突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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突然の襲来後編

「「うん私達も迷ってるの」」

 

「おいおい・・・」

 

「じゃあ皆さん今からこの世界のイヨが、確認された時代に行きましょう」

 

その時、桜花がとんでもない事を言ってきた。

 

 

 

「は?桜花ちゃんそんなこと出来る訳ないでしょ?」

 

「いえ、出来ますよ、じゃあやりますね」

 

そう言って、桜花は自身の能力を使い、その場に居る直哉さくらと、機動六課のメンバーを、この世界の太正14年3月に時間移動をしたのだった。

 

 

「はい皆さん着きましたよ」

 

「ここは何処なの?桜花ちゃん」

 

さくらが、桜花に質問した。

 

「ここは太正14年3月ですね、間もなく黒鬼会との戦いが始まる頃です」

 

 

桜花がそう言うと、向こうの方からもう一人のさくらが来た。

 

「あれがこの世界の私なんだ」

 

その時、さくらと直哉は驚いた。

 

「「ええーーなんで、ここにコクリコちゃんが」」

 

「ああ、言い忘れてましたけど、この世界では、さくらさんとコクリコお姉さまは、親子ですので」

 

 

「「「「「「「「ええーーー」」」」」」」」」

 

全員が驚きの声を上げる。

 

 

「さあ次は、少し先の時代に行きますよ」

 

桜花がそう言うと、再び時間移動をした。

 

「ここは・・・」

 

「ここは空中要塞武蔵に向かうミカサノ中ですよ」

 

 

「「ええーー」」

 

「大丈夫ですよ、我々の姿は見れないですから」

 

そして桜花は、直哉達を地下司令室に連れて行き、空組誕生に時を見せた。

 

「ねえ米田のおじちゃん、その特別遊撃部隊て言う名前アイリス達ぽくないから変えない?」

 

「ふむ、じゃあアイリスは、どんな名前が、いいんだ?」

 

「うーんと、空組、帝国華撃団空組は如何かな?」

 

「帝国華撃団空組か、健二如何するよ?」

 

「いいですねそれにしましょう」

 

 

「これが、空組と言われる特殊部隊が出来たんです」

 

「そしてこの戦いの後、私達空組のメンバーは、真宮寺直哉君の世界に跳ばされたですよ」

 

そして桜花達は、元の時代に戻った。

 

「桜花ちゃん、最後に質問いいかい?」

 

「僕達が、直哉君達の世界に行った時、桜花ちゃんと、健二さんが、敵として出てきた理由を教えてくれ」

 

「・・・それは」

 

 

桜花が、さくらの顔を見て言った。

 

「・・・それは、真宮寺一馬さんです。さくらさん貴方のお父様ですよ」

 

「え、お父様が・・・」

 

「そうです。お父様がこの世界に来てから少し経ったある日、降魔戦争が起きてしまい、それに巻き込まれたお父様を助けたのが、一馬さんでした。しかしその時の傷が原因で、一馬さんは、死んでしまったんです」

 

「そんな・・・」

 

「どんな世界でも一馬さんは死ぬのかよ」

 

「直哉君・・・」

 

 

「それから、お父様は、一馬さんの娘さくらさんと出会い結婚し、私を産んで12年後二人は、私を過去に送り、イヨの手により殺されました」

 

!!

 

「それが正しい歴史のはずでした。しかし徐々にこの世界の捻れが酷くなり、世界が崩壊を起こす直前私は、この世界に擬似消滅させる事を思いつき、真宮寺直哉君の世界との交流の記録以外を、消去したので、あの時は敵として、何者かに召還されただけです

 

 

「チッこのままじゃ、さくらちゃん」

 

「うん、直哉君」

 

桜武は、双武弐式と真双焔武の間に入った。

 

「二人をやらせるわけには、行きません」

 

「誰だお前たちは?桜花やりなさい」

 

「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」

 

「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」

 

 

双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。

 

「大丈夫?さくらちゃん」

 

「うん、直哉君」

 

桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。

 

「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」

 

「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」

 

「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」

 

「友達を助けるのに、理由がいるのか?」

 

「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」

 

「紫藤直哉」

 

 

「そして、直哉さんの名前を聞いたとき、私はすべてを思い出してましたけど、変な動きをすると、拙いと思ったので、そのまま戦いましたけど」

 

