この物語はカリスマを信仰する為の物語です。
カリスマサイドは贔屓《ひいき》されます!
幻想郷サイドは感情よりも、強大な力を持っていることを全面に出していこうと思います。
「スカーレット嬢、我ら吸血鬼の準備は整っております。下知を・・・」
そう言って私の館の庭に整列する各吸血鬼の貴族達。
「これより、我ら吸血鬼同盟は妖怪の楽園、幻想郷を
私が紅く輝く満月に手を振りかざすしながら言い放つと吸血鬼達も思い思いに手を振りかざし幻想郷に転移していった。
「さて、私達も行こうか。七曜の魔女殿?」
「そうね。館の転移を始めるわ。
パチェも大掛かりな魔法を使うのを楽しみなのか、今日はノリがいい。
「ふふ、楽しみだな」
こんなに月も紅いから、私は心が躍っているのだろう。
私が月を眺めて心を躍らせていると、視界が歪むのを感じた。
これが恐らく転移する感覚なのだろう。
不思議な感覚だ、表現出来ない。
「しかし転移魔法まで覚えるとは末恐ろしい魔女だなパチェは」
私がパチェの方を向いて言うと少し不機嫌に顔を
「転移する魔法ではなくて、向こうの結界の術に干渉しただけよ。実際転移に至ってるのは魔法ではなく結界の自動取り込み機能に引っかかるように私達の方に魔法を掛けただけ」
「なるほど」
どうやらパチェは自分より優れた術式が使える者に嫉妬しているらしい。
こういう時のパチェにはあまり触れない方がいい。
昔この顔のパチェを苛めたら流水と太陽の光を含んだ攻撃で酷い目にあった。
そうこうしてると視界の歪みが無くなる。
どうやら着いたらしい。
「ここが幻想郷か・・・」
空気が澄んでいる。
そして何より外の世界より力が溢れてくる・・・・
他の吸血鬼達はもう戦いを始めたようで幻想郷の半分くらい吸血鬼の妖気で満ちている。
「
「全くね」
これなら私達が出るまでもない。
所詮忘れられた妖怪共だ。
私には遠く及ばない。
しかしあの運命の糸が私の糸に繋がりそうになっている。
「近いな・・・」
そう呟くとパチェが訝しげに聞いてきた。
「貴女に近寄ろうなんてどんな運命の持ち主なの?」
「そうだな、糸は今にも消えそうな、まるで幻の様な感じなんだがとても意志が強い。ある種の美術品の様に美しい」
「抽象的でよく分からないわ」
「だろうな」
パチェに見せれるなら見せてやりたいくらいだ。
運命の中でとても歪な形をしている。
人間でもない、妖怪でもない、神でも仏でも無ければ幽霊でもない。
この運命の道筋次第では消えるかもしれない。
だが本人は知らずに真っ直ぐ伸びている。
もう直ぐ私の紅い糸に絡む、もう少し、もう少し、そして・・・
「来た」
大きな音と共に門が吹き飛ぶのを確認した。
次回は縁のターン
あともう少しでレミリアと縁が絡む。
割と読んでくれる人がいて驚いている投稿主です。
真面目にあらすじ書き直そうか悩む今日この頃。