「貴女達がここに来たという事は、直哉達も帝都に戻ってきてるの?レヴィ」
「いいやいないよマリア、でも仕事はあるよ、マリア達をミカサ内部に送るという仕事がね」
「「「「「「「ええーーー」」」」」」」
マリア達は、レヴィの言葉を聞いて驚いた。
そしてシュテル達は、マリア達を魔法でミカサ内部へ転移させた。
ミカサ内部・・・
艦橋では・・・
「はは、いいぞもっと破壊してやる。私を馬鹿にする奴らを攻撃してやる」
園部がそう言って首相官邸に向け、ミカサの砲撃をしようとした時、シュテル達の転移魔法で現れたマリア達に驚き、園部は倒れた。
状況を確認したマリアがカンナに園部の拘束させ、その間にミカサを大帝国劇場に帰還させ、この騒動の終幕となった。
それから数日後、園部は反逆罪の刑になり、刑務所行きとなり後はすべて元通りとなった。そして真宮寺直哉君の世界から救援要請が来たのだった。
「その後僕達二人はその事を聞いた時驚くのだった」
「「やっぱり自分達の世界がいいかもね」」
そう呟く直哉とさくらだった。
大帝国劇場地下司令室・・・
そういう事だからよ、可能ならこちらに援軍として来られねえか?」
「そうですね・・・こちらも騒動がひと段落したばかりなので、動かせるメンバーは限られますけどそれでもいいですか?」
「ああ、それでかまわねえ、助かるぜ直哉」
「いえいえこちらも直哉君にはお世話になってますからね」
そして直哉は、米田との通信を終え、花組を地下司令室に集合させた。
「直哉何かあったの?」
「ええ、マリアさん・・・て、なんで先輩がまだここにいるんですか?」
「ああ、実はな・・・」
「「「「「「「「「ええーーー巴里に向かう船に乗り遅れたーーー」」」」」」」」」
「実はそうなんだ」
「呆れましたわね」
「大神さんしっかりして下さい」
「お兄ちゃんかっこ悪い」
「隊長・・・」
「中尉さん酷いです」
「仕方がありません、皆さん聞いてください」
「先程、真宮寺直哉君の世界の米田司令からの救援要請が来ました」
「「「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」
花組達は、直哉の言葉に驚いていた。
「直哉君さくらさん達に、何があったの?」
さくらが直哉に聞く。
「僕も詳しく聞いたわけじゃないけど、何か二人が居ない時に何かが起きたようなんだ」
「せやけど、今直哉はんとさくらはんは動けへんしな」
「そうだなこちらの事件の事後処理と、二人の新型量子甲冑双龍焔武の起動テストがあるからな」
「そうですわね、それに紅蘭は、私達の新型量子甲冑魔光武改の調整もありますしね」
「そうだね、それといざという時の為に機動六課に、こちらにきといておくべきかも知れない」
「うむそうですね、こちらの対応力が落ちると拙いですね」
「代わりに王様、レヴィちょっと来て」
「何じゃ」
「何直哉?」
「君達にお願いがあります。これから大神さんが率いて僕とさくらちゃん、そして紅蘭、すみれさんを除くメンバーと一緒に真宮寺直哉君の世界に行って来てくれない?」
「いいだろう」
「いいよ」
「あ、そう言えば・・・」
「どうしたの?さくらちゃん」
紫藤直哉がさくらに聞く。
「佐谷直哉君とさくらさんはどうするの?」
「あ、二人の事を忘れてたよ。取りあえず先発隊の皆が行ってから二人に話そうかさくらちゃん」
「そうねその方がいいかもしれないわね」
「そういう事だから皆真宮寺直哉君を助けよう」
「「「「「おうーーー」」」」」
そして先発隊は出撃し、紫藤直哉は直哉達の元に事情を説明しに向かった。
ゲストルーム
「直哉君さくらさん。僕達新宮直哉君の世界から救援要請を受けたんだけど、君達はどうする?」
「どうするとは?・・・直哉さん」
「君達が良ければだけど、真宮寺直哉君の世界に行かないかい?」
「直哉君私は、直哉君の意見に従うよ」
「さくらさん・・・」
「どうして直哉さん僕達を誘ったんですか?だって僕達には関係ないですよね」
「な、直哉君」
さくらは直哉の言葉に動揺する。
「はは、確かに君の言う通りだよ。直哉君」
「君の言う通りこの問題は僕と真宮寺直哉君の世界の問題だよ」
「だけど、この問題が発展し最悪君達の世界にも影響が出るかも知れないんだよ」
「「そんな事・・・」」
「無いと言い切れないんだよ」
「何故そう言い切れるんですか?直哉さん」
直哉が紫藤直哉に聞いた。
「何故なら・・・僕達の世界を含めた4つの世界は元々一つの世界だったんだ」
「「えええーーーどういう事ですか?それは」」
直哉とさくらは、紫藤直哉の言葉を聞き驚愕していた。