突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

10 / 133
希望を失った少年2

「直哉君こんな所で何してるの?」

 

「みんな心配してるからキャンプ場に帰ろうよ」

 

「嫌だ!!僕はおねえちゃんのところに行くんだーーー離してーーー」

 

「直哉君落ち着いて」

 

「お姉ちゃんのところに行くんだーーー」

 

 

その時直哉の体内の霊力が暴走を始めてしまった。

 

!!

 

「いけない」

 

その時さくらの頭に天海の言葉が、よぎった。

 

 

「それで娘よ、暫く我ら黒乃巣会は活動を控える事に決定した」

 

「ええーどうしてですか?」

 

さくらは、天海に理由を聞く。

 

「わしは小僧の為に1ヶ月活動を控える事にした、娘よその小僧の霊力は非常に、扱いが難しいぞ、せいぜい気をつける事だな」

 

「うわああああああ」

 

「お願い、私に力があるなら、私に、直哉君の霊力の暴走を止める力を貸して」

 

そう願いながらさくらは、直哉を抱きしめた瞬間爆発が起きた。

 

 

そのころすみれと大神は・・・

 

「すみれ君君は、直哉君をあそこまで虐めじみた事をするんだい?何か理由があるんだろ」

 

「・・・」

 

「それとも本当に虐めていただけなのかい?すみれ君」

 

!!

 

「違いますわ、私、少尉の代わりに来る直哉君を見た時、本当に帝国華撃団や私達花組の事を知らないかわいい子が、大人の都合でただ利用されてしまう事を私は、避けたかったんです」

 

 

「・・・そうか」

 

「でも、現実はそうさせてくれませんでした。直哉さんは、それなりに頑張って指揮してましたわ、だからこそ、私は直哉さんに罵声や文句を言う役を演じていたのに、それが、あんな事になるなんて」

 

「ああ、直哉君のお姉さんの件だな」

 

「少尉私達は、間違ってたのでしょうか?」

 

「俺は、すみれ君の行動は、間違ってないと言いたいが、だけど直哉君が、それを望んだのかい?」

 

「え、それは・・・」

 

「すみれ君、君がいい事をしていても、相手に伝えられなければ、意味がないと思うんだ、俺はね」

 

「少尉・・・」

 

「だから今から、俺と一緒に、直哉君を探して、直哉君に君の本当の気持ちを伝えるんだ」

 

「少尉、それで直哉さんは、許してくれるのでしょうか?結果的に私達が、直哉さんから家族を奪った私達を」

 

「正直俺も・・・」

 

その時、キャンプ場の近くにある湖から凄い音が鳴った。

 

 

ドーーーーン

 

 

「な、何だ?」

 

「少尉湖の方から音が、しましたわ、行ってみましょう」

 

「ああ、急ぐぞすみれ君」

 

「はい、少尉」

 

そして大神とすみれは、大きな爆発音のした、湖に向かった。

 

湖・・・

 

すみれと大神が現場に行くと、そこには、さくらにやさしく抱かれながら気絶していた直哉とさくらがいた。

 

大神とすみれは、二人が目覚めるのをその場で待つ事にした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。