか、アモンってやつがビームを弾くことができるんだっけ?

ならやっぱりサイコザクで行った方が」

摩「いや、僕はフルアーマーユニコーンでいく。」

高「え?

なんでさ、相手にはビームを弾くやつが」

 

摩「確かに相手のアモンはビームを弾くやつがいる。

ユニコーンの半分はビーム兵装で構成されてるけど、

それ以前にサイコザクのビーム兵装はビームバズーカしかない。

 

新たにビーム兵器を搭載する暇もないし、何より相手のヤルダバオトに実弾兵装を消されてしまっては元も子もないし。

 

Iフィールドのあるユニコーンの方が立ち回れるはずだからね。」

 

茄「・・・確かに、

サイコザクよりは戦えるかもしれないわね・・・あとは戦況によってってところかなぁ。」

 

皇「大丈夫よみんな!

私が分析を続けたところ、みんなならこの三機と渡り合えるって自信を持って言えることがわかったし。

 

・・・なにより、機体よりも勝つために必要なのはそのファイターの精神。

諦めてなるものか、負けてなるものかっていう不屈の闘志こそが、試合を大きく動かすの。

その点あなた達3人は・・・誰にも負けない。

そう私は信じてるから。」

 

フ「そうだね・・・ナスの諦めの悪さ・・・誰にも負けない。」

 

茄「・・・フウカの言葉が妙に心に刺さるけど、

確かに、負けないという気概ならわたし達は自信あります!」

 

高「あぁ、俺たちも負けるつもりは毛頭ないからな。

そうだろ?摩耶花。」

摩「当たり前だよ。」

 

俺たちはそういいあうと円陣を組んで手を重ねあう。

 

茄「スゥ・・・チーム、トリニティレイヴン!

全国に向けてはばたくよ!

オー!」

 

摩・高「オー!」

 

こうして作戦会議は終了し、

俺たちは決勝の舞台へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦が始まり俺達のガンプラがステージに赴いた。

決勝のステージは運のいいことに宇宙。

 

それもソレスタルビーイング周辺宙域だった。

 

高「最終決戦の舞台が決勝の舞台ってわけか。

本当にこれランダムなのか?

なんかうまい具合にできてるような」

 

茄『!前から敵が来る!

けど・・・撃ってこない?』

 

 

部長の言う通り敵が前からやって来るが、三機共に攻撃する体制ではなかった。

意図がわからず混乱してる俺たちをよそに三機は目の前までやって来て止まった。

 

古『初めまして・・・だね、

まさか君達が僕らの前に立つとはあまり予想してはいなかったけれど。

流石とだけ言っておくよ。』

 

茄『わ、わざわざ挨拶をしに攻撃もせずに来たのですか?』

古『そう警戒しないでくれたまえよ。

僕達は君達に感心してるんだよ、準決勝の戦いの時に圧倒的不利を覆してここまで来た君達にね。

 

だから、その敬意を評してあえて君達のレンジ内から戦いを始めようと思ってね。』

 

摩『随分と余裕だね。

それが後で後悔することになっても遅いよ?古谷さん?』

 

古『そうなるかもしれないね、

けれど・・・1つ、言っておくよ。

 

君達は地区大会の優勝者にはなれない。

悲しいけれど、それが現実なんだよ。』

 

土『古谷、そこまでにしておけ。』

古『・・・全くしょうがない。

じゃあ、楽しんでいくといい。

 

行け!フィン・ファンネル、ライフルビット!』

 

土屋に咎められた古谷はバツが悪そうに後ろに下がり、背中からファンネルとビットを同時展開してこちらへ差し向けて来た。

 

茄『ファンネルとビット!?

そんな!準決勝までの試合では使ってなかったのに!』

 

古『やはり僕らのことを研究してたみたいだね、けど。

ファンネルをつけた今こそが僕らの本気というわけさ。

 

僕らの真髄を味わえることを光栄に思うがいい。

さぁ、行け土屋。

まずは格闘機の彼を落とすんだ。』

 

土『・・・言われなくてもわかってる。』

 

直後、

すごいスピードでガンダムアモンが俺に突っ込んで来る。

 

高「くっ!

こんなにライフルビットとファンネルが射撃してるとこに突っ込むのかよ!?」

 

土『俺の機体は、やわじゃない。』

 

土屋はその巨大な手を握り俺に振りかざす。

しかもただ突き出してるだけでなくよけた方向にファンネルとライフルビットのビームが来るように調整をされている。

 

古『さぁ、恐れたまえ、逃げたまえ。

その自由は君達のものだ。』

 

摩『誰が、逃げる、ものか!!』

 

摩耶花が支援攻撃を行いヤルダバオトに攻撃したが、

ヤルダバオトが粒子を球体状にして期待を包み込み攻撃をかわした。

 

摩『やっぱり・・・GNフィールド!』

古『フフフ・・・それが全力かい?

ならば、いただく!!』

 

古谷のヤルダバオトが手に持つGNソードIIIをライフルモードへと移行しビームを摩耶花に照射する。

なんとかかわしたものの背中のタンクに命中し、左側のタンクが爆発した。

 

摩『しまった!?』

古『そんな攻撃、僕には通用しない。

さぁ、このまま敗者になると』

 

古谷のセリフを遮るように俺たちの間から照射ビームが飛んできた、

古谷は油断していたのかGNフィールドを張らなかったが土屋のアモンがかばい豪腕を持ってビームを弾いた。

 

土『・・・油断するなと言った。

次はない。』

 

古『君がいて助かるよ。

・・・けど、逃げてしまったようだね?』

 

古谷が言う通り、

すでにその場には俺たちはいなかった。

しかし、それは逃げた為ではなく、距離を空けるためのものだった。

 

高「喰らえ!

石破天驚拳!」

 

距離を離した俺の放った巨大な拳は2人にぶつかる間際に爆発し、

爆風を起こした。

 

そして爆風が消える頃にはGNフィールドを張っているヤルダバオトと足の一部と豪腕の一部が焦げているアモンがいた。

 

高「俺のゴッドガンダムの熱量はどうだ!

さすがのナノラミネートアーマーでも溶けちまうだろ!」

 

土『・・・お前!』

 

傷つけられると思ってなかったのか、土屋は怒りの目を俺に向ける。

知る人は知るナノラミネートアーマーには意外な弱点がある。

 

それは熱だ。

といってもダメージは通らないらしいが耐性が取れていることの多いナノラミネートアーマーにとって唯一耐性の無い攻撃である。

 

そしてゴッドガンダムの石破天驚拳は分厚いコンクリートや巨岩を砕く威力と熱量を誇る武器。

 

それが背中につけたデスティニーの光の翼の効果でさらに性能が引き上げられ、

装甲を焦がすことができたのだ。

 

鉄やガンプラは熱を加えられると軟化する。

何度も同じ技を食らうとは思えなくとも、相手の装甲を傷つける技があると教えることができたのが収穫だ。

 




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