突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

30 / 132
潜入作戦2

暫くして・・・

 

「どうだった?直哉君。すっきりした?」

 

「さくらお姉さん、何故こんなことをしたの?」

 

「だって直哉君ここ最近、直哉君の笑顔を見てないし」

 

「それはそうですよ、僕隊長ですよ、さくらさん達の命を戦場で預かる身になったんですよ、僕は」

 

「しっかりしないといけないんですよ」

 

「・・・そんなの直哉君らしくないよ」

 

「え、どういうことですか?」

 

「ねえ、直哉君貴方忘れてる?」

 

さくらは直哉に質問した。

 

「?どういう意味です。さくらお姉さん」

 

「直哉君貴方は、元々軍人じゃないのよ、大神さんみたいにね」

 

!!

 

「だから直哉君は、無理に軍人にならないでいいの、貴方は、貴方らしくね」

 

「さくらお姉さん。ありがとう」

 

「そうその顔だよ私達が見たい顔は」

 

その頃大神達は・・・

 

 

もう少しで目的地の深川に着く所だった。

 

 

直哉とさくらは・・・

 

急遽二人で、出かける事なり、上野公園に向かっていた。

 

「さくらお姉さん、上野公園に着くまででいいから、僕が東京に来る前の帝国華撃団と、黒乃巣会の戦いのことを、教えて」

 

「ええ、いいわよ直哉君」

 

「それじゃあ、私がこっちに来た頃から言うよ」

 

 

そして、さくらの話が始まった。

 

 

「私はね、帝国華撃団に入ったのは、お父様の意思を継ぎたかったの」

 

「さくらさんのお父さんの意思をですか?」

 

「私はお父様が大好きで、仕方がなかったの、そんなある日お父様が死んだの」

 

「え、どうしてそんな事になったんですか?」

 

「それはね、直哉君。その当時帝都東京に、強大な魔が現れ、お父様はその魔を封印する為、破邪の血の力を使い、魔を封印に成功したけど、お父様はその時に亡くなったの」

 

 

「そんな事が・・・」

 

直哉はさくらの話を聞いて、驚いていた。

 

 

その頃大神達は・・・

 

 

「さあ、目的地の廃屋に着いたぞ、二人とも」

 

「ああ、腕が鳴るぜ」

 

「しかし、司令本当にここで良いんですの?」

 

「ああここで、間違いは無いはずだ」

 

 

三人は、廃屋の中に入った。

 

廃屋の中・・・

 

廃屋の中に入った三人は廃屋の中で、奇妙な事をしてる黒乃巣会の魔装機兵脇侍を見つけた。

 

「司令、あれは何をしているのでしょう?」

 

「わからんもう少し、様子を見てみよう」

 

「「了解」」

 

その後大神達は一度脇侍を見失った後、すみれと、カンナは些細な事で、喧嘩を始めてしまい、単独行動を始めてしまった。

 

司令になってもまだ大神の苦労は終わらない。

 

その頃直哉とさくらは、話しを続けながら上野公園を出て、深川方面に向かって、移動を始めていた。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。