「二人をやらせるわけには、行きません」
「誰だお前たちは?桜花やりなさい」
「はいお父さん。破邪剣征・桜花爛漫」
「「うわあああ。」」「「きゃあああ。」」
双武弐式が放った必殺技を受けた桜武と、真双焔武は、互いに近くで倒れていた。
「大丈夫?さくらちゃん」
「うん、直哉君」
桜武は、立ち上がったが、真双焔武はまったく動かなかった。
「クッ二人は気絶している。さくらちゃん僕達でやるしかない」
「うんなんとか、やってみるよ、直哉君」
「フン、関係ないお前達が何故立ち上がる?」
「友達を助けるのに、理由がいるのか?」
「友達だと、笑わせるな。一応名前を聞いておこうか」
「紫藤直哉」
「そして、直哉さんの名前を聞いたとき、私はすべてを思い出してましたけど、変な動きをすると、拙いと思ったので、そのまま戦いましたけど」
「そうだったのか」
桜花が、説明し終わると、帝劇に緊急サイレンが鳴った。
「これは、敵襲かな?」
「ええ、そうです。直哉さん達はまだここに居てください」
そして、桜花は、地下司令室に向かい、この時代の帝国華撃団は、敵が出た、芝公園に出撃した。
芝公園・・・
「帝国華撃団参上!!」
「隆一如何する今回の敵は降魔と、未確認機体だけど?」
「よし皆、降魔を先に倒すよ」
「「「「「「了解」」」」」」
そして、戦いは、始まった。
その頃、なのは達機動六課のメンバーは・・・
「はやて、私達は如何するの」
フェイトがはやてに、聞く。
「・・・お兄さん、さくらさん出れます?」
!!
「はやてちゃん何を考えてるの?お兄ちゃん達に出てもらうなんて」
「なのはちゃんうちはね、まだこの世界の事をしらなすぎるから、無闇に手の内を見せるわけにはいかないんや、でもお兄さん達なら謎の量子甲冑という事で現場に行ってもらう事も可能やから」
「はやてちゃん。君の言うとおりこの段階では、ベストな選択だよ」
「そうだね直哉君」
「お兄ちゃんいいの?」
「姉さんも」
「なのは、フェイト良いも悪いも、ないよ僕達だって、桜花ちゃんや、この世界の大神さん達を、信用出来てない部分もあるけど、なのは達が下手に動いて関係を悪化させるよりはましでしょう」
「「それはそうだけど」」
そして、直哉とさくらは神桜武で、芝公園に出撃した。
その頃、芝公園では・・・
ここの時代の帝国華撃団が、降魔を撃退し、謎の敵と戦っていた。
「うわあ、何だこの敵は?」
「こちらの攻撃が効きませんわ少尉」
「お兄ちゃん如何するの?」
「皆落ち着くんだ、桜花君なら何とかできるかい?」
「隆一君、ごめんなさいこの敵は、私でも、初めて見る敵だから・・・」
その頃大神は・・・
「何だ?あの敵は」
「あれは私達の敵で、こちらの世界では、魔道兵器と言われている兵器です」
はやて達が、大神の居る地下司令室で、説明をした。
「魔道兵器だって!!何故そんな物が、この世界に現れたんだ」
「多分憶測ですけど、あの魔道兵器は、私達を追いかけて来たと、考えられます」
「「「大神さん私達に関わると言う事は、魔道兵器と戦いもしなければならないと言う事も考えてください」」」
果たして大神の決断は?
再び芝公園・・・
「くっどれだけ攻撃してもきかねえ」
「隊長指示を」
「指示たって攻撃が届かない相手に、どう指示をすればいいんだ?」
その時、花組の前に神桜武が現れた。
「「「「「何なんだあの量子甲冑は?」」」」」
(あれは、神桜武という事は、この敵は紫藤直哉さんの世界から来たという事になるわ)
「すげえあの光武あたい達じゃ倒せなかったあの敵を倒している」
「本当だな、だが皆油断はするなよ」
「「「「「「了解」」」」」」
再び大神達・・・
「何だ、あの量子甲冑は?花組の皆が倒せないでいた。魔道兵器を破壊している」
「はやてさんあの量子甲冑も、貴方方機動六課の戦力なんですか?」
大神がはやてに聞く。
「大神さん一つ確認しますよあのロボットが、私達の戦力だったらどうしたいんですか?」
「ああ、あれは間違いなく量子甲冑だから君達が運用するくらいなら俺達にくれないか?」
!!!!
大神の言葉に、驚く三人だった。
(なんて言ったのこいつ、お兄ちゃんとさくらさんの神桜武をくれだと言ったの)
(ふざけるな、何で?姉さん達の機体を見知らぬお前達にやらないといけないんだ?)
