ガンダムビルドファイターズ〜fighter To LINK〜 作:勘張 明倫
Gミューズの一件から一週間後、
俺達3人は地区大会が開かれている会場の選手控え室にいた。
フウカさんと皇先生は俺達の為に他チームの個性を俺達に教えていたが、部長さんは表情が硬かった。
茄「うぅぅ、
やっぱりここにいるこの時はいつでも緊張するなぁ・・・
慣れないっていうのかなぁ、なんかこう・・・落ち着かない。」
摩「まぁまぁ部長。
あまり意識しすぎてもバトルに影響しちゃいます。
さ、息を吸って・・・」
茄「スゥ・・・」
摩「吸って・・・」
茄「スゥゥゥ・・・」
摩「さらにすっ「やめてやれ。」
・・・冗談だよまったく。
あと部長、もう吐いていいですよ」
摩耶花の声で部長さんは息を大きく吐く。
まったく、何やってんだか試合前だってのに。
?「よぉ茄宮、
君はまだガンプラバトル大会にでてたんだねぇ。
しかもまた懲りずに寄せ集めの集で挑むなんてさ。」
リラックスしていた俺たちに金髪で長身の男、
そしてその腰巾着らしき2人の男が俺達のチームに・・・いや、
部長さんに話しかけてきた。
茄「・・・はあ、
やっぱりいたんだ今年も。
相原君こそ懲りないてないよ、毎回二回戦で負けるのに。」
相「うるっせぇ!
一回戦落ちの茄宮に言われたくねぇよ!
・・・で、今回のかわいそうなチームメイトはどこからスカウトしてきたんだ?」
男は俺と摩耶花を見てそうあざ笑うが、
俺はそんなそいつの顔に指を突きつける。
高「お前、モブの匂いがプンプンするぜ。
あと、俺たちはれっきとしたガンプラバトル部員・・・
部長に対する挑発は俺たちに対する挑発だ。
許容することはできねぇ。」
相「おい、誰がモブだ誰が。
・・・上等。
もし当たることがあったらその時はけちょんけちょんのボコボコだ!
楽しみにしといてやるぜ、」
俺にそう言い放ったそいつらはそう言ってその場をあとにした。
茄宮「・・・ごめんね、いきなり変なのに絡まれて。
彼、元私のチームメイトで今は私立キャピタル学院に在校してる相原 起亜って人でね。
ガンプラは資材と権力だーとか言ってうちの高校からわざわざ転校したのよ。
行動力はあるんだけど思考がねぇ・・・」
高「確かにあれは頭が悪そうだ。」
摩「でも、キャピタル学院ってそこそこ実力があるチームだよね。
たしか今年は・・・チームリーダー佐々川圭人のジーセルフが強いとか。
・・・初戦に当たったら、注意すべき相手であることは確かだね。」
俺達はそれぞれ覚悟をして電光掲示板で紹介されている彼らの顔を見た。
そしてしばらくして、
『ただいまより、
ガンプラバトル大会、地区予選を開始します。
一回戦の振り分けを発表します。
悪志津学園vs帝区学園、
山雅学園vs花巻学園、
キャピタル学園vs雅ヶ原学園、
戦人学園vs剛殻学園、
以上8校のチームの方は各バトルシステムまでお集まりください。』
アナウンスが地区予選の開催を告げ、
俺たちは出番が来た事を知る。
茄「遂に来たわ、この時が。
・・・今更だけど私の誘いを受けてここまで来てくれて、本当にありがとう。」
摩「いきなりどうしたんですか部長。」
茄「えっと、
私がもう一度ここに立てたのは2人が協力してくれたおかげだから、
本当に感謝してる。
だから・・・その・・・」
高「その感謝も嬉しいですけど、
そういうのはあいつらに勝利してから言いましょう。
そのためにここに来たんですから。」
摩「そうそう。
君もたまにはいいこと言うじゃん。
いつも言わないくせに」
茄「・・・うん、そうだよね。
それじゃ!
まずは一回戦突破目指して頑張ろう!
チーム、トリニティレイヴン!
フライ・・・ゴー!」
高・摩「・・・・・・・え?
それチーム名〔なの?〕」
部長が決めていたチーム名を聞いてその場が微妙な空気になった。
バトルシステムが4台集められたステージの1つ。
そこで俺達トリニティレイヴンとキャピタル学園のメンバーがそれぞれ対面する形で立っていた。
相「ふん!
