突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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突然の襲来前編

「「「はい」」」

 

そして、3人は映像を見ていると、知り合いが映っていた。

 

(あれなのは、あれ、真宮寺直哉君じゃない?)

 

(ほんまや)

 

(本当だ)

 

 

そして映像が終わり、大神が語りだした.

 

「この映像は、今から約20年前の物で、今の帝国華撃団にはないけどかつて特別遊撃部隊その名も、帝国華撃団空組と言うんだ」

 

「「「帝国華撃団空組ですか?」」」

 

「ああ、空組は邪神巫女に対抗する為の部隊なんだ?」

 

「それはどういう意味や?」

 

「ああ、それはね・・・」

 

 

「イヨは様々な時代へ跳ぶ事ができる奴なんだ」

 

「「「えええーーー時間移動が出来るんですか?」」」

 

 

「ああ、簡単に言えばね、だから前司令は、特別遊撃部隊帝国華撃団空組を結成し、イヨの襲来から様々な時代を守っていたんだが、今から15年前、邪神巫女は、確かに異世界で、空組と、異世界の帝国華撃団が、イヨを消滅させたはずなんだ」

 

そして、大神は奇跡的に残っている記録装置を起動されると、映っていたのは、真宮寺直哉が邪神巫女の超魔装機兵真王に捕まっているところだった。

 

 

「「「あ、あれは、真宮寺直哉君?」」」

 

「まさか貴女から出てくるとは思いませんでしたよ。邪神巫女イヨサン」

 

「フン、そろそろ私も貴様等と、決着をつけたくてな」

 

おやイヨさん、口調が違いますが、どうしましたか?」

 

「こちらが素なのでね」

 

 

「ですが、その新王で私達に勝てるつもりですか?」

 

桜花がイヨに、たずねた

 

「フン、これは武蔵に眠っていた新王ではないぞ?小娘」

 

 

「何ですって!!」

 

「こいつは私専用の超魔装機兵真王さ」

 

「さあ勝負だ!!我が宿敵・・・・・と、帝国華撃団空組、そしてこの世界の帝国華撃団よ、私がお前たちを消滅させてくれる」

「「そんなことはさせません。私たちは必ず貴女に勝ちます」」

 

「その声は二人の真宮寺さくらか、面白い私もお前の存在によって、計画が狂ったのだからな」

 

 

「そのお礼をさせてもらう」

 

 

そして、ついにイヨとの決戦が始まった。

 

 

 

戦いは、互いに譲らず拮抗していたが、その状態に業を煮やしたイヨがある手段を繰り出した。

 

 

「見るがいい帝国華撃団」

 

 

「「あ、あれは、直哉君!!」」

 

二人のさくらが、同時に真王の額当たりにいた直哉を発見する。

 

 

「お母さん、お父さん僕を捨てないでよ。」

 

「もう俺たちはお前のりょうしんじゃねえ、何処へでも消えろ、この化け物」

 

「何で僕の事化け物て言うの?どうしてお父さん」

 

「もうお前は、人殺しなんだよ。お前奇妙な力使って何人町の人間を殺したと思ってやがる、500人だぞ、500」

 

「僕そんなの知らないよ。お願いだから誰か助けてーーーー」

 

!!「こ、これは、直哉君しっかりして、これはもう昔の事だから思い出しちゃ駄目ーー」

 

 

「フン貴様はわかるよな。この世界の真宮寺さくらよ」

 

「どういうこと?さくらちゃん」

 

「皆さん聞いてください。今私達に見えた映像は、直哉君の心のトラウマとなった出来事の映像です」

 

 

「そうじゃ今こいつはトラウマの記憶を我の力で、思い出させている」

 

「そして直哉の闇をお前の力で封印してるのだろう真宮寺さくらよ」

 

 

「ええ、直哉君の中に眠る闇の力は特殊な術で封印しているんです」

 

「なんちゅう奴や、人の嫌な部分を使うとはな」

 

「はやてちゃん・・・」

 

