突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

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潜入作戦1

支配人室・・・

 

「すみれ君、カンナすまないが俺とある任務について来てくれないか」

 

「どういう事ですの?司令」

 

「実は、米田元司令が、黒乃巣会に捕まったんだ」

 

「「えええーーーー」」

 

「マジカーー」

 

「本当なんですの?」

 

「ああ、それで隊長と君達が指名されている」

 

「でも直哉さんは・・・」

 

「そうだぜ、直哉は米田のおっちゃんに、嫌われていてなおかつ、直哉に救出作戦なんて、無理だろ?」

 

「ああ、だから俺が行くんだ。君たち二人とね」

 

「場所は深川だ、二人とも、準備が出来次第ロビーに来てくれ」

 

「「了解」」

 

 

「この件は俺たち以外には、あやめさんしか知らない」

 

「くれぐれも直哉君に知られるのは、拙いからな」

 

「わかってますわ、これ以上直哉さんに、米田さん関連で負担をかけさせるわけには、いけませんからね」

 

 

「そうだな、直哉には、人を信頼する事を、漸く出来るようになったしな」

 

そして大神達は、それぞれが任務の為の準備の為に部屋に戻った。

 

そのころ直哉は・・・

 

「やっぱりすみれさんたちは、僕より大神さんを信頼してるのかな?」

 

直哉は、少し悩んでいた。

 

「直哉君遊びに行こう」

 

「うわあ、さくらお姉さん.やめてーー目が回る」

 

さくらは、直哉を抱きかかえ自身の体を回転ゴマのように、回り始めた。

 

暫くして・・・

 

「どうだった?直哉君。すっきりした?」

 

「さくらお姉さん、何故こんなことをしたの?」

 

「だって直哉君ここ最近、直哉君の笑顔を見てないし」

 

「それはそうですよ、僕隊長ですよ、さくらさん達の命を戦場で預かる身になったんですよ、僕は」

 

「しっかりしないといけないんですよ」

 

「・・・そんなの直哉君らしくないよ」

 

「え、どういうことですか?」

 

「ねえ、直哉君貴方忘れてる?」

 

さくらは直哉に質問した。

 

「?どういう意味です。さくらお姉さん」

 

「直哉君貴方は、元々軍人じゃないのよ、大神さんみたいにね」

 

!!

 

「だから直哉君は、無理に軍人にならないでいいの、貴方は、貴方らしくね」

 

「さくらお姉さん。ありがとう」

 

「そうその顔だよ私達が見たい顔は」

 

その頃大神達は・・・

 

 

もう少しで目的地の深川に着く所だった。

 

 

直哉とさくらは・・・

 

急遽二人で、出かける事なり、上野公園に向かっていた。

 

「さくらお姉さん、上野公園に着くまででいいから、僕が東京に来る前の帝国華撃団と、黒乃巣会の戦いのことを、教えて」

 

「ええ、いいわよ直哉君」

 

「それじゃあ、私がこっちに来た頃から言うよ」

 

 

そして、さくらの話が始まった。

 

 

 


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