「「そんな事・・・」」
「無いと言い切れないんだよ」
「何故そう言い切れるんですか?直哉さん」
直哉が紫藤直哉に聞いた。
「何故なら・・・僕達の世界を含めた4つの世界は元々一つの世界だったんだ」
「「えええーーーどういう事ですか?それは」」
直哉とさくらは、紫藤直哉の言葉を聞き驚愕していた。
「これは僕達が直哉君達の世界から戻ってその後にある女性から聞いた話なんだ」
「「はい」」
回想
「貴女は誰なの?」
「?私の名前は、真宮寺桜花ですよ、さくらお母様」
「「「「「えーー」」」」」」
桜花の答えに驚く6人だった。
「貴女本当に私の娘なの?」
「ええ、そうですよ、そして紫藤直哉さんの母親でもあります」
「「「「「「えええーーー」」」」」」
再び6人は驚いていた。
「本当に、君が僕の母さんなのかい?」
「ええ、そうですよ。しかしこのままだと紫藤直哉さんの存在が消滅しますが?」
「ええ、それはどういう事ですか?」
「簡単に言えば、貴方のお母さんが、この世界に来ないと言う事ですよ」
「この世界に来ない、貴方のお父さんと結婚しない事を意味してるので」
「それじゃあ直哉君は・・・」
「皆さん慌てないでください。今すぐ直哉さんが消える訳ではないんです」
「元々貴方達が住むこの世界は、真宮寺直哉君達の世界と私達の世界が干渉した為出来た世界なのです」
「「「「「「ええーー」」」」」」
「そんなにいちいち驚かないでください」
「「「「「「だって」」」」」」」
「だってもありません、元々私はこの時代から約20年後の世界から来た人間で、この世界の人間では、ありません」
「私の母親は、真宮寺さくらで、父親は米田健二と言います」
「「え、米田健二」」
直哉とさくらは、意外な人物の名前に驚いていた.
「お兄ちゃんとさくらさんは、米田健二という人を知ってるの?
なのはが直哉に聞く。
「そうか、しかし並行世界と言うのは、いくつあるんだ」
「無限だそうですよ」
「そうか、なら健二達の世界も、その内の一つなのか?大神」
「ええ、そういうことらしいですよ」
(ねえ、直哉君健二さんって、誰なんだろう?)
(多分二人の話を聞くと限り、僕達と同じ並行世界の人のことじゃないかな?)
「さっきなのは達に言わなかった所で、僕とさくらちゃんは、米田健二という名前を聞いた事があるんだ真宮寺直哉君の世界でね」
「やはりあなた達の世界にも、真宮寺姉弟の来訪があったんですね、だから私がこの世界に来れる様になったわけですね」
「え、それはどういう事ですか?」
「それを語る為に、まず直哉さんとさくらさんと、機動六課の皆さんには、私達の世界の事を知ってもらうために、今から行きましょう」
「「「「「「ええーーー」」」」」」
「さあ皆さん着きましたよ」
「うーんここは・・・?」
「さくらちゃん無事?なのはも?」
「「うん何とか」」
「ああ、フェイトちゃん、はやてちゃん達もいる」
「私言いましたよ、直哉とさくらお母様と、機動六課全員を連れて行くと」
「所でここは何処なんですか?」
「ここは、1945年の東京です。皆さんの世界で言えば、20年後の未来となりますね」
「「「「「「ええーー20年後ーー」」」」」」
機動六課のメンバーは驚いていた。
「で、桜花さん僕達をここに連れて、来たのは何が目的なの?」
「それはですね、もうすぐわかりますよ」
桜花が言うと、桜花達を迎えに来た人物を見て桜花を除くメンバー全員が驚いていた。
お待たせ桜花、待ったかい?」
「それほど待ってませんよ、大神司令」
「「「「「ええーーー大神さん」」」」」
「桜花君この人達が君のお父さんとお母さんが、言っていた機動六課という部隊の人たちかい?」
「大神さん。やっと見つけてきましたよ」
「ああ、すまない桜花君。この任務は、君しか出来なかったんだ.君のお父さんと同じ能力を持つ君しかね」
(お兄ちゃんここでは、お兄ちゃんとさくらさんの事は、六課のメンバーにしといた方がいいかも?)
((そうだねそのほうがいいね))
(神王、聞こえる?)
「ああ、聞こえてるぞ」
「いざとなったら呼ぶから」
「心得た」
「あのー機動六課の皆さん今から大帝国劇場に案内しますから」
「「「わかりました」」」
そして、はやて達は大神の案内で、大帝国劇場に案内された。
大帝国劇場内・・・
「それでは部隊長さん達は、支配人室へ来てください」
「「「はい」」」
「桜花皆さんの相手をしていてくれ」
「わかりました。大神さん」
そして大神は、隊長陣3人を連れて行った。
その後、桜花が直哉に行った。
「すいません.直哉さんここでこういう扱いになりますので」
「嫌気にしてないからいいけど、君のお母さんとお父さんは?」
「あの二人なら、仙台にいます」
「再度確認するけど君は、僕達をここに連れてきて僕達に、何をやらせようとしてるの?」
「それは・・・」
「よう桜花、帰ってたのか」
「あ、隆一君」
「たくっ親父も凄い事言い出すよな、邪神巫女イヨを倒すためとはいえ、異世界から協力者を呼ぶなんてな」
そのころ支配人室では・・・」
大神による協力要請対しての説明が行われていた。
「まずは皆さんをここに連れてきたのを謝らせてください」
「いえそれはいいんですけど、この時代に私達を呼んで、如何するんですか?」
「それになうちらの知っている帝国華撃団とは、違うし上手く協力できるかわかりませんよ、大神さん」
はやてが大神に言う。
「ああそれは、わかっている。取りあえずこの映像を見てくれ」
そう言って、大神はある映像を再生した。
「これは女の子ですよね?」
フェイトが、大神に確認を取る。
「ああ、この子が、今の俺達の敵邪神巫女イヨだよ」
「「「邪神巫女イヨですか?」」」
「ああ、この子は存在するだけでも、世界に影響を与えるんだ」
「影響ですか?」
なのはが、大神に質問をする。
「ああ、彼女が存在するだけで、君達の世界にも影響を与える可能性があるんだ」
「「「ええーーー」」」
「君たちにこの世界のイヨの影響を受けてた世界の記録があるんだ」
「見るかい?」
「「「はい」」」
そして、3人は映像を見ていると、知り合いが映っていた。
(あれなのは、あれ、真宮寺直哉君じゃない?)
