「これが、僕達と真宮寺直哉君との出会いそして、新たな敵との遭遇の切欠となる出来事だった」
暫くして・・・
「皆さんお疲れ様です。さくらさん、アイリス、そして直哉君は、私と一緒に来てください」
「直哉お兄ちゃんどうしたの?そんなに慌てて」
アイリスが、直哉に質問する。
「実は先ほど、直哉君のお姉さんであるもう一人の真宮寺さくらさんが見つかりました」
!!
「それで、さくらお姉ちゃんはどこにいるんですか?」
「直哉君落ち着いて、君のお姉さんは、今芝公園で、君のお姉さんを襲撃している相手と戦っているらしい、だからさくらさんとアイリスは、もしものために付いて来て下さい」
「「「了解」」」
「他の皆さんは、現状維持のまま待機しててください」
「「「「はい」」」」
芝公園に向かう車中・・・
「直哉さん、お姉ちゃんを襲う敵とは何ですか?」
「ああ、憑依獣と言う者らしい、今お姉さんを襲っている敵はね」
!!
「直哉君その様子だと君は、憑依獣について何かを知ってるみたいだね」
「・・・直哉さん、お姉さん・・・」
「良いさ、直哉君今は、もう一人のさくらさんを全力で助けよう」
「はい直哉さん」
「ねえさくら大丈夫?」
「頭では、わかってるけど、直哉君にさくらさんなんて呼ばれたくない」
「ああ、ごめんごめんさくらちゃんさくらちゃん、これでいい?」
「うん良いよ直哉君ごめんね、ワガママ言って」
さくらは、直哉に謝った。
「直哉さん、さくらさんどうしたんですか?」
少年直哉が、直哉に質問する。
「ああ、直哉君気にしないで、実はね僕とさくらちゃんは幼馴染で、僕にさんずけで呼ばれるのを極端に嫌うからね、でも直哉君のさくらさんとさくらちゃんの違いをつけるには、直哉君のお姉さんをさくらさんと呼ぶしかないからね」
「ですね、同じ人物ですし」
芝公園・・・
「ついたか」
「あ、お姉ちゃん」
!!
「直哉君来ちゃだめ、そいつのターゲットは私たちなのよ」
「見つけたぞ真宮寺直哉!!」
「お前は京極なのか?」
悪霊憑依獣となった、京極が真宮寺直哉を襲う。
「アイリス」
「うんわかった直哉お兄ちゃん」
「悪い奴はどっか行っちゃえーーー」
「うおおおおお。」
アイリスの超能力で、京極を吹き飛ばした。
こうして、離れ離れだった姉弟は再会を果たした。
「まるで今の僕達見たいですね」
「そうだね不思議な出会いだったよ」
「そして不思議な出来事は続くのさ」
「成る程ね、並行世界ならもう一人の私がいても不思議じゃないわね」
「さすが、直哉君のお姉さんですね、それに引きかえ、さくらちゃん何腰を抜かしてるの?」
「だって、本当に驚いたんだもん仕方が無いじゃない」
「さくらちゃんアイリスを呼んできて、帝劇に帰るから」
「はーい」
「直哉君達も良いかな?上野公園に置いてある二人の機体も、帝劇で修理しても?」
「はい、宜しくお願いします」
「じゃあ一緒に、大帝国劇場に戻りましょうか?」
「「はい、宜しくお願いします」」
そして5人は、車に乗り、大帝国劇場に向け車を発進させた。
「車中では・・・
「へえー直哉君とさくらちゃんて幼馴染なんだいいなあ」
「ところで、さくらさんて、少年直哉君と結婚してるんですか?」
「ええ、してるわよ、ほら」
さくらは、さくらちゃんに結婚指輪を見せた。
それを見た、さくらちゃんから皆が驚く言葉を言った。
「ねえ、直哉君私達も、今から結婚式挙げようよ」
「「「「ええーーー今から?」」」」
「急にどうしたのさくらちゃん?」
「だってーーさくらさんを見てたら、羨ましくなって来ちゃって」
「そうなんだ、でも今は、結婚より車から降りてほしいな帝劇に着いたから」
「「「「あ」」」」
「うん最悪な事に、その実が、直哉さん達も聞いててくださいね」
「うん分かったよ直哉君」
「死者に取り付いて、悪霊憑依獣になっちゃたんだ」
「「「何だってーーー」」」
前鬼と紫藤直哉ともう一人のさくらは、同時に叫んでいた。
その時緊急サイレンがなりモニター見ると、なんと悪霊憑依獣が黒乃巣会の脇時を操り帝都を破壊し始めていた。
「何が起きたんですか司令?」
「大神さん謎の敵が、脇時を使い帝都全域を破壊しています至急脇時を撃破してください。自分とさくらさんと直哉君で謎の敵に対処しますので」
「了解です。帝国華撃団出撃します」
そして今回の元凶である悪霊憑依獣の元に二人の直哉と、二人のさくらとそれぞれの量子甲冑、光武と真双焔武に乗り、前鬼の5人で向かった。
そのころ先に出撃した大神達は、大神を入れた隊員は二人一組でそれぞれの場所で脇侍と対峙していた。
「何なんですの?何時もの脇時じゃないみたいですわ」
「すみれ気をつけろ来るぞ」
「マリアどうするの?」
「とりあえずこれ以上被害が出ないように戦いましょう、隊長の連絡では、直哉司令とさくらが、並行世界の人たちと一緒に、この元凶を、叩く為出撃したらしいから」
「直哉お兄ちゃん、さくら気をつけて」
「行ったで、大神はん」
「おう、狼虎滅却・快刀乱麻」
「やったな大神はん」
「ああ、だが紅蘭。まだ終わりそうに無いな」
「直哉司令、さくら君頼んだぞ」
それぞれの隊員達は、紫藤直哉と真宮寺さくらを、信頼していた。
「来たか、真宮寺姉弟、とこの世界の帝国華撃団」
「さあ覚悟は出来たな、殺してやるぞ
「行くわよ前鬼」
「おう」
「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」
「鬼神ZENKIここに現臨」
「うわあ前鬼君が大きくなったよ、直哉君」
「落ち着いてね。さくらちゃん」
「「超鬼神力、ヴァジュラマハル、サムスカーラ」」
「五大招来」
ラジャス超鬼神ZENKIここに現臨」
「きゃあああ。前鬼君が、変身来たーこれで勝ったわ」
(なんか今回さくらちゃんが崩壊してる気がする)
そして、ついに悪霊憑依獣との最終決戦が始まろうとしていた。
「直哉さん一つ聞きたいんですけど、憑依獣て、何ですか?
「簡単に言うと、異世界からの侵略者だね」
「「「「「「「えええーーー異世界からの侵略者ーーー」」」」」」」
佐谷直哉達は驚いていた。
「よく未知の敵に勝てたな」
「カンナがそう言う。
「まあ、真宮寺直哉君達の協力のお陰さ」
「そうか・・あたいも戦って見たいぜ」