インフルエンザにかかってまともに頭が働かず更新することができませんでした。 それとこれからは週一のペースで投稿しようと思います。 理由としては作者が受験生だからです。 誠に勝手だとは思いますがどうかお願いします。
それではごゆるりと
3.5時間目 訓練の時間
時は春休みに戻り遊園地での事件の翌日。 あの楓を鍛えると言う惟臣の計画が今日から始まる。
「もう大丈夫なのか? 別に明日からでも大丈夫だぞ」
「うん、平気だよ。 それじゃあよろしくお願いします!」
朝食も食べ終え、様々な準備を終えた後に楓から訓練を今日からして欲しいと頼んで来たのだ。 流石にあんな事があった後では訓練にもならないだろうと思って明日以降にしようと思っていたのだが楓の意思は硬い様で惟臣も諦めた様だ。
「よし、それでは始めよう。 まずは簡単な護身術を教えよう」
何故最初に体を鍛えることから始めないのかと思う人もいるだろうが忘れる事なかれ楓は体育の成績でもズバ抜けており、驚く程の反射能力と動体視力があるのだ。 それを見抜いた上で惟臣は先に護身術に入った。 だが理由は其れだけではなく、女である楓に筋肉の付く事を余りさせたくはないのだ。 流石シスコンである。
まず最初に掴まれた時な対処法や相手の動きを止める方法など様々な撃退法を教えて行った。 それをスポンジが水を吸う如くどんどん覚えて行く楓。 やはり兄妹で似ているのだろうか。 惟臣も最初は凄まじいスピードで格闘技術を覚えた物だ。
「少し休憩をしよう」
「了解であります」
何故かビシッと敬礼を決める楓。 訓練が始まってから早3時間。 もうお昼の近くなったということで休憩を取ることにしたのだ。 ちゃっちゃと昼食の用意をし始める楓。 その間惟臣はどのようにトレーニングを組むか考えている。 彼と同じ軍人がトレーニングをみたら驚くだろう、何故かと言うとどう考えても甘いからだ。 普段訓練兵を鍛える時などはまるで鬼神でも宿ったかのような強さと厳しさなのだが、楓のトレーニングは訓練内容が易しい。 特に苦となる物もなく、まして厳しいわけでも無い。 教える時も優しい。 やはりシスコンである。
閑話休題。 楓が昼食を作り終え、食事をしつつ午前の訓練の反省会が始まる。
「楓。 やはりお前は飲み込みが早い。 このまま覚えて行けばすぐにいい使い手になるだろう。 そして何よりカンが良い」
「えへへ、そうかなぁ。 そうでもないよぉ」
頬を紅潮に染め、頭を掻きながらやんわりと否定をするがその顔はニヤつくのを必死で我慢している様だ。 満更でもないといったところか。
「こら、ニヤつくのはやめろ。 全くすぐに調子に乗るのはお前のいけないところだ。」
「え? あ、て、てへ?」
「いや、そこは誤魔化すところでは無いだろ。 というか無理し過ぎだ!」
何時も沈着冷静でクールな惟臣とは掛け離れたツッコミ。それも妹の前では無に帰すのだろう。 夫婦漫才いや、まさに兄妹漫才を見ているような気分になる。
「はぁ、それでだ。 お前は基本的に運動能力が高いが体力が余り無い。 だから午後はランニングをしようと思う。」
「ランニングかぁ……余り得意じゃ無いな」
「そうだな、頑張ったら帰り道にスイーツでも買って帰ろうか」
「お兄ちゃん、何をしているの? さっさとランニングに行こうよ!!」
最早テンプレとして使い回されたネタだが、態度を改めるのが早すぎである。 だがそれは楓が女子らしく甘い物が好きということがあっての事だ。 というか惟臣やはり甘い。 このシスコンめが。
「やれやれ、それでは行くか」
そんな楓を見ながらも惟臣も満更でもない態度だ。 やはりこの兄妹は相思相愛なぐらいがちょうどいいのかもしれない。 だってお互いたった一人の家族なのだから。
気付いたら平均評価に色がついていてそれが高くてとても驚きました。 あれ5人つけたら色付くんですねw
評価してくださった皆さんありがとうございます。
次回はがっこうでの話になると思います。
それでは感想、評価、誤字脱字、ご指摘、お気に入りがありましたらお待ちしております。 また次回。