今回もどうぞゆっくりしていってかださい!!
1時間目 決意の時間
あの悲惨な事件からはや3日、今は雨の中、葬式が始まっている。 あの犯人は未だ捕まっておらず逃走を続けている。 葬式は何事も無く終わり、今は親戚同士で兄妹の処遇をどうするか決めている。どの親戚も兄妹を受け入れるつもりはなさそうだ。 それもしょうがないことだろう、皆それぞれの家庭があるのだ。
そんな最中兄妹は外で雨に打たれていた。
「ねぇ、お兄ちゃん。 お母さんとお父さん帰ってこないの?」
「……楓、お父さんとお母さんはもう死んじゃったんだ………もう帰ってこないんだ!!」
一言だった。 兄、
「え……ほんと………? もう会えないの? 死んじゃうってなに…………?」
楓は惟臣の言っていることが理解できない、いや理解したくないのだ。
幼稚園児で有りながらも両親の死体を目にして正常でいられると思うか? 答えは否だ。 既に楓の目は虚ろなものとなっている。
「どうして……なの……? どうして死んじゃったの? なんで………帰ってこないの?」
楓は何時もは元気でハキハキと話していたのだが言葉は途切れ途切れになっている。 そして楓の虚ろな目は惟臣に多少なり精神ダメージを与えた。
「これから………どうすればいいの………?」
楓のこと一言と虚ろな目を見た惟臣は人にの決意をする。
「大丈夫だ!! お前の事は俺が守り続ける!! 俺は今日から絶対に泣かないし、お前の事も泣かさせない、そんな奴がいたら俺がぶっ飛ばしてやる。俺……強くなるから、だから……だからお前は幸せになるんだ!!!」
惟臣は楓を力強く抱き締めて語気を荒めながら言う。 そのことばに楓の目からは大粒の涙が流れていた。 ただただずっと泣いていた。
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兄妹達のやり取りを見て彼らを引き取ろうと思った親戚が居たらしくお葬式の日は一度ホテルに泊まってから親戚の家へ引っ越すことになった。 兄妹は慣れない生活の中でも特に当たり障りなく生活していた。 言葉数が少なくなっていた楓も時間が経つにつれて徐々に回復してきた。
惟臣は元々スポーツもでき、勉強もできると言う才色兼備そのものだったので中学、高校と問題なく進み、大学には行かず自衛隊に入隊、所属は第一空挺団だ。 自衛隊に入隊したのはあの日に楓と決意した約束を守るため、そして未だに捕まっていない犯人をその手で見つけ出す為だ。
そして楓も小学校では抜群の成績を出しており顔立ちもよくやはり才色兼備だった、そのおかげもあって中学へと進む時に親戚の進めもあって偏差値66もある私立椚ヶ丘学園に受験することとなった。 最初はお金を出してもらってまで行きたくないと断ったのだが、親戚の親は是非行って欲しいと寧ろお願いされる形になった。 試験では500点満点中498点と学年2位のレベルでA組に入ることとなった。 椚ヶ丘学園ではA組から順にB,C,D,E組とあり、上から順に才能のある物が振り分けられており、成績が悪い者や素行不良な者などはE組という特別教室へ送られる。
E組は本校舎の裏山にある旧校舎へと隔離され、教師や生徒達からは差別的な扱いを受けさせられる。 だがまだ入学していない楓はそのことを知らない。
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惟臣の稼ぎがある程度安定してきたということで4月1日のこの日に親戚の家から独立して学園近くのアパートに引っ越す事になった。
「今まで本当にお世話になりました。 このご恩はいつかお返しさせていただきます。」
「ありがとうございました!」
引っ越す前に親戚に頭を深々と下げて挨拶をする惟臣。それに続き礼を述べる楓。 その律儀さに困ったように苦笑いをした親戚は「そんなに畏まらないでまた何時でも遊びに来てね」と言ってくれた。
親戚と別れ、新たな住居へ向かう電車の中惟臣は楓にあることを聞いた。
「楓、何時から学校が始まるんだ?」
「えっと……4月8日からだよ」
「そうか……まだ入学祝いもやってなかったからな、何処か出掛けるか」
「それなら遊園地に行きたい!」
「了解だ、それなら明後日にでも行くとしよう」
2人は顔を見合わせてお互いに笑いあった。
次回から烏間兄妹遊園地に行く!
〜設定〜
名前 烏間 楓 (からすま かえで)
性別 女
年齢 13歳 (※入学当初)
備考 髪の色は黒で髪型は二の腕あたりまで伸びていて前で二つ結びしている感じ(トラブルダークネスのララの髪型みたいな)顔立ち、勉強、運動どれをとっても優れており性格も誰にでも優しい事からまさに非の打ち所がない完璧超人なのである。 だが、幼少の頃の記憶から若干血液恐怖症である。 因みに胸はそこそこ大きい。
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とまあこんな感じですがこの先設定を変えることがあるかもしれません、その時はご勘弁を。
それでは感想や評価、お気に入り(ここ重要!!) ご指摘お願い。それではまたお会いしましょう〜