(ほんまや)
(本当だ)
そして映像が終わり、大神が語りだした.
「この映像は、今から約20年前の物で、今の帝国華撃団にはないけどかつて特別遊撃部隊その名も、帝国華撃団空組と言うんだ」
「「「帝国華撃団空組ですか?」」」
「ああ、空組は邪神巫女に対抗する為の部隊なんだ?」
「それはどういう意味や?」
「ああ、それはね・・・」
「イヨは様々な時代へ跳ぶ事ができる奴なんだ」
「「「えええーーー時間移動が出来るんですか?」」」
「ああ、簡単に言えばね、だから前司令は、特別遊撃部隊帝国華撃団空組を結成し、イヨの襲来から様々な時代を守っていたんだが、今から15年前、邪神巫女は、確かに異世界で、空組と、異世界の帝国華撃団が、イヨを消滅させたはずなんだ」
そして、大神は奇跡的に残っている記録装置を起動されると、映っていたのは、真宮寺直哉が邪神巫女の超魔装機兵真王に捕まっているところだった。
「「「あ、あれは、真宮寺直哉君?」」」
「まさか貴女から出てくるとは思いませんでしたよ。邪神巫女イヨサン」
「フン、そろそろ私も貴様等と、決着をつけたくてな」
おやイヨさん、口調が違いますが、どうしましたか?」
「こちらが素なのでね」
「ですが、その新王で私達に勝てるつもりですか?」
桜花がイヨに、たずねた
「フン、これは武蔵に眠っていた新王ではないぞ?小娘」
「何ですって!!」
「こいつは私専用の超魔装機兵真王さ」
「さあ勝負だ!!我が宿敵・・・・・と、帝国華撃団空組、そしてこの世界の帝国華撃団よ、私がお前たちを消滅させてくれる」
「「そんなことはさせません。私たちは必ず貴女に勝ちます」」
「その声は二人の真宮寺さくらか、面白い私もお前の存在によって、計画が狂ったのだからな」
「そのお礼をさせてもらう」
そして、ついにイヨとの決戦が始まった。
戦いは、互いに譲らず拮抗していたが、その状態に業を煮やしたイヨがある手段を繰り出した。
「見るがいい帝国華撃団」
「「あ、あれは、直哉君!!」」
二人のさくらが、同時に真王の額当たりにいた直哉を発見する。
「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」
「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」
「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」
「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」
「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」
!!「こ、これは、直哉君しっかりして、これはもう昔の事だから思い出しちゃ駄目ーー」
「フン貴様はわかるよな。この世界の真宮寺さくらよ」
「どういうこと?さくらちゃん」
「皆さん聞いてください。今私達に見えた映像は、直哉君の心のトラウマとなった出来事の映像です」
「そうじゃ今こいつはトラウマの記憶を我の力で、思い出させている」
「そして直哉の闇をお前の力で封印してるのだろう真宮寺さくらよ」
「ええ、直哉君の中に眠る闇の力は特殊な術で封印しているんです」
「なんちゅう奴や、人の嫌な部分を使うとはな」
「はやてちゃん・・・」
「フン、貴様達はもう真王に攻撃は出来まい、行け真王ファイナルビックバン」
「「「「「きゃああああ」」」」」
帝国華撃団空組と花組は、真王の必殺技を喰らい被害がかなり深刻だった。
「フン、まだ動けるか?双武弐式、そして光武よ」
「「当たり前です。私たちは、負けるわけにいかないんです」」
「さくらさん」
・・は、驚いていた。二人のさくらの霊力の異常な高まりに。
「いくわよさくらちゃん」
「はい、さくらさん」
「「破邪剣征・桜花放心」」
二つの桜花放心は、真王の額周辺の直哉には、優しい光となって、直哉を包み込んだ。
「何だと!!」イヨは驚いていた。桜花放心が自分の体を消滅させている事に。
「そして、イヨと真王は、爆発を起こしその反動で空組も、元の世界に戻った
そして、記録映像は終わった。
「如何だったかな三人とも?
「確かにこれは、大神さんの言うとおり、消滅してますね」
なのはが、そう言う。
「そうなんだ、だが奴はこの時代で活動しているんだ、見知らぬ機械群と共に」
「成る程、事情はわかりました。大神さんしかし協力の件は、保留とさせてください」
「それは、何故だい?」
「大神さん私達も組織の人間なんですよ、強制的に何にも説明なく連れて来られて、協力しろですか、余りに無責任ではないですか?」
「それに部隊の子達にも、伝えなければなりませんし」
そう言ってはやて達は、支配人室を出て行く。