その諦めの悪さは昔からかわらねぇな茄宮!」
茄「そういう相原君こそ。
けど、今年の私達は一味違うんだからいつも通りやれると思ったら大間違いだからね。」
相「上等だ!
もういっぺん俺が叩き潰してやる!」
?「先輩、
チームリーダーは俺なんすから俺の指示には従って下さいっすよ。
あ、対戦相手の方々もどうぞよろしくっす。」
相「お前も余計な事言うんじゃねぇ!」
相原というモブの隣にいる少年、
佐々川圭人らしき人物が気だるげにそう言ったその時バトルシステムがアナウンスとともに粒子を放出した。
俺達はそれを合図にGPベースとガンプラをバトルシステムにセットして現れた操縦桿をにぎる。
そしてモニターが現れカタパルト内に映ったあと試合開始を告げるアナウンスが聞こえた、
茄『茄宮かおる、
ゼイドラ・ギア。』
摩『桐原摩耶花、
フルアーマーユニコーンガンダム。』
高「・・・頼むぜ、俺の新たな相棒。
高谷継芯、
ゴッドガンダムスカイハイ、」
茄『チーム!トリニティレイヴン!
行きます!』
摩『行こうか、』
高「行くぜ!!」
俺達はそれぞれ宣言して出撃し、
フィールドである宇宙に飛び出した。
飛び出した先の宇宙には多くの戦艦のオブジェクトが綺麗に整列していた、
どれも連邦の船でそれでできた線があちこちに出来ていた。
そしてその列達の中央には6つの角が特徴的な要塞、
初代ガンダム・・・及び0083スターダストメモリーズで登場した宇宙要塞ソロモンが俺らの視界にはあった。
高「ここは・・・ソロモンか。
しかとこの戦艦オブジェクト扱いだから障害物だな。
だとすると・・・」
摩『僕のフルコーンは、突進するときに危ないってことを言いたいのかい?』
おれが独り言を言うように懸念をつぶやいていると摩耶花の乗るフルアーマーユニコーンガンダム、
通称フルコーンがおれの近くに停止した。
高「そうだ。
この戦艦たちはデブリと同じようなオブジェになってる。
突っ走るのはいいがぶつかって自滅なんてダサいことはするなよ?」
摩『僕に限ってそれはないよ。
フルコーンの制御は熟れてるんだから。』
茄『だとしても油断は禁物だよ。
相手はもうこのフィールドにいるんだから。
それにしても高谷くん、
その機体、この間買ったゴッドガンダムよね?
あれから改造したんだ。』
高「はい。
俺なりにガンダムを見直して色々とやってみたんです。
デスティニーガンダムの翼を使ってるからどこでも対応できる筈です。
部長さんのはこの間のダブルバレットじゃないんですね。」
茄『まぁ、やっぱり私はヴェイガン系が一番扱いやすかったから結局これにしちゃった。』
摩『ねぇ、今気づいちゃったんだけど・・・君はいつの間に部長とをしたのかな?
ゴッドガンダムもどうやらその時に買っていたみたいだし?
いつの間にデートをするような関係になったのかなぁって。』
茄『ちょっ!?そんなことは今聞くことじゃ!
それにそんなデートだなんて・・・』
摩耶花が不適な笑みを浮かべて言った一言に部長は顔を赤くしながら反論しようとしたその瞬間、
俺は機体に突然示された警告を見てその表示の奥に光が見えた、
高「2人とも危ない!」
危機を察して2人を押した瞬間、ピンク色の巨大な2つのビームの光が俺らのいた場所を通過して近くに浮いていた戦艦のオブジェ二隻に命中して爆発した。
摩『この光・・・ビームキャノン?
の割には威力が高すぎる気が・・・!
