突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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暴走軍人を止めろ1

「「「ええーーー」」」

 

 

大神達巴里華撃団は、アイリスの言葉に驚いていた。

 

「アイリスここで、抱っこしていいの?」

 

「いいよ直哉お兄ちゃん」

 

「アイリス俺がしてあげるよ」

 

「嫌アイリス。お兄ちゃんより、直哉お兄ちゃんがいいもん」

 

「そんなーー」

 

「アイリスが羨ましいです」

 

 

エリカはアイリスを、羨ましそうに見ていた。そして大神はショックを受けてへこんでいた。

 

 

「いいな羨ましい平和だな。薫お姉ちゃんに会いたいよ」

 

 

佐谷直哉は、紫藤直哉達と巴里華撃団を見てそう呟くのだった。

 

 

「直哉君・・・やっぱり私じゃ薫さんの代わりは駄目なの?」

 

 

そして帝国華撃団と巴里華撃団は、全員大帝国劇場の、地下司令室に集合したのだった。

 

地下司令室・・・

 

「さて皆さんここで、改めて説明しますね」

 

「今回の運動会は、大神さん達巴里華撃団は陸軍は側からの参加となります」

 

「ああ、グラン・マからそう聞いている。

 

「そして、マリアさん達帝国華撃団は、海軍側から参加します」

 

「はい」

 

「そして自分紫藤直哉は、華撃団の人数調整の為、すべての競技には参加できません」

 

「「「「ええーーー」」」」

 

「直哉お兄ちゃんの運命がかかってるのにーーー」」」」

 

「直哉どういう意味だ?」

 

大神が直哉に質問する。

 

 

 

「そしてこれは僕と大神さんにしか関係ありませんけど、言いますね」

 

「この運動会に負けた方の男性隊員は、勝ったほうに1年留学する事となります

 

 

「「「「「「はあなんだそりゃあ」」」」」」

 

「つまり僕達が運動会で勝てば、イチローとお別れなの?」

 

コクリコが直哉に質問をする。

 

「そういう事ですよコクリコ」

 

!!

 

1階食堂・・・

 

地下司令室での説明を聞いた。大神達巴里華撃団は・・・

 

 

「皆さん運動会頑張りましょうね」

 

「ええ、やる以上は勝ちたいですけど・・・」

 

「だな今回は私も微妙だな」

 

「如何したんですか?花火さんグリシーヌさん」

 

「私達が勝ったら直哉さんが来るんですよ嬉しいですよね?」

 

「僕は直哉よりイチローがいい」

 

「すまん私達も隊長の方がいいんだ」

 

「ええーーー」

 

「皆ありがとう」

 

 

「成る程巴里華撃団は大神さんがいいのか?さて今度は二階に集まっている直哉さん達の方に行くかな?」

 

 

そして二人は2階に上がっていった。

 

2階サロン・・・

 

「皆如何したの?こんな所に連れて来て」

 

「直哉お兄ちゃん」

 

「どうしたの?アイリス」

 

「私達運動会に出るの止めたいよ」

 

「ええーーどうして?出たら、ある程度予算が貰えるんだけど?」

 

「・・・どうやら運動会に出たくないのは、アイリスだけではなさそうですね」

 

佐谷直哉ともう一人のさくら以外の全員が出たくないと直哉に伝えた。

 

「理由を聞いていいですか皆さん」

 

 

「理由は簡単ですわ、私達がこの運動会に出ても何の得も無いですからね」

 

「そうだなあたい達が運動会に勝ったとしてもただ隊長が戻って来るだけだ」

 

「だけど私達が負けたら直哉さんが居なくなります私は嫌です.そんなのは」

 

 

「すみれさん、カンナさん、織姫さん」

 

「それに直哉お兄ちゃん。さくらはどうするの」

 

!!

 

「それに神桜武もつかえなくなるな」

 

!!

 

「でもこれを受けないと軍からの援助が打ち切られるんだよ皆」

 

「「「「「「「「ええーーーー」」」」」」」」

 

直哉の言葉を聞いて驚く花組だった。

 

「この件は僕達帝国華撃団と巴里華撃団共に日本政府及びフランス政府から同様の条件が、出されていて、巴里華撃団はそこまで説明しないで、参加が決まったそうだよ」

 

「さあ僕達はどうする?、レニ、織姫さん、カンナさん、すみれさん、マリアさん、紅蘭、アイリス、さくらちゃん?」

 

直哉の質問に代表してさくらが答えた。

 

「直哉君私達は、運動会の参加を辞退するわ」

 

 

!!

 

 

幼馴染の花組の答えを聞いて、佐谷直哉と真宮寺さくらは驚いていた。

 

「さくらさんその答えの意味を十分に理解した上での答えなのかな」

 

「ええ、知ってるわ」

 

「直哉お兄ちゃん。アイリス達は、一度軍の手助けなしでいけたよね」

 

「そうですわ、いまさら軍の手助けなんていりませんわ、いざとなったらあの予算を使えばいいのですから」

 

 

「さくらさん、アイリス、すみれさん、そして花組の皆さん、どうして苦難の道に進むんですか?」

 

「「「「「「「「それは、私達は家族だから」」」」」」」」

 

「まったく呆れてしまいますよ、これに参加すれば、戦力増強が簡単に出来るのに」

 

 

「わかりました。今から僕は、海軍大臣の所に行きますね」

 

「待って直哉君私も、護衛として付いていくわ」

 

「確かにそのほうがいいかもね、海軍本部で何も起きないとは限らないし」

 

「はい、マリアさん」

 

そして直哉とさくらは海軍本部にある街まで向かって行った。

 

 

そしてその場は解散となった。

 

 

そして数日後・・・直哉さんとさくらさんは正式に海軍に運動会の不参加を伝えるとそこで何やらトラブルがあったようだった。

 

 

そして二人は数日間旅行に出発した。そして僕達は後に知る事になる。

 

 

「さくらさん直哉さん達どうしたんでしょう?」

 

 

「ええ、そうね海軍本部に行ってから様子が気になるわね旅行から帰ってきたら聞いてみましょう」

 

 

 

「そうですね、でも何だろ?この胸騒ぎは」

 

 

 

佐谷直哉は、何かを感じていた。これからの事に・・・

 

 

そして紫藤直哉達がいない時に事態が起こったのだった。

 

 

 


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