「はっ天海様、やはりあの少年が、帝国華撃団に関与してました」
「・・・そうか・・・ミロクよ次の作戦奴を使え」
「奴を・・・ですか?」
「左様、さすれば今の奴らは、何も出来まいて」
「了解です。天海様。奴の忠誠心を試すのですね?」
「そうだ、ミロクお前の作戦は一時中断し奴をサポートしろ」
その頃別室では・・・
「起きろ・・・お前の出番が来たぞ」
「・・・」
「今からお前は、ミロクと行動し作戦を成功せよ」
「・・・」
叉丹に言われた者は、部屋を出て行った。
大帝国劇場では・・・
その日さくらと直哉は、明後日に迫る夏季公演に備える為、大道具部屋の掃除をしていた。
「直哉くんそちらは終わった?」
「うん、終わったよ。さくらお姉さん」
「フーこんな感じで、いいかしら?」
「ごめんね直哉君。急に手伝って」
「さくらお姉さん。気にしないで僕なんてお姉さんに迷惑かけてるし」
「そんな事無いわよ直哉君」
そんな話をしながらの掃除は終わり、さくらは夏季公演の舞台練習をするために舞台に向かった。そして直哉は、いつもの様に、モギリの準備をしていると、直哉は意外な人物を見つけた。
「あ、あれは、まさか・・・薫お姉ちゃん?」
そう言って直哉は、姉らしき人物の後を追いかけていた。
街中・・・
「はあ、はあ、確かこっちに、来たはずなのに誰もいない」
直哉は街中から離れた森の奥に建てられている神社の境内にやって来た。
その頃大帝国劇場では・・・
さくらとアイリスが舞台練習を終え、直哉の居るはずのロビーに行くが、そこにはあるはずの、直哉の姿が無かった。
「あれ、さくら直哉君が居ないよ」
「あら、変ねいつもならまだここで仕事しているはずなのに」
「アイリスまだ直哉君は、ほかの場所に居るかもしれないから、別れて探しましょう」
「うんそうだねさくら」
アイリスとさくらが、別れ直哉を探して30分後・・・
さくらとアイリスが直哉を探していることを知った、他の仲間達も、一緒に、直哉を探しに、街中を探し始めていた。
その頃直哉は・・・
何故か、神社から抜けれなくなっていた。
「これはどういう事?神社から他の場所に行けないなんて」
「ま、まさかこれは、黒乃巣会の罠?もしそうなら、何とかして、さくらお姉さん達に、居場所を伝えないと・・・」
!!
「あ、あ、あ、薫お姉ちゃん」
直哉がここから脱出する方法を考えていると、直哉の前に現れたのは、死んだ筈の直哉の姉だった、薫だった。
「・・・久しぶりなおや」