突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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運命の時2

 

突如決まった模擬戦当日の朝・・・

 

「直哉君今日は、私本気出すから」

 

「え、さくらちゃんどうしたの?」

 

(今のさくらちゃんには逆らうのはよしたほうが良いなあ)

 

心の中で、そう思う直哉だった。

 

そして模擬戦が始まった。

 

 

「さあ行くよ皆」

 

「「「「「「おう」」」」」」

 

大神達が、やる気になった時それが来た。

 

「「瞳に映る星は、明日導く光今その光を大いなる力に変え、破邪剣征・桜花乱舞---」」

 

「「「「うわああああああ」」」」

 

最初の一撃で、大神親子以外の4人は気絶した。

 

「何それに乗ってるのは?まさかさくら君なのか」

 

「そうですよ大神さん。すぐ倒しますから待ってくださいね」

 

 

「「「うわあさくらさん般若モードだあ」」」

 

「「「「般若モード?」」」」

 

「あの時の姉さんに逆らうと命を落とすから気をつけてね」

 

「「「「ハーイ」」」」

 

 

そして模擬戦は、さくらの暴走で、すぐに決着が着き、隆一と大神に新たなトラウマが誕生したそうです。

 

 

模擬戦終了後の地下司令室・・・

 

「どうしてさくら君がここに?君は健二さんと共に仙台に戻ってるはずでは?」

 

「それに君は、若いんだい?」

 

「ひとつずつ答えますね。大神さん私は、この世界の真宮寺さくらではないんです」

 

「何だって!!そんな馬鹿な」

 

「嘘を付くなよ桜花の母さん」

 

「はあ、信用してませんよね」

 

「当たり前だろ」

 

「仕方がありませんこの時代の私の登場ですよ」

 

「あら、大神さんに隆一君私に用があると言って、お迎えが来たんですが、何か用事ですか?」

 

「「・・・」」

 

「ああ、すまないさくら君君の声が聞きたくて、来てもらったんだ」

 

「声が・・・ですか?おかしな大神さんですね」

 

「隆一君も元気だった?」

 

「はい」

 

「それでは、私は桜花に会いに行きますね大神さん」

 

「ああ、それじゃあね、さくら君」

 

そしてこの世界の、さくらは自分の娘である桜花の元に向かった。

 

「如何ですか?これで私の言った事に納得できました?」

 

「「はい」」

 

「わかったよ君が違う世界のさくら君という事が、デモなんで俺ははやてさん達機動六課の人たちを連れてきてほしいと頼んでいたんだけど」

 

「それは僕の方から説明します。大神司令」

 

「君は?」

 

「私の名は、紫藤直哉です。私もさくらさんと共に連れてこられたので」

 

「君もか、すまないこちらのミスで来て貰う事になるとは・・・」

 

「いえいえ私達も機動六課の方々と行動を共にしていたので」

 

「そう言えば、君も帝国華撃団関係者なんだろ?」

 

「ええ、一応私は初代帝国華撃団総司令の紫藤直哉です」

 

「こいつも総司令なのかよ」

 

隆一はショックを受けていた。

 

「ちょっと待ってくれ。華撃団を作ったのは、米田さんじゃないのかい?」

 

「いえ違います。私達の世界では、私の両親が、帝国華撃団を作ったので」

 

「何だとーー!!」

 

直哉の言葉を聞いた大神が驚いていた。

 

 

「まさかそこまでの、違いがあるとは?」

 

「直哉さん。さくらさん。君達の力を見込んでお願いがある」

 

「「何でしょうか?」」

 

「俺達と一緒に・・・」

 

「あ、大神さん先に言っておきます。私とさくらさんは、邪神巫女との戦いには干渉しません」

 

!!