「そうだったのか」

 

桜花が、説明し終わると、帝劇に緊急サイレンが鳴った。

 

「これは、敵襲かな?」

 

「ええ、そうです。直哉さん達はまだここに居てください」

 

そして、桜花は、地下司令室に向かい、この時代の帝国華撃団は、敵が出た、芝公園に出撃した。

 

 

芝公園・・・

 

「帝国華撃団参上!!」

 

「隆一如何する今回の敵は降魔と、未確認機体だけど?」

 

「よし皆、降魔を先に倒すよ」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

 

そして、戦いは、始まった。

 

その頃、なのは達機動六課のメンバーは・・・

 

「はやて、私達は如何するの」

 

フェイトがはやてに、聞く。

 

「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」

 

!!

 

「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」

 

「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」

 

「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」

 

「そうだね直哉君」

 

「お兄ちゃんいいの?」

 

「姉さんも」

 

「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」

 

「「それはそうだけど」」

 

そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。

 

その頃、芝公園では・・・

 

ここの時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。

 

「うわあ、何だこの敵は?」

 

「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」

 

「お兄ちゃん如何するの?」

 

「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」

 

「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」

 

 

その頃大神は・・・

 

「何だ?あの敵は」

 

「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」

 

はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。

 

「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」

 

「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」

 

「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」

 

果たして大神の決断は?

 

 

再び芝公園・・・

 

「くっどれだけ攻撃してもきかねえ」

 

「隊長指示を」

 

「指示たって攻撃が届かない相手に、どう指示をすればいいんだ?」

 

その時、花組の前に神桜武が現れた。

 

「「「「「何なんだあの量子甲冑は?」」」」」

 

(あれは、神桜武という事は、この敵は紫藤直哉さんの世界から来たという事になるわ)

 

「すげえあの光武あたい達じゃ倒せなかったあの敵を倒している」

 

「本当だな、だが皆油断はするなよ」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

再び大神達・・・

 

「何だ、あの量子甲冑は?花組の皆が倒せないでいた。魔道兵器を破壊している」

 

「はやてさんあの量子甲冑も、貴方方機動六課の戦力なんですか?」

 

大神がはやてに聞く。

 

「大神さん一つ確認しますよあのロボットが、私達の戦力だったらどうしたいんですか?」

 

「ああ、あれは間違いなく量子甲冑だから君達が運用するくらいなら俺達にくれないか?」

 

!!!!

 

 

大神の言葉に、驚く三人だった。

 

(なんて言ったのこいつ、お兄ちゃんとさくらさんの神桜武をくれだと言ったの)

 

(ふざけるな、何で?姉さん達の機体を見知らぬお前達にやらないといけないんだ?)

 

大神の答えを聞いて、なのはと、フェイトはイラついていた」

 

「大神さん。あの機体は私達に協力をしてくれている部隊の物ですので、あげることも、調べる事も出来ませんからね」

 

「ああ、そうなのか残念だったなあ」

 

その直後花組が帰還してきた。

 

「父さんあの量子甲冑は何なんだよ?」

 

 

「ああ、皆お疲れ様」

 

「あの量子甲冑はこちらの方々の協力者の機体だそうだ」

 

そして、大神が花組隊員達に、はやて達の事を説明を始めるのだった。

 

「それじゃあ俺達があの量子甲冑を貰おうぜ、父さん」

 

!!

 

「「「こいつもか」」」

 

(さすが親子やね)

 

「それは無理ですよ、大神隆一君」

 

「誰だお前は?」

 

その時直哉が地下司令室にやって来た。

 

「どういう事ださっきの言葉は?」

 

「言葉通りですよ、貴方達ではあの機体に、乗れませんよ」

 

「はやてさん後は任せて良いですかね?」

 

「うん良いで」

 

「それではみなさお疲れ様です」

 

直哉はそう言うと、地下司令室を出た。

 

「一体何者何だあいつは?」

 

(確かに、神桜武は、紫藤直哉さんと、さくらさんじゃなければ起動は出来ないはずですし)

 

「はやてさんあれが君たちの言う協力者なのかい?」

 

「ええ、そうですよ大神さん」

 

 

 

 


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