上手くなりたい(切実)
HR
「みんな…既に知っていると思うが…転校生を紹介する…」
そういう烏間先生の体は呆れか、はたまた胃の痛みか、小刻みにプルプルしている
「ノルウェーから来た、自立思考固定砲台さんだ」
後で胃薬でも差し上げようかな
「皆様、自立思考固定砲台です。よろしくお願いします」
プツッと音をたてて挨拶をしたらまたプツッと音をたてて消えてしまった
「ぷーくすくすくす」
両手?で口元を押さえバカにしたように笑う殺せんせー
「お前が笑うな!お前も同じイロモノだろうが!」
と、突っ込む烏間先生
僕あの人だったら死ねるな、うん
「いちおう彼女?も生徒として登録されている……手はだすなよ?」
「考えましたねぇ。機械であっても生徒として扱う。この学校は器が広いんですね!ぷーくすくすくす」
さらに殺せんせーは爆笑した
「いいか、お前は契約で生徒には危害が加えられない。壊すなよ」
「いいでしょう。彼女?を生徒ととして受け入れましょう!」
最後まで彼女?なのか
授業中
「この人物は……
と授業をしている殺せんせー
彼女、もとい固定砲台は動きを見せない
力量を見る以前の問題だなぁ
見える場所にはなにもないから内部に潜ませてるんだろうけど
「ねぇカルマ君。あの固定砲台さん、どう思う?」
「そうだね、まだなにも見てないからわからないけど面倒になりそうだよ」
「?どうしてさ」
カルマ君は固定砲台の足元を指差して
「彼女、球打った後片付けるために動けるの?」
ごもっともです
バシュン!バシュン!と固定砲台の両脇が開き中から重火器が出てくる
そしてそれらを殺せんせーに向かって連射
しかし殺せんせーはいつも僕たちの弾幕を交わしているから朝飯前ほど余裕で交わしている
「ちょ、ちょ、授業中は発砲禁止ですよ!あわあわわわわ」
前言撤回テンパってました
そして殺せんせーの目前に迫った1発の弾をチョークで弾いて見せる
「気をつけます。それでは続けて攻撃します」
また同じように弾幕を張る
殺せんせーもさっきとは違いテンパらずに交わす
だがたまにカッコつけて交わすのが腹立つ
「やはり機会ですねぇ。球筋が単調です」
「これからが本領発揮だ」
壁際でずっと避け続ける続けるせんせーを見ている烏間先生
そしてその横にはイリーナ先生
いたんですね
「ちょっと烏間先生止めてくださいよ〜。授業にならないです〜」
「無理だ」
きっぱりと断られてしまった
「あ、なら俺が教えてあげるよ。ちょっと隅の方に行こうか」
カルマ君からの手助け
ありがたやー
「ありがとうカルマ君」
「どういたしまして」
ところ変わらず同じ場面の殺せんせー
またもや目前に迫る弾をチョークで弾いく
しかし!
チョークをもつ指が飛ばされてしまった!
殺せんせーはなにが起こったかを瞬時に理解した
そしてこの女、イリーナもまた見逃さなかった
憑苦を連れて端の方へ行くカルマ君を呪殺できそうなほどの目力で睨みつける神崎という少女を
(先生は理解しました。神崎さん…あなた……カルマ君が好きなんですね!!)
とてつもない勘違いをこの先生にさせてしまった神崎少女
この勘違いでこの物語が終焉へ向かうなど、今の僕たちは思ってもいなかったんだ
またまたところ変わらずして神崎少女
(憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クン憑苦クンナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ワタシジャナイノ?)
(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ)
固定砲台さんの銃撃が止んだ時
岡島は失神していた
一体なにを見たのか
何故失神したのか
それは謎のままである
そして一日中弾幕は続き
すべての片付けを僕たちがする
固定砲台は打つだけ
そんな1日が終わった
次の日
「なぁ、またあいついるのかなぁ。烏間先生に苦情言おうぜ」
杉野が愚痴ってくる
「ま、いんじゃないの?殺せんせーがなんとかしてくれるでしょ」
ガラガラっと扉を開ける
………
((((なんか、体積増えてね?))))
[あ、皆さん!おはようございます!今日もいい天気ですね。こんな日を皆さんと過ごせて幸せです!]
今日の固定砲台は昨日とは違い体全体と背景が表示されにこやかな笑みを浮かべている
明らかに昨日とは別人?だ
「にゅるふふふ、せんせーが手塩にかけて弄りましたからねぇ。残金が残り5円です」
この転校生は一体どこに向かっているのだろうか
「ん、神崎さんおはよう」
丁度クラスに入ってきた神崎少女に挨拶する
「おはようございます!クマ君。今日も勉強頑張りましょうね。ん?そちらの方は……」
[おはようございます神崎さん!自立思考固定砲台ですよ!]
可愛らしい顔で神崎少女に笑みを向ける
「へぇ……。固定砲台さん綺麗になりましたね!まるで機会じゃないみたい!よろしくね!」
僕はそんな2人を仲良くなりそうだなぁと見つめていた
「クマ君そんなに見られると恥ずかしいです//あまり見ないでください//」
「ん、ああごめん」
少し見つめ過ぎていたようだ
「それにしても固定砲台さんが綺麗になったからいい目の保養になるよ」
何気ないこの一言で教室の空気がガラリと変わってしまった
「へぇ…ふーん…目の保養ですかぁ…」
とても濃密な殺気
出しているのは恐らく神崎少女
その目はとても黒く氷のような笑みを浮かべていた
(((岡島、お前の気持ちがわかったよ)))
(なんで神崎さんはこんなに殺気を…僕がなにかしたのかな?な、なんて言えば…。そうだ、目の保養になるって言って怒ったんなら……いやまてよ、なんでそんなことで怒るんだ。冷静になれ僕。クールに、落ち着け、ひっひっふー、ひっひっふー。ってダメだ落ち着けるか!とりあえず会話を繋がないと)
「い、いやいや神崎さんもほら、綺麗だし目の保養になるよ。あ、あはは…」
……………………
このクラスに来てから何度目かの沈黙
(なに言ってんだ僕うぅぅうぅぅぅ!!!!!)
やらかした、何もかも終わりだぁ
「な、
((((な?)))
「な、なに言ってるんでしゅ、ですかクマ君!!//しょ、しょんなこと言わないでくだしゃきッ!?」
((((あ、舌噛んだ。かわいい))))
「だ、大丈夫?神崎さん」
覗き込めば神崎少女の顔は真っ赤であった
「み、見ないでくださいー!!」
走って逃走
残されたみんなは唖然としている
[神崎さんと球磨川君は仲が良いんですね!]
固定砲台さんは元気であった
純愛かと思った?残念!ヤンデレチョロインでした
反省はしているが後悔はして………な
ちょっとしてます
神崎少女はどんなヤンデレにしましょうか
束縛系?依存系?執着系?全部?
迷っちゃいます