ビームが発射された方から敵影確認。
あれは・・・』
摩耶花がビームが放たれた方角を見ると敵影が視認できた、
こちらに向かってくる赤く大きな影。
羽のようなパーツを後ろにもち左右に装備されたミサイルコンテナは上部に光る青き光が軌跡のように後を引いていた。
そして中央に座すモビルスーツとその頭上にそびえる大型の二本のキャノン。
大型の機体の機体上部にチームの仲間を乗せて移動する大型機は、
Gのレコンギスタで登場したモビルスーツ。
Gセルフ・アサルトパック装備であることを顕著に示していた。
アサルトパックの機体上部に乗る機体は同作品のライバル機の1つ、ジャイオーンであり、
その背中に取り付けられたビックアーム・ユニットでアサルトパックを掴んでしがみついていた。
アサルトパックに並行してこちらにやってきていた残りの機体はGセルフと同系統、
G系統モビルスーツのGアルケイン、それを作中登場したフルドレス装備の状態だった。
高「おいおい、アサルトパック装備って大きさ的に大丈夫なのかよ。
んでもってGレコ機体ばっかだなおい。」
摩『アサルトパックの火力は本編でも折紙付だったからね。
さて、僕は誰を』
摩耶花がビームマグナムを構えたその時アサルトパックの上に乗っていたジャイオーンがアサルトパックを離し、
こちらに急突進してきた。
高「単騎特攻?
仲間後ろに置いての特攻ってことは、あいつはリーダーのあいつか?」
茄『・・・高谷くん、あのジャイオーンは私がやる。
高谷くんはフルドレス、摩耶花ちゃんは高谷くんが私が向かうまでアサルトパックの相手をお願い。
それじゃあ、各機散開!』
部長の指示で俺たちは散開してそれぞれの相手に挑みに行った。
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茄宮side
茄「・・・さてっと!」
私はみんなに指示を飛ばしたあと1人こちらに向かってくるジャイオーンの突撃をかわしたあと、相手に対して通信を合わせた。
茄「やっぱり。
チームメイトを放り出して単騎特攻なんて。
チームワークを大切にしないとだめだよ相原君。」
私はビームサーベルを出しながらジャイオーン・・・
相原君に笑いながら言った。
相『あんな奴ら知るか!
俺は今回もお前をカモにして先に進むんだよ!
んで、あのメンバーの中でお前だけが戦力だと踏んでるんでなぁ、
どーせあいつらは寄せ集めなんだろ?
今回の大会のでたさに寄せ集めしたさぁ!」
茄「勘違いしないでよ相原君、
確かに大会には出たいと思ってたけど、彼らは寄せ集めなんかじゃない!」
相『なぁ、前から聞こうと思ってたんだがよ・・・お前が大会に出る理由はやっぱりあの人との約束が・・ってとこか?
だとしたらお前いい忠犬になれるぜ、
あんな約束のためにずっとあんなヘボ学校の部活に留まり続けるなんてな!』
茄「あなたにとってあの約束はその程度かもしれないけど、
私にとっては大切な約束なの!
あの人と私のかわしたたった1つの」
相『お前の気持ちは分かるけどよ!
ガンプラバトルで大事なのは技術!金!資材!施設!
その4つがあの学院にあるのか?
ねぇだろ!』
ビックアームユニットの指が切り離されて叫びとともに私にそれぞれ襲いくる。
茄「ジャイオーンの設定にあるソードビット!?
可動だけじゃなくてそれも再現してたの!?」
相『ただ後付けするだけがガンプラじゃねんだよ!
このジャイオーンはなぁ、俺がお前らを見捨ててまで手に入れたかった施設と金で手に入れた最強のカスタムだ!
お前の学校の設備じゃ出来ねぇことだろ!』
相原君のソードビットを避けながら私はフィンガーバルカンでそれを打ち落とし続ける。
しかし、相原君の言ったことの裏打ちかだんだんビットの動きが読めなくなってくる。
茄「(つ・・・機動性が違う!
これが・・・相原君の本気の機体!)」
相『はっ!
お前がいくら情熱を持ってそいつを改造しようがなぁ!
資材や金がないと、勝てないんだよ!』
茄「しまっ!?
きゃあ!!」
ヒットを防ぐことに集中していた私は突進してきていた相原君の機体を避けきれず、
私はそのまま近くの隕石デブリに激突した。
相『これが金と設備の力だ!
この2つもなしに勝てるわけがないんだよ!
ましてや古い約束にずっと縛られてるお前にはなぁ!
いけ!ソードビット!』
相原君の声とともにソードビットがこちらに飛んでくる。
茄「くっ!
こうなったら・・・これで!」
私も体勢を立て直してゼイドラの胸にあったメガ粒子砲を放った。
ビットを二機撃ち落としたものの相原君もすぐ反応してビットの被害を抑え、
仕返しにビームライフルを何回か放つ。
そのうちの一発が動いている最中に左腕に命中し、
ゼイドラ・ギアの左腕が爆発し吹っ飛んだ。
茄「しまった!?」
相『見えたぜ!勝利のフラグがなぁ!