「フン、貴様達はもう真王に攻撃は出来まい、行け真王ファイナルビックバン」

 

 

「「「「「きゃああああ」」」」」

 

 

帝国華撃団空組と花組は、真王の必殺技を喰らい被害がかなり深刻だった。

 

「フン、まだ動けるか?双武弐式、そして光武よ」

 

 

「「当たり前です。私たちは、負けるわけにいかないんです」」

 

「さくらさん」

 

・・は、驚いていた。二人のさくらの霊力の異常な高まりに。

 

「いくわよさくらちゃん」

 

「はい、さくらさん」

 

「「破邪剣征・桜花放心」」

 

二つの桜花放心は、真王の額周辺の直哉には、優しい光となって、直哉を包み込んだ。

 

 

「何だと!!」イヨは驚いていた。桜花放心が自分の体を消滅させている事に。

 

 

「そして、イヨと真王は、爆発を起こしその反動で空組も、元の世界に戻った

 

 

そして、記録映像は終わった。

 

「如何だったかな三人とも?

 

「確かにこれは、大神さんの言うとおり、消滅してますね」

 

なのはが、そう言う。

 

「そうなんだ、だが奴はこの時代で活動しているんだ、見知らぬ機械群と共に」

 

「成る程、事情はわかりました。大神さんしかし協力の件は、保留とさせてください」

 

「それは、何故だい?」

 

「大神さん私達も組織の人間なんですよ、強制的に何にも説明なく連れて来られて、協力しろですか、余りに無責任ではないですか?」

 

「それに部隊の子達にも、伝えなければなりませんし」

 

そう言ってはやて達は、支配人室を出て行く。

 

「ああ、またやったなあ」

 

「俺は、何度しても、あの人みたいに出来やしない」

 

とぼやく大神だった。

 

 

そのころはやて達は、直哉たちの居る食堂に来た。

 

 

「お兄ちゃん」

 

「姉さん」

 

「なのは、フェイトちゃん、話は終わったの?」

 

「「うん一応」」

 

「一応?どういう事はやてちゃん?」

 

 

直哉は、はやてに理由を聞く。

 

はやては直哉に事情を話す。

 

「成る程ね、それではやてちゃんは、返事を保留したんだね」

 

「そうや、それに、うち個人的に、邪神巫女イヨが悪もんとは、思えないんや」

 

「成る程ね、はやてちゃんも、同じような経験してるから、出てくる言葉だよね?」

 

「そうや、お兄さん如何したらいいんや?」

 

「なのはやフェイトも同じ気持ちなの?」

 

直哉がなのはと、フェイトに確認する。

 

 

「「うん私達も迷ってるの」」

 

「おいおい・・・」

 

「じゃあ皆さん今からこの世界のイヨが、確認された時代に行きましょう」

 

その時、桜花がとんでもない事を言ってきた。

 

 

 

「は?桜花ちゃんそんなこと出来る訳ないでしょ?」

 

「いえ、出来ますよ、じゃあやりますね」

 

そう言って、桜花は自身の能力を使い、その場に居る直哉さくらと、機動六課のメンバーを、この世界の太正14年3月に時間移動をしたのだった。

 

 

「はい皆さん着きましたよ」

 

「ここは何処なの?桜花ちゃん」

 

さくらが、桜花に質問した。

 

「ここは太正14年3月ですね、間もなく黒鬼会との戦いが始まる頃です」

 

 

桜花がそう言うと、向こうの方からもう一人のさくらが来た。

 

「あれがこの世界の私なんだ」

 

その時、さくらと直哉は驚いた。

 

「「ええーーなんで、ここにコクリコちゃんが」」

 

「ああ、言い忘れてましたけど、この世界では、さくらさんとコクリコお姉さまは、親子ですので」

 

 

「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」

 

全員が驚きの声を上げる。

 

 

「さあ次は、少し先の時代に行きますよ」

 

桜花がそう言うと、再び時間移動をした。

 

「ここは・・・」

 

「ここは空中要塞武蔵に向かうミカサノ中ですよ」

 

 

「「ええーー」」

 

