突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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異世界からの救援要請1

「もういいワシはかえる」

 

「もう二度と来るなエロ親父」

 

 

帝劇・・・

 

「何故総司令のワシがこんな雑用をしなければならないんだ」

 

「あら、園部司令この仕事は前司令は文句を言わずしてくれましたけど」

 

「・・・ググ」

 

「何故ワシがもぎりをせねばならんのだ?」

 

「それは今回が特別公演だからですよ」

 

「特別公演なぞ止めるぞ」

 

「何だと!!新米の支配人代理がそんなこと言うな」

 

「ワシに逆らうのか?」 

 

「お前は、紫藤支配人の代理だろうが、お前にそんな事言える立場じゃないだろうが」

 

 

等とお客とのトラブルが絶えずに起こっていた。

 

 

それを直接見ていた佐谷達は・・・

 

 

 

「「はあ、いずれこの人何かをしそうだ」」

 

そしてそれが現実となる。

 

 

帝都東京では・・・

 

「コラ帝国華撃団早く、園部大臣を止めろ!!」

 

「ああすいません山根陸軍大臣」

 

「貴方方が園部大臣を総司令に指名したんですよね?」

 

「そ、そうだが」

 

「とう言う事は、私達には園部大臣を止める権利はありませんね」

 

「何だと!!」

 

「お前達は帝都を守る事が仕事だろうが」

 

「ええ、ですが総司令の命令が無ければ動けませんよ」

 

「ググ貴様等、巴里華撃団も巴里ではないから、動けないとか言いやがって、大神一郎は日本人だろーが」

 

「無駄な話のようなので通信は切ります」

 

「ちょ、またん・・・か」

 

 

マリアは山根陸軍大臣との通信を切った。

 

 

「マリアはんも過激な事をするな、火に油を注ぐとは」

 

「あら、紅蘭失礼ね、私は直哉がする事を真似したのよ」

 

「確かに本気で怒ったら直哉お兄ちゃんは怖いね、ねレニ」

 

「・・・そうだねアイリス」

 

「でもどうすんだ、あの馬鹿大臣の暴走は?」

 

「そうですわ今は何も無い所に、砲撃してますけど」

 

その時、シュテルと、レヴィ、王様の3人が、大帝国劇場に戻って来た。

 

「それなら問題ありませんよ皆さん」

 

「あっシュテル、王様、戻って来たの?」

 

「そうですよ、アイリス少し向こうに顔を出してきたんですよ」

 

「そうなんだヴィヴィオちゃん元気だった?」

 

「はい、とても」

 

「いい加減止めぬか、シュテル、アイリス」

 

「「ごめんなさい」」

 

「貴女達がここに来たという事は、直哉達も帝都に戻ってきてるの?レヴィ」

 

「いいやいないよマリア、でも仕事はあるよ、マリア達をミカサ内部に送るという仕事がね」

 

「「「「「「「ええーーー」」」」」」」

 

マリア達は、レヴィの言葉を聞いて驚いた。

 

 

そしてシュテル達は、マリア達を魔法でミカサ内部へ転移させた。

 

 

ミカサ内部・・・

 

艦橋では・・・

 

「はは、いいぞもっと破壊してやる。私を馬鹿にする奴らを攻撃してやる」

 

園部がそう言って首相官邸に向け、ミカサの砲撃をしようとした時、シュテル達の転移魔法で現れたマリア達に驚き、園部は倒れた。

 

状況を確認したマリアがカンナに園部の拘束させ、その間にミカサを大帝国劇場に帰還させ、この騒動の終幕となった。

 

 

それから数日後、園部は反逆罪の刑になり、刑務所行きとなり後はすべて元通りとなった。そして真宮寺直哉君の世界から救援要請が来たのだった。

 

 

「その後僕達二人はその事を聞いた時驚くのだった」

 

 

「「やっぱり自分達の世界がいいかもね」」

 

 

 

そう呟く直哉とさくらだった。

 

 

 

 

大帝国劇場地下司令室・・・

 

そういう事だからよ、可能ならこちらに援軍として来られねえか?」

 

「そうですね・・・こちらも騒動がひと段落したばかりなので、動かせるメンバーは限られますけどそれでもいいですか?」

 

「ああ、それでかまわねえ、助かるぜ直哉」

 

「いえいえこちらも直哉君にはお世話になってますからね」

 

そして直哉は、米田との通信を終え、花組を地下司令室に集合させた。

 

 

「直哉何かあったの?」

 

「ええ、マリアさん・・・て、なんで先輩がまだここにいるんですか?」

 

「ああ、実はな・・・」

 

「「「「「「「「「ええーーー巴里に向かう船に乗り遅れたーーー」」」」」」」」」

 

「実はそうなんだ」

 

「呆れましたわね」

 

「大神さんしっかりして下さい」

 

「お兄ちゃんかっこ悪い」

 

「隊長・・・」

 

「中尉さん酷いです」

 

「仕方がありません、皆さん聞いてください」

 

「先程、真宮寺直哉君の世界の米田司令からの救援要請が来ました」

 

「「「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」

 

花組達は、直哉の言葉に驚いていた。

 

「直哉君さくらさん達に、何があったの?」

 

さくらが直哉に聞く。

 

「僕も詳しく聞いたわけじゃないけど、何か二人が居ない時に何かが起きたようなんだ」

 

「せやけど、今直哉はんとさくらはんは動けへんしな」

 

「そうだなこちらの事件の事後処理と、二人の新型量子甲冑双龍焔武の起動テストがあるからな」

 

「そうですわね、それに紅蘭は、私達の新型量子甲冑魔光武改の調整もありますしね」

 

「そうだね、それといざという時の為に機動六課に、こちらにきといておくべきかも知れない」

 

「うむそうですね、こちらの対応力が落ちると拙いですね」

 

「代わりに王様、レヴィちょっと来て」

 

「何じゃ」

 

「何直哉?」

 

「君達にお願いがあります。これから大神さんが率いて僕とさくらちゃん、そして紅蘭、すみれさんを除くメンバーと一緒に真宮寺直哉君の世界に行って来てくれない?」

 

「いいだろう」

 

「いいよ」

 

 

「あ、そう言えば・・・」

 

 

「どうしたの?さくらちゃん」

 

 

紫藤直哉がさくらに聞く。

 

 

「佐谷直哉君とさくらさんはどうするの?」

 

 

 

「あ、二人の事を忘れてたよ。取りあえず先発隊の皆が行ってから二人に話そうかさくらちゃん」

 

 

 

「そうねその方がいいかもしれないわね」

 

 

「そういう事だから皆真宮寺直哉君を助けよう」

 

「「「「「おうーーー」」」」」

 

 

そして先発隊は出撃し、紫藤直哉は直哉達の元に事情を説明しに向かった。

 

 

 

 

 


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