佐谷直哉達・・・
帝劇には、戻らず帝都郊外で、お互いの話をする事となった。
「改めて自己紹介をさせてもらうよ、僕達は、並行世界から来た人間だと考えておいてくれ」
「「「「「「「並行世界---」」」」」」」
「僕の名は、紫藤直哉、そして彼女は・・・」
「真宮寺さくらです.皆さんよろしくお願いしますね」
「「「「「「えええーーーさくらがーー増えたーーー」」」」」」
「私がもう一人いる」
「皆落ち着いてよ、並行世界から来たのなら、さくらお姉さんが、二人になってもおかしくは無いから」
「「「「そうなの?」」」」
「うん、だから落ち着いてね」
「「「「「「了解」」」」」」
「すいません直哉さん僕は隊長代理をしています。佐谷直哉と言います」
「よろしくお願いします」
「成る程直哉さんは別の世界に仲間達と跳ばされ、戻る時に、手違いで僕達の世界に来たのですか?」
「そういう事になるね」
「それじゃあ今は、自分の世界に戻れねえのか?」
カンナが直哉に聞く。
「ああ、そうですねちょっと今は、自分達の世界には戻れないですね」
「そうか・・・」
「なら私の実家に、来てくださいな」
「「ええーー良いんですか?僕達をこんなに簡単に信用して?」」
「良いんですよそれに、貴方達を帝劇に案内するより貴方達の安全が確保出来るので」
「「え、どういう事?」」
「「・・・実は」」
佐谷直哉ともう一人のさくらが直哉達に伝えた。
「直哉君向こうの量子甲冑から通信が来てるよ?どうする」
「え、通信が?じゃあ・・・」
その時この世界の米田から通信が来た。
「直哉、通信は無視しろ、あれはお前達の敵だ破壊しろ。以上だ」
「さくらお姉さん通信繋げて」
「了解」
「「えええーーあの時僕達の破壊命令が出ていたのか」」
思わず驚いた直哉とさくらだった。
「「ええ、そうなんですよ」」
「でも良いのかい?司令からの命令を無視して?」
紫藤直哉は、佐谷直哉に聞く。
「良いんですよ、僕なんて、あの人から見れば、大神さんの代わりの人形に過ぎないんですよ」
「直哉君・・・」
「どういう事か教えてくれるかい?」
「はい、僕が隊長代理になったのは1ヶ月前です」
東京駅・・・
「お姉ちゃんやっと着いたね、東京に」
「・・・そうね・・・」
「お姉ちゃん大丈夫?どこか悪いの?」
「ううん大丈夫だからね、直哉」
「わかったよお姉ちゃん」
そして姉弟は、さくらが迎えに来たので、大帝国劇場に向かった。
「さてそれでは、直哉君と薫さんここが、目的地の大帝国劇場だよ」
そしてさくらと、姉弟は大帝国劇場に着いた。
「うわあここが去年建てられた大帝国劇場なのかあ」
「直哉君は始めてなんだね。それでは正面玄関から入りましょうか」
そして、さくら達は正面玄関か入ると、薫がさくらに聞いた。
「さくらちゃん支配人室は、何処かな?」
「あ、支配人室はこちらですよ薫さん」
「ありがとうさくらさん。直哉いい、ここからお姉ちゃん一人で行くから、貴方はさくらちゃんといるのよ」
「お姉ちゃん」
「さくらちゃん直哉をお願いね」
「はい、薫さん」
「そして僕が帝劇に来た日に、敵が現れ、帝国華撃団の存在を知ったのです」
「さくらお姉ちゃんここは何処なの?」
「ここは地下司令室よ」
「地下司令室?」
「直哉君実は、私帝国華撃団の一員なの」
「え、さくらお姉ちゃんが・・・」
「うん、そして今帝国華撃団の隊長が居ないの」
「え、どうして」
「2ヶ月前の戦いで、大怪我して入院中なの」
「お願い直哉君、隊長代理として、私達と戦って」
「ええーーー僕が隊長代理ーーー」
「こうして僕は、隊長代理として、出撃する事になったんです」