大神の答えを聞いて、なのはと、フェイトはイラついていた」
「大神さん。あの機体は私達に協力をしてくれている部隊の物ですので、あげることも、調べる事も出来ませんからね」
「ああ、そうなのか残念だったなあ」
その直後花組が帰還してきた。
「父さんあの量子甲冑は何なんだよ?」
「ああ、皆お疲れ様」
「あの量子甲冑はこちらの方々の協力者の機体だそうだ」
そして、大神が花組隊員達に、はやて達の事を説明を始めるのだった。
「それじゃあ俺達があの量子甲冑を貰おうぜ、父さん」
!!
「「「こいつもか」」」
(さすが親子やね)
「それは無理ですよ、大神隆一君」
「誰だお前は?」
その時直哉が地下司令室にやって来た。
「どういう事ださっきの言葉は?」
「言葉通りですよ、貴方達ではあの機体に、乗れませんよ」
「はやてさん後は任せて良いですかね?」
「うん良いで」
「それではみなさお疲れ様です」
直哉はそう言うと、地下司令室を出た。
「一体何者何だあいつは?」
(確かに、神桜武は、紫藤直哉さんと、さくらさんじゃなければ起動は出来ないはずですし)
「はやてさんあれが君たちの言う協力者なのかい?」
「ええ、そうですよ大神さん」
その頃直哉と、スバル達は食堂に集まっていた。
「いやあ直哉さんとさくらさんの戦いは凄いですよね」
「僕も憧れます」
「私も」
「そうね私も、そう思うし、なのはさんやフェイトさんが信頼してるのもわかるわ」
「あれ、ティア直哉さんに対する態度変わった?」
「そりゃわたしだって、直哉さんと話して変わるわよ」
「最初はあんなにつんけんしてたのに」
「「そうですね」」
「してないわよ」
「おや、楽しそうですね何の話をしてたんですか?」
「直哉さんお帰りなさい」
「さくらさんもお疲れ様です」
「「皆もお疲れ様」」
直哉とさくらが、スバル達と合流して少し経った後・・・
はやてたち三人がやって来た。
「はあ、疲れたわ」
「どうしたの?はやて」
「お兄さん聞いてくれる?」
「うん良いけど」
「うち、もうこの世界嫌や、お兄さんの世界に戻りたい」
「は、はやてちゃん」
「直哉さんすいません。馬鹿親子のせいで、はやてさん達に苦労させる事になってしまって」
「どういう事なの?桜花ちゃん」
そして桜花から、驚きの言葉を聞く直哉とスバル達だった。
「「「「「「えええー1対6の模擬戦」」」」」」
「そして、こちらが負けたら神桜武を提供する事になった」
「部隊長それは、さすがに拙いですよ勝手に賭けの対象にしたら」
スバルがはやてに言う。
「ああ、そうなんだけどな、お兄さんが去った後な、あの親子がこんな事をいったんや」
「あんな男が、乗れるなら、俺にも乗れるよな親父?」
「ああ、そうだな隆一」
「その言葉以外でも、うちらの神経を抉る事を言われ、結局我慢出来ずこういう事になりましたわ」
「ようは、隊長達の後始末を直哉さんとさくらさんに任せたんですね」
「「「はいそうです」」」
「形式は、1対6ですが私の代わりに大神司令がやりますから」
「へっなんで?桜花ちゃん」
スバルが桜花に聞く。
「だって絶対神桜武には勝てませんよ、意思を持つ量子甲冑に」
!!
桜花のその言葉に直哉、さくら達全員驚いていた。
「桜花ちゃん気が付いてたの?」
「ええ、そして認めた者にしか、動かせないのでしょうね」
「「「「「「鋭い」」」」」」
それから数日後・・・
突如決まった模擬戦当日の朝・・・
「直哉君今日は、私本気出すから」
「え、さくらちゃんどうしたの?」
(今のさくらちゃんには逆らうのはよしたほうが良いなあ)
心の中で、そう思う直哉だった。
そして模擬戦が始まった。
「さあ行くよ皆」
「「「「「「おう」」」」」」
大神達が、やる気になった時それが来た。
「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」
「「「「うわああああああ」」」」
最初の一撃で、大神親子以外の4人は気絶した。
「何それに乗ってるのは?まさかさくら君なのか」
「そうですよ大神さん。すぐ倒しますから待ってくださいね」
「「「うわあさくらさん般若モードだあ」」」
「「「「般若モード?」」」」
「あの時の姉さんに逆らうと命を落とすから気をつけてね」
「「「「ハーイ」」」」
そして模擬戦は、さくらの暴走で、すぐに決着が着き、隆一と大神に新たなトラウマが誕生したそうです。