 

「何故だ!!直哉さん?」

 

「ならうちらも協力はしないでおくわ大神はん」

 

「はやてさん達もかい?」

 

「そうや、それにな、大神はんうちは最初から他力本願する奴嫌いなんねん」

 

「俺は、そんなつもりはない」

 

「でもあんさんに第一声で、桜花ちゃんにうちらを連れて来るよう指示してた見たいやんか、うちは、そう言う礼儀知らずは嫌いや」

 

「そう言う点では、直哉さんに協力するわ」

 

「何だと!!親父が頼んでるだろう、協力しろよ」

 

隆一がはやてに言う。

 

「五月蝿いごちゃごちゃ言うなガキが」

 

「もう行くで、なのはちゃんフェイトちゃん、お兄さん、さくらさん」

 

そう言ってはやて達は、地下司令室を出て行き、ロビーでスバル達と合流した時桜花がやって来た。

 

「やはり協力出来ませんよね、皆さん」

 

「御免な桜花ちゃん」

 

はやては桜花に謝っていた。

「いえいいんですよ、私自身貴方方なら、断ると思ってましたし、断わってほしいと思いましたしね」

 

「成る程なあ、桜花ちゃんに試されてたんか」

 

「ごめんなさい」

 

桜花が謝った時直哉たちの前に、米田健二が現れ、健二との話し終えた後、直哉達は、桜花の力で、元の世界に戻ったはずだった。

 

「ねえ直哉君、ここ私達の知ってる世界じゃないよね?」

 

「うんそんな気がする。神王ここがどこかわかる?」

 

「うむ、ここは桜花という少女が言っていた4番目の世界だろう」

 

「ああ、佐谷直哉君の世界か」

 

「でもここから戻る時如何するの?」

 

「安心しろさくら、ここならわしの能力で戻れるからな」

「何だあ敵は1機かよ」

 

「余裕ですわね」

 

「よっしゃやったる」

 

「皆気をつけるのよ」

 

「ハーイ」

 

「直哉君私達はどうする?」

 

「さくらお姉さん僕達はもう少し様子を見てみよう。本当に敵なのかがわからないから」

 

「了解」

 

僕達が合宿帰って来てから数日経ったある日、僕たちの前に謎の量子甲冑が現れた。

 

「わかったわ、破邪剣征・桜花放心」

 

「こ、これは、私の技だよ直哉君」

 

「どうして、あの機体が、さくらお姉さんの技を・・・」

 

この世界の帝国華撃団も動揺し、神桜武への攻撃が止まった。

 

 

「よしさくらちゃん通信を繋いで」

 

「わかったわ」

 

そして直哉は、相手と話が出来るのか?

 

「直哉君向こうの量子甲冑から通信が来てるよ?どうする」

 

「え、通信が?じゃあ・・・」

 

その時この世界の米田から通信が来た。

 

 

「直哉、通信は無視しろ、あれはお前達の敵だ破壊しろ。以上だ」

 

「さくらお姉さん通信繋げて」

 

「了解」

 

「お、繋がった、こちらはそちらと敵対する意思は無い.少し話がしたい」

 

「はいこちら帝国華撃段隊長代理の佐谷直哉です。貴方方は何者なのですか?」

 

「私の名前は、紫藤直哉私達は、ある実験をしていたら、気が付いたらこの場所に来ていた。私達のことを信じるか、信じないかは君に任せる」

 

 

「マリアさんどうしたらいいんでしょうか?」

 

佐谷直哉は、悩んでいた。

 

 

 

帝劇には、戻らず帝都郊外で、お互いの話をする事となった。

 

「改めて自己紹介をさせてもらうよ、僕達は、並行世界から来た人間だと考えておいてくれ」

 

「「「「「「「並行世界---」」」」」」」

 

「僕の名は、紫藤直哉、そして彼女は・・・」

 

「真宮寺さくらです.皆さんよろしくお願いしますね」

 

「「「「「「えええーーーさくらがーー増えたーーー」」」」」」

 

「私がもう一人いる」

 

「皆落ち着いてよ、並行世界から来たのなら、さくらお姉さんが、二人になってもおかしくは無いから」

 

「「「「そうなの?」」」」

 

「うん、だから落ち着いてね」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

 

「すいません直哉さん僕は隊長代理をしています。佐谷直哉と言います」

 

「よろしくお願いします」

 

そして直哉達は、お互いの事をゆっくり話し出したのだった。

 

 


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