ソードビット再出撃!
今度こそ粉微塵になりやがれ茄宮ぁ!!』
それを好機とした相原君はソードビットを再び凄いスピードでこちらに向かわせた。
茄「(反撃・・・するにもあのスピードじゃ間に合わない!
かわす・・・この体勢じゃ1つ2つはかわせてもあの数は・・・
・・・ごめん、2人とも。
私は・・・ここまでかも・・・)」
高『必殺!
石破っ!天!驚!拳!!』
不覚にも諦めてしまった私の耳に聞こえた高谷君の声。
そしてその声と同時に大きな燃える右手が私に向かっていたソードビットをすべて巻き込み爆発を生んだ。
相『なっ!?
石破天驚拳!?
ソートビットが全滅だと!?』
茄「こ、これってまさか!」
高『ええ、そのまさかですよ。』
つい声を上げた私の声に反応するように左方向から高谷君のゴットガンダムが飛来して私と相原君の前で静止した。
そして顔をこちらに向けて彼は私に言った。
高『お待たせしました、遅れてすみません部長。』
高谷side
高「お待たせしました、遅れてすみません部長。」
石破天驚拳を飛ばしたあと部長と合流して俺はそういった。
相『な、なんでお前がここにいんだよ!
お前はフルドレスのあいつとやりあってたろ!』
俺の登場を予想していなかったのか狼狽えたモブ男(確か相原とか言ってた)が俺を指差して言う。
高「あいつならもう倒したよ。
どうやら俺はこいつとの相性が良いらしい。
フルドレスの奴も善戦してたから本来これる時間から遅れたけどな」
相『な、なんだと!?
・・・ま、マジで・・・フルドレスが・・・シグナルロスト・・・だと!?』
高「摩耶花の援護にでも向かおうとしたんだがあいつから部長を助けるようにっていわれてよ、
んで今俺はここにいるわけ。
・・・てなわけで次はお前だ。
このゴットガンダム・スカイハイと部長のゼイドラがお前の相手だ。」
相『くっ!
ソードビットが壊れたからって戦えないわけではない!』
相原って奴は往生際が悪くどうやってつけたのかビッグハンドユニットの左裏からもう一丁ビームライフルを取り出し、
俺たちに乱射し始めた。
相『こんな事もあろうかとなぁ!
ビックバンドユニットの裏側に追加武装をしてたんだ!
俺がお前らなんかにモブみたいに負けてたまるか!!
技術も設備も無いくせに!』
高「部長、あとは俺がやります。
部長は摩耶花の援護に回ってください。」
茄『高谷くん・・・
わかった、相原君のことは任せたよ。』
部長が少し考えたあと摩耶花のいる方に機体を走らせた。
高「・・・さて、
俺も摩耶花の支援に向かわなきゃいけないからな。
悪いがモブ!
お前はすぐに終わらせてやるよ!」
相『俺をそこらのモブと一緒にするなぁ!』
相原が先に打ち切った方のビームライフルを投げて今度は右肩のハンドユニットから何かを取り出した。
それは本来ジャスティマが装備するレコンギスタのMSの中でも大型出力のサーベルだった。
よく見るとハンドユニットの一部が開きそこからコードが伸びていた。
高「・・・それがどうした。
光の翼!」
俺がそう言ってスペシャルコマンドを押すと背中につけていたデスティニーユニットから粒子が溢れ光の翼を構築する。
高「・・・もうお前にかける時間も勿体無い。
3秒以内に終わらせる。
3!」
そう言ってゴットスラッシュを抜き放ち、
高「2!」
光の翼で相手に急速接近。
相『っ!?』
高「1!」
相手のもとに到着してゴットスラッシュを構えて翼を引っ込めてそれをサーベルに転用し、、
高「0!」
それを思い切り振り切りジャイオーンを切り裂いた。
出力の上がったサーベルはたやすくジャイオーンの半身を分けた。
相『う、嘘だこんなの!?
