「もういいワシはかえる」
「もう二度と来るなエロ親父」
帝劇・・・
「何故総司令のワシがこんな雑用をしなければならないんだ」
「あら、園部司令この仕事は前司令は文句を言わずしてくれましたけど」
「・・・ググ」
「何故ワシがもぎりをせねばならんのだ?」
「それは今回が特別公演だからですよ」
「特別公演なぞ止めるぞ」
「何だと!!新米の支配人代理がそんなこと言うな」
「ワシに逆らうのか?」
「お前は、紫藤支配人の代理だろうが、お前にそんな事言える立場じゃないだろうが」
等とお客とのトラブルが絶えずに起こっていた。
それを直接見ていた佐谷達は・・・
「「はあ、いずれこの人何かをしそうだ」」
そしてそれが現実となる。
帝都東京では・・・
「コラ帝国華撃団早く、園部大臣を止めろ!!」
「ああすいません山根陸軍大臣」
「貴方方が園部大臣を総司令に指名したんですよね?」
「そ、そうだが」
「とう言う事は、私達には園部大臣を止める権利はありませんね」
「何だと!!」
「お前達は帝都を守る事が仕事だろうが」
「ええ、ですが総司令の命令が無ければ動けませんよ」
「ググ貴様等、巴里華撃団も巴里ではないから、動けないとか言いやがって、大神一郎は日本人だろーが」
「無駄な話のようなので通信は切ります」
「ちょ、またん・・・か」
マリアは山根陸軍大臣との通信を切った。
「マリアはんも過激な事をするな、火に油を注ぐとは」
「あら、紅蘭失礼ね、私は直哉がする事を真似したのよ」
「確かに本気で怒ったら直哉お兄ちゃんは怖いね、ねレニ」
「・・・そうだねアイリス」
「でもどうすんだ、あの馬鹿大臣の暴走は?」
「そうですわ今は何も無い所に、砲撃してますけど」
その時、シュテルと、レヴィ、王様の3人が、大帝国劇場に戻って来た。
「それなら問題ありませんよ皆さん」
「あっシュテル、王様、戻って来たの?」
「そうですよ、アイリス少し向こうに顔を出してきたんですよ」
「そうなんだヴィヴィオちゃん元気だった?」
「はい、とても」
「いい加減止めぬか、シュテル、アイリス」
「「ごめんなさい」」
「貴女達がここに来たという事は、直哉達も帝都に戻ってきてるの?レヴィ」
「いいやいないよマリア、でも仕事はあるよ、マリア達をミカサ内部に送るという仕事がね」
「「「「「「「ええーーー」」」」」」」
マリア達は、レヴィの言葉を聞いて驚いた。
そしてシュテル達は、マリア達を魔法でミカサ内部へ転移させた。
ミカサ内部・・・
艦橋では・・・
「はは、いいぞもっと破壊してやる。私を馬鹿にする奴らを攻撃してやる」
園部がそう言って首相官邸に向け、ミカサの砲撃をしようとした時、シュテル達の転移魔法で現れたマリア達に驚き、園部は倒れた。
状況を確認したマリアがカンナに園部の拘束させ、その間にミカサを大帝国劇場に帰還させ、この騒動の終幕となった。
それから数日後、園部は反逆罪の刑になり、刑務所行きとなり後はすべて元通りとなった。そして真宮寺直哉君の世界から救援要請が来たのだった。
「その後僕達二人はその事を聞いた時驚くのだった」
「「やっぱり自分達の世界がいいかもね」」
そう呟く直哉とさくらだった。
大帝国劇場地下司令室・・・
そういう事だからよ、可能ならこちらに援軍として来られねえか?」
「そうですね・・・こちらも騒動がひと段落したばかりなので、動かせるメンバーは限られますけどそれでもいいですか?」
「ああ、それでかまわねえ、助かるぜ直哉」
「いえいえこちらも直哉君にはお世話になってますからね」
そして直哉は、米田との通信を終え、花組を地下司令室に集合させた。
「直哉何かあったの?」
「ええ、マリアさん・・・て、なんで先輩がまだここにいるんですか?」
「ああ、実はな・・・」
「「「「「「「「「ええーーー巴里に向かう船に乗り遅れたーーー」」」」」」」」」
「実はそうなんだ」
「呆れましたわね」
「大神さんしっかりして下さい」
「お兄ちゃんかっこ悪い」
「隊長・・・」
「中尉さん酷いです」
「仕方がありません、皆さん聞いてください」
「先程、真宮寺直哉君の世界の米田司令からの救援要請が来ました」
「「「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」
花組達は、直哉の言葉に驚いていた。
「直哉君さくらさん達に、何があったの?」
さくらが直哉に聞く。
「僕も詳しく聞いたわけじゃないけど、何か二人が居ない時に何かが起きたようなんだ」
「せやけど、今直哉はんとさくらはんは動けへんしな」
「そうだなこちらの事件の事後処理と、二人の新型量子甲冑双龍焔武の起動テストがあるからな」
「そうですわね、それに紅蘭は、私達の新型量子甲冑魔光武改の調整もありますしね」
「そうだね、それといざという時の為に機動六課に、こちらにきといておくべきかも知れない」
「うむそうですね、こちらの対応力が落ちると拙いですね」
「代わりに王様、レヴィちょっと来て」
「何じゃ」
「何直哉?」
「君達にお願いがあります。これから大神さんが率いて僕とさくらちゃん、そして紅蘭、すみれさんを除くメンバーと一緒に真宮寺直哉君の世界に行って来てくれない?」
「いいだろう」
「いいよ」
「あ、そう言えば・・・」
「どうしたの?さくらちゃん」
紫藤直哉がさくらに聞く。
「佐谷直哉君とさくらさんはどうするの?」
「あ、二人の事を忘れてたよ。取りあえず先発隊の皆が行ってから二人に話そうかさくらちゃん」
「そうねその方がいいかもしれないわね」
「そういう事だから皆真宮寺直哉君を助けよう」
「「「「「おうーーー」」」」」
そして先発隊は出撃し、紫藤直哉は直哉達の元に事情を説明しに向かった。