中々上手く表現出来ないのと長期戦が書けないだよ。
何だか盛り上がってるけど面倒くさいわね。さっさと片付けて異変解決しよう。
「さっさとやるわよ」
私の言葉に二人共頷いて敵を見る。
「なら私が一番乗りだぜ!」
「ちょっと作戦とか無いの!?」
「あるわけないでしょ。全て勘でどうにかしなさい」
「はぁ、真面目に作戦考えようとしてる私が馬鹿みたい」
魔理沙が一番に弾幕を張りながら突っ込んで行き、その後に私とメイドの咲夜がついていく。
「慎重さの欠片も無いな。人間ならもっと狡猾に策を弄した方がいいんじゃないか?」
吸血鬼が余裕の笑みを浮かべて弾幕を軽々と避けながら言ってくる。
「策ならあるぜ!」
「策ならあるわ!」
「ほう・・・」
「パワーで押し切る!」
「勘で突破する!」
「ならばその策とは呼べない策で敗北する運命に抗えるか試してやろう」
私と魔理沙の言葉を聞いて大量の弾幕を撃ちだす吸血鬼。これだけの力を持ちながら誰かに使われてるなんて信じられないわ。むしろ使う側なんじゃない?あのメイドの主だと言ってたし、この先にこれより強い奴が居ると思うとため息が出るわね。
「ここは私に任せろ!」
恋符『マスタースパーク』
魔理沙の極太レーザーで弾幕を一掃し、そのまま吸血鬼にダメージが入ると思った瞬間。
「ぬるいな」
紅符『スカーレットシュート』
極太の弾幕が大量に出され徐々にマスタースパークを押していく。
「ま、マジかよ!?」
「黒白!」
咲夜が魔理沙を抱えた瞬間に私の側に二人が移動していた。恐らく時を止めたのね。
「わ、わりぃ」
「二人共吸血鬼を舐めすぎよ。お嬢様は吸血鬼の中でも飛び抜けた才能を持つお方・・・そしてその能力も飛び抜けている」
「能力?」
私が聞くと咲夜は頷いた。
「そう、お嬢様の能力は」
「私の能力は運命を操る程度の能力だよ。まあもっとも分かった所で運命を操る私に弾を当てるのは不可能に近いがな」
運命を操る?まさかそんなことが出来れば他者の下になど付くはずが無い。いや、でもさっきあいつは不可能に近いって言ってたわね。て事はもしかしたら能力になんらかの制限があるのかしら?考えても分からないし戦いながら咲夜に聞くしかないか。
「咲夜!あいつの能力に弱点は無いの?」
「あればとっくにそこを突いて倒そうとしてるわ」
「ん?割と簡単な弱点じゃないか?」
「え?」
「魔理沙あんた分かんの?」
「ああ、だって運命なんて可能性のある未来だろ?その可能性を自分に得する方に近づけるだけの能力って解釈すれば勝ちの可能性を0にしてやれば私達の勝利は確定なんじゃないか?」
「なるほど」
「一理あるわね」
だけどそれをしようとするなら3人の連携が取れて尚且つ相手に攻撃する隙を与えないような絶対的な力の差が必要・・・私には出来るけどあれは奥の手だからこんな所で出すわけにはいかないし・・・・
「私に考えがあるわ」
咲夜がそう言うと私と魔理沙に耳を近づける様にジェスチャーする。その間吸血鬼は腕を組みながら待っていた。能力の強大さ故の傲慢なんだろうか?まあ何にせよ私達には有り難いことこの上ないけどね。
「まず紅は・・・霊夢が大量の弾幕を出してお嬢様の気を引く。そしてその後私が時を止めてお嬢様の周囲360度ナイフ弾幕で囲み魔理沙のマスタースパークでとどめを刺す」
「でもそれじゃあさっきみたいに力で押し切られないか?」
「魔理沙がマスタースパークを撃つ瞬間時を止めてお嬢様の真後ろに移動する。これなら弾幕を形成する前にマスタースパークが決まり勝てるわ」
「なるほど」
「時間も勿体ないしそれで行きましょ」
「話し合いは終わったかな?」
「はい、お嬢様を倒す算段がつきました」
「ほう、それで?」
「今から見せてやるわよ!」
私は大量の弾幕を形成し撃つそしてついでに夢想封印も撃つ。
「なんだ結局力技か。しかも弾幕が多いだけで避けやすいぞ」
吸血鬼は軽々と避けていく。だが突如周りにナイフ型の弾幕が現れた。
「なるほど、少しは考えたな。だが私にはスペルカードがまだあるんだよ」
「させるか!本日3度目のマスタースパークだ!」
恋符『マスタースパーク』
マスタースパークの発射直前に吸血鬼の真後ろに移動した魔理沙を確認し私も追撃のスペルカードを使う。
夢符『封魔陣』
「なっ、さては咲夜か!?」
「お嬢様、無礼をお許し下さい!」
幻符『殺人ドール』
私達の弾幕が全て吸血鬼に命中し吸血鬼は墜落した。
「お嬢様!」
咲夜は吸血鬼に近付き介抱し始める。
「しかしこの先コイツより強い奴が居ると思うと少し骨が折れるなぁ」
「そうね」
私達がそんな話をしていると吸血鬼は目を覚ました。
「・・・安心しろ。この先にいる者で私と同等の力を持つ者は私の妹ぐらいだ」
「なーんだ、ちょっと拍子抜けだぜ」
「私は楽で良いけどね」
これでこの先は多少楽なのは分かったし、この面子で行けば余裕ね。
「それと咲夜」
「はい」
「良くやった。私は少し眠るからあとは頼むぞ」
「承知しました」
それだけの会話をして吸血鬼は眠りについた。
「さぁて、じゃあ行くか!」
「さっさと終わらせるわよ」
「悪いけど私はお嬢様の側に居るわ」