何かの間違いだぁ!』
高「悪いな、お前にかけてる時間はない」
俺はモブに吐き捨てて部長の元に向かった。
そのあと、相原というモブは爆発し戦闘不能になったことが確認された。
高「・・・これで残るはあのアサルトパックのGセルフだ。」
そして俺が2人と合流するまでの間に相手のアサルトパックは損傷していた。
大型ビームサーベルの基部は片方が半分ほどなくなり、
機体側面のミサイルボックスも無くなっていた。
しかしそんな状態でなお彼は戦っているのだ、3対1という圧倒的不利なはずなのにもかかわらず。
佐『やれやれ、こんなことになるなんて思ってなかったっす。
先輩も1人で突っ込んだ挙句負けたし、
ほんとチームリーダーとして情けないっす。』
茄『いえ、その状態でここまで粘ってるあなたは凄いわよ。
私たち2人の攻撃を受けてまだ戦えるなんて。』
佐『あ、そっすか?
先輩のお姉さんに褒められると嬉しいっすね。
なら、せめて最後のあがきっす!』
彼がそう言うと背中のアサルトパックを操縦桿をもぎ取ったあとパージした。
パージされたアサルトパックはこちらに向かってきておれらが避けようと考えたその時、
Gセルフは2つの操縦桿を収縮、ビームを放ってアサルトパックを撃ち抜いた、
爆発の炎と衝撃が俺たちを襲う。
そして発生した煙の中から、ビームサーベルを抜いて突貫してきた。
佐『バックパックがなくったって!』
高「やらせるか!」
突貫してきたGセルフの腕を殴りつけてビームサーベルを弾き飛ばし、
動きの鈍ったGセルフにバルカンを発射する。
至近距離からのバルカンは威力を生みGセルフのサーベルラックと顔の一部を破壊した。
佐『・・・驚いたっす。
この攻撃を受け流すなんて。』
高「俺の反射にできるだけ高くなるようにガンプラのカスタムはしてるんだ!
反応できてよかったよ!」
摩『高谷!横にそれて!』
相手が距離を取るため後ろに下がった途端聞こえた声に俺はブースターで横に移動する
その時独特の音とともにさらに後方から放たれたビーム・・・
ビームマグナムがGセルフを貫通した。
佐『・・・やっぱ無理っす。
3対1で勝てるわけないっすよ。』
おどけるような彼の声と同時に爆発するGセルフ、それは俺たちに試合の終わりと一回戦突破を認識させたのだった。
皇「えー・・・では!
チーム、トリニティ・レイヴン・・・でいいのよね?
地区予選一回戦突破を祝して!
カンパーイ!!」
全『カンパーーイ!!』
一回戦が終わったあと、私達は会場近くにあるカラオケ屋で祝杯をあげていた。
なぜカラオケ屋なのかというと大声出しても大丈夫だからだという安直な理由だ。
皇「改めてみんなお疲れ様、
初めての一回戦突破・・・それも損傷はあれどみんな健在。
顧問としてすごい戦いだと思ったわ。」
茄「本当にありがとう2人とも!
2人のお陰だよ。」
高「部長だって、的確な作戦指揮をしてたじゃないですか。
あれがなかったらうまく分担できてなかったですし
あとは摩耶花の探知のおかげだな。
最初のビーム砲にいち早く気づいたの摩耶花だし。」
摩「まぁね、
センサーの感度上げてて正解だったよ。」
橘「・・・みんな褒めてばかり。
勝利を祝うのも大事だけど・・・次のこと考えるのも大事。」
皇「確かにその通りね、
まだ一回戦。
これから二回戦、三回戦、準決勝、決勝と。
あと4回勝ち進んでその先がみんなが目指す全国なんだから。」
茄「そっか・・・そうだよね!
まだ全国が私達を待ってるんだから!
高谷君!摩耶花ちゃん!」
高・摩「?」
皇先生の言葉を受けて部長がジュースを置き俺たちを見る。
茄「強引に誘ってごめんなさい、けど・・・やっぱり私は全国大会に行きたい!
だから2人とも、これからもよろしくね!」
高「・・・そんな当たり前なこと、聞かれるまでもない。
もう俺は覚悟を決めたんだ。
勝ち進もうぜ、部長さん。」
摩「僕もだよ部長。
絶対全国大会まで行こう。」
俺たち2人は手にしてるグラスを部長に向けてそう言った。
部長は目を輝かせ、再びグラスを手にして乾杯をした。
茄「・・・次も勝とうね。」
高「あぁ、」
摩「もちろん。」
皇「・・・青春って、いいわよね。」
橘「先生・・・若いのに古くさい。」