「大丈夫ですよ、我々の姿は見れないですから」

 

そして桜花は、直哉達を地下司令室に連れて行き、空組誕生に時を見せた。

 

「ねえ米田のおじちゃん、その特別遊撃部隊て言う名前アイリス達ぽくないから変えない?」

 

「ふむ、じゃあアイリスは、どんな名前が、いいんだ?」

 

「うーんと、空組、帝国華撃団空組は如何かな?」

 

「帝国華撃団空組か、健二如何するよ?」

 

「いいですねそれにしましょう」

 

 

「これが、空組と言われる特殊部隊が出来たんです」

 

「そしてこの戦いの後、私達空組のメンバーは、真宮寺直哉君の世界に跳ばされたですよ」

 

そして桜花達は、元の時代に戻った。

 

「桜花ちゃん、最後に質問いいかい?」

 

「僕達が、直哉君達の世界に行った時、桜花ちゃんと、健二さんが、敵として出てきた理由を教えてくれ」

 

「・・・それは」

 

 

桜花が、さくらの顔を見て言った。

 

「・・・それは、真宮寺一馬さんです。さくらさん貴方のお父様ですよ」

 

「え、お父様が・・・」

 

「そうです。お父様がこの世界に来てから少し経ったある日、降魔戦争が起きてしまい、それに巻き込まれたお父様を助けたのが、一馬さんでした。しかしその時の傷が原因で、一馬さんは、死んでしまったんです」

 

「そんな・・・」

 

「どんな世界でも一馬さんは死ぬのかよ」

 

「直哉君・・・」

 

 

「それから、お父様は、一馬さんの娘さくらさんと出会い結婚し、私を産んで12年後二人は、私を過去に送り、イヨの手により殺されました」

 

!!

 

「それが正しい歴史のはずでした。しかし徐々にこの世界の捻れが酷くなり、世界が崩壊を起こす直前私は、この世界に擬似消滅させる事を思いつき、真宮寺直哉君の世界との交流の記録以外を、消去したので、あの時は敵として、何者かに召還されただけです

 

 

「チッこのままじゃ、さくらちゃん」

 

「うん、直哉君」

 

桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。

 

「二人をやらせるわけには、行きません」

 

「誰だお前たちは?桜花やりなさい」

 

「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」

 

「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」

 

 

双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。

 

「大丈夫?さくらちゃん」

 

「うん、直哉君」

 

桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。

 

「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

 

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

 

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

 

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

 

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

 

「紫藤直哉」

 

 

「そして、直哉さんの名前を聞いたとき、私はすべてを思い出してましたけど、変な動きをすると、拙いと思ったので、そのまま戦いましたけど」

 

「そうだったのか」

 

桜花が、説明し終わると、帝劇に緊急サイレンが鳴った。

 

「これは、敵襲かな?」

 

「ええ、そうです。直哉さん達はまだここに居てください」

 

そして、桜花は、地下司令室に向かい、この時代の帝国華撃団は、敵が出た、芝公園に出撃した。

 

 

芝公園・・・

 

「帝国華撃団参上!!」

 

「隆一如何する今回の敵は降魔と、未確認機体だけど?」

 

「よし皆、降魔を先に倒すよ」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

 

そして、戦いは、始まった。

 

その頃、なのは達機動六課のメンバーは・・・

 

「はやて、私達は如何するの」

 

フェイトがはやてに、聞く。

 

「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」

 

!!

 

「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」

 

「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」

 

「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」

 

「そうだね直哉君」

 

「お兄ちゃんいいの?」

 

「姉さんも」

 

「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」

 

「「それはそうだけど」」

 

そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。

 

その頃、芝公園では・・・

 

ここの時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。

 

「うわあ、何だこの敵は?」

 

「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」

 

「お兄ちゃん如何するの?」

 

「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」

 

「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」

 

 

その頃大神は・・・

 

「何だ?あの敵は」

 

「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」

 

はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。

 

「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」

 

「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」

 

「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」

 

果たして大神の決断は?

 

 


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