憑苦の部屋
集会のあと帰り神に自分に起こった事を聞いた憑苦は考えを整理していた
(マイナスを、使えば僕はマイナスに近づく、か)
(殺せんせーはきっと烏間先生にあの事を聞いただろう。なんて説明しよう)
ふと時計を見ると16時を指していた
(もうそろそろ帰ってくるな)
玄関で扉が開く音が聞こえた
憑苦の部屋は2階だが家の全ての扉の開く音は聞こえるのだ
(帰ってきたか)
ブニョブニョと階段を上がってきている
そして扉の前まで来た
「憑苦君。烏間先生に何があったかは聞きました」
扉越しに話しかけてくる
「そうですか。せんせーはどう思いましたか?僕のこと」
「そうですねぇ、見てはいないのでなんとも言えませんが・・・・あなたは私の生徒です。それに変わりはありません」
「せんせー貴方いい人ですね」
「せんせーは人ではありませんよ」
「まぁ、ありがとうございます。少し気が楽になりました」
「それは良かったです。せんせーはご飯を作るのでできたら呼びますね」
そう言い殺せんせーはブニョブニョと扉の前からいなくなり階段を降りて行った
(殺せんせー。ありがとうございます)
1時間後ご飯はハンバーグだった
食事を終え1階のリビングで殺せんせーと駄弁っている
「せんせーって触手なのに器用だよね」
「慣れですよ。慣れれば簡単ですからね」
「せんせーはさ、聞いたりしないの?集会の事」
殺せんせーは少し考えてから
「無理に聞こうとは思いませんよ。言いたくなったら教えて下さい」
「分かりました。じゃぁ相談なんですけど」
「なんですか?」
「皆とまた笑い合えるでしょうか。中々グロいモノを見せてしまったし異常でしたので」
「大丈夫ですよ。クラスの皆はいい子達です。きっと笑い合えますよ」
「そうだといいですね。ちょっと風に当たってきます」
椅子から立ち上がり玄関に歩いていく
「遅くはならないでくださいね」
「はーい」
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憑苦のいなくなったリビングでは殺せんせーは考えていた
(烏間先生に聞いた通りだと集会での憑苦君は見ているだけでも気分が悪くなる様な感じで刺した生徒達は一瞬で元に戻ったと言っていました。でも、今の憑苦君はいつも通り。いったい何を抱えているのでしょうか。)
(ですが、私の生徒には違いありません。私に出来るのは彼を出来るだけ支えてあげることです。)
一人せんせーは決心していた
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一方風に当たりにいった憑苦は森の中を漂っていた
家の周りは森のためあまり遠出はしない
迷子になるかもしれないからだ
(殺せんせーはいい人だ。)
(でも今考える事は自分の過去だ)
憑苦は何か違和感を感じていた
(転成した時から中学生の体だった。親も他界したことになっている。だけど、何か違和感を感じる。思い出せない様な、家族がいた様な。)
(だけど神様は何も言わなかった。教えてくれていない?なぜ?もしかして神様も知らない?ダメだ。いま考えても何も分からない)
憑苦はため息をついて家に帰っていった
違和感とは一体!