咲夜は吸血鬼に膝枕をし、私達を見送ろうとする。私は『あっそ』とだけ言って館の中へ入っていく。魔理沙が後ろで『次お前と戦う時は絶対勝つ!』と叫んでいたけど次なんて無くていいと思った。
みちが分からずしばらく歩くと図書館らしき場所に出た。
「スッゲー、これ全部魔道書だぜ?これは少し貰って帰ろうかな。いっしっし」
「あんたいつから泥棒になったの?」
私の問いに『死ぬまで借りるだけだぜ』とか屁理屈を言い出したのではいはいとあしらって奥に進もうとすると奥から人がやって来た。
「それは私の本よ。勝手に持ってかないでくれるかしら?」
「へぇ、あんたがこれの持ち主か。随分と年季の入った魔法使いだな」
「ええ、貴女の様なにわか魔法使いでは到底辿り着けない境地に達している自負はあるわ」
「にわかとは失礼な奴だな。私は普通の魔法使いだぜ」
「魔法使いに普通も異常も無いのよ?」
「屁理屈言いやがって」
「お互い様ね」
はあ、魔法使いってこんな屁理屈ばっかり言う奴らしか居ないのかしら?でもさっきの奴より弱そうだからまだ何とかなりそうね。
「私は霧雨魔理沙。こっちの紅白が博麗の巫女の」
「博麗霊夢よ」
「これはご丁寧にどうも。私はパチュリー・ノーレッジよ」
パチュリーと名乗った魔法使いは本を開き宙に浮かぶ。
「それじゃあさっさと始めましょう。こんな茶番早く終わらせたいの」
「あら、気が合いそうね。でも通してくれないってことは」
「倒すしかないみたいだな」
「七曜の魔女と呼ばれた私の力を見せてあげる」
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「すまん。頼んだぞ」
藍さんは私達に頭を下げて見送ってくれる。
「頭を上げて下さい。縁さんには日頃からお世話になってますし、縁さんの為でもあるんでしょう?」
「ああ、そうだ。縁の馬鹿のせいで紫様はお怒りなんだ。恐らく勝っても負けても殺されかねない」
「なら止めて縁さんを救わないと、頑張りましょうね。こあちゃん」
「いや〜私なんかが行っても足手まといになるだけじゃ・・・」
「大丈夫ですよ。私がこあちゃんの分まで頑張りますから!それに話し合いするだけですから」
「アッ、ハイ」
私はこあちゃんを連れて藍さんの作ったスキマから紅魔館の門の前に出る。藍さんは紫さんの命令で動けないらしいから私達が頑張らないと。
門をくぐり、庭に進むとお嬢様を膝枕している咲夜ちゃんが居た。
「咲夜ち・・さん!」
「美鈴、それに小悪魔も一緒なのね」
「来たくはなかったんですが八雲藍が行けと脅して来たんです」
相変わらず口から出任せを言うなぁこあちゃんは。咲夜ちゃんは軽くあしらってるし。そうだ!咲夜ちゃんにも縁さんの件を話しておこう。
「咲夜さん、かくかくしかじかで」
「そうなの」
「驚かないんですか?」
「縁の無茶苦茶には慣れてきたもの。それに前みたいに意外と丸く収まると思うの」
「どうしてですか?」
「どこかの巫女の言葉を借りるなら勘よ」
「勘、ですか」
何の確証もないただの勘でも、何となく縁さんなら丸く収めてくれそうな、そんな気が私もした。
「勘とかそんなん当てになるわけないじゃないですかぁ、メイド長もついに頭がイかれちゃったんですかぁ?」
グサッという音と共にこあちゃんが倒れたのは言うまでもない。
「やれやれ、騒がしいな。寝かせてももらえないのか」
「申し訳ありません」
「起きてたんですかお嬢様!」
「起きてなくてもこれだけ騒げば起きるわよ普通」
あ、いつものノーマルお嬢様に戻ってる。ちなみにノーマルお嬢様とは普段のお嬢様のことで戦闘モードになると口調とか変わるから私が自分の中で決めたお嬢様の状態を表す表現として使っているのだ!とか説明を誰にするでもないのに心の中で呟いてしまった。
「縁のやる事には口を挟まなくていい。見てるだけでいい。事態は必ず好転する」
お嬢様の自信たっぷりの言葉に私はいつの間にか聞いていた。
「それが運命ですか?」
「いや、そうあって欲しいという私の願いさ。願いは時として運命すら超える代物だから、私のフランドールに対する願いが叶ったように、縁の願いもきっと叶うさ。何故なら縁は多くの者に愛されているから」
確かに八雲藍さんは心配してたし、この紅魔館に住む私達も縁さんの事は大切な家族のように思ってる。きっと縁さんなら大丈夫。誰もが幸せになれる結果を出せるはず。
「こあちゃん、縁さんに会いに行くのはやめましょう。きっとここで見てるのが私達に出来る精一杯の事のような気がします」
「そうですね。それより咲夜さんに刺された額の手当てをして貰えると嬉しいんですが」
「縁ならきっと」
「縁さんなら」
「私の従者なんだから当然瀟洒な結果を出してくれるはずよね」
「あのー、だから傷の手当てを・・・」
私達が願う横で未だに血を流しながら願いが叶わない悪魔の事は今は目に止まらないのであった。
「もう自分で治療するんでせめて救急セットをくださぁぁぁぁい!!!」
こあのブレないネタキャラ感が堪らなく好きだったりする。そう作ってしまったのは自分なんだけど何かこういうのが1人いるとちょうどいい息抜きになって助かりますね。