さくら達花組は3日間のキャンプから帝劇に帰ると、米田司令が出迎えていた。
「皆ご苦労部屋で休んでくれ。特に大神よく帰ってくれた。お前の復帰が早いとはな」
こんな事ならこいつを呼ぶ必要なかったぜ」
米田が直哉を指を指す。
その行動を見た花組は一瞬、嫌悪感を出していた。
花組全員がそう感じたのが、すみれと直哉が少し仲良くなった理由を聞いたからだ。
キャンプ最終日・・・
「すみれ君君は、直哉君をあそこまで虐めじみた事をするんだい?何か理由があるんだろ」
「・・・」
「それとも本当に虐めていただけなのかい?すみれ君」
!!
「違いますわ、私、少尉の代わりに来る直哉君を見た時、本当に帝国華撃団や私達花組の事を知らないかわいい子が、大人の都合でただ利用されてしまう事を私は、避けたかったんです」
「・・・そうか」
「でも、現実はそうさせてくれませんでした。直哉さんは、それなりに頑張って指揮してましたわ、だからこそ、私は直哉さんに罵声や文句を言う役を演じていたのに、それが、あんな事になるなんて」
「ああ、直哉君のお姉さんの件だな」
「少尉私達は、間違ってたのでしょうか?」
「俺は、すみれ君の行動は、間違ってないと言いたいが、だけど直哉君が、それを望んだのかい?」
「え、それは・・・」
「すみれ君、君がいい事をしていても、相手に伝えられなければ、意味がないと思うんだ、俺はね」
「少尉・・・」
「だから今から、俺と一緒に、直哉君を探して、直哉君に君の本当の気持ちを伝えるんだ」
「少尉、それで直哉さんは、許してくれるのでしょうか?結果的に私達が、直哉さんから家族を奪った私達を」
「正直俺も・・・」
その後、すみれは、直哉に謝ったが、直哉はすみれに言った,
「良かったですすみれさん。僕が知っていたお嬢様とは違って、謝る事が出来て」
「どういう事ですの?」
「あのですね、昔僕にちょっかい出してきたお嬢様がいて、僕の事を家来の様に使う人がいて、すみれさんには悪いですけど、最初僕はすみれさんの事をその系統の人と思ってたんです」
「それで直哉君その後、その人はどうなったの?」
「え、ああそのお嬢様は、没落貴族になったよさくらさん」
「「「「「「えええーーー」」」」」」」
「何でそうなったの直哉君?」
「そこまでは知らない」
そして直哉は、少しずつ、花組と仲良くなっていった。
現在・・・
合宿から2日後・・・
帝劇に不思議な事件が起きようとしていた。
その事件は、謎の量子甲冑が現れた事により始まった。